テンプレ悪役令嬢シャーロット・バレリアは性的にちょっと特殊な転生者

潮 雨花

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風魔法使いの受難

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「コンラッド様をあの場に置いてきてしまって、本当によろしかったのですか?」
 謹慎塔へお弁当を取りに行く道すがら。沈黙を続けていたレオンが尋ねてくる。彼もマリアンヌの嬌声を聞いてしまったのだろうか。
 シャーロットは風の魔力保持者なので、風が伝えてくる音や匂いには人一倍敏感だ。
 そのため、あの音量が他の人間にも聞こえるものだったのか、それは測りかねた。
「よろしいのではありません? おひとりではありませんし」
「ですがコンラッド様はあなたの……」
「婚約者ではありますが、あの方は殿下の『ご友人』なのでしょう?」
「…………」
「それに殿下がどなたと一緒であろうとも、私は興味がありませんのよ」
「ですが、ご婚約を破談にされないために、今日も頑張っていらっしゃるのではないのですか?」
「え?」
 この課題さえ達成できれば、数か月後には卒業が確定する。シャーロットの目的はなるべく穏便に貴族社会で生き残り、せめて学園を卒業することだったのだが、はたから見れば違ったのだろう。
「婚約は……破談ではありませんか?」
 誰が見ても、コンラッドがシャーロットと結婚をする気がないのは明らかだ。そしてシャーロットも願い下げである。
「破談になさるのですか? ではこの訓練は……」
「私は卒業がしたいだけです。侯爵家として貴族が誰しも卒業しなくてはならない学園を退学するというのは醜聞でしかないですし、家にも迷惑が掛かりますので」
「では婚約はどちらにしろご破談にすると?」
「そうなりますわね。今までやってきた王妃教育も無駄になりましたわ」
「…………ご無理をされているのでは」
「無理もなにも、私がどうこうしたところで、あのご様子では手遅れでは?」
 きっと今頃、一発か二発くらいは致している頃だろう。
 コンラッドはマリアンヌを愛する場所を選ばないところがある。一番酷い場所といえば、彼は卒業後にマリアンヌへの愛を証明するために、貴族との会議中に彼女を裸に剥いて、下も上も犯しまくるのだ。
 さらに頭がおかしいことに、他の貴族たちは全く気にも留めない。
 どこに出しても恥ずかしくない素晴らしい女性であることの証明として、貴族たちに痴態を見せつけるのだと彼はマリアンヌを説得したが、そんなことあるはずがない。
 一体どんなことを会議で決めようとしているのかはわからないが、コンラッドに犯されるマリアンヌを眺めながら、他の貴族男性たちは資料の受け渡しやら、内密な報告とやらでコンラッドの傍へと行き、ひとりずつ、事あるごとにマリアンヌの身体あちらこちらに触れるのである。躓いたふりをして、彼女の股間に顔を埋め、そこを舐める猛者もいた。
 会議とは大義名分で、あの場はマリアンヌを辱めるためだけに設けられたものだったのだろう。
 そんな男がこの国の王になり、その家臣たちも彼と似たり寄ったりの性癖を持つとなると、この国は彼らの代で滅ぶかもしれない。
 そうならないための王妃も、既に快楽に堕とされている。
 それでうまく回る国政とは一体なんだろうか?
「――私には殿下のお相手は難しいでしょうし、課題の合否に関わらず、婚約が破談になるようどうにかしますわ」
 仮にこのまま婚約が成立してしまったとしたら、コンラッドはシャーロットまで巻き込んでマリアンヌを辱めることを考えそうで、それがまた恐ろしい。
(さすがにあのふたりと3Pは勘弁してほしいわ……)
 シャーロットは性癖こそ歪んでいるが、対象は男性に限る。コンラッドのことだ。シャーロットにマリアンヌとの絡みを要求してきそうで、それだけはご免被りたい。それならまだ複数の男たちに凌辱された方が精神的にマシである。
「シャーロット嬢は、この婚約にご興味がなかったのですか?」
「そうですわね……。政略結婚のための婚約でしたし、家のために今まで色々しましたが、もう役目は終わりましたし」
 彼らを傷つけたあの日、あれがシャーロットの最後の出番だ。あとは一行二行でシャーロットのその後が描かれたが、それだけ。
 つまりもうシャーロットは彼らの今後に一切関りがないということである。
「これから私は、私のためだけに生きようと思っています」
 学校を卒業できたとしても、婚約を破談にされたシャーロットは侯爵家にはいられないだろう。
(交換条件……私の今後の就職場所の斡旋なら、あの子の面倒も見てあげても良いかもしれないわね……)
 王都に留まることにはなるだろうが、侯爵令嬢として恥ずかしくない職と地位さえ与えてもらえれば、その後の生活も苦労はしないだろう。可能な限り王族たちとあまり関わらない職であれば尚良い。
 ここぞというときだけ、社交界での発言権を行使すれば良いという約束さえ取り付けられれば、コンラッドの提案も悪くはない。
 そしてこれが、平民として生きるより、何倍も現実的だ。
 そんなことを考えているうちに、懲罰塔の前までやってきていた。
「レオン様はこちらでお待ちください」
 昼食のために朝から用意したものはキッチンにまとめて置いてあるのだが、ふたりで行くほどの量はない。
 わざわざレオンを連れていくより、風の魔力で早く移動できるシャーロットだけが行った方が効率が良いだろう。
(あ、時間稼ぎ、するべき?)
 もしかしたらまだ彼らは何かいかがわしいことをしている可能性がある。ただ、彼らは昼休みの時間を借りてここまで来ているのだろうから、時間に限りはある。
(――どっちだろう?)
 残念ながら原作に現状のようなシーンは描かれていない。本編通りであれば、シャーロットはふたりとその後、関わらなかったはずなのだ。
(戻ったときまっ最中だったら、さすがに嫌だしなぁ……)
 あの腹黒鬼畜王子のことだから、シャーロットやレオンの目はまったく気にしないだろうが、その後気まずくなるのはこちらの方だ。
 それにレオンには他の女を見てほしくない。
 既にマリアンヌの肌は見た後かもしれないが、レオンがあの魅惑のボディにうっかり誘惑されてしまったら、それを考えるだけで醜い嫉妬心で狂ってしまいそうだ。
「…………」
「シャーロット嬢。どうかしましたか? どこかお加減でも?」
「いえ……、少しお腹が……」
 心配をかけないように黙っていたが、ここは生理のせいにしてしまおう。
「朝からその……。病気ではないのですが……」
 ちょっと言いにくい腹痛といえば、もう生理しかないだろう。
 同学年の男子であればまだわからないかもしれないが、既婚者だったレオンにはこれが何なのかすぐわかるはずだ。
「――そうですか」
 やはりレオンは大人の男性だ。
 ちゃんとわかってくれた。
 そう思ったのだが……。
「申し訳ありません。私が、責任を取ります」
「責任?」
 なんの? と首をかしげる。
「その痛みは……私が原因です」
「レオン様が……?」
「私が……激しくしたせいです」
 魔法の制御中の指導の話だろうか?
 激しく、と言われると、多少スパルタだったような気はするが、彼にとっても早く終わらせたいことだろうから、そうなってしまうのは仕方のないことだ。
 そもそも覚えが悪いシャーロットが原因であって、彼に非はない。
「あなたもお気づきなのではありませんか?」
 気づくものが何であるのか、それが明確ではないためシャーロットは考えた。
 だが彼が指摘していることが何であるのか、さっぱりわからない。
「あなたはとても思慮深い方です。私の過ちに気づきながらもそれを指摘せず、普段以上に明るく振る舞われていたのではありませんか?」
 だから何の話? と喉まで出かかってやめた。
 察しの悪い娘だと思われたくなかったのだ。
「その……激しかった……かもしれませんが、気持ちが良い……と言いますか」
 ちゃんと指導をしてもらう上で、厳しくされるのは仕方がない。だがシャーロットの立場上、王妃教育以外でこうした厳しい教え方をされなかったので、彼のまっすぐな心意気は気持ちが良かった。
 そう伝えたつもりだったのだが、レオンはふいと顔を反らし黙り込んでしまった。
(あれ? 私、返答間違えた……?)
 彼を不機嫌にさせたのかもしれない。
 話が通じない察しの悪い娘だと思われたかもしれない。
「あ、あの! 変なことを言ってしまったらすみません! でも、レオン様が責任を感じることは何もありません! 全部私が悪いのです!」
 レオンが何に責任を感じているのかはわからないが、十中八九その原因はシャーロットだろう。
 シャーロットにとってレオンは完璧だ。
 いつも何かが足りないのはシャーロットの方なので、彼が責任を感じることなど何一つないはずなのだ。
 だがレオンは、それでは許してくれなかった。
「女性にそのようなことを言わせてしまい申し訳ありません。ですが責任は取ります。こうなってしまった以上、あなたもその方が都合が良いはずです」
 どうなってしまったから、どう都合が良いのか、シャーロットにはさっぱりわからない。だが、これ以上彼の言葉を否定すると逆に失礼だろう。
「そう……ですわね……」
「それは今後のことについてもご納得してくださったと取ってよろしいですか?」
 そう言われても、今後の何に納得させられたのか、全く伝わってこない。
 騎士とは貴族以上に多くを語らないものなのだが、それにしても言葉が足りなさすぎる。
 けれどレオンがちらりとシャーロットを不安そうな瞳で見つめてくるものだから、考えるより前に口が動いていた。
「はい。レオン様にご迷惑がかからないのであれば」
 どんなことであろうとも、レオンに迷惑が掛からなければそれで良いのだ。
 苦し紛れにニコッと微笑んで見せると、レオンはどこかホッとしたように目元を優しく緩めた。
「ありがとうございます」
 大きな手が、シャーロットの頬へと伸ばされた。
 なに? と彼を見上げると、顔にかかったシャーロットの後れ毛を耳にかけただけで、その手は離れていく。
「さあ、殿下たちがお待ちです。早く戻りましょう」
 言いながらレオンは先導を切って階段を上がっていった。その背中を目で追いながら、シャーロットは彼が触れた髪に手を伸ばす。
(初めて……触れてもらえた……)
 髪ではあるが、少しだけ彼との心の距離が近づいたようだ。
(もっと、レオン様に触れていただけるようにならなきゃ!)
 そして最終目的。一晩の過ちを犯してもらうのだ。
 早めに彼の心を溶かすことができれば、この学園を去るまでの間のお相手をさせてもらえるかもしれない。
 そのためにもっと頑張らなければ、とシャーロットは密かに拳を握りしめ、大きな背中に続いて階段を駆け上がったのだった。



「レオン達は遅いな」
 その頃、コンラッドはなかなか戻ってこないレオン達にため息を吐いていた。
「そう思うだろう? マリア」
 コンラッドが腰を振ると、バチュッ、と淫猥な水音が響き渡る。
「ぁ、ぁあ!」
「このままだと、キミのお腹がいっぱいになってしまうな」
 制服の上着を脱がされ、スカートを履いたまま、マリアンヌはコンラッドに犯されていた。
 もう五度目の精が注がれているが、マリアンヌは一度も絶頂を迎えさせてもらえていない。
「俺もキミに搾り取られて、さすがに乾いてしまいそうだよ」
 結合部からは白濁の蜜が溢れ出している。それを緩やかに腰を振ることで泡立たせるだけで、コンラッドはマリアンヌの喜ぶところはすべて外していた。
「やぁ……! そこ、ちが……!」
「あぁそんなに締め付けないでくれ。キミの下の口はいつにも増して欲張りだな。まだ足りないのか?」
「奥……! もっと、奥……、突いてぇ……!」
「ダメだよマリア。奥のお口はもっと淫らだから、少し控えないと」
 ガラスの吸引機を外した赤々と腫れた乳首を、コンラッドは指ではじいだ。
「ひぅ!」
「ここも、最初の頃より大きくなって、すごく敏感になってしまった。俺以外の男に吸われて捏ねられて、引っ張られて……、そんなに気持ちがよかったのか?」
「ご、めんなさ……!」
「ダメだよマリア。許してあげられない。他の男で感じられなくなるまで、俺をこの身体に覚えさせないと。キミはこんな玩具で乳首を吸われるだけでも快楽を得られてしまう淫乱なんだ。ちゃんと治してあげるから、俺だけを感じられるようになって」
 コリコリとコンラッドの指が乳首を捏ねると、マリアンヌの身体がびくびくと痙攣した。
「そうだ。今ね、俺以外の男に感じたら、母乳が出てしまう薬を開発させているんだ。キミが他の男に弄られても感じなければ、ここからは何も出ないけど、もし感じたら、母乳が止まらなくなる」
「や! いや……! 許してぇ……!」
「大丈夫だよ。仮に感じてしまっても、俺が全部搾り取ってあげるから。だがそれだけではダメか。他の男にも搾り取らせて、俺以外が触れても母乳が出なくなるまで試してみようか」
「ぃや……! 私は、コンラッド……さまが……!」
「俺が良いのであれば、他の男に触らせて感じないでほしいな。キミはいつも感じていないというけど、俺が触れるより、他の男が触れた方がここの締め付けも良くなるんだ。嫉妬してしまうよ」
「だ、だって……! コンラ……ドさま……イカ、せて……くだ、さらな……から……」
「あぁだめだよマリア。人のせいにしては。本当にキミは悪い子だ」
 ずるっ、とコンラッドはマリアンヌの中から自分のモノを引き抜いた。
「あ……、まだ、私……」
「そろそろ彼らが戻ってきそうだからね。ここで終わりにしよう」
「ご、ごめんな、さ……! イ、きた……わた、し……、イキたい……!」
 マリアンヌの手が、自分の胸に伸びる。だがそれをコンラッドが手首を掴んで制した。
「ダメだって言っているだろう?」
「や……、も、無理……!」
「はぁ……。仕方ないなぁ」
 呆れた風を装って、コンラッドはマリアンヌの、そのしなやかな痩躯には似合わない大きな乳房を掴み、揉みしだいた。
「自分で弄ろうとするなんて、はしたないだろう? 今日だけだからね」
 コンラッドは二つの粒をキュッと摘まみ上げ、それを引っ張りながら捻り上げた。
「ひぁぁあああ!」
 その瞬間、マリアンヌの身体が弓なりに反れ、彼女の太ももに激しい水しぶきが飛び散る。
 肩で息をしている彼女の乳首を一度指で撫で、そこに一度外したガラス管を装着する。
「キミの乳首は美味しそうな果実みたいだ。こうしてガラス越しで見ていると、食べてしまいたくなるよ」
 言いながら、彼女の上着を手早く整えていく。
 そして白濁の蜜を滴らせる蜜壺に、貞操帯に取り付けていた棒を突き入れた。
「ひっ!」
「夜まで外してはいけないよ。わかっているね?」
 そしてもう一つの穴にも、棒を突き入れる。
「ひぁい!」
「夜は後ろの穴も可愛がってあげるから。さあキミが漏らした潮を洗い流しに行こう。足の間がびしゃびしゃだよ」
「……はい……」
 コンラッドはマリアンヌを連れて水洗い場の方へと足を向けた。
 彼女が丁寧に足を洗い流している間、コンラッドは懲罰塔へと視線を注ぐ。その唇は優雅に吊り上がり、笑みを刻んでいた。

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