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醜い傷跡も勲章となる
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校門のすぐ傍で謎の刺青男に絡まれ、シュカが暴行を受けてしまった。リュウが教師を呼んできて男は逃げ出し、俺達は学校に舞い戻った。
「──なるほど。身に覚えは全くないんだな?」
「はい……」
シュカは保健室で治療を、俺は指導室で事情聴取もどきのものを受けていた。
「鳴雷は相手を知らないのに、鳴雷の似顔絵を持って、鳴雷を探していた……と。しかもヤ……いや、生徒の前で人を見た目で判断することは言えないな。うーん……そこのお嬢さんに一目惚れされて下っ端が連れてこようとしてるとか?」
前にもそんなことを聞いたな、似たような予想をしていたのはセイカだっけ?
「弟が世話になったとか言ってたんですけど、俺知らない人の世話した覚えないんですよね。俺結構人見知りするので知り合いとしか話せないんですよ」
「人見知り? その顔で? あっ、いや、悪い」
「……いえ」
「他の先生に警察に連絡してもらったから、しばらくは学校近辺を巡回してくれると思う。何かあったり思い出すことがあったら先生か警察の人に言うんだぞ」
「ありがとうございます、すいません迷惑かけて」
流石は御曹司御用達の十二薔薇高校、中学の頃のイジメ見て見ぬふりことなかれ主義やる気ゼロ教師とは違う。
「さて、あの男の情報を共有するために見た目の特徴なんかを上げていこうか。天正達にも聞かないとな」
「……まだ結構時間かかる感じですか? バイト先に連絡していいですか?」
「バイトしてたのか。いいぞ、校内での使用は原則禁止だから外から見えない位置でかけてくれ」
廊下側の窓からも外に面する窓からも見えない位置に立ち、本屋に電話をかけた。学校に拘束される時間が不安定な学生を雇用しているという覚悟ゆえか、店長の性格なのか、彼女は遅刻にはあまり厳しくない。
「……はい、はい、すいません……ありがとうございます。はい、はーい……失礼します、はい」
電話を切り、スマホの電源も切るフリをして、スリープモードのままポケットに戻した。教師と共に保健室に向かい、ぶすっとしているシュカと半泣きのカンナ、今は何を考えているのかよく分からないリュウと再会した。
「シュカ! シュカ、大丈夫か? あぁあ顔になんか貼ってるぅう怪我したんだぁあぁやだぁぁシュカぁあ……」
ベッドに腰掛けているシュカの頬にはガーゼが、唇の端には小さな絆創膏が貼られている。不良映画で見るような痛々しい姿に俺は情けなく泣き喚いた。
「……うるさいですよ。水月は怪我ありませんか?」
「無傷ぅ……ごめんなシュカぁ、激しいわ速いわでどのタイミングで割り込めばいいのか分かんなくてさぁ、昔から大縄跳びとかでクラスメイトにため息つかれるタイプなんだよ俺……」
「水月に怪我がないならそれでいいんです」
シュカの表情が少し柔らかくなった。俺は溢れる涙と感情に任せて彼を抱き締めた。
「……守れてよかった」
抱き返しながらシュカは小さな声でそう呟いた。
「市の不審者情報で共有してもらうから覚えてることを言ってくれ。まず、身長だな。どのくらいだった?」
「お、き……かった」
「私よりも高かったと思います」
「水月よりも高かったんちゃう?」
教師は俺の身長を聞いた後、メモを取った。
「服装は?」
黒のタンクトップにデニム、四人とも意見が一致した。
「そんなことよりもんもんすごかったで」
「見事でしたね、その筋の人でしょうか」
「……もんもんって何?」
「もんもんは……もんもんやがな」
リュウは怪訝な顔をしている。シュカに視線を移すと彼はフッと微笑んでから教えてくれた。
「刺青のことですよ」
「……これ関西弁ちゃうやんな?」
「水月が無知なだけですよ。あなた最近よくそれ聞きますね」
「自分らが何言うてるか分からん言うからやんけ! 俺そない変なこと言うてへんのに」
「も、た……ぷーる、なんて……知ら、な、もん」
「モータープール言わんやなんて嘘やぁ! せやけどまぁ……よぉ考えたらモータープールて何やねんてなるなぁ、なんでモータープール言うんやろ」
男の情報を聞きたそうにしている教師に俺は彼がピアスを付けていたことや、黒髪だったが前髪に白いメッシュが二本入っていたことなどを教えた。
「自分かてなぁ深夜にゴミ出しして怒られよったり肉まんにカラシ付けろて店員にクレーム入れて変な顔されたりしとったらしいやんけ!」
「東京がおかしいんですよ! 夜が一番混まないんだからゴミ回収は深夜がベストなんです。肉まんには酢醤油とカラシ必須でしょう、なかったらさっぱりし過ぎじゃないですか!」
喧嘩になってきたな、そろそろ止めようか、いや、オロオロしているカンナが可愛いからもう少し待つか。
「……鳴雷、仲裁出来るか?」
「あっはい」
いつものように二人の喧嘩を仲裁し、リュウには額を指で弾く特別サービスもくれてやった。
「多少の喧嘩はいいけど、故郷のディスり合いはやめろよ?」
「ディスってはないです」
「上京しといて田舎の常識引きずっとるんをどないかせぇ言うとるだけや。コンビニの店員さん困っとんねん」
「クレーム入れたのは一回だけですよ、カラシないんですかって聞いただけでクレームでもないですし! つーか博多は田舎じゃねぇしんなこと言うならお国言葉引きずっとるきさんの方はどうなってんだよぁあ!?」
「東京に比べたらどこも田舎や! 方言の話すんのやったら自分かてこないだしぐにゴミ渡してほかせ言うて首傾げられとったやんけ!」
「喧嘩するなってば! ったく……」
地域性の違いや伝わらない方言は笑い話の種だと思っていたが、彼氏達を見ていると争いの種のような気がしてくる。
「……まぁ、口喧嘩出来るだけの元気があってよかったよ」
「舐めないでください、あれくらいなんてことありません。少し前まではあの程度日常茶飯事だったんですから」
「そっか……こっちに来てくれてよかったよ。俺はシュカに痛い目に遭って欲しくない」
「…………ふん」
人前だからかシュカは顔を背けてツンとした態度を崩さないが、その顔は耳まで赤い。また今度二人きりになった時に改めて同じことを話せば抱きついたり擦り寄ったりしてくれるだろう、積極的に機会を狙っていかなければな。
「──なるほど。身に覚えは全くないんだな?」
「はい……」
シュカは保健室で治療を、俺は指導室で事情聴取もどきのものを受けていた。
「鳴雷は相手を知らないのに、鳴雷の似顔絵を持って、鳴雷を探していた……と。しかもヤ……いや、生徒の前で人を見た目で判断することは言えないな。うーん……そこのお嬢さんに一目惚れされて下っ端が連れてこようとしてるとか?」
前にもそんなことを聞いたな、似たような予想をしていたのはセイカだっけ?
「弟が世話になったとか言ってたんですけど、俺知らない人の世話した覚えないんですよね。俺結構人見知りするので知り合いとしか話せないんですよ」
「人見知り? その顔で? あっ、いや、悪い」
「……いえ」
「他の先生に警察に連絡してもらったから、しばらくは学校近辺を巡回してくれると思う。何かあったり思い出すことがあったら先生か警察の人に言うんだぞ」
「ありがとうございます、すいません迷惑かけて」
流石は御曹司御用達の十二薔薇高校、中学の頃のイジメ見て見ぬふりことなかれ主義やる気ゼロ教師とは違う。
「さて、あの男の情報を共有するために見た目の特徴なんかを上げていこうか。天正達にも聞かないとな」
「……まだ結構時間かかる感じですか? バイト先に連絡していいですか?」
「バイトしてたのか。いいぞ、校内での使用は原則禁止だから外から見えない位置でかけてくれ」
廊下側の窓からも外に面する窓からも見えない位置に立ち、本屋に電話をかけた。学校に拘束される時間が不安定な学生を雇用しているという覚悟ゆえか、店長の性格なのか、彼女は遅刻にはあまり厳しくない。
「……はい、はい、すいません……ありがとうございます。はい、はーい……失礼します、はい」
電話を切り、スマホの電源も切るフリをして、スリープモードのままポケットに戻した。教師と共に保健室に向かい、ぶすっとしているシュカと半泣きのカンナ、今は何を考えているのかよく分からないリュウと再会した。
「シュカ! シュカ、大丈夫か? あぁあ顔になんか貼ってるぅう怪我したんだぁあぁやだぁぁシュカぁあ……」
ベッドに腰掛けているシュカの頬にはガーゼが、唇の端には小さな絆創膏が貼られている。不良映画で見るような痛々しい姿に俺は情けなく泣き喚いた。
「……うるさいですよ。水月は怪我ありませんか?」
「無傷ぅ……ごめんなシュカぁ、激しいわ速いわでどのタイミングで割り込めばいいのか分かんなくてさぁ、昔から大縄跳びとかでクラスメイトにため息つかれるタイプなんだよ俺……」
「水月に怪我がないならそれでいいんです」
シュカの表情が少し柔らかくなった。俺は溢れる涙と感情に任せて彼を抱き締めた。
「……守れてよかった」
抱き返しながらシュカは小さな声でそう呟いた。
「市の不審者情報で共有してもらうから覚えてることを言ってくれ。まず、身長だな。どのくらいだった?」
「お、き……かった」
「私よりも高かったと思います」
「水月よりも高かったんちゃう?」
教師は俺の身長を聞いた後、メモを取った。
「服装は?」
黒のタンクトップにデニム、四人とも意見が一致した。
「そんなことよりもんもんすごかったで」
「見事でしたね、その筋の人でしょうか」
「……もんもんって何?」
「もんもんは……もんもんやがな」
リュウは怪訝な顔をしている。シュカに視線を移すと彼はフッと微笑んでから教えてくれた。
「刺青のことですよ」
「……これ関西弁ちゃうやんな?」
「水月が無知なだけですよ。あなた最近よくそれ聞きますね」
「自分らが何言うてるか分からん言うからやんけ! 俺そない変なこと言うてへんのに」
「も、た……ぷーる、なんて……知ら、な、もん」
「モータープール言わんやなんて嘘やぁ! せやけどまぁ……よぉ考えたらモータープールて何やねんてなるなぁ、なんでモータープール言うんやろ」
男の情報を聞きたそうにしている教師に俺は彼がピアスを付けていたことや、黒髪だったが前髪に白いメッシュが二本入っていたことなどを教えた。
「自分かてなぁ深夜にゴミ出しして怒られよったり肉まんにカラシ付けろて店員にクレーム入れて変な顔されたりしとったらしいやんけ!」
「東京がおかしいんですよ! 夜が一番混まないんだからゴミ回収は深夜がベストなんです。肉まんには酢醤油とカラシ必須でしょう、なかったらさっぱりし過ぎじゃないですか!」
喧嘩になってきたな、そろそろ止めようか、いや、オロオロしているカンナが可愛いからもう少し待つか。
「……鳴雷、仲裁出来るか?」
「あっはい」
いつものように二人の喧嘩を仲裁し、リュウには額を指で弾く特別サービスもくれてやった。
「多少の喧嘩はいいけど、故郷のディスり合いはやめろよ?」
「ディスってはないです」
「上京しといて田舎の常識引きずっとるんをどないかせぇ言うとるだけや。コンビニの店員さん困っとんねん」
「クレーム入れたのは一回だけですよ、カラシないんですかって聞いただけでクレームでもないですし! つーか博多は田舎じゃねぇしんなこと言うならお国言葉引きずっとるきさんの方はどうなってんだよぁあ!?」
「東京に比べたらどこも田舎や! 方言の話すんのやったら自分かてこないだしぐにゴミ渡してほかせ言うて首傾げられとったやんけ!」
「喧嘩するなってば! ったく……」
地域性の違いや伝わらない方言は笑い話の種だと思っていたが、彼氏達を見ていると争いの種のような気がしてくる。
「……まぁ、口喧嘩出来るだけの元気があってよかったよ」
「舐めないでください、あれくらいなんてことありません。少し前まではあの程度日常茶飯事だったんですから」
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