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ディルドを咥えたまま口で

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今まで入れていたディルドの一回りは大きなディルドを咥え込んだ淫らな穴と、出来る限りは減らしたはずの苦痛に耐えたリュウ自身を褒めるため、彼を強く抱き締めてキスをした。

「んっ、んんぅ……ん、んっ」

虐めろ虐めろと普段俺を悩ませるリュウだが、稀に優しさを求めてくる。上手く虐められた時の達成感も好きだが、素直に甘えるリュウを愛でるのは単純に楽しくて好きだ。

「んっ……! んんっ! んっ、むっ……ぷはっ、はぁ……水月、水月ぃ、ケツのん抜けてきたぁっ……ぁ、あぁっ……!」

突然肩をぐいぐいと押し始めたリュウに驚きつつ唇を離してやると、ディルドが抜けかかっていることを教えてくれた。

「……こんな粗チンも咥えてられずに俺のもん欲しがってんのか? この身の程知らずのマゾ豚が。豚穴しっかり締めやがれっ!」

一度は全て入ったのだから大丈夫だろうと、少し乱暴にディルドを押し込む。

「ひぎぃいっ!?」

「……っ!? リュ、リュウ……? 大丈夫か?」

「ぃ、ぐぅう……ふ、ぅ、ゔっ……ケツん中、ごっりぃえぐられて……イってもぉた。せやのに、何も出てへん……」

「空イキしたのか? よくやったな、えらいぞ」

痛みに叫んだのかと思った。裂けたりしていなくてよかったと心の底から安堵し、ドライオーガズムをキメたばかりの蕩けた顔を目に焼き付ける。

「今回のは慣れるまで固定具使うことにしようか」

「あ……全然抜けんようなるヤツ」

ジョックストラップを逆にしたような形のベルトをリュウの腰に巻き、ディルドと留め具を繋いでから太腿に二つのベルトをそれぞれ巻いた。

「はぁ……んっ、んんっ! んぁっ、あぁっ……はぁ、あかんわ、いきんでも出ぇへん。反動で戻ってきよってコンって腹ん中叩かれて……あかんわもう」

「抜けなくなったところで、だ。俺は抜かせてもらうぞ」

制服のスラックスと下着を脱いで陰茎を露出させると、臨戦態勢のそれに彼は顔をほのかに赤らめた。

「ディルド咥えたまま口でやってもらう、お前にはご褒美だろ?」

リュウと位置を交代し、俺が便座に腰を下ろしてその前にリュウを屈ませる。屈むと腸のくねりが微妙に変わってディルドが腸壁をえぐるらしく、屈んだだけで喘いでいた。

「じゃ、今日は目隠しして匂いだけでご主人様のを探してもらおうかな」

「匂いて……膝掴んでんねんからすぐ分かるてそんなもん」

リュウ自身の制服のネクタイを目に巻いて目隠しとして使うことにした。単に目隠しプレイがしたいからというだけの理由ではない。

「ん……目ぇ隠すんなんや新鮮でええなぁ」

わざとらしくスンスンと鼻を鳴らしたリュウは掴んだ膝から俺の陰茎の位置を割り出し、さも匂いで見つけましたとでも言いたげに舐め回した。

「普段より拙いな……ま、これはこれで」

俺はリュウを褒めながらそっとナイロンに包んだ先程までリュウの後孔に入っていたディルドを取り出し、舐めた。

(ふぉう! リュウどののおちりに入っていたディルド美味なりよ! 抜きたてを舐めたかったんですが、S攻めがんな姿見せちゃいけませんよな)

腸液をある程度舐め取ったらディルドを咥える。小さいものなので特に苦しさはない、ディルドを咥えたままリュウに口でしてもらっているという状況に興奮する。

「ん……ん、ぐっ……んんゔぅっ! ふ、んんゔっ……」

リュウが俺の陰茎を喉を使って扱き始めた。すっかりフェラを覚えた様子のリュウの頭を撫で、俺の唾液の味しかしなくなったディルドをナイロンに包み直す。

「はぁっ……リュウ、もっとカリの方……ん、そうそう、上手」

締め付けの強い喉で扱かれて限界が近い。早漏だと思われたくなかった俺はリュウの頭を下がらせて亀頭だけを咥えさせ、カリ首を責めさせた。

「……っ、美味そうに、しゃぶるよなぁ……卑しいヤツだ」

亀頭責めは快感が強いが、射精には至りにくい。リュウの舌にぺちぺちと先端を弾かれる快感も、カリ首をなぞられる快感も、俺を射精には導かず苦しめる。

「んっ……おい、リュウっ……そこは」

リュウは亀頭をぢゅうぢゅうと強く吸いながら、俺の膝を掴んでいた手で幹部分を扱き始めた。早漏だと思われたくないなんて理由では健気な手を止めることは出来ない。

「くっ……ふ……リュウっ、もう……出るっ!」

「んっ……!」

舌の上に射精してやった、これなら精液を味わいやすいだろう。

「……リュウ、飲まずに口開けてみろ」

かぱっと開いた口の中はどろりとした白濁液にまみれていた。

「よし……飲んでいいぞ」

「ん……」

俺が何も言わずともリュウは俺の精液を咀嚼し、俺に喉仏を見せつけるように顔を上げて飲み込む。飲んだ後はまた口を開け、綺麗になった赤い口内を見せる。フェラの作法が分かっているリュウの頭を撫で、目隠しのネクタイをほどいてやった。

「はぁ……水月ぃ、あかん……水月のしゃぶっとったら興奮して、バイブぎゅうぎゅう締めてまうねん。あかん、気持ちいい……こんなん教室戻られへん」

「豚がイく場所選ぶのか?」

「……! 最高やわ水月ぃ……選ばへんよ、廊下やろうが教室やろうが水月次第でイったんで」

「それでいい。なぁ、豚は綺麗好きらしいぞ? お掃除フェラは自発的にするもんだよな?」

「……こらえらいすんまへん、すぐやりますさかい……折檻だけは堪忍してな?」

虐められたいのだと察し、とろりと精液が垂れる俺の陰茎を舐め、吸い始めたリュウに「次の休み時間も俺に着いてこい」とだけ伝えると、彼は嬉しそうに歪んだ瞳で俺を見上げた。
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