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美しい庭園を引き締めるもの
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先輩の骨が入った箱を抱き締めて号泣し、歩けなくなった俺をネメシスは横抱きにして運んでくれた。時折視線をネメシスへ向けると彼はニッコリと笑ったりしてくれて、それが何だか心苦しかった。
「サク、知ってると思うけど城には中庭があるんだ」
建て直す前からその存在は知っている、アルマと青姦を楽しんだ場所だ。
「そこの真ん中に穴を用意してある。棺を丸々入れると思ってたから、その箱には大きすぎるけどね。まぁ大きい分には問題ない、そこに入れるといいよ」
「……うん」
「石工職人さん呼んであるから、どんなデザインがいいとか何彫るかとか決めておいてね」
「うん……」
前世で俺が住んでいた国のように縦に長い直方体を建てるのか、映画などでしか見たことがない海外のように背の低いプレートのようなものを作るのか、そんなこと今考えたくない。この箱をずっと抱き締めていたい。俺も一緒に埋めて欲しい。
「ほら、着いたよ」
中庭の真ん中に下ろされる。色とりどりの花が咲き乱れる美しい庭園にはテディベアのような形のトピアリーも見受けられた。けれど、今はそれらを愛でる気にはなれない。
「サク、ほら……そこに箱を入れて」
掘った穴に白っぽい石の天井のない部屋のようなものが埋められている、遺骨を入れる場所だ。
「……っ、触らないで!」
墓穴をぼうっと眺めているとネメシスが骨の入った箱を俺から奪おうとした。俺は箱に覆いかぶさって抵抗し、彼を困らせた。
「…………サク」
「やだっ……やだ、嫌だ! 先輩、何もいいことなかったんだ。あんな歳でベテラン扱いされるほど、ちっちゃい頃から体売って! 魔物なんか好きになって、既婚者のビッチのために殺されてっ……! なのに先輩を土の下にひとりぼっちにするなんてやだぁっ! ずっと一緒に居るんだ、俺がずっと一緒に……」
「……サク、ひとりぼっちになんかしないだろ? この城には君が住むんだから。一緒に居られるじゃないか」
「でもっ、でもぉ……せんぱい……」
傍に屈んだネメシスに頭を撫でられ、俺はその手を乱暴に払った。罪深い俺が今慰められていいとは思えなかった。
「…………サク、ちゃんと弔ってあげよう?」
「弔いなんて……生きてるヤツらの自己満足だ。先輩が欲しいのは墓でも花でも線香でもない……俺だ。せめて俺が一緒に居てあげないと、先輩少しも報われない」
「……それこそ君の自己満足だろう? 死人は物も人も欲しがらないよ」
腹は立ったけれど反論は出来なくて、ただ泣いていると重たい足音が近付いてきた。箱を抱き締めたまま振り返ってみると、気まずそうな顔をしたオーガが立っていた。
「あぁ、お疲れ様。サク、ほら、職人さん来たよ。お墓どんなのにしたいのか言わないと」
無理矢理俺を立たせてお辞儀をさせるネメシスには母親らしさを覚えた。石工職人らしいオーガは俺の前に膝をつき、冊子を差し出した。カタログのようなもののようだ。色んな形の墓が載っている。
「イラストなどで指示してくだされば、完全オリジナルの形にも出来ます。値段と期間は少々かかりますが……たとえば故人の好きなフルーツの形などになさる方もいらっしゃいます」
にこやかに話すオーガの角は長く鋭く、俺のために短く切って先を丸めたアルマとは違う。
「好きな食べ物知らないし……変わったのより、普通のの方がいいと思います。だから、えっと……ぁ、これでお願いします」
俺は座椅子のような形状の墓を指した。日本風の墓はカタログには載っていなかったので、庭園に馴染みそうなものを選んだ。
「はい、では故人のお名前をお願いします」
「え……? ぁ、えっと…………ごめんなさい、分かりません」
職人のオーガは不思議そうに首を傾げた。墓を作りたいと言い出したヤツが埋める者の名前を知らないなんておかしい、戸惑って当然だ。
「ご親族の方では……?」
「……恋人です。勤め先で、プロポーズされて……でもっ、名前教えてもらう前に……殺され、ちゃった。俺のせいでっ、俺を庇ってぇ……」
「えぇと……ご親族の方はいらっしゃらないんですか?」
「多分捨て子だよ、ちょっと過激な風俗店に住み込みで働いてたらしいから」
「えぇと……では、そうですね……通称や愛称などは分かりますか?」
「先輩……先輩としか、呼んでないですっ……」
しゃくり上げながら話す俺にオーガは困ったような顔をする。
「……分かりました。では、えぇと……名前は彫らず、生没年と祈りの言葉だけを……それでは、作業に移らせていただきますので……」
面倒な客とでも思ったのだろう、オーガは冊子とメモを持ってそそくさと中庭を出ていった。ネメシスいわく、彼は城の近くに簡易の作業場を作って石材加工を行うらしい。後から何か思い付いたことがあれば伝えに行けと言われた。
「サク、骨、入れておこう? ね?」
「…………………………うん」
骨が入った箱を、白っぽい石の大きな箱の中にそっと納める。地面より低いからだろうか? 墓穴の中は少しひんやりとしていた。
「よいしょっと……蓋、あるからね。この上に彼が作ってくれたお墓を固定して、完成なんだよ」
ネメシスは白っぽい石の蓋を閉め、先輩の骨が入った箱を見えなくしてしまった。庭園の真ん中にポツンと置かれたような長方形の白っぽい石は、今はまだ墓には見えない。
「よし、じゃあホテルに戻ろうか」
「……ここに居る。みんな家具買うお金溜まったっぽいし、しばらくしたらこっち来るでしょ……俺あっちに戻る意味ないもん。ベッドくらいしか買わないし、ベッドだっていらないかもだし、多分シャルかおじさんが買っといてくれるし」
「………………分かった。君の部屋にマットレスと毛布だけ置いておくから、暗くなったらそこで眠ってね」
「うん……ありがとう。ばいばい」
力なく手を振るだけの愛想のない見送りをして、空間転移の光が消えた後は石の上に横たわった。
「…………冷たい」
目を閉じて先輩との思い出を巡る。最期の姿が何度も何度も瞼の裏に浮かぶ。
「先輩……」
あの時俺は、死にゆく先輩への慰めとしてプロポーズに応える言葉を嘯いた。二人だけで暮らしていこうと嘘をついた。最期に嘘を贈られた先輩が哀れで、罪悪感に苛まれているが──あの時確かに先輩は嬉しそうに笑っていた。
「………………幸せ、でしたよね……先輩」
彼は不幸だったと決めつけることこそ侮辱だ、どんなに不幸な生涯だとしか思えなくとも、彼は俺に笑いかけてくれた。恋に死んだのだ、彼自身は幸せを感じていただろう。
「……今日は一緒に寝てあげますね」
冷たい石の下に在る先輩に声をかけ、石の蓋に身を横たえて眠る。夕暮れ時に雨が降ってきて起こされてしまったが、俺は屋根の下に移動しようとは思わなかった。
「寒い……」
冷たい石に密着し、冷たい雨に降られ、体温がどんどん奪われていく。けれど魔物の俺は低体温では死なないし、体調不良にすらならない。ただ、死ぬほど寒いだけだ。
「……っ、大丈夫ですか!?」
意識が遠のく感覚を僥倖と捉えて再び眠ろうとしたが、力強い手に抱えられて屋内へと運ばれ、大きなタオルらしきものに包まれた。
「…………お墓作ってくれる人。なんで……ここで何してるの」
お節介にも俺を屋内へ運んだのは石工職人のオーガだった。
「作業場には屋根がないので雨宿りしようと中に……錆びそうな道具も玄関へ運ばせてもらって、えぇと……あまりにも美しい城でしたから、少し廊下を歩いていましたら、窓からあなたが倒れているのが見えて……」
廊下の窓からは中庭が見えるようになっている。見つけて欲しくなかったなとため息をつき、じっとオーガを見上げる。
「…………大切な人だったんですね」
タオル越しの手は力加減が上手い。優しい手つきにアルマを思い出して自然と微笑んでしまう。
「あ、あの……お名前は」
「……サクです」
「サクさん、私でよければあなたの寂しさを慰めさせてもらえませんか?」
「は……? ちょっ、やだっ、やめて!」
大きな手はタオルを離し、優しさを失って肉欲にまみれる。
「あ、暴れないでくださいっ! インキュバスのくせにっ……死んだ男にいつまでも縋ってちゃ、餓死してしまいますよ! いいからっ、ヤらせろっ! お高く止まりやがって……!」
「やだっ……離してっ!」
押し倒される前にどうにか逃げ出せたものの、腕を掴まれてしまった。オーガの力に勝てるわけがないと分かってはいたが、全体重をかけて抵抗する──ぼきっ、ぶち……と、嫌な音が鳴った。
「えっ……そ、そんな……違うっ、ここまでするつもりは……嘘だろ脆すぎる!」
オーガは俺の腕をちぎったことに戸惑っている、以前オーガの集落で俺を襲ったヤツに比べてマシなのはヤツより文明的な暮らしをしてきたからだろうか? どうでもいい、逃げよう。
「サク、知ってると思うけど城には中庭があるんだ」
建て直す前からその存在は知っている、アルマと青姦を楽しんだ場所だ。
「そこの真ん中に穴を用意してある。棺を丸々入れると思ってたから、その箱には大きすぎるけどね。まぁ大きい分には問題ない、そこに入れるといいよ」
「……うん」
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「サク、ほら……そこに箱を入れて」
掘った穴に白っぽい石の天井のない部屋のようなものが埋められている、遺骨を入れる場所だ。
「……っ、触らないで!」
墓穴をぼうっと眺めているとネメシスが骨の入った箱を俺から奪おうとした。俺は箱に覆いかぶさって抵抗し、彼を困らせた。
「…………サク」
「やだっ……やだ、嫌だ! 先輩、何もいいことなかったんだ。あんな歳でベテラン扱いされるほど、ちっちゃい頃から体売って! 魔物なんか好きになって、既婚者のビッチのために殺されてっ……! なのに先輩を土の下にひとりぼっちにするなんてやだぁっ! ずっと一緒に居るんだ、俺がずっと一緒に……」
「……サク、ひとりぼっちになんかしないだろ? この城には君が住むんだから。一緒に居られるじゃないか」
「でもっ、でもぉ……せんぱい……」
傍に屈んだネメシスに頭を撫でられ、俺はその手を乱暴に払った。罪深い俺が今慰められていいとは思えなかった。
「…………サク、ちゃんと弔ってあげよう?」
「弔いなんて……生きてるヤツらの自己満足だ。先輩が欲しいのは墓でも花でも線香でもない……俺だ。せめて俺が一緒に居てあげないと、先輩少しも報われない」
「……それこそ君の自己満足だろう? 死人は物も人も欲しがらないよ」
腹は立ったけれど反論は出来なくて、ただ泣いていると重たい足音が近付いてきた。箱を抱き締めたまま振り返ってみると、気まずそうな顔をしたオーガが立っていた。
「あぁ、お疲れ様。サク、ほら、職人さん来たよ。お墓どんなのにしたいのか言わないと」
無理矢理俺を立たせてお辞儀をさせるネメシスには母親らしさを覚えた。石工職人らしいオーガは俺の前に膝をつき、冊子を差し出した。カタログのようなもののようだ。色んな形の墓が載っている。
「イラストなどで指示してくだされば、完全オリジナルの形にも出来ます。値段と期間は少々かかりますが……たとえば故人の好きなフルーツの形などになさる方もいらっしゃいます」
にこやかに話すオーガの角は長く鋭く、俺のために短く切って先を丸めたアルマとは違う。
「好きな食べ物知らないし……変わったのより、普通のの方がいいと思います。だから、えっと……ぁ、これでお願いします」
俺は座椅子のような形状の墓を指した。日本風の墓はカタログには載っていなかったので、庭園に馴染みそうなものを選んだ。
「はい、では故人のお名前をお願いします」
「え……? ぁ、えっと…………ごめんなさい、分かりません」
職人のオーガは不思議そうに首を傾げた。墓を作りたいと言い出したヤツが埋める者の名前を知らないなんておかしい、戸惑って当然だ。
「ご親族の方では……?」
「……恋人です。勤め先で、プロポーズされて……でもっ、名前教えてもらう前に……殺され、ちゃった。俺のせいでっ、俺を庇ってぇ……」
「えぇと……ご親族の方はいらっしゃらないんですか?」
「多分捨て子だよ、ちょっと過激な風俗店に住み込みで働いてたらしいから」
「えぇと……では、そうですね……通称や愛称などは分かりますか?」
「先輩……先輩としか、呼んでないですっ……」
しゃくり上げながら話す俺にオーガは困ったような顔をする。
「……分かりました。では、えぇと……名前は彫らず、生没年と祈りの言葉だけを……それでは、作業に移らせていただきますので……」
面倒な客とでも思ったのだろう、オーガは冊子とメモを持ってそそくさと中庭を出ていった。ネメシスいわく、彼は城の近くに簡易の作業場を作って石材加工を行うらしい。後から何か思い付いたことがあれば伝えに行けと言われた。
「サク、骨、入れておこう? ね?」
「…………………………うん」
骨が入った箱を、白っぽい石の大きな箱の中にそっと納める。地面より低いからだろうか? 墓穴の中は少しひんやりとしていた。
「よいしょっと……蓋、あるからね。この上に彼が作ってくれたお墓を固定して、完成なんだよ」
ネメシスは白っぽい石の蓋を閉め、先輩の骨が入った箱を見えなくしてしまった。庭園の真ん中にポツンと置かれたような長方形の白っぽい石は、今はまだ墓には見えない。
「よし、じゃあホテルに戻ろうか」
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「………………分かった。君の部屋にマットレスと毛布だけ置いておくから、暗くなったらそこで眠ってね」
「うん……ありがとう。ばいばい」
力なく手を振るだけの愛想のない見送りをして、空間転移の光が消えた後は石の上に横たわった。
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「寒い……」
冷たい石に密着し、冷たい雨に降られ、体温がどんどん奪われていく。けれど魔物の俺は低体温では死なないし、体調不良にすらならない。ただ、死ぬほど寒いだけだ。
「……っ、大丈夫ですか!?」
意識が遠のく感覚を僥倖と捉えて再び眠ろうとしたが、力強い手に抱えられて屋内へと運ばれ、大きなタオルらしきものに包まれた。
「…………お墓作ってくれる人。なんで……ここで何してるの」
お節介にも俺を屋内へ運んだのは石工職人のオーガだった。
「作業場には屋根がないので雨宿りしようと中に……錆びそうな道具も玄関へ運ばせてもらって、えぇと……あまりにも美しい城でしたから、少し廊下を歩いていましたら、窓からあなたが倒れているのが見えて……」
廊下の窓からは中庭が見えるようになっている。見つけて欲しくなかったなとため息をつき、じっとオーガを見上げる。
「…………大切な人だったんですね」
タオル越しの手は力加減が上手い。優しい手つきにアルマを思い出して自然と微笑んでしまう。
「あ、あの……お名前は」
「……サクです」
「サクさん、私でよければあなたの寂しさを慰めさせてもらえませんか?」
「は……? ちょっ、やだっ、やめて!」
大きな手はタオルを離し、優しさを失って肉欲にまみれる。
「あ、暴れないでくださいっ! インキュバスのくせにっ……死んだ男にいつまでも縋ってちゃ、餓死してしまいますよ! いいからっ、ヤらせろっ! お高く止まりやがって……!」
「やだっ……離してっ!」
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