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あの子のスカートの中

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コスプレ用の薄っぺらいプリーツスカートはきっと光を透かし見ることくらいは出来るのだろう。けれど、アキの部屋の照明は薄暗く、俺はカンナの下着の方以外を向く気はない。

「ひっ、ぁ、ゃだっ……ゃ、んんんっ……!」

柔らかい尻肉を揉みしだきながら陰茎をはむはむと甘噛みする。まだ全て下着越し、布の味を感じながらの愛撫だ。

「スカートの中に潜り込みたいとまで思ったことはないが、布の下でもぞもぞ何かが動いてるのは結構エロいよな」

「え~、俺ホラーな感じ思っちゃう~。バケモノに産み付けられた卵が孵って的な~」

「想像の余地がある、それ即ち劣情を掻き立てると同義。服を着ていた方が裸よりもセクシーな場合がある……というのは分かるかい? それの延長線上にあると僕は思うな。水月くんはあの中で一体何をしているのか、時雨くんがあんなにも顔を赤くして甲高い声を上げているんだからさぞかし……ねぇ?」

「……っ!? や、だぁっ……! 見な、でよぉ……!」

「ちょっザメさんしぐが泣いちゃう! 水月の方見てよ」

「足しか見えないよ……」

嫌がっているような声が聞こえるが、カンナの陰茎はピンと勃ったままだ。先端からは先走りの汁が溢れて下着に染みている、俺はそれを下着越しにぢゅうぅっと吸ってやった。

「ひぁああっ……!? ぁんっ、んぅっ、んんん……!」

《……お前なんでゴム付けてんの》

《パンツ汚れるから。これ付けて、パンツとズボン履き直してっと……スェカーチカ、擦り付けていい?》

《えぇえ……紅葉にでも頼めよ》

声がこもった。カンナは自らの口を押さえたようだ、スカート越しに俺の頭に触っていた手の感触がなくなったからただ口を閉じているだけではないと分かった。

《スェカーチカがいい、今はちょっとちんこ擦って出すもん出したいだけで無駄に焦らされたりケツ弄られたりキスされたりされたくねぇんだよ、スェカーチカの肉の少ねぇ尻と言っていいのかも怪しい尻で擦りたいんだ!》

《好きにしろよちくしょうっ! ぅあっ、硬……デカいし……》

そろそろ布の味に飽きた。手も素肌の感触が欲しい。カンナの下着を引っ張り下ろすと、ぷるんっと飛び出した陰茎が口元にぺちっと当たった。

「はぁ……最高、肌触りよくなってくな、カンナ……」

真っ暗闇の中、湿った空気の中、極上の下半身を撫で回す。尻だけでなく太腿やふくらはぎ、脛や膝も愛撫してやった。吸い付くような肌に指が沈んでいくようだった。

「ん、んんっ、ん、ゃ、んぅっ……んんんっ」

押し殺しても漏れてしまう甘えた声が聞こえる。そろそろ快楽に歪む顔を見ながら喘ぎ声を聞きたい。いや、やっぱり射精させてからにしようかな。

「ひゃうっ……!?」

皮を剥いて剥き出しの亀頭に舌を這わせる。カンナの反応がよかったので、裏筋を舌で刺激しながら咥え込んで喉奥に亀頭を擦らせる。

「んっ、ぅうぅーっ……! ふっ、ぅ……んんんっ! ゃ、あっ……みぃくっ、出ちゃう、出ちゃうからぁっ、ゃ、ぁあっ、だめぇっ……!」

ゆっくりと頭を前後させつつちゅうちゅうと吸ってやるとカンナは口を手で押さえるのをやめて俺の頭をスカート腰に掴んだ。

「あ~……声すっごいカミア。すっごい変な感情」

性的な感情なしに推しているアイドルと同じ声で「出ちゃう」なんて喘がれたら、どんな気分になるのだろう? 俺には推測も出来ない。

「君はアイドルの小六くんが好きなんだったね。また会う機会があるだろうけど、どうするんだい? 水月くんと三人で……とか、受け入れてもらえそうかな?」

「俺カミアとそういうの望んでる訳じゃないから! アイドルとして好きなの!」

「じゃあ小六くんから言ってきても断るのかい?」

「……っ、それ、とっ……これとはっ、話がぁ……ちが、うっ!」

絞り出すような声は普段の艶やかに間延びした話し方からは想像も付かない、ハルとは思えない声だった。おっと、俺はカンナに集中しないとな。

「ゃ、あっ……あぁっ、出ちゃうっ、出ちゃ、ゃだっ、ぁ、あっ……! ぁあっ……!」

ぴゅるるっと少量の精液が吹き出す。その勢いのまま喉の奥へと滑り落ちていく精液をもったいなく思いつつ、舌の上に留まってくれた分をありがたく味わう。

「……っ、はぁ……はぁ…………みぃ、くん。も……出て、きて……顔、見たい……」

カンナは荒い呼吸を無理に抑えながら遠慮がちにスカートをめくっていく。俺もそろそろカンナの顔が見たかったのでスカートの中から出ると、顔が真っ赤になっていると林檎のように赤い頬をしたカンナに知らされた。

「……かーと、中……暑…………?」

「そうだな、スカートの中はそこそこ暑かった。まぁでも顔が赤いのは興奮してるからだよ。カンナ、ほら、次は俺がイきたいな……カンナの中でがいいんだけど」

「ぅ、ん……ぼくの、なかで……ぇへへ」

「おいで」

中出し宣言をされたと気付いているのかいないのか、嬉しそうに笑うカンナに手招きをする。

「こっち向いて座りな」

「こ、う……?」

カンナは胡座をかいている俺と対面に、俺の胴を足で挟んで腰を下ろす。

「そ。せっかくお互いの好きな服着てるんだし、対面座位で見ながらしたいなーって思ってさ。ま、ひとまずは慣らしが要るな」

カンナの腰を左腕て抱き、右手の指にたっぷりとローションを絡める。処女のように緊張しているカンナに呼吸を教えるため深呼吸を意識しつつ、スカートの下に手を潜らせて尻肉をかき分け後孔に指を入れた。

「ひぁあぅっ! ぅ、うぅっ……」

ローションのおかげもあって指はつぷんっと抵抗なくカンナの中に入った。軽く揺するだけでカンナは甲高い声を上げる。

「まさに打てば響く、いや、もはや一打で大音響とでも言うべきかな。可愛いよカンナ」

まだ前立腺にも触れていないのに震えてしまっているカンナの顔を真正面から眺められる。これだから対面座位が好きだ。
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