冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

蠱惑的な肌

もちもちとした触り心地の尻を中指以外の指と手のひらで楽しみつつ、熱い吐息を顔に浴び、中指を揺らす。ヒクヒクと震える温かい腸壁が指に吸い付いている、その締め付けはまるで奥へと誘っているようで胸がときめく。

「俺の首に掴まってた方がいいと思うけど、どうする？　まぁ仰け反っちゃっても俺が支えるから、俺のことぺたぺた触ってくれててもいいぞ」

赤い顔をしたまま頷いたカンナは所在をなくしていた手で俺の顔を挟むように頬を撫でた。その手つきは恐る恐るのもので、産毛だけに触れるようなもので、くすぐったかった。

「…………カンナ？」

カンナはすぐに俺を撫でるのをやめて俺の首の後ろで手を組んだ。

「みぃくん、さ……る、より、みぃくん、に……さわ、れ……たい。みぃくん……し、て？　ぼく……みぃく、の……奥、欲し……」

「がわいずぎる……！　すぐほぐすからなカンナぁ！」

「ひゃんっ！　んっ、ぁ、んんんぅっ……！　んぁっ、ゃ、あっ、はげ、しっ……」

前立腺を狙いはせず、ほぐすことだけを目的にして中指で腸壁を押し、穴を拡げていく。ある程度拡がったら指を増やし、また腸壁を押すように撫でてほぐしていく。

「はぁ……可愛い、可愛いよカンナ」

メカクレヘアのカンナの目元は当然見えない。けれど喘ぐ口元だけで尋常ではなく扇情的だ。見つめているうちに辛抱たまらなくなって首筋に顔を押し付ける、噛み付くのも吸い付くのも我慢して頬擦りで留めた。

「カンナ……カンナ、肌すごくなめらかになってってるよな、触り心地どんどんよくなってる。カミアにもらったってヤツのおかげかな？」

カンナの腰に回している左腕にカンナの体重はあまりかかっていない、支えなくても大丈夫だろうと判断し、トップスの中に左手を入れて腰や背中を撫でた。

「とぅるんっとぅるんのお肌と、ここの……なんて言えばいいのかな、差が……すごく興奮するんだ」

「んっ、んん……へん、たいっ……」

滑らかな健康の肌と焼け溶けた跡が残る肌の触り心地の違いが俺の肉欲を煽る。痛々しい跡を見たくなってきた。でも、せっかくのセーラー服を脱がすのはもったいないし、打ち明け済みとはいえ火傷跡をみんなに晒すのは嫌がるだろう、今日は触るだけで我慢しよう。

《……秋風、ちょっと俺の腹とか背中とか触ってみてくれ》

《ズリネタ提供？》

《違ぇよ。その……俺の肌の、触り心地……？　ってヤツ、確かめて欲しくて》

《触り心地ぃ？　あ～……アンタ健康状態クソほど悪ぃな。病人の肌だわコレ、触り心地良くはねぇな》

《…………だよな。肌つるつるしてる方が、きっと鳴雷も……やっぱり、俺なんか》

温かく、ぬるぬるとして、きゅっと締め付けて奥へと誘う。指を入れているだけでも心地いいここに陰茎を挿入したら……想像しているうちに俺の陰茎は完全な臨戦態勢に入った。

「指増やすよ」

「ん……ひゃっ、うぅっ……！」

「三本入ったな、苦しくないか？」

「ぅん……だい、じょっ……んっ！　ぁっ、あぁ……！　んんっ、ゃ、う」

淑やかな喘ぎ声が愛おしい。三本の指をしばらくバラバラに動かし、それなりにほぐれてきたと見て指を抜く。

「んぁっ！　ぁ……みぃくん」

ぬぽんっと音を立てて抜けた指にはローションが絡んでおり、指同士を擦り合わせるとにちゅにちゅと粘着質な水音が鳴った。俺はそれを自らの陰茎に絡ませ、カンナの後孔の温度を移したような気分になった。

「カンナ、もういいか？」

「ん……きて、みぃくん」

「もう少し俺に引っ付いてくれ。いや、上半身はいい、下の方。そうそう……うん、ありがとう」

ぎゅっと手足を使って俺に抱きついてくれたカンナの尻肉を掴み、割れ目を開く。カンナの呼吸の乱れを指摘し、唇を重ねてリラックスを測る。

「んっ……ん、んん……んぅっ！？　んっ、んぁっ、あぁあっ……！」

穏やかに舌を絡め合いながらほぐれた後孔に陰茎を押し付け、カンナの腰をゆっくりと下ろさせた。カンナは途中で俺とのキスをやめて仰け反り、びくびくと足を震わせた。

「はっ、はぁっ……みぃ、くんっ……も、と……きてっ。いち、ば……奥まで」

結腸口の手前で止めていると、カンナはまた俺にもたれるように抱きついて最奥までの挿入をねだった。

「……っ、ん、んんっ！　ぉっ……！　うっ……ん、んん…………ふぅっ、ぅ、う……き、たぁ……奥っ、まで……」

ぐぽっ、と音を立てて結腸口を超えてもカンナは相変わらず他の彼氏に比べて静かに喘ぐ。

「ん、んっ……みぃくん、が……奥まで、きてる」

カンナは片手を俺に引っ掛けたまま、もう片方の手で自身の下腹を撫でた。圧迫はしなかったようでカンナの手つきが俺の陰茎に伝わることはなかったが、腹に手が触れている間だけ後孔の締まりが少しよくなった。

「ぞわ、ぞわ……するっ。みぃくん……うれ、しぃ。みぃくん……が、ある」

また両手が俺の首を抱く。

「動、て……？　ぼく、で……気持ち、よ……な、て」

「カンナっ……！　加減出来なくなっちゃうからそう煽るなよぉもぉっ」

「んぁっ！　あっ、めくれちゃっ……ぁあっ！？　んっ、んんぅゔ～っ……！」

カンナの尻を両手で鷲掴みにし、苦痛を与えないよう気を付けつつ身体をゆっくりと揺する。対面座位では相手の身体を支えるのに手を使うから乳首や陰茎などを同時に弄ることは出来ないし、長いストロークも不可能。互いの顔を見合っての密着による多幸感が足りない快感を補う。

「んっ！　ゔっ！　ぁあっ……！　みぃくんっ、なんか、くるっ……きちゃうぅっ！」

両手両足全て使って俺に抱きつき、絶頂を迎え、俺の陰茎を強く締め上げて震える。呼吸が落ち着くまでは止まってやろうとしたけれど、カンナ自身が腰を揺すって言葉なくねだった。俺の興奮は我慢の限界を突破した。