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第四部 第四部 古の古代帝国公爵家の野望
剣術戦は私が出ることになりました
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「ちょっと、アルマン、やられたのなら、中途半端な怪我じゃなくて、なんでクラスのために死ななかったのよ!」
翌日の放課後、教室に集まった皆を前にしたメラニーはいつもの冷徹メラニーだった。
いや、それ以上に冷酷メラニーだ。まあ、冗談で言っているんだと思うけれど、冗談でもひどいんじゃない!
アルマンの怪我はクラリスの癒し魔術だけでは完全に良くならず、右腕を包帯で吊っていた。これでは当日までには治らない。すなわち、アルマンが剣術戦に出るのは絶望的になったのだ。
「折角、一年A組のエースを潰すチャンスだったのに、何してるのよ!」
怪我をしたアルマンを前にメラニーは情け容赦がなかった。昨日の泣いていたのはなんなのだ?
私はメラニーの態度の豹変に唖然とした。
「フラン、あなたもよ。折角私が決死の覚悟で嘘泣きしているんだから、一緒に泣きなさいよ」
「えっ?」
私は次の言葉が出なかった。
あまりにもメラニーが泣き止まないから本当かと少し心配したのが馬鹿みたいだった。
「だよな。メラニーがアルマンの為に泣くわけ無いわよな」
バンジャマンが一人納得してるんだけど。
「何言ってるのよ。アルマンが本当に死んでたら、私も泣いたわよ。でも、怪我で、対抗戦に、出られなくなっただけじゃない!」
きっとバンジャマンを睨み付けたのだ。
「アルマンが、あのアホの挑発に乗るなんて馬鹿なことするからよ。どう責任取ってくれるのよ!」
公国の息子はメラニーにかかるとアホと一言で言われているんだけど。
「いや、メラニー、俺は……」
「言い訳は良いわ。現実問題で剣術で一番得点を稼げそうな、アルマンが出られなくなったのよ。どうするのよ」
メラニーは容赦がなかった。皆をねめつけるつけるんだけど。
「それでなくとも今回はクイズ戦の得点が少なくて逆転が難しいのよ! どうするのよ」
メラニーが叫んでいる。
「判った。私が出るわ」
私は仕方なしに申し出たのだった。
「えっ、フラン、これは魔術戦じゃないのよ!」
「そうだ。フラン、魔術を全く使ってはいけないのだぞ」
「フランは女の中では腕も太い方だけど、男相手に力勝負で勝てるのかよ」
皆口々に言ってくれる。
「ちょっと、アルマン、腕が太いって何よ! 腕が太いって!」
私は最後のアルマンの言葉に噛みついた。
「いや、だって、太くないと男と剣でやりあえないだろう」
私の剣幕に恐れをなしたのか、アルマンの言葉尻がドンドン小さくなるんだけど。
「別に私はそんなに太くないわよ」
「でも、剣士は皆、俺達みたいに腕は太いぞ」
「太いからって強いとは限らないでしょう」
私がアルマンに言い切った。
「それはそうだが……」
「一応、私、剣は剣聖に見てもらっているんだけど」
「それは知っているけれど、フランがこの前剣聖を弾き飛ばしたのは魔術を剣に込めたからでしょ。普通に剣だけでやったら、いつもボコボコにされているって、言ってたじゃ無い」
メラニーまで言うんだけど。
「剣聖にはね! いくら性格が悪いと言っても剣聖は世界最強クラスの剣の腕を持っているのよ。でも、この学園に剣聖並みの剣術使いがいるわけ?」
そう言って私はみんなを見渡した。
「いや、それはそこまではいないけど」
「でも、殿下がいるじゃないか」
「確かにアドには勝てるかどうか判らないけど、短期決戦なら、勝てる可能性はあるわ」
「本当かよ」
アルマンらは未だに半信半疑なんだけど。
そう、化け物扱いされるのが嫌で、今迄出る素振りしなかったけれど、私は剣術だけでもそこそこ行くはずだった。
「そもそも私、ルール騎士長に模擬戦で負けたこと無いんだけど」
「えっ、親父に負けたことないのか? 俺は勝ったこと無いんだけど」
驚いて、アルマンが私を見た。
「公爵令嬢だから、手加減してくれたんじゃないの?」
メラニーはあくまでも懐疑的だ。
「剣術で私より強いものがいれば、良いけど、いないでしょ。それに、クイズのボタン押すくらいならアルマンでも出きるでしょ」
私は周りを見渡して言うと、最後にメラニーを見た。
「判ったわ。フランなら相手が女と見て、手加減してくれて手を抜いてくれるかも知れないし。少なくともフランは単身海賊船に乗り込むくらいだから、度胸はあるわよね」
メラニーが諦めたように言うんだけど。
上手く行けば私は十分に優勝できる可能性があるんだって!
私がいくら言っても誰も信じてくれないんだけど、なんで?
皆は、相手に打ちかかられたら、悲鳴を上げて相手の隙をつく方法とか余計なことをいろいろ教えてくれるんだけど。
絶対に私が優勝候補筆頭だって言うの!
誰も信じてくれないってどういう事なのよ!
**************************************************
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
続きは今夜です。
ついにクラス対抗戦です。
果たして二年E組は連覇できるのか?
お楽しみ下さい。
翌日の放課後、教室に集まった皆を前にしたメラニーはいつもの冷徹メラニーだった。
いや、それ以上に冷酷メラニーだ。まあ、冗談で言っているんだと思うけれど、冗談でもひどいんじゃない!
アルマンの怪我はクラリスの癒し魔術だけでは完全に良くならず、右腕を包帯で吊っていた。これでは当日までには治らない。すなわち、アルマンが剣術戦に出るのは絶望的になったのだ。
「折角、一年A組のエースを潰すチャンスだったのに、何してるのよ!」
怪我をしたアルマンを前にメラニーは情け容赦がなかった。昨日の泣いていたのはなんなのだ?
私はメラニーの態度の豹変に唖然とした。
「フラン、あなたもよ。折角私が決死の覚悟で嘘泣きしているんだから、一緒に泣きなさいよ」
「えっ?」
私は次の言葉が出なかった。
あまりにもメラニーが泣き止まないから本当かと少し心配したのが馬鹿みたいだった。
「だよな。メラニーがアルマンの為に泣くわけ無いわよな」
バンジャマンが一人納得してるんだけど。
「何言ってるのよ。アルマンが本当に死んでたら、私も泣いたわよ。でも、怪我で、対抗戦に、出られなくなっただけじゃない!」
きっとバンジャマンを睨み付けたのだ。
「アルマンが、あのアホの挑発に乗るなんて馬鹿なことするからよ。どう責任取ってくれるのよ!」
公国の息子はメラニーにかかるとアホと一言で言われているんだけど。
「いや、メラニー、俺は……」
「言い訳は良いわ。現実問題で剣術で一番得点を稼げそうな、アルマンが出られなくなったのよ。どうするのよ」
メラニーは容赦がなかった。皆をねめつけるつけるんだけど。
「それでなくとも今回はクイズ戦の得点が少なくて逆転が難しいのよ! どうするのよ」
メラニーが叫んでいる。
「判った。私が出るわ」
私は仕方なしに申し出たのだった。
「えっ、フラン、これは魔術戦じゃないのよ!」
「そうだ。フラン、魔術を全く使ってはいけないのだぞ」
「フランは女の中では腕も太い方だけど、男相手に力勝負で勝てるのかよ」
皆口々に言ってくれる。
「ちょっと、アルマン、腕が太いって何よ! 腕が太いって!」
私は最後のアルマンの言葉に噛みついた。
「いや、だって、太くないと男と剣でやりあえないだろう」
私の剣幕に恐れをなしたのか、アルマンの言葉尻がドンドン小さくなるんだけど。
「別に私はそんなに太くないわよ」
「でも、剣士は皆、俺達みたいに腕は太いぞ」
「太いからって強いとは限らないでしょう」
私がアルマンに言い切った。
「それはそうだが……」
「一応、私、剣は剣聖に見てもらっているんだけど」
「それは知っているけれど、フランがこの前剣聖を弾き飛ばしたのは魔術を剣に込めたからでしょ。普通に剣だけでやったら、いつもボコボコにされているって、言ってたじゃ無い」
メラニーまで言うんだけど。
「剣聖にはね! いくら性格が悪いと言っても剣聖は世界最強クラスの剣の腕を持っているのよ。でも、この学園に剣聖並みの剣術使いがいるわけ?」
そう言って私はみんなを見渡した。
「いや、それはそこまではいないけど」
「でも、殿下がいるじゃないか」
「確かにアドには勝てるかどうか判らないけど、短期決戦なら、勝てる可能性はあるわ」
「本当かよ」
アルマンらは未だに半信半疑なんだけど。
そう、化け物扱いされるのが嫌で、今迄出る素振りしなかったけれど、私は剣術だけでもそこそこ行くはずだった。
「そもそも私、ルール騎士長に模擬戦で負けたこと無いんだけど」
「えっ、親父に負けたことないのか? 俺は勝ったこと無いんだけど」
驚いて、アルマンが私を見た。
「公爵令嬢だから、手加減してくれたんじゃないの?」
メラニーはあくまでも懐疑的だ。
「剣術で私より強いものがいれば、良いけど、いないでしょ。それに、クイズのボタン押すくらいならアルマンでも出きるでしょ」
私は周りを見渡して言うと、最後にメラニーを見た。
「判ったわ。フランなら相手が女と見て、手加減してくれて手を抜いてくれるかも知れないし。少なくともフランは単身海賊船に乗り込むくらいだから、度胸はあるわよね」
メラニーが諦めたように言うんだけど。
上手く行けば私は十分に優勝できる可能性があるんだって!
私がいくら言っても誰も信じてくれないんだけど、なんで?
皆は、相手に打ちかかられたら、悲鳴を上げて相手の隙をつく方法とか余計なことをいろいろ教えてくれるんだけど。
絶対に私が優勝候補筆頭だって言うの!
誰も信じてくれないってどういう事なのよ!
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ここまで読んでいただいてありがとうございます。
続きは今夜です。
ついにクラス対抗戦です。
果たして二年E組は連覇できるのか?
お楽しみ下さい。
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