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第三部 ルートン王国交換留学編
裏切りの伯爵視点2 今度こそ、呪いの公爵令嬢を始末しようと思いました
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情勢は俺が考えていたほど甘くは無かった。
公爵令嬢を罠に嵌めると生意気にも大きな口を叩いた息子は、結局、上手く行かずに停学処分を食っていた。
本当に馬鹿な息子だ。しかし、停学ですんでほっとした。
下手したら退学や犯罪者として牢に入らされる危険もあったのだ。
だが、それ以上に情勢は更に酷くなってきた。
帝国の後ろ楯を得たアルメリア王国側が強気になって来たのだ。
今までは手控えていたのに、強硬にジャックの釈放とシルビア王女の輿入れを希望するようになって来たのだ。
表ルートでも外交部を通して言ってきており、我が国の外務卿が困り果てていた。
そして、我らに対する裏ルートでは矢のような催促になっていたのだ。
早く何とかしろと。
こちらとしても、手をこまねいている訳にも行かなかった。
「どうするのだ?」
私はカステリア子爵を前に不機嫌極まりない表情で聞いた。
「アルメリア王国の陛下の言われる事も判りますが、新興国への王女殿下の輿入れは、貴族達の反発も大きく、なかなか進展しないのではありませんか?」
カステリア子爵は判りきったことを言ってくれた。
「そうだ。特に、王女の婚約者候補のチェルバ公爵家が反対しておる」
「チェルバ公爵家とは、厄介ですな」
カステリア子爵は頭を押さえてくれた。しかし、頭が痛いのは俺だ。
チェルバ公爵家は我が国の中でも古く由緒正しい家柄なのだ。敵も少ない。昔から王女の輿入れ先のの最有力候補なのだ。その公爵家を敵に回すのは流石にまずい。
「赤髪のジャックの釈放の方はどうですか?」
「それは更に厳しい。陛下自ら、海賊を捕らえた公爵の小娘を称賛されたのだぞ。その相手を釈放など出来る訳はなかろう」
俺は頭を押さえた。どちらも八方塞がりなのだ。
「どうなさいます。このまましばらく様子を見ますか?」
「それができれば苦労はせんわ! 毎日のように督促されておるのだぞ」
俺は苦虫を噛み潰したような顔をした。何をふざけたことを言ってくれるのだ。俺は子爵を睨み付けていた。
「いっそのこと、呪いの公爵令嬢を拐いますか?」
「あやつをか。しかし、そのようなことが出来るのか?」
「剣術の腕はあるようですが、頭の出来は今ひとつという評判です。情にはもろいようですし、クラスの者を誰か誘拐して、そいつの命が惜しければ一人で来いと言ってやれば案外引っ掛かってくれるやも知れませんぞ」
「そんなに簡単に行くのか?」
俺は半信半疑だった。海賊と戦う小娘の画像を見たが、剣術の腕は凄まじかった。
「なあに、言って来なければ、友人を見捨てる薄情者だと噂を流してやれば良いではないですか。海賊退治のヒーローの信用がなくなれば、ジャックの解放もしやすくなりますし、言葉に乗ってくれば捕獲するだけです。頭は単細胞みたいですから、うまく言えば手錠をかけるのも容易いかと。いくら剣術に長けていても手錠さえしてしまえば、騎士達の敵ではないでしょう」
「それも、そうだな。念には念を入れておいて、最悪、私の私兵を潜ませておけば完璧かもしれん」
「そうです。100名もいればいくら小娘が出来るとはいえ、所詮女ですからな」
下卑た笑いをカステリア子爵がした。
「小娘も見栄えは悪くないと思いますから、陛下に献上すれば陛下の機嫌も直るのではないですか」
そうだ。その手もあったのだ。宰相閣下はご多分にもれず、女好きだ。後宮の妃の数は二桁にも及ぶと聞く。
「何でしたら、閣下が味見してから、陛下に送ってもいいかと」
「そうだな。あのツンと澄ました顔が恐怖に歪むのを見るのも良いかもしれんな」
俺はほくそ笑んだのだ。
計画通り、我らがアジトの一つまで、使われていない貴族屋敷に女生徒を捕まえて来るのはとても簡単だった。
あんな手でうまくいくのかというくらいあっけなく、誘い出せたのだ。
「おいしいと評判の親元の菓子屋への行き方を入り口にいる御者に教えてほしいと学園の秘密の入り口まで案内させるのは簡単でした。後は薬を嗅がせてイチコロでしたよ」
学園の女生徒を攫ってきたと報告に来た海賊の手下のヒルは自慢げに言ってくれた。
「後は公爵の小娘をうまく攫えれば連絡しますよ」
笑って言ってくれたのだ。
俺はそれを待っていた。
しかし、いくら待っても連絡が来ないのだ。
しびれを切らした俺は屋敷の隣にあるわが商会の倉庫に急行したのだ。
そこにはわが手練れの騎士崩れや傭兵、魔術師達100名くらいが隊商の護衛という名目で待機していた。
「どうなっているのだ?」
隣を監視させていた男に聞くと小娘を誘拐するのは成功したが、海賊の手下の10人はあっさりと小娘にやられてしまったというのだ。なんでも小娘は魔術まで使ったそうだ。
そこに、今は騎士の協力者を向かわせたところだというのだ。
何ともまどろっこしい。せっかく小娘を人が使っていない屋敷に誘い出せたのだ。もうやるしかなかろう。幸いなことにこちらには大枚をはたいて買った最新の魔術を無効にする魔道具があるのだ。
秘密の通路から隣の屋敷に行くと、何と騎士団長まで来ていた。
一瞬どうするか悩んだが、もうここまで来たらやるしかあるまい。
ついでに邪魔な騎士団長も一緒に処分しようと私が出ることにしたのだ。
こちらの兵員は協力者の騎士を入れて200名を越えているのだ。相手は20名もいまい。
絶対に勝てると俺は踏んだのだ。
あの生意気な小娘を俺の前に跪かしてやる。そして、そのきれいな顔を恐怖にゆがませるのだ!
俺は嬉々として小娘の前に顔を出したのだ。
**************************************************************
井の中の蛙大海を知らず。
果たして魔道具でフランを止められるのか?
続きは明日です
公爵令嬢を罠に嵌めると生意気にも大きな口を叩いた息子は、結局、上手く行かずに停学処分を食っていた。
本当に馬鹿な息子だ。しかし、停学ですんでほっとした。
下手したら退学や犯罪者として牢に入らされる危険もあったのだ。
だが、それ以上に情勢は更に酷くなってきた。
帝国の後ろ楯を得たアルメリア王国側が強気になって来たのだ。
今までは手控えていたのに、強硬にジャックの釈放とシルビア王女の輿入れを希望するようになって来たのだ。
表ルートでも外交部を通して言ってきており、我が国の外務卿が困り果てていた。
そして、我らに対する裏ルートでは矢のような催促になっていたのだ。
早く何とかしろと。
こちらとしても、手をこまねいている訳にも行かなかった。
「どうするのだ?」
私はカステリア子爵を前に不機嫌極まりない表情で聞いた。
「アルメリア王国の陛下の言われる事も判りますが、新興国への王女殿下の輿入れは、貴族達の反発も大きく、なかなか進展しないのではありませんか?」
カステリア子爵は判りきったことを言ってくれた。
「そうだ。特に、王女の婚約者候補のチェルバ公爵家が反対しておる」
「チェルバ公爵家とは、厄介ですな」
カステリア子爵は頭を押さえてくれた。しかし、頭が痛いのは俺だ。
チェルバ公爵家は我が国の中でも古く由緒正しい家柄なのだ。敵も少ない。昔から王女の輿入れ先のの最有力候補なのだ。その公爵家を敵に回すのは流石にまずい。
「赤髪のジャックの釈放の方はどうですか?」
「それは更に厳しい。陛下自ら、海賊を捕らえた公爵の小娘を称賛されたのだぞ。その相手を釈放など出来る訳はなかろう」
俺は頭を押さえた。どちらも八方塞がりなのだ。
「どうなさいます。このまましばらく様子を見ますか?」
「それができれば苦労はせんわ! 毎日のように督促されておるのだぞ」
俺は苦虫を噛み潰したような顔をした。何をふざけたことを言ってくれるのだ。俺は子爵を睨み付けていた。
「いっそのこと、呪いの公爵令嬢を拐いますか?」
「あやつをか。しかし、そのようなことが出来るのか?」
「剣術の腕はあるようですが、頭の出来は今ひとつという評判です。情にはもろいようですし、クラスの者を誰か誘拐して、そいつの命が惜しければ一人で来いと言ってやれば案外引っ掛かってくれるやも知れませんぞ」
「そんなに簡単に行くのか?」
俺は半信半疑だった。海賊と戦う小娘の画像を見たが、剣術の腕は凄まじかった。
「なあに、言って来なければ、友人を見捨てる薄情者だと噂を流してやれば良いではないですか。海賊退治のヒーローの信用がなくなれば、ジャックの解放もしやすくなりますし、言葉に乗ってくれば捕獲するだけです。頭は単細胞みたいですから、うまく言えば手錠をかけるのも容易いかと。いくら剣術に長けていても手錠さえしてしまえば、騎士達の敵ではないでしょう」
「それも、そうだな。念には念を入れておいて、最悪、私の私兵を潜ませておけば完璧かもしれん」
「そうです。100名もいればいくら小娘が出来るとはいえ、所詮女ですからな」
下卑た笑いをカステリア子爵がした。
「小娘も見栄えは悪くないと思いますから、陛下に献上すれば陛下の機嫌も直るのではないですか」
そうだ。その手もあったのだ。宰相閣下はご多分にもれず、女好きだ。後宮の妃の数は二桁にも及ぶと聞く。
「何でしたら、閣下が味見してから、陛下に送ってもいいかと」
「そうだな。あのツンと澄ました顔が恐怖に歪むのを見るのも良いかもしれんな」
俺はほくそ笑んだのだ。
計画通り、我らがアジトの一つまで、使われていない貴族屋敷に女生徒を捕まえて来るのはとても簡単だった。
あんな手でうまくいくのかというくらいあっけなく、誘い出せたのだ。
「おいしいと評判の親元の菓子屋への行き方を入り口にいる御者に教えてほしいと学園の秘密の入り口まで案内させるのは簡単でした。後は薬を嗅がせてイチコロでしたよ」
学園の女生徒を攫ってきたと報告に来た海賊の手下のヒルは自慢げに言ってくれた。
「後は公爵の小娘をうまく攫えれば連絡しますよ」
笑って言ってくれたのだ。
俺はそれを待っていた。
しかし、いくら待っても連絡が来ないのだ。
しびれを切らした俺は屋敷の隣にあるわが商会の倉庫に急行したのだ。
そこにはわが手練れの騎士崩れや傭兵、魔術師達100名くらいが隊商の護衛という名目で待機していた。
「どうなっているのだ?」
隣を監視させていた男に聞くと小娘を誘拐するのは成功したが、海賊の手下の10人はあっさりと小娘にやられてしまったというのだ。なんでも小娘は魔術まで使ったそうだ。
そこに、今は騎士の協力者を向かわせたところだというのだ。
何ともまどろっこしい。せっかく小娘を人が使っていない屋敷に誘い出せたのだ。もうやるしかなかろう。幸いなことにこちらには大枚をはたいて買った最新の魔術を無効にする魔道具があるのだ。
秘密の通路から隣の屋敷に行くと、何と騎士団長まで来ていた。
一瞬どうするか悩んだが、もうここまで来たらやるしかあるまい。
ついでに邪魔な騎士団長も一緒に処分しようと私が出ることにしたのだ。
こちらの兵員は協力者の騎士を入れて200名を越えているのだ。相手は20名もいまい。
絶対に勝てると俺は踏んだのだ。
あの生意気な小娘を俺の前に跪かしてやる。そして、そのきれいな顔を恐怖にゆがませるのだ!
俺は嬉々として小娘の前に顔を出したのだ。
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井の中の蛙大海を知らず。
果たして魔道具でフランを止められるのか?
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