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志方と島袋に連れ去られる話
ごめんなさい *
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*駿里視点
「ちかやっ、痛いってば…っ、」
「お前がちゃんと歩けばいい話だろうが。」
そうかもしれないけどその前に俺の話もちゃんと聞いてよ!何もなしに引っ張られても反発するに決まってんじゃんか…っ!
「ねぇ寛也ってばっ、まって、話聞いてよっ!」
「ベットの上で聞いてやる。」
そんなの言われたら余計に行きたくないよ…っ!だから俺はその場に踏み留まろうと必死に足に力を入れた。けどもちろん寛也には勝てない。勝てるわけがなかった。それどころか寛也を余計に怒らせてしまった。
「うわっ…!」
「お前どういうつもりだ?なぁ駿里。」
寛也は怒ると力が強くなる。だから痛いんだ。今もグイッと腕を引かれて俺は思わず顔を顰めてしまった。なのに寛也は関係なしに俺の顔を鷲掴みにしてそう言った。ていうか…どういうつもりって…そんなの決まってんじゃんか!
「どうもこうもない…っ!!」
「は?」
「寛也こそどういうつもりだよ…っ!」
「なんだと?」
もうやだ。また喧嘩になっちゃう…。喧嘩なんてしたくないのに…。けど言わずに不満を溜めるよりかは俺は言いたいことを伝えたい。だから…。
「なんで俺の気持ちちゃんと考えてくれないの…!」
「お前の気持ち?」
「俺が家出することに怒るんじゃなくてその理由をちゃんと聞いてよ…っ!」
「理由なぁ…。」
寛也はそう言うと何故か悪い笑みを浮かべた。あれ…もしかして俺…また寛也の地雷踏んじゃった?
「なら俺も聞かせてもらおうか駿里。」
なんでそうなるんだよ!俺が先に寛也に聞いてるのに!
「今は先に俺が寛也に聞いてるじゃんか…っ!」
「そうだな。けどそれにも関係することだから先にお前に答えてもらう。」
「…関係ってどういうこと。」
「まぁ話を聞けって。」
寛也がそう言って俺の口にキスをしてくる。だから俺は気を張った。このままいくといつも通りに寛也に流されてしまう恐れがあったから。
「…わかった。」
「よし。いい子だ。んで、本題だがさっきなんで俺にちょっかいを出したんだ?」
「ん?ちょっかい…?」
「そうだ。電話中にしてきただろ。」
…あ、ピザの注文してた時か。そんなの決まってるじゃん。寛也に仕返しがしたかったから。だからあんなことしたんだ。けどもちろん寛也にそんなことを言えるはずもなく。
「それは…っ、」
「それは?」
「……………っ。」
どうしよう…。言えないよ…。このままだとまた酷いお仕置きをされてしまう。それだけは避けなきゃいけないのに。言い訳が思いつかない…。
「駿里。言えないのか?」
「……………っ。」
黙り込んでも何も解決しない。それは分かってる。だけど嘘をついて寛也にバレてお仕置きが増やされるよりはマシだと思った俺は下を向いて黙り込んだ。そんな俺の顔を無理やり寛也は上げてきた。
「黙り込んでも何も解決しねぇぞ。」
「…だって、」
「だってじゃねぇよ。それによぉ、お前はさっき俺に気持ちを考えてくれって言ったよな?」
「…うん。」
「そうだよな。言ったよな?」
だからそうだってば。どうしてそんなに聞いてくるのさ。
「そうだよ。言った。」
「だよな。じゃあなんでさっき俺の気持ちも考えずにあんな事をした。電話中に悪態をつくなんてお前らしくもねぇのになんで急にあんなことをしたんだ?」
…もうだめだ。俺の負け。言い返せない。俺がさっき絞り出して寛也に落ち着いてもらおうとして言った言葉さえも寛也に丸め込まれて逆に使われてしまった。けどやっぱりお仕置きされるのはいやなんだ。だけどもうお仕置きは避けられない。だったらちゃんと気持ちを伝えよう。
「………っ……から。」
「あ?なんだ?」
言う勇気は出来た。けど声が小さくなってしまった。だから寛也にその声は届かずそう聞き返されてしまった。それだけではなく寛也に耳を噛まれた。俺の苦手な耳だ。だから俺は急いで話しだした。これ以上渋れば耳を舐められる恐れがあったから。
「…いっ、いつもの仕返ししたかったから!」
「仕返し?」
寛也がそう言うと俺は目をつぶった。顔を掴まれているから寛也から顔を背けることは出来ない。だからせめて寛也を俺の視界から消そうと目をつぶったんだ。寛也が怖かったから。何を言われるか何をされるのか全く想像出ないのが怖かった。
「ほぅ…そうかそうか。」
あれ?寛也の声色が変わった気がする。しかもこの声は機嫌が悪くなったって言うよりもその逆だ。機嫌が良くなってる。だから俺はゆっくりと目を開けた。そしたら…。
「可愛いやつだなお前は。」
「…え?」
「そうだよな。時にはやり返す事も大事だよな。」
寛也の機嫌がいい。これはもしかして俺、お仕置き回避出来たのでは?だから思わず俺は嬉しくなった。
「あのっ、ちかや…っ、」
「ん?お前なんでそんなに嬉しそうな顔してんだ?俺は許すともなんとも言ってねぇのに。」
俺は寛也にごめんなさいを言おうとした。ここで謝れば許してもらえるかもしれないと思ったから。けどやはりそう上手くはいかない。いくわけがなかった。
「…まだ怒って、る?」
「当たり前だ。俺はずっと怒ってる。」
そんなぁ…。そんなのないよ…。それなら期待させないで欲しかった。
「俺っ、寛也にごめんなさいした!」
「だからなんだよ。謝っても許さねぇよ。」
「ちゃんと反省してるもん!」
「それは当たり前だな。」
「でもっ、でもっ…。」
俺はお仕置きが重なってしまったことで正直体がものすごくキツかった。もちろんもうイキたくなんかないし抱かれたくもない。平和に今日を過ごしたい。それなのにお仕置きをされたらたまったもんじゃないんだ!だから俺は思わず涙目になってしまった。
「お仕置きはいやなの…っ。」
目から涙がこぼれおちそうだ。そのまま寛也の手の上に落ちそう。ああ、なんか俺涙脆くなっちゃったな。俺がそんなことを考えながら寛也を見ていると…。
「はぁ。たく、とりあえず来い。」
「ま、まって…っ。」
「歩くのが辛いなら担いでやる。ほら来い。」
寛也はそう言うと問答無用で俺を抱き上げた。その後はまるで割れ物を扱うかのように優しく抱きしめ俺を運んでくれた。行った先はもちろんベットだったけどね。
「寛也…?」
寝室に着いたら俺は当たり前のようにベットの上に降ろされた。いや寝かされたと言った方が正しいな。俺は横向きにベットに寝かされたんだ。だから起き上がろうとした。だけどそれよりも先に寛也が俺の上に乗ってきた。
「なんだ。」
「なんだじゃないっ、ちょ、ちょっと、脱がさないで…っ!!」
俺の上に馬乗りになったかと思えば今度は俺の上着を上にまくり上げてきた寛也。だから俺は当然声を荒らげだ。でもそしたら寛也が…。
「うるせぇな。口も塞いでやろうか?」
「………っ。」
そう言われてしまえば黙るしかない。どんな状況であれ喋れなくなるのは嫌だから。
「なぁ駿里。」
「…なに?」
「お前家出してどこに行くつもりだったんだ?」
「…え?」
「だからどこに行くつもりだったんだって聞いてるんだ。」
「それは…っ、」
どこって…どこだろ。そういえば適当にここから出て康二さんの家に行こうかな…とかしか考えてなかったな。だから俺は急に寛也にそう言われて困ってしまった。
「外か?それともマンション内で隠れんぼするつもりだったのか?」
「えっと…:っ、」
「早く答えろ。」
「そ、外には、行くつもりなかったって言うかそもそも外に出るっていう選択肢はなかった…。」
「なんでだ?」
「…だって、」
外には出れないから。ここから運良く出たとしてもフロントの外には出れない。というかそもそもエレベーターにも俺は乗れない。暗証番号があるから。
「外には出たくても出れないから…。」
「そうだな。お前は俺なしでは外に行く事も出来ねぇからな。」
「………………。」
自由がないことは俺も知ってる。それに俺はそれを承諾してる…つもりだ。けど実際にその現実を突きつけられるのはちょっと嫌だった。だから俺は思わず顔に出てしまった。
「なんだその不服そうな顔は。」
「…なんでもない。」
俺は寛也から顔をそっぽ向けてそう言った。そんな行動をしても自分の首を絞めるだけというのは分かっている。だけど思わずそうしてしまったんだ。腹が立ってしまったから。そしたら案の定寛也が…。
「…あっ、ちょ、いやっ、さわるな!」
俺の上着を更にまくり上げて乳首を触ってきた。しかも俺が感じやすい触り方で…。だから俺は必死に身を捩って寛也から逃げようとした。それが無駄だとわかっていながらも。
「お前は快楽には弱いからな。」
「な、なにっ、ぁ、ちょっ、やめっ!」
「いくら強気でもちょっと俺が触れば聞き分けが良くなる。なのに外に出れねぇのは不服か?」
俺がさっき嫌な顔をしてしまったことでどうやら寛也の地雷を踏んでしまったようだ。そんなつもりなかったのに…っ。
「ちがっ、ごめんなさいっ、ちがうのっ!」
「違う?じゃあなんであんな顔をする。お前はここにいるのが嫌なのか?」
「ちがうからっ、ぁ、やめっ!」
寛也が乳首を触ってくるせいで俺はまともに話せなくなってしまっていた。なのに寛也は容赦なく俺の乳首を擦ってくる。
「あっ、ぃ、やめっ!」
「そうだよな。不安なわけがねぇよな。」
そう言った寛也に俺は必死に頷いた。これ以上誤解を招きたくないというのはもちろんお仕置きをされたくなかったから。だけど…。
「だったら尚更家出は許す訳にはいかねぇ。俺と約束したのにも関わらずお前はここから出ていこうとしたんだから。だからな駿里。お前の気持ちとか今は関係ねぇんだ。約束事は約束だろ?」
「ちかやっ、痛いってば…っ、」
「お前がちゃんと歩けばいい話だろうが。」
そうかもしれないけどその前に俺の話もちゃんと聞いてよ!何もなしに引っ張られても反発するに決まってんじゃんか…っ!
「ねぇ寛也ってばっ、まって、話聞いてよっ!」
「ベットの上で聞いてやる。」
そんなの言われたら余計に行きたくないよ…っ!だから俺はその場に踏み留まろうと必死に足に力を入れた。けどもちろん寛也には勝てない。勝てるわけがなかった。それどころか寛也を余計に怒らせてしまった。
「うわっ…!」
「お前どういうつもりだ?なぁ駿里。」
寛也は怒ると力が強くなる。だから痛いんだ。今もグイッと腕を引かれて俺は思わず顔を顰めてしまった。なのに寛也は関係なしに俺の顔を鷲掴みにしてそう言った。ていうか…どういうつもりって…そんなの決まってんじゃんか!
「どうもこうもない…っ!!」
「は?」
「寛也こそどういうつもりだよ…っ!」
「なんだと?」
もうやだ。また喧嘩になっちゃう…。喧嘩なんてしたくないのに…。けど言わずに不満を溜めるよりかは俺は言いたいことを伝えたい。だから…。
「なんで俺の気持ちちゃんと考えてくれないの…!」
「お前の気持ち?」
「俺が家出することに怒るんじゃなくてその理由をちゃんと聞いてよ…っ!」
「理由なぁ…。」
寛也はそう言うと何故か悪い笑みを浮かべた。あれ…もしかして俺…また寛也の地雷踏んじゃった?
「なら俺も聞かせてもらおうか駿里。」
なんでそうなるんだよ!俺が先に寛也に聞いてるのに!
「今は先に俺が寛也に聞いてるじゃんか…っ!」
「そうだな。けどそれにも関係することだから先にお前に答えてもらう。」
「…関係ってどういうこと。」
「まぁ話を聞けって。」
寛也がそう言って俺の口にキスをしてくる。だから俺は気を張った。このままいくといつも通りに寛也に流されてしまう恐れがあったから。
「…わかった。」
「よし。いい子だ。んで、本題だがさっきなんで俺にちょっかいを出したんだ?」
「ん?ちょっかい…?」
「そうだ。電話中にしてきただろ。」
…あ、ピザの注文してた時か。そんなの決まってるじゃん。寛也に仕返しがしたかったから。だからあんなことしたんだ。けどもちろん寛也にそんなことを言えるはずもなく。
「それは…っ、」
「それは?」
「……………っ。」
どうしよう…。言えないよ…。このままだとまた酷いお仕置きをされてしまう。それだけは避けなきゃいけないのに。言い訳が思いつかない…。
「駿里。言えないのか?」
「……………っ。」
黙り込んでも何も解決しない。それは分かってる。だけど嘘をついて寛也にバレてお仕置きが増やされるよりはマシだと思った俺は下を向いて黙り込んだ。そんな俺の顔を無理やり寛也は上げてきた。
「黙り込んでも何も解決しねぇぞ。」
「…だって、」
「だってじゃねぇよ。それによぉ、お前はさっき俺に気持ちを考えてくれって言ったよな?」
「…うん。」
「そうだよな。言ったよな?」
だからそうだってば。どうしてそんなに聞いてくるのさ。
「そうだよ。言った。」
「だよな。じゃあなんでさっき俺の気持ちも考えずにあんな事をした。電話中に悪態をつくなんてお前らしくもねぇのになんで急にあんなことをしたんだ?」
…もうだめだ。俺の負け。言い返せない。俺がさっき絞り出して寛也に落ち着いてもらおうとして言った言葉さえも寛也に丸め込まれて逆に使われてしまった。けどやっぱりお仕置きされるのはいやなんだ。だけどもうお仕置きは避けられない。だったらちゃんと気持ちを伝えよう。
「………っ……から。」
「あ?なんだ?」
言う勇気は出来た。けど声が小さくなってしまった。だから寛也にその声は届かずそう聞き返されてしまった。それだけではなく寛也に耳を噛まれた。俺の苦手な耳だ。だから俺は急いで話しだした。これ以上渋れば耳を舐められる恐れがあったから。
「…いっ、いつもの仕返ししたかったから!」
「仕返し?」
寛也がそう言うと俺は目をつぶった。顔を掴まれているから寛也から顔を背けることは出来ない。だからせめて寛也を俺の視界から消そうと目をつぶったんだ。寛也が怖かったから。何を言われるか何をされるのか全く想像出ないのが怖かった。
「ほぅ…そうかそうか。」
あれ?寛也の声色が変わった気がする。しかもこの声は機嫌が悪くなったって言うよりもその逆だ。機嫌が良くなってる。だから俺はゆっくりと目を開けた。そしたら…。
「可愛いやつだなお前は。」
「…え?」
「そうだよな。時にはやり返す事も大事だよな。」
寛也の機嫌がいい。これはもしかして俺、お仕置き回避出来たのでは?だから思わず俺は嬉しくなった。
「あのっ、ちかや…っ、」
「ん?お前なんでそんなに嬉しそうな顔してんだ?俺は許すともなんとも言ってねぇのに。」
俺は寛也にごめんなさいを言おうとした。ここで謝れば許してもらえるかもしれないと思ったから。けどやはりそう上手くはいかない。いくわけがなかった。
「…まだ怒って、る?」
「当たり前だ。俺はずっと怒ってる。」
そんなぁ…。そんなのないよ…。それなら期待させないで欲しかった。
「俺っ、寛也にごめんなさいした!」
「だからなんだよ。謝っても許さねぇよ。」
「ちゃんと反省してるもん!」
「それは当たり前だな。」
「でもっ、でもっ…。」
俺はお仕置きが重なってしまったことで正直体がものすごくキツかった。もちろんもうイキたくなんかないし抱かれたくもない。平和に今日を過ごしたい。それなのにお仕置きをされたらたまったもんじゃないんだ!だから俺は思わず涙目になってしまった。
「お仕置きはいやなの…っ。」
目から涙がこぼれおちそうだ。そのまま寛也の手の上に落ちそう。ああ、なんか俺涙脆くなっちゃったな。俺がそんなことを考えながら寛也を見ていると…。
「はぁ。たく、とりあえず来い。」
「ま、まって…っ。」
「歩くのが辛いなら担いでやる。ほら来い。」
寛也はそう言うと問答無用で俺を抱き上げた。その後はまるで割れ物を扱うかのように優しく抱きしめ俺を運んでくれた。行った先はもちろんベットだったけどね。
「寛也…?」
寝室に着いたら俺は当たり前のようにベットの上に降ろされた。いや寝かされたと言った方が正しいな。俺は横向きにベットに寝かされたんだ。だから起き上がろうとした。だけどそれよりも先に寛也が俺の上に乗ってきた。
「なんだ。」
「なんだじゃないっ、ちょ、ちょっと、脱がさないで…っ!!」
俺の上に馬乗りになったかと思えば今度は俺の上着を上にまくり上げてきた寛也。だから俺は当然声を荒らげだ。でもそしたら寛也が…。
「うるせぇな。口も塞いでやろうか?」
「………っ。」
そう言われてしまえば黙るしかない。どんな状況であれ喋れなくなるのは嫌だから。
「なぁ駿里。」
「…なに?」
「お前家出してどこに行くつもりだったんだ?」
「…え?」
「だからどこに行くつもりだったんだって聞いてるんだ。」
「それは…っ、」
どこって…どこだろ。そういえば適当にここから出て康二さんの家に行こうかな…とかしか考えてなかったな。だから俺は急に寛也にそう言われて困ってしまった。
「外か?それともマンション内で隠れんぼするつもりだったのか?」
「えっと…:っ、」
「早く答えろ。」
「そ、外には、行くつもりなかったって言うかそもそも外に出るっていう選択肢はなかった…。」
「なんでだ?」
「…だって、」
外には出れないから。ここから運良く出たとしてもフロントの外には出れない。というかそもそもエレベーターにも俺は乗れない。暗証番号があるから。
「外には出たくても出れないから…。」
「そうだな。お前は俺なしでは外に行く事も出来ねぇからな。」
「………………。」
自由がないことは俺も知ってる。それに俺はそれを承諾してる…つもりだ。けど実際にその現実を突きつけられるのはちょっと嫌だった。だから俺は思わず顔に出てしまった。
「なんだその不服そうな顔は。」
「…なんでもない。」
俺は寛也から顔をそっぽ向けてそう言った。そんな行動をしても自分の首を絞めるだけというのは分かっている。だけど思わずそうしてしまったんだ。腹が立ってしまったから。そしたら案の定寛也が…。
「…あっ、ちょ、いやっ、さわるな!」
俺の上着を更にまくり上げて乳首を触ってきた。しかも俺が感じやすい触り方で…。だから俺は必死に身を捩って寛也から逃げようとした。それが無駄だとわかっていながらも。
「お前は快楽には弱いからな。」
「な、なにっ、ぁ、ちょっ、やめっ!」
「いくら強気でもちょっと俺が触れば聞き分けが良くなる。なのに外に出れねぇのは不服か?」
俺がさっき嫌な顔をしてしまったことでどうやら寛也の地雷を踏んでしまったようだ。そんなつもりなかったのに…っ。
「ちがっ、ごめんなさいっ、ちがうのっ!」
「違う?じゃあなんであんな顔をする。お前はここにいるのが嫌なのか?」
「ちがうからっ、ぁ、やめっ!」
寛也が乳首を触ってくるせいで俺はまともに話せなくなってしまっていた。なのに寛也は容赦なく俺の乳首を擦ってくる。
「あっ、ぃ、やめっ!」
「そうだよな。不安なわけがねぇよな。」
そう言った寛也に俺は必死に頷いた。これ以上誤解を招きたくないというのはもちろんお仕置きをされたくなかったから。だけど…。
「だったら尚更家出は許す訳にはいかねぇ。俺と約束したのにも関わらずお前はここから出ていこうとしたんだから。だからな駿里。お前の気持ちとか今は関係ねぇんだ。約束事は約束だろ?」
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