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母親と扉一枚の状況で教え子を抱いてみた

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目覚ましを止め、ため息をつく。昨晩はセンパイの腕の中で絶頂させられまくって眠ったのに、俺が寝ている間にセンパイは帰ってしまった。ベッドに一人という寂しさから逃げるようにまだ温かい布団を頭から被る。

「おやすみなさい……」

すぐに眠りに落ちたのだが、部屋の扉をドンドンと叩かれてまた目が覚めた。

「ノゾム! ちょっとノゾム、起きなさい!」

「ん、母さん……?」

母は俺の登校より前に出勤するはずだ。今日はまだなのか?

「先生がお迎えに来てくださってるの! 開けなさい!」

「…………え? せん、せ……?」

担任が来たのか? どうして? なんで俺が家に居るって分かったんだ? 何しに来たんだ? ドアを開けたら殺されるんじゃないか?

「ノゾム! ノゾムってば! ったく……すいません先生、今開けます」

ドアノブが傾く。扉を押さえようと慌ててベッドから飛び出たが、判断が遅かった。

「おはよう、月乃宮」

母の後ろに担任が立っていた。ニコニコと笑っており、安心しそうになる。

「ちょっと何、寝起き? 早く準備しなさい、先生を待たせる気?」

「まぁまぁお義母さん……月乃宮、部屋に入らせてもらってもいいかな? 月乃宮は忘れ物が多いからね、準備手伝うよ」

「本当にごめんなさい先生……不出来な息子で恥ずかしい限りです」

担任はにこやかに応対しているが、母に興味がないと俺には分かる。メガネの下の優しげな瞳、俺に言わせれば蛇のような瞳は、俺と相対する時と違って濁っている。

「ノゾム……!」

扉を閉じてすぐ、担任は瞳を幼子のように輝かせて俺を抱き締めた。

「ノゾム、あぁノゾム……! 寝起き? 寝起きだね、撮らせて……うん可愛い。やっぱり自宅の枕がいいのかな? うちに居た時より寝癖がすごいよ」

寝起きのだらしない姿を撮られて顔が熱くなるのを感じた。

「け、消せよっ! こっち見るな! あぁもうどけよっ!」

「ノゾム……?」

早く身嗜みを整えてしまおうと部屋から出ようとしたが、担任がドアノブを掴む。振り返る暇もなく扉に押し付けられ、木の扉の冷たさを頬で味わった。

「どうして逃げるの? ノゾム……僕のこと嫌い? 俺はこんなにノゾムのこと愛してるのに、ノゾムは私のこと嫌いなの?」

「…………痛いんだけど」

「ぁ……ご、ごめんっ、ごめんね……」

担任の力が緩んだ好きに体を反転させ、扉に背を預ける。

「逃げようとなんてしてない……恥ずかしいんだよ」

爬虫類らしさのある気味の悪い瞳に見つめられ、腕で顔を隠す。

「髪ボサボサだし、顔洗ってないし、歯磨いてないし、パジャマだし……寝てるとこから一緒な時とは恥ずかしさが全然違うっ……! 見るなよっ、撮るなよぉ……さっきの消せよっ、センセのバカ……」

「……照れてたんだね? 可愛いっ! あぁもっとその顔見せて……」

顔を隠していた腕を掴まれ、扉に押し付けさせられる。俯いても意味はなく、寝起きの唇を奪われた。

「ん、ぅっ……まだ歯磨いてないって言ったじゃん……」

「………………金曜日、何があったの?」

変態全開ながら上機嫌そうな態度に騙された。家から居なくなったことを咎められないわけがなかったのに、バカな俺は「もしかしたら何も言われないかも」と希望に縋っていた。

「君のスマホと君に渡した家の鍵がね、マンションの下に落ちてたんだ。どうして落としたの? どうして外に出たの? 何があったの?」

どうする? 正直に言うか?

「センセ……なんで、俺がここに居るって分かったの?」

「ノゾム……先生はさ、質問文には質問文で答えましょうって教えたっけ? あぁ、あぁ……私は理科担当だったね、現国は……あのジジイか、あいつそんな授業してたの?」

爬虫類のような瞳が怖くて目を逸らすと担任は深いため息をついた。

「君がいなくなってすぐに探し回った。お義母さんに何回も電話をかけた。今朝もかけたら昨日の夜遅くに帰ってきたって教えてくれたんだよ、とても背の高い彼氏と一緒に帰ってきたって」

薄々そうではないかと思っていたが、やはり母が教えたのか。しかもセンパイのことまで……まずいな。

「背の高い彼氏……色黒とも言ってた。形州だよね、あの男しか居ないっ! 俺のノゾムに手ぇ出しやがってあのガキっ……!」

「せ、せんせぇ……」

「何があったか正直に話して、ノゾム」

声色がコロコロ変わるのが恐ろしくて仕方ない。情けなく泣き出してしまい、反射的に目元を拭う。

「あぁ、ダメだよ目を擦っちゃ……先生が掬ってあげるからね」

担任に両手を押さえられ、長い舌で頬を舐められる。

「ん……しょっぱいね、ふふ」

涙を舐め取ると担任は次に唇を触れさせてきた。大人しく愛撫を受けていると耳元で「話せ」と囁かれ、再び泣きながら涙を舐め取られながら話した。

「き、着替え……取りに行こうと思って、センセの家出て…………センパイに、捕まった。な、なんか、バチバチって……スタンガンみたいなので、捕まった……」

嘘は言っていない。

「…………自分の意思で形州のところに行ったんじゃないんだね?」

「違う……」

自分の意思で留まりはしたけれど、自分の意思で行ってはいない。

「僕があげた指輪は? どこやっちゃったの? 形州に取られた?」

「と、取られたけどっ、ちゃんと取り返した。そこにある……」

担任は俺の手を離し、一歩引いた。彼の要求を察して隠してあった指輪を出し、見せる。予想通り左手の薬指にはめさせられた。

「どうして君をさらった形州は君を家に帰す気になったのかなぁ」

「お、俺が知るわけないだろっ……大事になるとまずいから、家と学校に顔出させたかっただけじゃないの……」

「ふぅん……? そう、そっか、形州にさらわれて二日も監禁されて、怖かっただろう? ごめんね疑って、ごめんね」

声色が優しく変わり、安心した俺は爬虫類のように俊敏に動いた担任にまた扉に押し付けられた。

「たくさん犯されたんだろうね、中出しされまくったよね、形州の赤ちゃん孕んじゃダメだよ、ちゃんと僕の精子選ぶんだよ」

俺を押さえ付けた担任は俺の下腹を強い力で撫で回し、外側から腸を刺激して俺に弱い快感を与えた。

「……顔、赤い。当然だね、可哀想なあなたは形州にさらわれてしまっただけ。私のことを愛しているから……私に抱かれたくなった、そうだろう?」

恐る恐る頷くと担任は俺の服を脱がし始めた。抵抗すれば何をされるか分からないので俺は指先すら自分の意思では動かさなかった。

「おもち柄のパジャマなんて珍しいもの着てるんだね」

「……望月もちづきとか、言うじゃん」

「あぁ、ノゾム……望、同じ字なんだね。ふふ、可愛い……可愛いよ、ノゾムはおもちちゃんなんだね」

耳元で囁かれ、脊椎を氷柱に入れ替えられたようにゾクッとした。今までもゾクゾクとした快感を覚えることはあったが、今のは桁違いだった。

「せ、せんせぇ……もっかい呼んで。ノゾムじゃなくて、俺のこと……」

「おもちちゃん? 気に入った?」

「ひぅっ……! ぁ……も、もち、もちって、呼んで……」

「もち? ふふ……いいよ、もち、可愛いねぇ……もち、俺だけのもち」

声は違うのに、目を閉じるとレンの姿が浮かんだ。もちと呼ばれる度に、可愛いと囁かれる度に、俺の内臓は異常をきたす。

「ひ、ィっ……ん、んんっ……」

心臓は破裂しそうなくらいに高鳴り、肺は酸素を取り込めなくなり、直腸は性器となって疼く。脊椎は電流をまとって脳をとろけさせていく。

「もち? そんなにこの呼び方好きなの?」

何日もレンに会っていないから恋しさが重なってこんなことに? あぁ、もう何も分からない。

「もーちー? 目を開けて欲しいな、もち」

「ひ、ん、んんっ……! ひ、ィ、イぐぅぅっ……」

「え……? ちょ、嘘……今何でイったの?」

俺にも分からない。少なくとも射精はしていない。下腹か? それにしては脳が仕事を放棄し過ぎだ、何も考えられない。

「あれ、立てない? よしよし……可愛いよ、もち」

唯一残っていた下着を脱がされ、立ったまま慣らしていない穴に挿入される。

「ひぐぅっ!?」

「ん……キツいね、可愛いよ、もち……俺のこと好き?」

「は、ぁっ、ぁ……すきっ、すきぃっ……」

担任に支えられた身体に力は入らず、床にぐにぐにと爪先を押し付ける。もし担任が腕の力を抜けば俺は足をくじいてしまうだろう。

「あ、ぁ、んんっ、あぁんっ! きもちぃっ、しゅきっ、しゅきぃいっ……!」

結腸の入口をごぢゅごぢゅと突き上げられ、正気が薄まっていく。

「そんなに大声出しちゃお義母さんにバレてしまうよ」

「あ、ぁああっ! イぐっ、イっちゃうぅっ! あぁああっ! イっちゃうぅぅっ!」

「ふふ……かーわいいよ、もーちっ」

「イぐっ、イ、くっ……ぅ、あっ、は、ぁあっ……!」

肺が上手く膨らまず、息が出来なくなる。けれど担任は俺の様子なんて構わずに突き上げ、俺はただ絶頂を重ねて仰け反り、ぐらぐら揺れる天井の景色に火花が散った。

「先生ー? ノゾムー?」

ノック音が聞こえてすぐ、扉で背中を打った。何度か瞬きしてようやく認識した景色にはレンではなく担任が居た。彼は母が扉を開けられないように俺を扉に押し付けているらしい。

「ど、どうしました? お義母さん」

「あぁ、先生……私そろそろ出勤しないといけないので」

「えぇ、えぇ……息子さんはお任せ下さい」

母が扉一枚隔てた先にいる。俺が今全裸で担任に抱かれているなんて思い付きもしないだろう。

「ん、ぅっ……!」

「……ノゾム? 何か言った?」

「いってらっしゃーいって……なぁ? 月乃宮」

月乃宮と呼ばれて正気が戻り、感度も下がる。

「う、ん……いっ、んんっ!?」

声を出そうとした瞬間、突き上げられた。担任は今もゆっくりと腰を動かしている。くちゅ、くちゅ……と静かな快感を俺に与えている。

「は、ぁっ……ぁ、あぅっ……イ、イって、ら、しゃい……かあ、さんっ、ん、ふぅっ、んんんっ……!」

「え……? う、うん、いってきます……じゃあ、お願いしますね、先生」

「はい……たっぷりみっちり、教えます」

「は、はぁ……? それでは」

母の足音が去っていき、玄関扉が閉まった振動が家全体に響く。

「……たっぷりみっちり、教えるよ、もち……君が俺のお嫁さんだってこと」

「あっ……あぁんっ! ぁひっ、ひ、ひぃっ、イくぅうっ! あぁあんっ!」

母が家を出た直後、担任は俺の下腹に両腕を回して強く抱き締め、乱暴に腰を振り始めた。

「あっ、ぁ、あっ、ひぁあっ! めくれるっ、おひりっ、めくれりゅっ……!」

「お義母さんにバレそうで興奮した? すっごいぎゅうぎゅう締め付けてきてたもんね……君は変態さんだ。僕も、変態さんだ……興奮、したっ……!」

腹の奥にたっぷりと精液を流し込まれ、びくびくと脈打つ陰茎の振動を愛おしく思う。

「は、ぁ、ぁああっ、おなかっ、おなかぁっ……ぐちゃぐちゃ……ぁひんっ!?」

「一回じゃおわれないよ……もち」

「ぁ、あっ……! してぇっ、いっぱい注いでっ、ひ、ひぃっ、イくっ……ぅうっ! あぁあーっ! もっとぉっ、おなかっ、ぱんぱんにしてぇっ!」

抜き挿しされる度に注がれたばかりの精液が掻き出され、混ぜられ、泡立ってぐぽぐぽと下品な音を鳴らす。

「……そうしたら妊娠してくれる?」

「すりゅっ、にゃんでもしゅるかりゃあっ! もっとせっくしゅするぅっ!」

「ふ、ふふっ……ふふふっ、嬉しい……可愛いよ、もち。結婚して、子作りセックスいっぱいしようね」

「ぁ、あぁーっ! すりゅぅっ、にゃんれもっ、ぉっ……」

「…………あれ? 気絶しちゃった? 本当に可愛いね。ふふ……たくさん注いであげるからね」

担任をレンと錯覚して脳が過剰な快楽を受け取り、電撃のような快感と多幸感の中で俺は意識を失った。
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