どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章十六節 終戦後の賑わいと奇妙な殺気と報われぬフィロ-

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ゼノスとの長い戦闘も漸く終わり…各々が報酬を手に色々な顔を見せて居ると、

ドッと疲れたと言った様子を見せて居た!…ある者は今回のイベントについて

ブチブチと文句を!…またある者はそれだけに見合った報酬が貰えたのか

ホクホク!と…とにかく千差万別の様子を見せて居り、マサツグとオリハも

そんな様子を見つつ本当に疲れたようその場にへたり込んでしまうと、ただ

ただ戦闘エリアのバリアが解除されるのを待って居た。


「……はあぁ~…やっと終わったぁ~……

もう金輪際こんなイベントは御免だぁ~…」


「……兄さんの場合はゼノス?…がじゃなくて…

戦う場所が!…でしょ?…

…フィロちゃんが居たから戦えたけど…

私もこれを一人でって言われたら考えるかなぁ…」


脱力するようその場へ座り込むとマサツグがぼやく…もうこんなイベントは

嫌だ!と…それこそ両手をデッキについては足を広げ、天を見上げる様に

首をカクンと後ろへ反らして見せると、本当に疲れたよう声を嗄らす!…

するとそんなマサツグの言葉に対してオリハも反応!…茶化す様に違うでしょ?

と言葉を!…と言うのもマサツグが苦戦したのはモンスターにではなく

場所が悪いと言う事で、オリハはその高さに対して何とも思って居ない様子で

言葉を!…しかし改めて今回思い知った様子で辛かったと言葉を零して行き!…

同じ様にその場で溶ける様にだらけて見せると、マサツグがオリハに対して

文句を言う!…


「……お前には分かるまい!…

飛行船に乗る前にハーピィの羽で空に対して!!…

トラウマを植えつけられた者の苦しみが!!…」


「いやまずそんなトラウマを持つ事自体あんまり無いから!…」


__……ひゅ~…どろどろどろどろ………クルリッ…


「う~ら~め~し~や~…」


そのオリハの態度が気に喰わないとばかりに文句を口に、その際ここで体験した

事についてトラウマを持った!と更に続け!…しかしその文句を言った所で

オリハの態度は決して変わらず!…寧ろマサツグのトラウマに対して普通では

あり得ない!とツッコミの言葉を口にして行くと、次にはオリハの体からは

何かが出て来る!…と言うのもそれは半透明の狐らしき影であって、背中から

姿を現すとさも某・井戸の中から出て来る様に!…更には雰囲気を出す様に

何やらおどろおどろしい効果音が何処からともなく聞こえて来始め!…そして

次にはその影はマサツグの方へとクルリと振り向き!…何か驚かす様な言葉を

口にし始めて見せると、マサツグもそれを見るなり反応に困る!…


「………ッ!…それはそうとオリハ!…

お前良くあの土壇場であんな大技を思いついたな!!…

まさか更に連携させるとは!!…」


__ッ!?…じぃ~~~……やいやい!…やいやい!…


その半透明の狐は決して襲って来ると言った事は無いのだが、何かソワソワと

しており!…しかしソワソワとされた所でマサツグとしても如何反応したら

良いのか全く分からず!…とにかく一旦スルーをして様子見をば!…オリハに

話しを振って先程の止めの一撃について語り始め!…寧ろ相手の出方を伺う

様なそんな素振りをその半透明の狐に向けてやって行くと、その半透明の狐は

ショックを受けた様な反応を見せる!…そして次にはマサツグの事をジッと

凝視する様な態度を見せると、視線で訴える様なそんないじらしい様子を露わに!…

しかしマサツグはそれでも無視をすると流しに流し!…寧ろそんな狐の様子を

見て何か楽しくなって来た様に!…その経過を見守る様にチラ見をしつつ

狐の事を無視し続けて行くと、次にはその狐が実体化する!…


「ッ~~~!!!…やいマサツグ!!…無視は良くないのじゃ!!…

折角ちょっと凝った演出をと思ってやったと言うに!!…

反応が無いのは寂しいのじゃ!!!」


「ッ!!…って、言われてもまだ日が昇ってる時にやられてもなぁ?…」


__……はい、チ~ズ!!…ぴろり~ん♪…


まるで化ける様に突如としてドロン!と…するとそこには先程の狐が立って…

と言わずもがなその半透明の狐の正体はフィロで有り!…フィロはマサツグに

対して子供の様に腕を振り上げ怒り出すと、寂しいと文句を言って行く!…

その際ちょっとした努力も見せた事を口にして行くのだが、マサツグとしては

微妙で…何ならそれをやったのが日中の事である訳で、当然そんな怖くも

感じない!…寧ろ正体が分かって居るから尚の事如何にも思わず!…マサツグが

苦笑いをしつつその怒るフィロに対して言い訳を口にして居ると、その倒れる

ゼノスの前では記念撮影が!…他の冒険者達が和気藹々とした様子を見せて居り、

本当に終わったんだな…と改めて実感する様な何か平和的な物を感じて居ると、

突如としてそんな冒険者達の元にメールが…


__ピロリ~ン♪…


「ッ!…メール?…今度は何処から?…」


「ッ!…運営!?…まさかまた何か異変が!?……ッ!…」


特段何か驚く様な事でも無いのだが、それでも突如メールが届いた事に

マサツグ達は反応!…と言うのも普段メールが届く様な事が無いので

珍しく思い!…その届いた先が何処からなのか?とその画面を開いて

確認をすると、それが運営からの二通目のモノであると理解する!…すると

そのメールにオリハは眉間にしわを寄せ突如警戒!…何か嫌な予感を!と

口にするのだが!…しかしいざ開いて見てみるとその文面は言う程の

モノでも無く、以下の事が書かれてあってはやはりお詫びの文面が

見て取れた。


 ------------------------------------------------------------------------------

 件名:ゼノスの討伐を確認


 皆様、大変お疲れ様でした!!

 今回我々の手違いでゼノスとの戦闘となり、困惑させてしまった事を

 改めて謝罪させて頂くと同時に敬意を表します!!

 現在、ヴェール号にご乗船のプレイヤーの方々がゼノスを討伐した事を

 こちらでも確認が取れました。先のメールで宣告させて貰ったとおり、

 皆様には追加の報酬をこちら運営の方からも出させて頂きます。

 なお、皆様の戦闘データも取らせて頂きましたので今後は更に

 調整されたゼノスがアップデート後、出現するとご報告させて頂きます。

 
 それではこの度!…誠に申し訳ありませんでした!!


 PS.追加報酬はゼノスの素材と1000000Gです。

 -------------------------------------------------------------------------------


__…ボワンッ!!…ザラッ!!…ッ!?……


「…そ、素材とお金が!…」


「……ッ!…今回のイベントに参加してた連中全員にみたいだね?…

他でも似た様な光景が…」


__……ヴウウゥゥン!!……ッ!!……ワイワイ…ガヤガヤ…


届いたメールを一通り読み終えると次には目の前にその追加分の報酬が突如出現!…

するとそんな突然の報酬追加にマサツグは驚き!…オリハもオリハでその対応に

驚く一方!…受け取っては辺りを見回し、他の冒険者達も嬉々としてそれを受け

取っている光景を目にすると、自分達だけじゃないと口にする。まぁ当然と言えば

当然の光景では有るのだが、何かホッとした様子で言葉を呟き…すると程無くして

出入り口付近のバリアが解除された様で!…漸く船内に戻れる!とばかりに

冒険者達はその場を後に!…


「いや~…今回の飛竜戦はやばかったな!!…」


「よくよく考えたら今までの超大型ワイバーンって赤かったよな…

何で気付かなかったんだろう…」


「もはや無我の境地に入って忘れていたとかか?w」


__ワイワイ…ガヤガヤ…


「ふぅ…じゃあ、俺達も……ッ!…」


各々は思った事を口にしつつその場を後に…この時思い出す様にして改めて

可笑しかった事も口にすると、もはや後日談と言った位に笑いながら語る!…

そして全員が疲れた様に解除された出入り口の方へと流れて行くと、それに

続くようマサツグ達も屋上デッキを後にしようとするのだが…この時マサツグは

ふとシロの姿が近くに無い事にハッと気付き!…途端に慌てたよう辺りを

見回し!…名前を呼びながらその姿を必死に探し始めようとすると、そこである

モノを目にする!…


「……おぉ~い!!…シロォ~!!…何処だぁ~?…戻る…」


__テテテテ!!…ガッシ!!!…


「ッ!!……な、何だぁ?…って、シロ?…」


「………。」


それこそシロを呼び出して数分と経たず!…シロは呼ばれた事で姿を現す様に

突如マサツグの脚にしがみ付いて行くと、マサツグの事を驚かせて行く!…

するとマサツグも突如抱き付かれた事で戸惑って見せると、まずはその正体を

確認し始め!…その際視点を足元に向けてシロの姿を確認、しかしシロが何やら

青褪めて居る様子を目にすると、それはまた違う心配にへと変わって行く!…

それはまるで怯えて居る様にも見えると、何に怯えて居るのか?と…勿論

マサツグは次に声を!…シロに何故青褪めて居るのかについてその事情について

尋ねて行こうとするのだが、ここでマサツグにもある変化が!…


「ッ!……おい如何し…ッ!!……」


__…ババッ!!……クルッ?…クルッ?……クルッ?…


「……ッ?…気の…せい…か?…」


「………。」


マサツグがシロに話し掛けようとした瞬間!…それは突如何処からともなく強い

殺気が感じられ!…となるとマサツグもそれを感じ取っては途端に警戒を強めて

見せ!…シロに覆い被さるよう身を丸め!…辺りにその敵と思われる影が

無いかを確認して行き始めるのだが!…何処にもその影を見つける事が出来ずに

終わってしまう!…それ所かマサツグ達の周りにはもう誰も一人として残っては

居らず、マサツグがシロを抱えて固まって居る様子しか無く!…そうなると更に

疑問が湧いて来る所であって!…さっきのは何だったのか?と余計に気になった

様子でマサツグがシロを抱えたまま固まって居ると、オリハが先に移動した様子で

声を掛ける。


「兄さ~ん!!…何してるんだ~?…早くせんと置いて行くぞ~?」


「ッ!!…あ、あぁ!!…分かってるぅ~!!…

…念の為…感知サーチ!…」


__ピィーン!!…ヴウン!!…


「ッ!……やっぱり反応は無し……何だったんだ?…今の?…」


先に行ったオリハはマサツグ達を急かす様に声を!…この時マサツグ達の異変に

気が付いて居ない様子で手を振って見せ!…自分達は先に出るよう前を振り向いて

行くと、そのまま他の冒険者達と共にその場を後にして見せる!…するとそんな

オリハの呼び掛けに対してマサツグも手を振って返事をすると、次には何事も

無かった様に振舞っては一応感知サーチをば!…やはり先程の殺気の正体が気になった

様子で探りを入れ!…一体誰がその殺気を向けて来たのか?と警戒も含めて辺りに

注意を払って行くが、次には反応なしの文字が…となるとこれにはマサツグも

戸惑った様子で言葉を呟き、やはり気のせいだったのか?と言った具合に何か腑に

落ちない…しかし反応が無い事には如何する事も出来ず、とにかくその場を後に

するようシロの手を引いてその場を後にしようとすると、今度はシロが!…


「……うぅ~ん…まぁ必要以上に気にしても仕方が無いか…

何なら気のせいと言う線も…とにかくここを出ようか…な?…シロ……」


__ガッ!!…ギュウウゥゥ!!!…


「ッ!?…な!?…ど、如何したんだシロ!?…」


この時シロはマサツグが伸ばして来た手に反応すると、まるで縋る様に

飛び付き!…すると次にはガタガタと青褪めてはその表情を恐怖の色に!…

さも今までの反応から見てとても想像が出来る様なモノではなく、勿論

そんなシロの様子を見てマサツグが慌てた具合に声を掛けると、如何したら

良いのか!?とばかりに混乱する!…何なら今までの道中でこんなシロの

様子を見た事が無いマサツグは、類を見ない程にパニックに!…すると

先を行った筈のオリハ達が突如戻り、マサツグ達の心配をした様子で徐に

再度声を掛けようとすると、次には父・マサツグの姿を目撃する!…


「……おぉ~い!…いつまで時間を!!…」


__ッ!!…スック!!…バビュン!!…ヒュオオォォン!!!…


「ッ!?…ちょ!?…はぁ!?…今度は急に何!?…

……ッ~~~!!!…あぁ~もう!!…兄さん待ってぇ~~!!…」


それこそオリハは一応出入り口付近で待って居た様に声を掛けると、マサツグに

待ちくたびれた!とばかりに文句を言おうとするのだが!…しかしこの時目にした

モノはマサツグがシロを抱える場面で!…マサツグはシロを抱えるなり音速で

ダッシュ!…さも刹那でも発動したかの様な機敏さをオリハに見せて行き、そして

オリハを逆に置いてけぼりにするようその場を後にして行くと、当然そんな

マサツグのあべこべの行動にオリハは戸惑う!…先程までのんびりして居た筈

なのに突如俊敏!…訳が分からずマサツグに言葉を!…だがマサツグがそんな

言葉で止まる筈もなく!…そのまま自室に戻るよう猛スピードで来た道を戻って

行き始めると、オリハも慌てて追いかけて行く!……さて、そうして屋上デッキ

にはもう誰一人としてその場に残っては居ない…いやただ一人!…フィロだけが

その場に残って見せ、その際一際大きく見える山にふと視線を向けて行くと、

何やら不機嫌そうに睨みを利かす!…


「……はあぁ~…やれやれ…



おかげで五月蝿くて敵わん……まぁ白いのに関しては正直…

マサツグに構って貰える故羨ましく思う所はあるが…

何なら正直言うと消してやろうとも思うたが……しかし…」


何やら意味有り気に溜息を吐くと呆れて見せ!…そして一人思った事を突如

口にし始めて行くと、シロに対しての本音を漏らす!…と言うのもやはり

シロの事を疎ましく思って居るのか正直羨ましいとポロリと漏らし、だが

思う所が有るのか決して手は出さない!と…この時何かを思い出した様に

フフッと笑い!…そして山を見詰めたまま何か力を解放する様に突如目を

見開き妖力を解放して見せると、その妖力を持ってして九尾の狐を模って

行く!…


__ギン!!!…ゴオオオオオオオオオンンン!!!……


「…アレはわっちの獲物なのじゃ!!…

貴様ら有象無象の雑魚共にはもったいない!!…

わっちの唯一の親友であり!!…唯一無二の好敵手ライバル!!…

…貴様ら外野にガタガタ言われる筋合いは無い!!!…

散れ!!…愚か者達よ!!!」


__ゴオオオオオオオオオンンン!!!……ビリビリビリビリ!!!…


それは自身の実力を見せる様に大きく綺麗に顕現させると、次にはその山に

向かって威嚇を!…と言うのも何か敵意を向けて居る者が居るのかその者達に

対して言葉を!…シロの事を友と言うとライバルでもあると言い出し!…更には

これは真剣勝負とばかりに邪魔をするな!と…とにかくその者に対して威嚇を

しては飛行船ごと謎の力で揺らして見せ、そして満足したかの徐々に徐々にと

その九尾の狐を霧散させて行くと、漸く屋上デッキを後にする!…


__……カラン♪…コロン♪…カラン♪…コロン♪…


「……くっふふふふ♪…こんなに面白い戦いに水を差されとうない!…

余計な事をする者には死を!!…ただそれだけじゃ♪…

…今回はまだ警告だけで許してやるが…これ以上邪魔をするのなら!…

…さぁて?…あの青褪めて居った者の所にでも戻るとするかや?…」


何か楽しむ様な事を口にすると、その後フィロは威嚇をするだけしてはマサツグ達

の後を追って下の階へ戻る…そして何事も無かったかの様に振舞うと何の躊躇いも

無しにマサツグの部屋へ直行!…するとそこで少しだけ顔色の戻ったシロの姿を

見つけ!…更にマサツグの膝の上に座って安心した様子で甘えて居る姿を目撃する

と、フィロも自分もとばかりに飛び掛かって行く!…その際まるで犬にでもなった

よう尻尾を振ると、上機嫌の様子を見せるのだが!…


__ンバッ!!…ぴょい~ん!!…ッ!!…


「マッサツグ~!!…わっちも頑張ったのじゃよ~♪

頭を撫でてほめてくりゃれ~♪」


__ガシッ!!…ぼふッ!!…


「ッ!!……あれ?…」


フィロは勢い良くマサツグに向かって飛び掛かると両手を広げ!…そして自身も

褒めて欲しいとばかりに言葉を口にして行くと、満面の笑みを浮かべて見せる!…

すると飛んで来たフィロに対してマサツグも驚いたよう反応すると、一応は

フィロを受け止める様な素振りを見せるのだが!…マサツグはその飛んで来た

フィロを受け止めるなりそのままベッドへ寝かせに掛かり、両手を拘束するよう

フィロの動きも封じてしまうと、そのマサツグの行動にフィロも戸惑う!…

それはまるで今からフィロに乱暴を働こうとして居る様な構図で有り、フィロも

まさかこうなるとは思っても居なかった様子で呆気に取られ!…だがその間にも

マサツグはフィロに迫って行き!…徐々にその顔との距離を縮めに目掛かると、

フィロは途端に赤くなる!…


__じぃ~~!…ッ!?…!?!?…


「マ、マサツグ!?…こ、これは一体!?…ッ!!…

あぁ!!…わ、わっちはお主が求めるのなら喜んで受け止めるつもりじゃが!…

そ、そのぅ…こ、心の準備があぁ!!…」


「……何を勘違いしているか分からんが…フィロ?…

お前あの屋上デッキで何をした?…」


「ッ!…ふぇ?…」


この時フィロの頭の中はアレで一杯!…遂にこの時が来たのか!?…と言った

具合に慌てた様子を見せて居ると、次には妙な事を口に!…というのもマサツグに

本当にやる気なのか!?と問い掛けると何やらモジモジ!…それこそこんな事を

しなくても自分は逃げない!と…一旦落ち着く様に言葉を続けて自身の気持ちも

落ち着かせに掛かろうとして居ると、マサツグは冷めた様子でツッコミを入れる。

その際改まった様子でフィロにあの屋上デッキでの事について質問をすると、

フィロは思って居た展開と違うとばかりに次には困惑!…気の抜けた返事をしては

マサツグを見詰め、そこで何かマサツグが怒って居る様な様子を目にしてしまうと、

更にマサツグからの尋問に戸惑う!…


「お前がやったあの大掛かりないたずらのせいで!…

また違うパニックが起きそうになったんだが!?…」


「え?…え?…」


「……シロォ?…フィロの足を押さえててくれ…

暴れない様にな!!…」


「ッ!…はぁ~いです!…」


この時マサツグはあの大掛かりな威嚇をフィロのいたずらと受け取った様で、

パニックになりそうだった!と説教…だがこの時フィロとしてはそれ所では

ない様子で心臓をバクバク!…マサツグに押さえつけられて居る!…更には

説教!と…何が何だか分かって居ない様子でただ戸惑いの言葉を漏らし続け!…

マサツグもそんなフィロの様子を見て恍けて居る!と受け取った様に感じて

行くと、更にはある事をし始める!…と言うのも徐にシロの事を呼ぶと次には

指示を!…フィロの脚を拘束する様に言い聞かせ!…するとシロもその

マサツグの指示を素直に聞いた様子で次には意地悪そうに返事!…シロはその

押し倒されて居るフィロの脚をガッシと!掴み…そして自身の体重を掛ける

様にフィロの脚を拘束すると、フィロも漸く状況が飲み込めた様子で慌て

始める!…


「ッ!?…な、何じゃ!!…何をするつもりなのじゃ!!……ッ!?…

ま、まさかわっちに乱暴を働く気かや!!…

あの春画の様に!!…あの春画の様に!!!…」


「……何処で覚えて来るんだその言葉!…

…はあぁ~…あくまでもしらばっくれるってんなら…

…覚悟は出来ているよな?…」


「ヒィ!?…や、やめ!!…」


慌てながらももはやテンプレの様な!…いやある意味で古風な台詞をフィロが

口にすると、マサツグも更に呆れて見せる!…だが当然その台詞に対して

ツッコミを入れた所でそのまま話が終わる訳もなく、マサツグは慣れた様子で

左手だけでフィロの両手を拘束して行き!…そして右手をフリーにした所で

目の前でワキワキと!…フィロに手を動かして見せては今からお仕置きをする

ばかりに!…止めに覚悟を決める様な言葉を口にして行くと、フィロもそれに

恐怖する様な反応を見せる!……さてそこからは皆さまのご想像にお任せ…

この時マサツグはあのシロが黙ってエリクサーを飲み、誤魔化そうとした時

同様の擽りをやって見せるのだが…その際マサツグの居る部屋の中は何とも

淫靡な声が…それは苦痛に苦しんで居るのかそれとも構って貰えて嬉しい

歓喜の声か…とにかく何方とも受け取れる声が響き渡り…マサツグもそんな

フィロの様子など御構い無しにお仕置きを実行して続けて行くと、終わった

頃には…


__ビクンッ!!…ビクンビクンッ!!…


「あっ♥…あぁっ♥…何と言う手練じゃ♥…わっちが…わっちがこうも…っ♥…

白いのも…あふっ♥…同じ様に責められていた時…正直羨ましかったが…っ♥…

ここまでとは♥…わっちは攻めの方が得意じゃが…っ♥…受けも良いのぅ♥…

目覚めてしまいそうじゃ♥…」


「……ったく!…何を口走ってるのやら!…

とにかく!…不用意に力を使うな!!…良いな?…」


見事に出来上がったようマサツグのベッドの上にはシロの時同様にグッタリとした

状態で寝転がるフィロの姿が…全身を痙攣させると涎を垂らし、若干汗ばんでは

蒸気もふわっ!と…そしてやはりシロの時同様に何故か満足した様な蕩けた表情を

浮かべており、肩で大きく息をして見せるとフィロ自身も悪くない!と…

それどころかとてもご満悦した様子で言葉を漏らし!…快感に震える反応を見せて

居ると、マサツグが呆れた具合にツッコミを入れる!…その際改めてあの威嚇は

もうしない様にとフィロに言い聞かせるよう言葉を口にして行くと、フィロは

グッタリとした様子のままある事を考え!…


「……力を使えばこの様に?……捨てがたいのぉ♥」


「……何なら今もう一回体験しとくか?…」


__…ッ!?…プルプルプルプル……むぅ~~!!…ッ!………


逆にコレをすればやって貰える?…と考えた様子でフィロは言葉を!…すると

それはマサツグの耳にも当然入ると更にカチン!と…呼吸もままならない状態で

そのまま二回戦に行くか?とフィロに脅しを掛けて行き、さすがのフィロも

その脅しに対してビクッとした反応を見せて行くと、次には痙攣しながらも

小刻みに震えて遠慮を願う!…やはりまさかの二回戦目は身体的にもキツイのか、

無言ながらも恐怖し!…しかしその一方でそんなフィロの様子を見て居たシロは

突如ムゥ~!と…マサツグに頬を膨らませ不機嫌そうに!…何かを訴える様な

視線でマサツグの事をじぃ~っと見詰めて行き始めると、マサツグもそれに気が

付いた様子で視線を逸らす!…大まか言いたい事は分かる!…しかしやる訳には

行かず!…とにかく気が付いて居ないフリでやり過ごし!…そのままシロからの

視線に逃げ続けて居ると、突如艦内アナウンスが流れ始める。


__ピンポンパンポ~ン!!…


「…先程のワイバーンの襲来の対応に当たって下さった冒険者皆様方…

本来ならお一人お一人に感謝の言葉を申し上げに伺いたい所では御座いますが…

現状警戒態勢に入って居る為、それも叶わず!…

せめてものお礼をと思い、放送越しの感謝の言葉を!!…

…この様な不躾なお礼の言葉となってしまい誠に申し訳ございません!!…

ですが今回!!…ワイバーンの撃退に当たって下さった冒険者の皆様!…

ヴェール号全クルーを代表して船長の私がお礼を申し上げさせて頂きます!!…

誠に!!…御助力頂きました事を!!…ありがとう御座いました!!!…」


突如流れて来たアナウンスからは艦長の声が!…それは先程のイベントに対して

参加をしてくれた事に対する感謝の言葉で…何なら礼儀としてまずは放送越しの

言葉になってしまった事についてを謝罪し始め、そして改めて冒険者達一同に

対して!…深く感謝をする様に言葉を口に!…それは放送越しからでも本当に

感情が籠って居るのがヒシヒシと感じられ!…何かむず痒い様な…思わず頭を

掻きながら照れる様なそんな素振りを見せてしまうと、何故か自身でも恥かしく

なる!…ただ此方としてはイベントだからと言った具合に参加をしただけなの

だが、こうも感謝をされると!…とにかくこの時マサツグは奇妙な感情に

襲われてしまい!…何か耐えがたい羞恥を受ける様な感情を覚えて居ると、更に

放送は続く。


「…尚、お客様にお連絡させて頂きます…

現在…昼の十二時となりました…

三階レストランにてお客様のお食事のご用意させて頂いております…

是非お集まり頂き、食事になさって下さいませ…」


「…ッ!……え?…もう12時?…マジか?……ッ!?…

ほんまや!!…って事はあの化け物達と五時間も?……うわぁ…」


続いて聞こえて来たのは昼のアナウンス…そこで昼食の準備が出来たと言う連絡を

耳に!…するとマサツグはその連絡を聞いてそんな時間かと疑問に思い、ふと

自室に配置されてある時計の方へ目を向けて行くと、そこで艦内アナウンスで

案内が有った通り!…昼の十二時を指し示す時計が有るのを目にして行く!…

と言う事は飛竜戦があったのは朝の食事を食べて少ししてからの事だったので、

飛竜戦を約5時間やっていた事にふと気が付き!…するとその事実にマサツグは

思わずハッとなって驚き戸惑い!…自身でも良くそんな長い時間戦って居たな!?

と考えてしまうと、次にはノックの音を耳にするのであった!…


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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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