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志方と島袋に連れ去られる話
連れ去られる駿里 *
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「やらっ、やめっ、ぅ、やだっ、ぁ!」
部屋に連れてこられてからというもの駿里は志方と島袋によって身体中をいたぶられていた。耳を舐められ乳首を触られペニス、そして後孔までもいたぶられる。それにはたまらず駿里はもちろん逃げようとする。だが2人ががっちりと駿里の体を掴んでいるがために出来なかった。
「おねがっ、ぁうっ、あぁっ、ぁ、いやだっ!」
「嫌じゃねぇだろ。もうここもこんな勃起してんじゃねぇか。」
それは単なる生理現象だ!と駿里は叫びたかったがそれは出来ない。攻められすぎてまともに話せなかったから。だがその時音が聞こえた。志方と島袋には聞こえなかったようだが駿里にはちゃんと聞こえた。その音の主はどうやらこの部屋に入ってきているようで足音が聞こえてきた。
そしてーーー。
「うるせぇよお前ら。俺の部屋まで声聞こえてんだよ。たく、何してんだ…って駿里?」
玄関から誰かが入ってきたと思えばその人物は松下だった。そして松下は志方と島袋に挟まれるような形で捕まっている駿里を見て目を丸くした。
「は?なんでお前がここにいんの?」
駿里は自分の家にいるはずだ。なのになんでこんなところにいるんだと松下はそう志方に問いかける。だが志方がその問いに答えるよりも先に駿里が声を荒らげた。
「康二さん助けてっ…!!」
「え、まじで何。どういう状況?」
「お前に関係ねぇよ康二。出てけ。」
駿里が松下に助けを求めるということはこれは合意では無いのだろう。それは分かったとしてなんで駿里はここにいるのだろうか。松下は疑問しか浮かばない。そんな松下に志方は邪魔だと言わんばかりにそう言った。だが松下も松下で引かない。それは駿里が嫌がっているから。
「いやいや駿里めっちゃ嫌がってんじゃん。やめてやれよ。」
「お前が言うな。」
松下の言ったことに対してすぐさま島袋がそう言い返した。駿里も思わずその通りだと思ったが松下はさすがにこんなことまではしない。無理やりはしてきてもちゃんと駿里のことを見てくれるから。
「確かにお前の言う通りかもな島袋。でも俺はこんなガチ泣きさせねぇよ。」
「よく言う。いつもいつも駿里泣かせてんのはどこの誰だよ。」
「おいおい志方、聞き捨てならねぇこと言ってくんじゃねぇか。それはお前らも人の事言えねぇんじゃねぇの?」
「うっせぇな…。」
実際駿里を泣かせていることには志方も島袋も変わりない。だから人の事言えないのだ。そのため返す言葉が無くなり志方はそう返すしかなかった。そんな志方と島袋をみて松下は何かを思い出したようで再び話し始めた。
「つかお前らこんなとこで道草食ってていいのか?」
「は?どういう意味だ。」
道草も何もここは家だ。それに今日は仕事は無いはず。そのため志方はそう松下に聞き返した。だがそんな志方に松下は呆れ顔を向ける。
「お前ら今日事務所であれやる予定だろ?」
「やべ…。」
「はぁ?まさか忘れてたのかよ。」
島袋も志方も顔を真っ青にした。全く…松下が来なければとんでもないことになっていたであろう。そのため松下はため息を止められない。
「そのまさかだ康二。恩に着るぞ。おい島袋、急いで準備すんぞ。いや準備してる暇はねぇな。とりあえず事務所行くぞ。」
「そうだな。駿里じゃあな。また今度続きをやろうな。」
「やらないから…っ!!」
「お前の意見は聞いてねぇよ。じゃあな駿里。」
島袋はそう言うと慌てて部屋を出ていった。それに続くように志方も続いて行く。鍵は松下が部屋にまだ居るから閉めないのだろう。いや松下が居なくても閉めていなかったかもしれない。このマンションは安全だから。そんなこんなで2人が出ていったあと駿里は松下とこの部屋に残された。だがその安心感からか駿里は涙が溢れてきた。しかしそれを松下に見せたくなかった駿里は下を向き黙り込んだ。
「なんだお前。怒ってんのか?」
「…そんなんじゃないもん。」
急に静かになった駿里に松下はそう問いかけた。だがその問いかけにすら駿里は素っ気なく答える。だから松下は駿里が泣いているんだろうなと何となく感じた。そのため松下は駿里の顔を掴み無理やり顔を上げさせる。
「やだっ、はなしてっ、」
「何もしねぇよ。お前一体あいつらに何されたんだよ。」
「…なにもされてない。」
「嘘つけ。こんなに服も乱れてなんもされてねぇわけないだろ。つか何もされてないならなんでお前は泣いてんだよ。」
「泣いてないもん…っ!」
駿里は何故ここまで意地を張るのだろうか。松下はそれを考えたがやはり分からない。だからとりあえず駿里を抱きしめることにした。そうしたら少しでも駿里は落ち着くだろうから。
「…な、にっ、?」
「んー?何もねぇよ。ただお前を抱きしめたくなっただけだ。」
「…………っ。」
駿里はその松下の言葉によってもう我慢できなくなった。涙を止められない。だって正直怖かったから。志方と島袋は自制が効かなくなる。そのため何をされるのかも分からず駿里は怖かった。それから松下が助けてくれた。そんな松下が来たことで駿里は安心感が絶頂に達したのだ。だが駿里も男だ。だから駿里は声だけでも我慢しようと必死に声を押えながら涙を流していると松下は頭を撫でてきた。
「あいつらはちょっとやりすぎるところがあるからな。まぁ結果的に未遂で終わって良かった。」
「お、そいよっ、ばかっ、」
感情的になってしまった駿里は本音が漏れ始める。出来ればこうなる前に来て欲しかった…と。そんな駿里に松下は苦笑いだ。
「無茶言うな馬鹿。俺は自分の家にいたのにお前がこんなに目に遭ってるって分かるかよ。」
「じゃあ、なんでっ、きてくれたの…?」
「悪い予感がしたから。それだけだ。」
そう言い松下は駿里が泣き止むまでずっと抱きしめ続けてくれた。そして頭を撫でて待ってくれた。松下も松下で仕事があっただろうに嫌な顔せず駿里のことを優先してくれた。そんな松下のおかげで駿里は落ち着くことが出来たが落ち着いたら落ち着いたでこの部屋にいるのが駿里は無性に嫌になった。
「こうじさ、っ、」
「ん?」
「…家に帰りたい。」
「分かった。帰ろうな。ほら駿里、行くぞ。」
「うん…。」
駿里は松下に差し伸べられた手を握り返して立ち上がった。だがその後すぐに松下に抱きかかえられて自分の足で歩かなくて良くなった。そして駿里も抵抗しなかった。今は松下の温もりが落ち着くから。
部屋に連れてこられてからというもの駿里は志方と島袋によって身体中をいたぶられていた。耳を舐められ乳首を触られペニス、そして後孔までもいたぶられる。それにはたまらず駿里はもちろん逃げようとする。だが2人ががっちりと駿里の体を掴んでいるがために出来なかった。
「おねがっ、ぁうっ、あぁっ、ぁ、いやだっ!」
「嫌じゃねぇだろ。もうここもこんな勃起してんじゃねぇか。」
それは単なる生理現象だ!と駿里は叫びたかったがそれは出来ない。攻められすぎてまともに話せなかったから。だがその時音が聞こえた。志方と島袋には聞こえなかったようだが駿里にはちゃんと聞こえた。その音の主はどうやらこの部屋に入ってきているようで足音が聞こえてきた。
そしてーーー。
「うるせぇよお前ら。俺の部屋まで声聞こえてんだよ。たく、何してんだ…って駿里?」
玄関から誰かが入ってきたと思えばその人物は松下だった。そして松下は志方と島袋に挟まれるような形で捕まっている駿里を見て目を丸くした。
「は?なんでお前がここにいんの?」
駿里は自分の家にいるはずだ。なのになんでこんなところにいるんだと松下はそう志方に問いかける。だが志方がその問いに答えるよりも先に駿里が声を荒らげた。
「康二さん助けてっ…!!」
「え、まじで何。どういう状況?」
「お前に関係ねぇよ康二。出てけ。」
駿里が松下に助けを求めるということはこれは合意では無いのだろう。それは分かったとしてなんで駿里はここにいるのだろうか。松下は疑問しか浮かばない。そんな松下に志方は邪魔だと言わんばかりにそう言った。だが松下も松下で引かない。それは駿里が嫌がっているから。
「いやいや駿里めっちゃ嫌がってんじゃん。やめてやれよ。」
「お前が言うな。」
松下の言ったことに対してすぐさま島袋がそう言い返した。駿里も思わずその通りだと思ったが松下はさすがにこんなことまではしない。無理やりはしてきてもちゃんと駿里のことを見てくれるから。
「確かにお前の言う通りかもな島袋。でも俺はこんなガチ泣きさせねぇよ。」
「よく言う。いつもいつも駿里泣かせてんのはどこの誰だよ。」
「おいおい志方、聞き捨てならねぇこと言ってくんじゃねぇか。それはお前らも人の事言えねぇんじゃねぇの?」
「うっせぇな…。」
実際駿里を泣かせていることには志方も島袋も変わりない。だから人の事言えないのだ。そのため返す言葉が無くなり志方はそう返すしかなかった。そんな志方と島袋をみて松下は何かを思い出したようで再び話し始めた。
「つかお前らこんなとこで道草食ってていいのか?」
「は?どういう意味だ。」
道草も何もここは家だ。それに今日は仕事は無いはず。そのため志方はそう松下に聞き返した。だがそんな志方に松下は呆れ顔を向ける。
「お前ら今日事務所であれやる予定だろ?」
「やべ…。」
「はぁ?まさか忘れてたのかよ。」
島袋も志方も顔を真っ青にした。全く…松下が来なければとんでもないことになっていたであろう。そのため松下はため息を止められない。
「そのまさかだ康二。恩に着るぞ。おい島袋、急いで準備すんぞ。いや準備してる暇はねぇな。とりあえず事務所行くぞ。」
「そうだな。駿里じゃあな。また今度続きをやろうな。」
「やらないから…っ!!」
「お前の意見は聞いてねぇよ。じゃあな駿里。」
島袋はそう言うと慌てて部屋を出ていった。それに続くように志方も続いて行く。鍵は松下が部屋にまだ居るから閉めないのだろう。いや松下が居なくても閉めていなかったかもしれない。このマンションは安全だから。そんなこんなで2人が出ていったあと駿里は松下とこの部屋に残された。だがその安心感からか駿里は涙が溢れてきた。しかしそれを松下に見せたくなかった駿里は下を向き黙り込んだ。
「なんだお前。怒ってんのか?」
「…そんなんじゃないもん。」
急に静かになった駿里に松下はそう問いかけた。だがその問いかけにすら駿里は素っ気なく答える。だから松下は駿里が泣いているんだろうなと何となく感じた。そのため松下は駿里の顔を掴み無理やり顔を上げさせる。
「やだっ、はなしてっ、」
「何もしねぇよ。お前一体あいつらに何されたんだよ。」
「…なにもされてない。」
「嘘つけ。こんなに服も乱れてなんもされてねぇわけないだろ。つか何もされてないならなんでお前は泣いてんだよ。」
「泣いてないもん…っ!」
駿里は何故ここまで意地を張るのだろうか。松下はそれを考えたがやはり分からない。だからとりあえず駿里を抱きしめることにした。そうしたら少しでも駿里は落ち着くだろうから。
「…な、にっ、?」
「んー?何もねぇよ。ただお前を抱きしめたくなっただけだ。」
「…………っ。」
駿里はその松下の言葉によってもう我慢できなくなった。涙を止められない。だって正直怖かったから。志方と島袋は自制が効かなくなる。そのため何をされるのかも分からず駿里は怖かった。それから松下が助けてくれた。そんな松下が来たことで駿里は安心感が絶頂に達したのだ。だが駿里も男だ。だから駿里は声だけでも我慢しようと必死に声を押えながら涙を流していると松下は頭を撫でてきた。
「あいつらはちょっとやりすぎるところがあるからな。まぁ結果的に未遂で終わって良かった。」
「お、そいよっ、ばかっ、」
感情的になってしまった駿里は本音が漏れ始める。出来ればこうなる前に来て欲しかった…と。そんな駿里に松下は苦笑いだ。
「無茶言うな馬鹿。俺は自分の家にいたのにお前がこんなに目に遭ってるって分かるかよ。」
「じゃあ、なんでっ、きてくれたの…?」
「悪い予感がしたから。それだけだ。」
そう言い松下は駿里が泣き止むまでずっと抱きしめ続けてくれた。そして頭を撫でて待ってくれた。松下も松下で仕事があっただろうに嫌な顔せず駿里のことを優先してくれた。そんな松下のおかげで駿里は落ち着くことが出来たが落ち着いたら落ち着いたでこの部屋にいるのが駿里は無性に嫌になった。
「こうじさ、っ、」
「ん?」
「…家に帰りたい。」
「分かった。帰ろうな。ほら駿里、行くぞ。」
「うん…。」
駿里は松下に差し伸べられた手を握り返して立ち上がった。だがその後すぐに松下に抱きかかえられて自分の足で歩かなくて良くなった。そして駿里も抵抗しなかった。今は松下の温もりが落ち着くから。
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