696 / 2,304
お口も敏感
しおりを挟む
素直に俺の指を二本咥えた歌見は他の彼氏達に比べると小さな黒目で俺を見上げた。目そのものが小さい訳ではない、軽度の三白眼なのだ。
「んっ……んっ……」
何も言っていないのに歌見は俺の指をちゅうちゅうと吸う。
「パイセン、吸ってくださるのは嬉しいのですがフェラのお勉強ですから、吸うのは後にしてくだされ」
「ん…………ぁにふるんだ?」
何するんだ、と言ったのかな? 咥えたまま喋られると歯が当たってくすぐったいな。
「口を大きく開けまして~」
「ぁー……」
「まずは舌にご挨拶」
歌見の舌をつまみ、引っ張り、捏ねる。ぬるぬると滑って指の隙間から抜けそうになるのが面白い。なかなか弾力がある、後で甘噛みさせてもらおう。
「パイセンからもわたくしの指にご挨拶してくだされ」
「……どうふるんぁ?」
「ご挨拶ですからパイセンの自由ですぞ」
歌見は少し考えた後、俺の中指に舌を絡みつけた。かと思えば人差し指を根元から先端までじっくりとねぶり、二本とも咥えて吸い、指先をちろちろと舐めた。
「舌器用ですな、パイセンきっとフェラお上手ですぞ」
「んん…………ぷはっ、あんまり嬉しくないな……挨拶、もう終わりでいいか?」
「ですな。ではではお次は、嘔吐かないように慣れる練習でそ! 喉ごっちゅんは苦しいのであんまりしないよう角度に気を付けますが、何分太くて長いので喉奥ごりっとやっちゃうんですよな」
「……全部咥えなくてもいいだろ? 根元の方は手でやれば……それで」
「もちろん構いませんが、喉も慣れれば気持ちいいと語る彼氏も居まっそ。パイセンはモロ感ですのできっともっと気持ちよくなれるかと」
「俺は……別に、そんな、気持ちよくなりたい訳じゃない……」
と言ったが、口の前で指を揺らすと歌見はすぐに口を開いた。舌を撫でて改めて指に唾液を絡め、その唾液を塗り込むように頬の内側を撫でる。
「ぅ……ぁっ?」
右足の甲で歌見の股間をぐっと押す。嫌がらなかったので、上顎を指で撫でてみる。
「ん、んぅ……ぅえっ」
上顎の硬い部分をすりすりと撫でながら少しずつ奥へと進み、柔らかい部分をふにっと押した瞬間軽く嘔吐いた。
「大丈夫ですかな?」
「んぅ……ぁい、ょぶ」
指を甘噛みしての返事はおそらく「大丈夫」だろう。俺は暇を持て余していた左手で歌見の胸に触れた。
「……っ、ん……ぅ、えっ……ぉえっ、んっ、ふゔっ……ぅ、えっ……」
指を根元まで咥えさせ、嘔吐きながらもそれに耐えている彼の喉奥を擽る。同時に足の甲で股間をぐりぐりと刺激し、左手ではぷくっと膨れた乳輪をつまむ。
「ぉえっ……んっ、ぅうっ? ふっ、ぅ、ん、くぅっ……ぅ、あ? ぁ、ふっ……み、ひゅ……ひぃっ」
「はーい、今はパイセンだけのみひゅひですよ~」
三点責めを続けてしばらく、歌見の瞳がまた蕩け始めた頃、嗚咽と快感から漏れる声に戸惑いが混じった。
「は、ぅっ……んぅっ、みひゅきっ、みちゅ、き……も、いっ……もぉっ、いい」
溢れた唾液が歌見自身の喉まで垂れる頃、彼は首を横に振りながら俺の指を吐き出した。手のひらを顔の前に広げたので胸と股間から手足を離し、歌見が呼吸を整えるのを待つ。
「……大丈夫ですかな? パイセン。お水持ってきます?」
「いや、いや……あのな、水月……ちょっと確認なんだが」
「はい」
「……喉気持ちいいって言ったの……誰、だ?」
「へっ? えーっと……レイと、カンナ……後、リュウ……だったかな? 他はほぼしゃぶってませんし……」
「日常生活に支障出ないかこれ……! の、喉っ、めちゃくちゃ…………なぁ、大丈夫なのかそいつら、飯食えてるのか?」
やはり歌見は都市伝説級のモロ感、全身敏感過ぎるのだ。ちょっと他の性感帯を同時に弄ってやっただけで簡単に喉も性感帯として目覚めさせて、その感度も高く、食事を喉に通すことすら怖くなっているらしい。
(モロ感やべぇ……リュウどのは確か言及したら喉ちょっと気にして食事スピード落ちたことがあったような気がしまそ。でも大したことなさそうで……いやでもパイセン本当に敏感ですからなぁ)
歌見ほど感度の高い彼氏は他に居ない。喉の感度を高め過ぎて食事を取れなくなったなんて話は聞いたことがない。経験も知識も歌見からの疑問に答えることは出来ない。しかし──
「大丈夫でそ! しばらくあるぅおてぃんてぃんと一瞬のごっくんは全然別物でそ!」
──歌見が喉イキするところがみたいし、フェラは絶対にして欲しいし、食事の度に顔を赤くしたり喘いだりする歌見は見たい。
「そ、そうか……よかった。じゃあ、その……なんだ、するか。止めて悪かったな」
心底安堵した様子の歌見には適当に返事をした罪悪感を刺激されたが、好奇心と性欲がそれらをすぐに覆い隠した。だって男の子だもん。
「ではパイセン、どうぞ」
「……どうぞ、とは?」
「好きな人に脱がされたい願望はわたくしにもあるのでそ」
きゃ、と頬に両手を当てて照れたフリ。歌見は呆れたように笑いながら俺のベルトに手をかけた。俺は足を大きく開き、眼下で揺れるアッシュグレーの髪を眺めた。
「座ったままじゃ脱がせないんだが……」
「ファスナー下ろせばギリ出せまそ」
「挟んでも知らないぞ」
ファスナーを限界まで下ろし、下着も下ろしてもらう。ぶるんっと飛び出した陰茎は先走りの汁を歌見の顔に飛ばした。
「…………顎外れないか?」
「カンナたそでも咥えられてるんで大丈夫でそ」
「あー……あの子口小さそうだもんな。いや、いやいやいや……デカい、口にもケツにも入らんぞこんなもん」
そう言いながら歌見は俺の陰茎を握り、物珍しそうにジロジロと眺めては口を近付け、躊躇って目を逸らした。
「……生殺しはやめて欲しいのですが」
可愛い仕草をいつまでも眺めていたかったのだが、先走りの汁が溢れて止まらず、射精欲に勝てず、ねだった。
「んっ……んっ……」
何も言っていないのに歌見は俺の指をちゅうちゅうと吸う。
「パイセン、吸ってくださるのは嬉しいのですがフェラのお勉強ですから、吸うのは後にしてくだされ」
「ん…………ぁにふるんだ?」
何するんだ、と言ったのかな? 咥えたまま喋られると歯が当たってくすぐったいな。
「口を大きく開けまして~」
「ぁー……」
「まずは舌にご挨拶」
歌見の舌をつまみ、引っ張り、捏ねる。ぬるぬると滑って指の隙間から抜けそうになるのが面白い。なかなか弾力がある、後で甘噛みさせてもらおう。
「パイセンからもわたくしの指にご挨拶してくだされ」
「……どうふるんぁ?」
「ご挨拶ですからパイセンの自由ですぞ」
歌見は少し考えた後、俺の中指に舌を絡みつけた。かと思えば人差し指を根元から先端までじっくりとねぶり、二本とも咥えて吸い、指先をちろちろと舐めた。
「舌器用ですな、パイセンきっとフェラお上手ですぞ」
「んん…………ぷはっ、あんまり嬉しくないな……挨拶、もう終わりでいいか?」
「ですな。ではではお次は、嘔吐かないように慣れる練習でそ! 喉ごっちゅんは苦しいのであんまりしないよう角度に気を付けますが、何分太くて長いので喉奥ごりっとやっちゃうんですよな」
「……全部咥えなくてもいいだろ? 根元の方は手でやれば……それで」
「もちろん構いませんが、喉も慣れれば気持ちいいと語る彼氏も居まっそ。パイセンはモロ感ですのできっともっと気持ちよくなれるかと」
「俺は……別に、そんな、気持ちよくなりたい訳じゃない……」
と言ったが、口の前で指を揺らすと歌見はすぐに口を開いた。舌を撫でて改めて指に唾液を絡め、その唾液を塗り込むように頬の内側を撫でる。
「ぅ……ぁっ?」
右足の甲で歌見の股間をぐっと押す。嫌がらなかったので、上顎を指で撫でてみる。
「ん、んぅ……ぅえっ」
上顎の硬い部分をすりすりと撫でながら少しずつ奥へと進み、柔らかい部分をふにっと押した瞬間軽く嘔吐いた。
「大丈夫ですかな?」
「んぅ……ぁい、ょぶ」
指を甘噛みしての返事はおそらく「大丈夫」だろう。俺は暇を持て余していた左手で歌見の胸に触れた。
「……っ、ん……ぅ、えっ……ぉえっ、んっ、ふゔっ……ぅ、えっ……」
指を根元まで咥えさせ、嘔吐きながらもそれに耐えている彼の喉奥を擽る。同時に足の甲で股間をぐりぐりと刺激し、左手ではぷくっと膨れた乳輪をつまむ。
「ぉえっ……んっ、ぅうっ? ふっ、ぅ、ん、くぅっ……ぅ、あ? ぁ、ふっ……み、ひゅ……ひぃっ」
「はーい、今はパイセンだけのみひゅひですよ~」
三点責めを続けてしばらく、歌見の瞳がまた蕩け始めた頃、嗚咽と快感から漏れる声に戸惑いが混じった。
「は、ぅっ……んぅっ、みひゅきっ、みちゅ、き……も、いっ……もぉっ、いい」
溢れた唾液が歌見自身の喉まで垂れる頃、彼は首を横に振りながら俺の指を吐き出した。手のひらを顔の前に広げたので胸と股間から手足を離し、歌見が呼吸を整えるのを待つ。
「……大丈夫ですかな? パイセン。お水持ってきます?」
「いや、いや……あのな、水月……ちょっと確認なんだが」
「はい」
「……喉気持ちいいって言ったの……誰、だ?」
「へっ? えーっと……レイと、カンナ……後、リュウ……だったかな? 他はほぼしゃぶってませんし……」
「日常生活に支障出ないかこれ……! の、喉っ、めちゃくちゃ…………なぁ、大丈夫なのかそいつら、飯食えてるのか?」
やはり歌見は都市伝説級のモロ感、全身敏感過ぎるのだ。ちょっと他の性感帯を同時に弄ってやっただけで簡単に喉も性感帯として目覚めさせて、その感度も高く、食事を喉に通すことすら怖くなっているらしい。
(モロ感やべぇ……リュウどのは確か言及したら喉ちょっと気にして食事スピード落ちたことがあったような気がしまそ。でも大したことなさそうで……いやでもパイセン本当に敏感ですからなぁ)
歌見ほど感度の高い彼氏は他に居ない。喉の感度を高め過ぎて食事を取れなくなったなんて話は聞いたことがない。経験も知識も歌見からの疑問に答えることは出来ない。しかし──
「大丈夫でそ! しばらくあるぅおてぃんてぃんと一瞬のごっくんは全然別物でそ!」
──歌見が喉イキするところがみたいし、フェラは絶対にして欲しいし、食事の度に顔を赤くしたり喘いだりする歌見は見たい。
「そ、そうか……よかった。じゃあ、その……なんだ、するか。止めて悪かったな」
心底安堵した様子の歌見には適当に返事をした罪悪感を刺激されたが、好奇心と性欲がそれらをすぐに覆い隠した。だって男の子だもん。
「ではパイセン、どうぞ」
「……どうぞ、とは?」
「好きな人に脱がされたい願望はわたくしにもあるのでそ」
きゃ、と頬に両手を当てて照れたフリ。歌見は呆れたように笑いながら俺のベルトに手をかけた。俺は足を大きく開き、眼下で揺れるアッシュグレーの髪を眺めた。
「座ったままじゃ脱がせないんだが……」
「ファスナー下ろせばギリ出せまそ」
「挟んでも知らないぞ」
ファスナーを限界まで下ろし、下着も下ろしてもらう。ぶるんっと飛び出した陰茎は先走りの汁を歌見の顔に飛ばした。
「…………顎外れないか?」
「カンナたそでも咥えられてるんで大丈夫でそ」
「あー……あの子口小さそうだもんな。いや、いやいやいや……デカい、口にもケツにも入らんぞこんなもん」
そう言いながら歌見は俺の陰茎を握り、物珍しそうにジロジロと眺めては口を近付け、躊躇って目を逸らした。
「……生殺しはやめて欲しいのですが」
可愛い仕草をいつまでも眺めていたかったのだが、先走りの汁が溢れて止まらず、射精欲に勝てず、ねだった。
11
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
溺愛の加速が尋常じゃない!?~味方作りに全振りしたら兄たちに溺愛されました~
液体猫(299)
BL
毎日AM2時10分投稿
【《血の繋がりは"絶対"ではない。》この言葉を胸に、末っ子クリスは過保護な兄たちに溺愛されながら、大好きな四男と幸せに暮らす】
アルバディア王国の第五皇子クリスが目を覚ましたとき、九年前へと戻っていた。
巻き戻す前の世界とは異なるけれど同じ場所で、クリスは生き残るために知恵を振り絞る。
かわいい末っ子が過剰なまでにかわいがられて溺愛されていく──
やり直しもほどほどに。罪を着せた者への復讐はついで。そんな軽い気持ちで始まった新たな人生はコミカル&シリアス。だけどほのぼのとしたハッピーエンド確定物語。
主人公は後に18歳へと成長します(*・ω・)*_ _)ペコリ
⚠️濡れ場のサブタイトルに*のマークがついてます。冒頭のみ重い展開あり。それ以降はコミカルでほのぼの✌
⚠️本格的な塗れ場シーンは三章(18歳になって)からとなります。
⚠️若干の謎解き要素を含んでいますが、オマケ程度です!
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 1000 Thank_You!!
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる