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自分の本心見当たらないまま
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助けなければよかった。気付かないままでいたかった。中学時代のことなんて忘れた顔をしていたかった。
「…………なる、かみ?」
包帯の奥から俺を呼ぶ声。当時の困惑と恐怖が蘇って吐きそうになりながら、俺は狭雲の顔を覗き込んだ。
「鳴雷……」
ガチャンっ、とベッドの柵が鳴った。狭雲が手を上げようとしたようだ。彼の手は手首から先はミトンのような布に包まれ、自らを傷付けられないようになっていた。
「お、俺のこと分かるのか? なんで……こんなに見た目変わったんだぞ!」
「鳴雷、は……痩せたら美人なタイプって、知ってたし……お前の、ママ上……そっくり」
狭雲が俺の母に会ったのは俺を虐め始める直前だ。虐めたことを覚えているのだろうか? 今日も俺と仲が良かった頃までの記憶しかないのだろうか? 後者だったら怒れない。
「……なし、方……変えたんだな。キモいの……面白くて、好きだったのに」
「…………そりゃこの顔であの中身だったらおかしいだろ」
「虐められてなさそうだな。鳴雷が高校で虐められてないか、気になってた」
怒鳴りたい。でも怖い。いや今なら勝てる。手足が片方ずつなくて、大怪我をしていて、拘束までされている狭雲になら殴り合いになっても勝てる。でも怖い。
「あっ、あの、さ……記憶混濁してるって聞いたんだけど。覚えてるのか? 中二の時とか、中三の時のこと」
「…………今なら、別に……抵抗できない。好きにしてくれ」
「……っ、覚えてるんだな!? 復讐しに来たって思ってるんだろ! そ、そうしたいのは山々だけどな、お生憎様! 俺はお前と違って優しいからお前みたいな怪我人殴れないんだよ!」
ちょっと大声で喋っただけなのに、もう息が切れた。
「そっか……だよな、優しいもんな、お前。優し過ぎると生きてけないんだぞ」
「…………なぁ、なんで……なんで俺のこと虐めたんだよ。なんで急にっ、私のこと嫌いに……! どうして裏切ったんですか、セイカ様ぁ……大好きだったのにっ!」
「うぬぼれ、てたから」
俺が調子に乗ってたのがムカついたという意味か? 優しく接して調子に乗らせたのは狭雲じゃないか。
「鳴雷は、可哀想だって……俺しか居ないって、思ってた。自惚れてた。ちがった。鳴雷……お前は、俺が居なくても平気だった」
狭雲が居なかったら入学当初から虐められていただけだ、数ヶ月遅らせてくれただけでも感謝すべきかもしれない。
「……だから、嫌になった。ぜんぶ……お前の顔見るのも、やだった。イライラして……分かんなかった」
「よく分かりませんよ……あの時の私はあなたが居なくても平気じゃありませんでしたし、平気だったからってなんで殴ることになるんですか、意味分かりませんよ」
「ぅ、ん……俺も、分かんない。鳴雷といると、楽しかったのに……お前だけが、セイカって呼んでくれて……俺に、笑ってくれて、嬉しかったのに…………なんであんなことしちゃったんだろうな、俺」
狭雲の言い分は理解出来ない。頭がよくて運動も出来て、美貌だってかなりのものな狭雲は人気者のはずだ。そんな彼が俺と過ごしていて楽しかったなんておかしい、哀れむのに飽きたから虐めたんじゃなかったのか? もう訳が分からない。
「…………ごめんな、鳴雷……お前の救世主に、なりたかったんだ……俺には、それだけだった。お前には俺だけのはずだったのにって勝手に思い込んで……八つ当たりしてたんだよ、ずっと。ごめん……ごめんなさい、出来損ないは俺だったのに……認めらんなかった」
「……………………狭雲が何を言ってるのかよく分からない」
「……そっか」
「で、でも……後悔してくれてるんだよなっ? 俺を虐めたこと……ぁ、あ、謝ってくれたっ……! だからっ、その、もういい、もういいよ、許す。どっちみち虐められてたんだし、数ヶ月でも楽しく過ごさせてくれてありがとう」
許す? ありがとう? これは俺の本心か? 許さないと言って殴りたいんじゃないのか? 分からない。自分のことなのに本音と建前の区別がつかない。
「…………あの、さ……なんで、その……自殺、しようとしてたんだ? 土曜日にさ、ほら、飛び降りただろ。あの時助けたの俺の弟なんだぞ、すごいだろ……はは、は……いや、その、マジでなんで?」
狭雲は頭と運動神経と顔がいい、完璧な人間だった。平気で暴力を振るうその異常な精神性以外は。死を選ぶ理由なんてないし、他者を虐げられる狭雲が自分の死を考えるなんて思えない。
「……事故で手足失ったからか? 悲観的になるなよっ、最近はいい義肢あるんだし、狭雲は頭も運動神経もいいんだから手足がちょっとなくなったくらいなんてことないって。きっとすぐ慣れるし、十分勝ち組人生送れるよ」
「何も、したくない。勝ち組って何……いい学校入って何するんだよ、興味ある分野なんてねぇよ……大金稼いだって使い道ねぇし…………死にたい。あの事故で、死にたかった。死ぬ気だったのに」
「え……何、まさか事故ってのも自殺未遂なのかよ」
「クラスメイトに言われてやったから……まぁ、半分正解かな」
「クラスメイト……? ちょ、ちょっと待ってくれ、初めから説明してくれ」
「えー……やだよ痛いのに……ふふ、嘘、いいよ……鳴雷と話すのすき……」
顔にも怪我をしているようだから話すのにも痛みが伴うのだろう。狭雲はゆっくりと、けれどもしっかりと話してくれた。
「高校に、同じ中学のヤツ何人か居て……俺がすっごい悪いヤツだって広めたから、クラスみんなで悪者退治したんだよ。まずは俺が昔したこと、そのまま俺にして……悪化させたり、色々……なんだっけ、えっと……頭痛い……」
「あ、記憶混濁してるんだよなっ? 今日は割とハッキリしてるレベルで……大丈夫、分かった! 分かったからもういいよ……俺を虐めたことバラされて虐められたんだろ」
「……違う。イジメじゃ、ない……悪者退治。イジメは悪いこと……だけど、俺は」
「お前が悪いことしてたって、そのクラスメイト共は関係ないヤツらだろっ! 俺がやったんならまだ復讐になるけど、多分、どうせ、バラしてイジメ主導したの俺を虐めてたグループのヤツらだろ? 狭雲みたいに後悔も反省もしてないっ、ほんとにイジメの楽しさにハマっただけのクズっ! そんなヤツら庇わなくていいよ……」
なんで俺は怒ってるんだ? 自業自得だって笑えばいいじゃないか。
「…………で、何だっけ。虐められて死にたくなってた訳? はは……俺は三年弱耐えたぞ、俺の勝ちだな」
「……そんなの、どうでもよかった。じごーじとくなんだし……別に、そんなに辛くもなかったと思う。高校入る前からずーっと早く死にたかったから……死ね死ね言われて、あぁそうだなって……気付いたら手足なくなってた」
「………………なんで死にたいんだよ」
「……生きてたくないから。生きてると痛いだけで、楽しいことないし……あ、お前と友達っぽくなれてた時は楽しかったかも…………ふふ、いい思い出……でもそれ、自分で……やっちゃったから、ほんとにもう……なんにもない」
なんでそんな俺が生きがいだったみたいに言うんだよ。何でも出来るはずだろ? 俺なんて初めから眼中になくて当然のスペックだったろ?
「……俺が狭雲にじゃなくて、狭雲が俺に依存してたって、おかしいだろ。おかしい……なんで何も楽しくないとか言うんだよ、友達はっ? 居ただろ、ほら、俺殴ってたヤツら!」
「すくーるカースト保つための、クソみたいな付き合い」
「え……あっ、ほら、可愛い女の子にもモテただろ?」
「それの何が楽しいの……女なんか、面白いこと言わないし、寄って来といて尽くさねぇと勝手に嫌って変な噂流すし……くそだよくそ」
狭雲の趣味は知らないし……そうだ、確か狭雲は父親が小さい頃に死んでいたはずだ。きっと母親に大切に可愛がられて育ったはずだ、塾にも行かせてもらっていたし高いブランド物の筆箱を持っていたから間違いない。
「あと、ほら……死にたいなんて言ったらお母さん悲しむぞ?」
ぶつぶつと対人関係の愚痴を言っていた狭雲がピタリと硬直し、濁った瞳で俺を睨んだ。
「…………なる、かみ?」
包帯の奥から俺を呼ぶ声。当時の困惑と恐怖が蘇って吐きそうになりながら、俺は狭雲の顔を覗き込んだ。
「鳴雷……」
ガチャンっ、とベッドの柵が鳴った。狭雲が手を上げようとしたようだ。彼の手は手首から先はミトンのような布に包まれ、自らを傷付けられないようになっていた。
「お、俺のこと分かるのか? なんで……こんなに見た目変わったんだぞ!」
「鳴雷、は……痩せたら美人なタイプって、知ってたし……お前の、ママ上……そっくり」
狭雲が俺の母に会ったのは俺を虐め始める直前だ。虐めたことを覚えているのだろうか? 今日も俺と仲が良かった頃までの記憶しかないのだろうか? 後者だったら怒れない。
「……なし、方……変えたんだな。キモいの……面白くて、好きだったのに」
「…………そりゃこの顔であの中身だったらおかしいだろ」
「虐められてなさそうだな。鳴雷が高校で虐められてないか、気になってた」
怒鳴りたい。でも怖い。いや今なら勝てる。手足が片方ずつなくて、大怪我をしていて、拘束までされている狭雲になら殴り合いになっても勝てる。でも怖い。
「あっ、あの、さ……記憶混濁してるって聞いたんだけど。覚えてるのか? 中二の時とか、中三の時のこと」
「…………今なら、別に……抵抗できない。好きにしてくれ」
「……っ、覚えてるんだな!? 復讐しに来たって思ってるんだろ! そ、そうしたいのは山々だけどな、お生憎様! 俺はお前と違って優しいからお前みたいな怪我人殴れないんだよ!」
ちょっと大声で喋っただけなのに、もう息が切れた。
「そっか……だよな、優しいもんな、お前。優し過ぎると生きてけないんだぞ」
「…………なぁ、なんで……なんで俺のこと虐めたんだよ。なんで急にっ、私のこと嫌いに……! どうして裏切ったんですか、セイカ様ぁ……大好きだったのにっ!」
「うぬぼれ、てたから」
俺が調子に乗ってたのがムカついたという意味か? 優しく接して調子に乗らせたのは狭雲じゃないか。
「鳴雷は、可哀想だって……俺しか居ないって、思ってた。自惚れてた。ちがった。鳴雷……お前は、俺が居なくても平気だった」
狭雲が居なかったら入学当初から虐められていただけだ、数ヶ月遅らせてくれただけでも感謝すべきかもしれない。
「……だから、嫌になった。ぜんぶ……お前の顔見るのも、やだった。イライラして……分かんなかった」
「よく分かりませんよ……あの時の私はあなたが居なくても平気じゃありませんでしたし、平気だったからってなんで殴ることになるんですか、意味分かりませんよ」
「ぅ、ん……俺も、分かんない。鳴雷といると、楽しかったのに……お前だけが、セイカって呼んでくれて……俺に、笑ってくれて、嬉しかったのに…………なんであんなことしちゃったんだろうな、俺」
狭雲の言い分は理解出来ない。頭がよくて運動も出来て、美貌だってかなりのものな狭雲は人気者のはずだ。そんな彼が俺と過ごしていて楽しかったなんておかしい、哀れむのに飽きたから虐めたんじゃなかったのか? もう訳が分からない。
「…………ごめんな、鳴雷……お前の救世主に、なりたかったんだ……俺には、それだけだった。お前には俺だけのはずだったのにって勝手に思い込んで……八つ当たりしてたんだよ、ずっと。ごめん……ごめんなさい、出来損ないは俺だったのに……認めらんなかった」
「……………………狭雲が何を言ってるのかよく分からない」
「……そっか」
「で、でも……後悔してくれてるんだよなっ? 俺を虐めたこと……ぁ、あ、謝ってくれたっ……! だからっ、その、もういい、もういいよ、許す。どっちみち虐められてたんだし、数ヶ月でも楽しく過ごさせてくれてありがとう」
許す? ありがとう? これは俺の本心か? 許さないと言って殴りたいんじゃないのか? 分からない。自分のことなのに本音と建前の区別がつかない。
「…………あの、さ……なんで、その……自殺、しようとしてたんだ? 土曜日にさ、ほら、飛び降りただろ。あの時助けたの俺の弟なんだぞ、すごいだろ……はは、は……いや、その、マジでなんで?」
狭雲は頭と運動神経と顔がいい、完璧な人間だった。平気で暴力を振るうその異常な精神性以外は。死を選ぶ理由なんてないし、他者を虐げられる狭雲が自分の死を考えるなんて思えない。
「……事故で手足失ったからか? 悲観的になるなよっ、最近はいい義肢あるんだし、狭雲は頭も運動神経もいいんだから手足がちょっとなくなったくらいなんてことないって。きっとすぐ慣れるし、十分勝ち組人生送れるよ」
「何も、したくない。勝ち組って何……いい学校入って何するんだよ、興味ある分野なんてねぇよ……大金稼いだって使い道ねぇし…………死にたい。あの事故で、死にたかった。死ぬ気だったのに」
「え……何、まさか事故ってのも自殺未遂なのかよ」
「クラスメイトに言われてやったから……まぁ、半分正解かな」
「クラスメイト……? ちょ、ちょっと待ってくれ、初めから説明してくれ」
「えー……やだよ痛いのに……ふふ、嘘、いいよ……鳴雷と話すのすき……」
顔にも怪我をしているようだから話すのにも痛みが伴うのだろう。狭雲はゆっくりと、けれどもしっかりと話してくれた。
「高校に、同じ中学のヤツ何人か居て……俺がすっごい悪いヤツだって広めたから、クラスみんなで悪者退治したんだよ。まずは俺が昔したこと、そのまま俺にして……悪化させたり、色々……なんだっけ、えっと……頭痛い……」
「あ、記憶混濁してるんだよなっ? 今日は割とハッキリしてるレベルで……大丈夫、分かった! 分かったからもういいよ……俺を虐めたことバラされて虐められたんだろ」
「……違う。イジメじゃ、ない……悪者退治。イジメは悪いこと……だけど、俺は」
「お前が悪いことしてたって、そのクラスメイト共は関係ないヤツらだろっ! 俺がやったんならまだ復讐になるけど、多分、どうせ、バラしてイジメ主導したの俺を虐めてたグループのヤツらだろ? 狭雲みたいに後悔も反省もしてないっ、ほんとにイジメの楽しさにハマっただけのクズっ! そんなヤツら庇わなくていいよ……」
なんで俺は怒ってるんだ? 自業自得だって笑えばいいじゃないか。
「…………で、何だっけ。虐められて死にたくなってた訳? はは……俺は三年弱耐えたぞ、俺の勝ちだな」
「……そんなの、どうでもよかった。じごーじとくなんだし……別に、そんなに辛くもなかったと思う。高校入る前からずーっと早く死にたかったから……死ね死ね言われて、あぁそうだなって……気付いたら手足なくなってた」
「………………なんで死にたいんだよ」
「……生きてたくないから。生きてると痛いだけで、楽しいことないし……あ、お前と友達っぽくなれてた時は楽しかったかも…………ふふ、いい思い出……でもそれ、自分で……やっちゃったから、ほんとにもう……なんにもない」
なんでそんな俺が生きがいだったみたいに言うんだよ。何でも出来るはずだろ? 俺なんて初めから眼中になくて当然のスペックだったろ?
「……俺が狭雲にじゃなくて、狭雲が俺に依存してたって、おかしいだろ。おかしい……なんで何も楽しくないとか言うんだよ、友達はっ? 居ただろ、ほら、俺殴ってたヤツら!」
「すくーるカースト保つための、クソみたいな付き合い」
「え……あっ、ほら、可愛い女の子にもモテただろ?」
「それの何が楽しいの……女なんか、面白いこと言わないし、寄って来といて尽くさねぇと勝手に嫌って変な噂流すし……くそだよくそ」
狭雲の趣味は知らないし……そうだ、確か狭雲は父親が小さい頃に死んでいたはずだ。きっと母親に大切に可愛がられて育ったはずだ、塾にも行かせてもらっていたし高いブランド物の筆箱を持っていたから間違いない。
「あと、ほら……死にたいなんて言ったらお母さん悲しむぞ?」
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