冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

文字の大きさ
317 / 2,303

天使とお風呂タイム

しおりを挟む
脱衣所にアキと二人で入り、棚に着替えを置いてドキドキしながらアキに視線を移す。アキも俺に裸を見せるのを恥じらっているだろうと予想していたが、予想に反して彼は何の躊躇もなく服を脱いだ。

《さっさと裸見せろや兄貴》

透き通るように白い肌が顕になる。細い肩……いや、そんなに細くないな、案外しっかりしている。着痩せするタイプなのかな?
アキの裸に興味津々だと思われるのは嫌なので、俺も服を脱ぐ。肉体美には自信がある、何しろ母監修の元整えているからな。本物のマッチョ好きには物足りない程度の、最も好む人間が多いだろう筋肉量の肉体だ。きっとアキにもハマる。

「アキぃ、どうだ、お兄ちゃんの腹筋カッコイイだろ」

上半身裸になってアキに向き直ると、彼はもう下着まで洗濯機に放り込んで全裸になっていた。

《おー……想像してた感じとほぼ一緒だな。下も脱げよ》

「アキの方が腹筋バッキバキ……!? っていうか、足、特に太腿すごいな……」

ズボンと下着を脱ぎながらアキの身体を見つめ、脱ぎ終えた後もまじまじと眺めてしまった。アキが恥じらうことはなく、むしろ身体を反らして自慢げな顔をした。

(流石わたくしの弟とでも言いましょうか、自信家さんなんですな)

体躯は俺の方が大きいけれど、筋肉の研鑽具合で言えばアキの方が上だろう。上半身は俺よりも僅かに引き締まっている程度だが、アキの真価はおそらく足だ。脂肪はあまりついていなさそうなのにそこそこ太い太腿や、発達したヒラメ筋には時間を忘れて見入ってしまう魅力がある。

「にーに、ぼく、足、見るする欲しいです?」

「えっ? あぁ、バレたか……うん、足見せてくれるか? っと、いつまでもここに居ちゃ身体冷えるよな」

浴室に移り、アキの足を見せてもらうため座ろうかと風呂場に置いてある椅子を足で引き寄せていると、アキが俺の肩に踵を置いた。

「……ぇ、ちょっ、あ、危ないだろ、風呂場でコケたら大怪我だぞ!」

慌ててアキに足を下ろさせ、アキを椅子に座らせる。

「にーに……? どうするです?」

「ここ、滑る、危ない、足、上げる、ダメ」

《おいおいおいおい兄貴、俺が転ぶって? 舐められたもんだな。ふん……俺を心配すんのなんて兄貴くらいだ、そういうとこマジで好きだぜ》

アキは自身の尻の後ろに手を置き、座面の端を掴んだ。アキの正面に膝立ちになっていた俺の肩に両足を乗せ、俺の顔を脛できゅっと挟む。足の筋肉よりも股間に目が向いてしまう。

(アキきゅん足癖わっる! 我ギャップ萌死……)

《好きなだけ見ろよ脚フェチ兄貴……ぁん? ははっ! どこ見てんだよ変態、んん? こうか? こうして欲しいんだろ》

アキの右踵が後頭部の右側に当てられ、ぐっと頭を下げさせられた。つまり、俺が股間を見つめてしまったことに気付いたアキは自ら開脚し、俺の頭を足で引き寄せたのだ。

《下半身の筋力と柔軟性には自信あるぜ? よく知らねぇけど、俺結構ハメ心地いいんじゃね?》

俺には聞き取れない言語で話しながら、大きく開脚して陰茎を丸見えにさせつつ、俺の頭をぐいぐい引き寄せる。手は後ろに回したままだ。

《目がマジだぜ兄貴ぃ……あぁ、興奮してきたっ》

ぐぐ……とアキの陰茎が膨らみ、反り始める。俺は天国のような光景に瞬きを忘れると同時に、アキの積極性に驚愕して硬直していた。それはもう驚いたハムスターのような固まりっぷりだっただろう。

《兄貴ぃ、童貞じゃあるまいし知ってんだろ? なぁ、男同士ってさ……ここ使うんだろ?》

アキは僅かに上体を後ろに反らして尻を浮かせ、両手を前に回した。凄まじいバランス力に驚愕する暇もなくアキはぴっちり閉じた後孔を開くように尻肉を掴んで引っ張った。

(ひと目で分かる処女穴ァーッ!? こんなことする処女居ませんぞ、なんなんでそアキきゅん!)

淫らなポーズを取っているのに後孔は未使用そのものというアンバランスな光景をいつまでも見つめていたいけれど、ここまで誘ってくれているのに乗らないのは失礼だ。俺は床に手をついてアキににじり寄り、まず舌の腹で亀頭を撫でた。

《……っ、キタキタキタぁっ!》

興奮したように小声で何かを呟いたアキの陰茎が更に大きく膨らみ、完全に反り返った。ピクピクと震えて先走りの蜜を垂らす陰茎は色素が薄いのも相まって淫猥そのものだ。

「はぁっ……やばい、しゃぶりたい。アキぃ……もう一回お兄ちゃんの口でイってみるか……? な、イこうな」

咥えずにはいられないと口を開けるも、アキは俺の頭を押し返した。フェラが嫌なのだろうかとアキを見上げると、彼は今度は俺の頭頂部を押してさらに頭を下に下げさせた。

《チンポもイイけどよ、ケツやれよケツぅ、せっかく見せてやってんだからさ、犬みてぇに意地汚くべろべろ舐めろよ変態兄貴》

俺の口はアキの後孔のすぐ近くにある。これはそういうことだろうか? 確認のためアキを見上げる。

「……にーに、お尻……舐める、しないです?」

「するぅ!」

アキは壁にもたれて座面に尻の上の方を乗せ、ぴっちりと閉じた後孔が舐めやすいように体勢を整えてくれた。俺は走り回った犬のように呼吸を荒くし、兄の尊厳をかなぐり捨てて床に手を付き、後孔に舌を触れさせた。

「……っ!」

「にーにぃ……!」

背に乗せられているアキの足がピクンと跳ねた。鼻に押し付けられているアキの陰嚢の感触がたまらない、もちろん後孔の皺の舌触りも最高だ。きゅっと閉じていて舌を吸うことすらしてくれないけれど、それがいい、こんなにも清楚な穴を縦割れにしてやれると思うともう射精してしまいそうだ。

《やっば……これ超気分いい! えげつねぇ美形の顔にタマ押し付けてっ、ケツ舐めさせて……すっげぇ優越感! フェラもよかったけどこれにもハマりそぉ……!》

アキが興奮した様子で何かを呟きながら足をもじもじと動かしている。気持ちいいのだろうか、今更恥ずかしくなってきたのだろうか、どちらでも可愛いしどちらでもなかったとしてもきっと可愛いことを考えているのだろう。
しおりを挟む
感想 530

あなたにおすすめの小説

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。

イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした

天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです! 元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。 持ち主は、顔面国宝の一年生。 なんで俺の写真? なんでロック画? 問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。 頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ! ☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…? 2025/09/12 1000 Thank_You!!

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

処理中です...