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メガネにはぶっかけるしかない
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騎乗位と正常位、合わせて二回の射精プラス三回目寸前まででシュカを分からせられた。しおらしく「もう生意気言いません」と約束してくれたシュカの表情を思い出し、快楽に負けた現在の顔を見ながら、ひたすらにシコる。
(分からセックス完了しちゃいましたぞ~。しかしこれからどうなるんでしょうなシュカ殿、普段の猫かぶりが本性になっちゃったみたいな感じで従順になってくれるんでしょうか?)
シュカは快楽の余韻にまだ襲われているようで目をぎゅっと閉じているから、俺が目の前で自慰をしているとは分かっていないのだろう。
(有能秘書みたいな態度好きなので、セックス中もそれというのは魅力的ですが……オラオラ騎乗位されるのも好きなんですよなぁ、また今度、分からせ前シュカ殿みたいな元ヤン探しますかな)
自分の精液とシュカの腸液でドロドロの陰茎を扱くのは、ローションオナニーと少し似ていて気持ちよかった。射精と同時にそんな感想を抱いた。
(おぉ……メガネにぶっかけちゃいましたぞ、リアルぶっかけメガネたまりませんなぁ。写真写真)
萎えた陰茎はシュカの身体にぴたんと落とし、スマホを構える。白濁液で汚れた顔はもちろん、本来汚れが許されないメガネまでドロドロになっている光景は、背徳感や優越感が強い。
「何、撮って…………ぁん?」
パシャパシャと連写していると鋭いタレ目がようやく開いた。スマホを下ろし、分からせ完了シュカの可愛さを堪能するための会話を考える。メガネを外して眼前で観察している彼にはまずどんな声をかけるべきだろう、分からせ完了後の変化が分かりやすい声かけが理想だ。
「…………よし。シューカっ」
にっこり笑顔を作って話しかけた瞬間、側頭部を思いっきり殴打されてベッドから落ちた。あまりの痛さと突然の暴力に驚いて床に転がったままになっていると、立ち上がったシュカに腹を踏まれた。
「ぅぐっ……!? シュ、シュカ!? 何するんだよ、どうしたんだよシュカ!」
シュカはメガネを右手につまんだまま、眉間に皺を寄せて俺を睨む。
「よく見えねぇ……てめぇ水月だよな? オレのメガネに何してくれてんだ死ねっ! 汚ぇザー汁ぶっかけてくれてんじゃねぇぞ殺すっ! 死ねっ!」
「痛っ! 痛いっ、腹はやめてくれ腹は! 吐く、吐くって!」
凶暴さは戻っているが、まだ動きが鈍い。踏みつけから逃れて立ち上がった俺はシュカの両手を掴んでベッドに押し倒した。このまま第三ラウンドに──突入出来ない、腹を蹴られた。押さえるべきは足だったようだ、喧嘩経験のなさが出てしまった。
「指紋じゃ精液じゃと……俺んメガネばようも汚したなぁ……」
「あっそれ博多弁? 萌え~」
「動きな、そん腹ほがしたるけん」
「……ん?」
拳、膝、爪先、全て腹に入った。それはもう風穴でも空けようとしているかのような苛烈さだった。
「はぁー……ちょっとスッキリしました。お風呂借りますね。お腹すきましたし、お昼ご飯用意しておいて下さい」
「わか、た」
骨が折れたり内臓が破れたりしていないか不安になる痛さだ。ため息をついて立ち上がり、後で洗うために服とシーツをまとめておく。
「全然分からせられてなかった…………はぁ……全く仕方ないな、シュカのヤツは」
部屋着を替えて昼食の用意のためにキッチンへ向かう。腹をさすり、またため息をつく。
「シュカももっとリュウみたいにさぁ……」
昼食の準備をしながら独りごちる。
「……普段から方言で話せよぉ~。何しとーととか生で聞きたいぃ。あれこれ博多弁だっけ? 可愛かったなぁー」
フライパンと菜箸を操りながら俺を蹴っていたシュカの罵倒を思い返す。
「よかったなぁ……マジで語尾けんなんだなぁ」
「語尾じゃないですよ。から……とかそういうのです」
「そっかぁ。でも可愛かったなぁ。ば、とかもイイよな。でもやっぱ何しとーと聞きたいなぁ……ん? シュ、シュカ!? 出てたのか……びっくりした、人の独り言に混ざってこないでくれよ」
キモオタな話し方をしていなくて助かった。念のために声に出す時は普通に話すよう気を付けているのだが、役に立った。母のハリセンのおかげだ。
「シャワーだろ? 早かったな」
「あなたのをひり出しただけですので」
「そ、そうか……」
「……水月、方言萌え……っていうヤツ、あるんですか?」
ついビクッと身体を跳ねさせてしまう
(萌えって……いやいや最近はもはやオタク用語ではありませんので、焦らずとも大丈夫ですぞ)
乾いた笑いで誤魔化そうかとも思ったが、シュカは真剣に尋ねているようなのでちゃんと答えることにした。
「あぁ……まぁ、人並みにはな。好きだよ、方言……俺東京出身だからさ、俺自身何もないし、聞く機会もあんまりなくてさ……憧れみたいなのあるんだよ」
「そうですか。私、都会の方に住んでいたので、方言とかそこまでなんですよね……あまり期待しないでください。そういうのは天正さんに一任します」
「そうするよ。シュカは貴重な敬語キャラだし、たまにオラつくのも最高だから」
「キャラって……まぁ、猫かぶりなので……キャラといえばキャラですが」
そういえばシュカは自分で弁当を作るくらいには料理が出来るんだよな。予め用意していたものの温めと味付けの確認程度とはいえ、そう思うと急に緊張してきた。
「………………水月」
「えっ、な、なんだ? 俺の調理どっかおかしかったか?」
「な……何ば作っとーと?」
照れ混じりに首を傾げて、俺の憧れのセリフのもじり。理性が吹っ飛びそうだ。
「…………固まらないでくださいっ! 頑張ったのに!」
「ご、ごめん……可愛すぎて」
「………………ふんっ」
シュカはぷいっと顔を背けてしまった。しかし隣に立ったままでいてくれている。プライドが高い分照れ屋な彼の腰に腕を回し、恥ずかしそうに俺を見上げた彼と唇を重ねた。
(分からセックス完了しちゃいましたぞ~。しかしこれからどうなるんでしょうなシュカ殿、普段の猫かぶりが本性になっちゃったみたいな感じで従順になってくれるんでしょうか?)
シュカは快楽の余韻にまだ襲われているようで目をぎゅっと閉じているから、俺が目の前で自慰をしているとは分かっていないのだろう。
(有能秘書みたいな態度好きなので、セックス中もそれというのは魅力的ですが……オラオラ騎乗位されるのも好きなんですよなぁ、また今度、分からせ前シュカ殿みたいな元ヤン探しますかな)
自分の精液とシュカの腸液でドロドロの陰茎を扱くのは、ローションオナニーと少し似ていて気持ちよかった。射精と同時にそんな感想を抱いた。
(おぉ……メガネにぶっかけちゃいましたぞ、リアルぶっかけメガネたまりませんなぁ。写真写真)
萎えた陰茎はシュカの身体にぴたんと落とし、スマホを構える。白濁液で汚れた顔はもちろん、本来汚れが許されないメガネまでドロドロになっている光景は、背徳感や優越感が強い。
「何、撮って…………ぁん?」
パシャパシャと連写していると鋭いタレ目がようやく開いた。スマホを下ろし、分からせ完了シュカの可愛さを堪能するための会話を考える。メガネを外して眼前で観察している彼にはまずどんな声をかけるべきだろう、分からせ完了後の変化が分かりやすい声かけが理想だ。
「…………よし。シューカっ」
にっこり笑顔を作って話しかけた瞬間、側頭部を思いっきり殴打されてベッドから落ちた。あまりの痛さと突然の暴力に驚いて床に転がったままになっていると、立ち上がったシュカに腹を踏まれた。
「ぅぐっ……!? シュ、シュカ!? 何するんだよ、どうしたんだよシュカ!」
シュカはメガネを右手につまんだまま、眉間に皺を寄せて俺を睨む。
「よく見えねぇ……てめぇ水月だよな? オレのメガネに何してくれてんだ死ねっ! 汚ぇザー汁ぶっかけてくれてんじゃねぇぞ殺すっ! 死ねっ!」
「痛っ! 痛いっ、腹はやめてくれ腹は! 吐く、吐くって!」
凶暴さは戻っているが、まだ動きが鈍い。踏みつけから逃れて立ち上がった俺はシュカの両手を掴んでベッドに押し倒した。このまま第三ラウンドに──突入出来ない、腹を蹴られた。押さえるべきは足だったようだ、喧嘩経験のなさが出てしまった。
「指紋じゃ精液じゃと……俺んメガネばようも汚したなぁ……」
「あっそれ博多弁? 萌え~」
「動きな、そん腹ほがしたるけん」
「……ん?」
拳、膝、爪先、全て腹に入った。それはもう風穴でも空けようとしているかのような苛烈さだった。
「はぁー……ちょっとスッキリしました。お風呂借りますね。お腹すきましたし、お昼ご飯用意しておいて下さい」
「わか、た」
骨が折れたり内臓が破れたりしていないか不安になる痛さだ。ため息をついて立ち上がり、後で洗うために服とシーツをまとめておく。
「全然分からせられてなかった…………はぁ……全く仕方ないな、シュカのヤツは」
部屋着を替えて昼食の用意のためにキッチンへ向かう。腹をさすり、またため息をつく。
「シュカももっとリュウみたいにさぁ……」
昼食の準備をしながら独りごちる。
「……普段から方言で話せよぉ~。何しとーととか生で聞きたいぃ。あれこれ博多弁だっけ? 可愛かったなぁー」
フライパンと菜箸を操りながら俺を蹴っていたシュカの罵倒を思い返す。
「よかったなぁ……マジで語尾けんなんだなぁ」
「語尾じゃないですよ。から……とかそういうのです」
「そっかぁ。でも可愛かったなぁ。ば、とかもイイよな。でもやっぱ何しとーと聞きたいなぁ……ん? シュ、シュカ!? 出てたのか……びっくりした、人の独り言に混ざってこないでくれよ」
キモオタな話し方をしていなくて助かった。念のために声に出す時は普通に話すよう気を付けているのだが、役に立った。母のハリセンのおかげだ。
「シャワーだろ? 早かったな」
「あなたのをひり出しただけですので」
「そ、そうか……」
「……水月、方言萌え……っていうヤツ、あるんですか?」
ついビクッと身体を跳ねさせてしまう
(萌えって……いやいや最近はもはやオタク用語ではありませんので、焦らずとも大丈夫ですぞ)
乾いた笑いで誤魔化そうかとも思ったが、シュカは真剣に尋ねているようなのでちゃんと答えることにした。
「あぁ……まぁ、人並みにはな。好きだよ、方言……俺東京出身だからさ、俺自身何もないし、聞く機会もあんまりなくてさ……憧れみたいなのあるんだよ」
「そうですか。私、都会の方に住んでいたので、方言とかそこまでなんですよね……あまり期待しないでください。そういうのは天正さんに一任します」
「そうするよ。シュカは貴重な敬語キャラだし、たまにオラつくのも最高だから」
「キャラって……まぁ、猫かぶりなので……キャラといえばキャラですが」
そういえばシュカは自分で弁当を作るくらいには料理が出来るんだよな。予め用意していたものの温めと味付けの確認程度とはいえ、そう思うと急に緊張してきた。
「………………水月」
「えっ、な、なんだ? 俺の調理どっかおかしかったか?」
「な……何ば作っとーと?」
照れ混じりに首を傾げて、俺の憧れのセリフのもじり。理性が吹っ飛びそうだ。
「…………固まらないでくださいっ! 頑張ったのに!」
「ご、ごめん……可愛すぎて」
「………………ふんっ」
シュカはぷいっと顔を背けてしまった。しかし隣に立ったままでいてくれている。プライドが高い分照れ屋な彼の腰に腕を回し、恥ずかしそうに俺を見上げた彼と唇を重ねた。
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