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2章 〜ガールミーツガール〜
第8話:義手
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「レディーゴー!」
高麗ちゃんは黒江と蜜柑ちゃんから手を離し、開始宣言をした。
「ん~、これって腕相撲じゃなくて能力相撲なんだけどな~」
黒江がそう言った瞬間。
蜜柑ちゃんの腕は机に着きそうになっていた。
敗北寸前。
数ミリだけ机から離れ、無理な体勢を取っている。
蜜柑ちゃんは気怠げな表情から一転、驚愕なものに変わっている。
目を大きく見開いていた。
「黒江、あんまり本気を出しすぎないようにね」
腕が吹っ飛んでいっちゃうから……。
「分~かってるって! このまま固定しとけばいいんでしょ?」
私の狙いを理解しているかのように黒江は答えた。
引き分けで時間切れ狙い。
「そ、そうだけど……」
そうだけど、蜜柑ちゃんの体勢は辛そう。
机とほぼ垂直になった右腕に引っ張られ、上半身が引っ張られていた。
彼女は目を大きく見開いて、その長い前髪の隙間からオレンジ色の瞳を覗かせている。
「……。測定完了」
また蜜柑ちゃんの瞳の色が変わった。
オレンジ→赤へ。
彼女は椅子を後ろに下げ、立ち上がろうとした。
が。
立ち上がれない。
右上を思いっきり引っ張って動かそうとしているけど、念動力で完全に固定されてしまっていた。
彼女は膝を曲げ、赤い目で黒江を凝視する。
黒江の念動力は、私の影のように腕を支えているだけではない。
蜜柑ちゃんが強引にその拘束から逃れようと、関節を変な方向に曲げようとしているので、黒江は彼女へ忠告する。
「あ、このままの方がいいよ。え~っと苗木さんだっけ? その関節が悲鳴をあげそうな体勢の方が楽ならこのままで固定するけどどうする? 無理して動かない方が身のためだよ」
蜜柑ちゃんは必死な表情である一方、黒江はあくびをしている。
「……。戦闘モードへ移行」
突然、蜜柑ちゃんは左手の指5本を黒江に向けた。
ダダダダダダ!!! という音とともに、銃弾が指先から射出されだした。
反動リロード無しの完全フルオート。
「ん~。全力腕相撲ってこんなことやんの? 私じゃなかったら確実に死んでるよ?」
少し驚いたように言う。
銃弾は念動力の壁に阻まれ、目の前で停止していた。
黒江はこっちを見て、銃弾を打たれたことをまるで気にしていないかのように私へ話しかけてくる。
「やっぱ中学生しなかったから常識外れなのかな? 今、びっくりしているのって私達だけだよ?」
黒江はニコッとしていた。
確かに、この『全力腕相撲』は少しおかしい。
私に対する暴力的なやり方も、黒江に対する殺人的なやり方も、1歩間違えば大変なことになるのは分かっているはずなのに……。
全力腕相撲を熱狂的に応援していたクラスメイト達は、廊下で騒いで……いなかった。
いや、多分、これは私達だけじゃない。
廊下の生徒達も驚いてシン……と静まり返っている。
やっぱりこれはやり過ぎなんだ。
黒江じゃないと止められないような『全力』なんて普通じゃない!
「……」
蜜柑ちゃんは無言のまま、次の動きに移った。
左手を変化させ、バズーカ砲のようにする。
灰色の砲身が内側から構成されていった。
これが苗木蜜柑ちゃんの神からの贈り物なのかな?
多分、『形態変化系』。
私の『属性系』とは違う。
黒江の『基本形』とは違う。
高麗ちゃんが以前、ポロっと言っていたけど、蜜柑ちゃんはレベル4。
レベル4の形態変化系能力者。
腕を武器に変化させる能力者なのか?
こういう時『人形島登録学生ランキング』のサイトを見られればいいのだけど、あいにく私はそのサイトのURLを知らない。
彼女はバズーカ砲を黒江の顔に向けた。
それはエネルギーを吸収しているような音を立て、発射口からは光が溢れていた。
「なんかすごい異能だね?」
黒江は変わらずに呑気にその吸収過程を眺めていた。
左手では、先ほど買ってきたお茶を器用に開けている。
「……」
蜜柑ちゃんは何も言わない。
発射した。
目を覆うほどの光が走る。
思わず眼を瞑り、光から目を守ろうと防御姿勢になった。
光が徐々に薄れていく。
「ん~。やっぱさ、この攻撃って、私じゃないと死んでるよね?」
先ほどのトーンと変わらずに余裕の声色だった。
ビーム砲は黒江の目の前で、銃弾と同じように止まっている。
丸い光の球として、強引にエネルギーを抑えこんでいた。
「……」
「ってかもう面倒くさくなってきたんだけど! なんでこんなことやらなきゃいけないんだっけ? 真白がノーパン登校の刑になるからだっけ? 君がなるんなら別にどうでもいいよね?」
全てに飽きて、ポイッとおもちゃを放り出す子どものように。
投げやりになった大人のようにそう言った。
黒江は左手を蜜柑ちゃんへ向ける。
すると、バチバチと機械が感電するかのような音を出し、蜜柑ちゃんの両腕が、肩の部分から引きちぎれた。
そのまま手の甲を下にして、両方とも床に着く。
「あっ……」
とうとうやってしまった。
あまりにも自然過ぎる動作だったから、こちらからは何も言えなかった……。
唖然として黒江の方を見る。
この子はケロッとしていて、事の重大さに気づいていなかった。
死にはしないだろうけど、腕はもう繋がらない。
たかだか腕相撲で、両方の腕を失ってしまった……。
「これで私の勝ちってことでいい?」
黒江は高麗ちゃんの方を向いている。
マジでなんでも無いのように、消しゴム無くしちゃった! 的な軽いノリすらもない。。
「く、黒江……、あんたなんで、そんなに平然としているの……」
私の声は震えていた。
こんな非現実を見て、脳みそは受け入れ拒否をしている。
黒江は「んぁ?」とこちらへ顔を向け、私の表情を見て色々と察したようだ。
「よく見てみなよ。それ、義手だよ?」
無造作に捨てられている両腕を指差す。
等身大の人形の腕が転がっているようだった。
でも本当の人形のように、蜜柑ちゃんの肩から血は出ていない。
腕の方からも出血してない。
ただ、バチバチと静電気的なものが出ているだけ。
「あーそうそう! くろえんの勝ちだよ! 来週1週間のノーパン登校の刑は蜜柑ちゃんに決定!!」
ここで、高麗ちゃんは「じゃじゃーん!」と場の空気を変えようとして盛大に宣言するけど、廊下からどよめきは起こらない。
みんな、今起きたことへの理解が追い付いていなかった。
「……。白磁。私の腕をくっつけろ」
「あーすいませんすいません」
と言って、高麗ちゃんは蜜柑ちゃんの両腕を持ち上げ、ゴリゴリゴリと元あった位置にねじ込んだ。
「……」
肩をほぐす動作をして、その結合を確かめていた。
「問題ないです?」
「……。ああ」
「ちょっとちょっと! なに終わった気でいるの? これどうすんのさ!!」
黒江は目の前にある銃弾とビーム砲の塊を指さした。
もちろん尋ねている対象は蜜柑ちゃん。
「……」
でも蜜柑ちゃんは、フイっと黒江の言葉を無視して、教室から出て行ってしまった。
黒江はやれやれとため息をつき、窓の方まで行く。
窓を開け、銃弾とビーム砲を外へ出した。
「ぽいっと!」
10mくらいしか離れていないところで、銃弾とエネルギー弾を開放する。
銃弾はそのまま垂直落下したけど、エネルギー弾の方は……。
突如、先ほどの光よりも大きく、さらに轟音を伴って空間が振動した。
外圧に抑えつけられていたエネルギーは一気に溢れだし、瞬く間に力を発揮する。
目を覆うほどの光が発生し、爆音が響いた。
目が慣れてきて、教室を見渡せるようになると、教室の窓ガラスが全部木っ端微塵に割れている。
黒江は冷や汗を垂らしてこちらを見ていた。
「こ、これって…わわ私悪くない、よね?」
…………
無言で首を横に振った。
高麗ちゃんは黒江と蜜柑ちゃんから手を離し、開始宣言をした。
「ん~、これって腕相撲じゃなくて能力相撲なんだけどな~」
黒江がそう言った瞬間。
蜜柑ちゃんの腕は机に着きそうになっていた。
敗北寸前。
数ミリだけ机から離れ、無理な体勢を取っている。
蜜柑ちゃんは気怠げな表情から一転、驚愕なものに変わっている。
目を大きく見開いていた。
「黒江、あんまり本気を出しすぎないようにね」
腕が吹っ飛んでいっちゃうから……。
「分~かってるって! このまま固定しとけばいいんでしょ?」
私の狙いを理解しているかのように黒江は答えた。
引き分けで時間切れ狙い。
「そ、そうだけど……」
そうだけど、蜜柑ちゃんの体勢は辛そう。
机とほぼ垂直になった右腕に引っ張られ、上半身が引っ張られていた。
彼女は目を大きく見開いて、その長い前髪の隙間からオレンジ色の瞳を覗かせている。
「……。測定完了」
また蜜柑ちゃんの瞳の色が変わった。
オレンジ→赤へ。
彼女は椅子を後ろに下げ、立ち上がろうとした。
が。
立ち上がれない。
右上を思いっきり引っ張って動かそうとしているけど、念動力で完全に固定されてしまっていた。
彼女は膝を曲げ、赤い目で黒江を凝視する。
黒江の念動力は、私の影のように腕を支えているだけではない。
蜜柑ちゃんが強引にその拘束から逃れようと、関節を変な方向に曲げようとしているので、黒江は彼女へ忠告する。
「あ、このままの方がいいよ。え~っと苗木さんだっけ? その関節が悲鳴をあげそうな体勢の方が楽ならこのままで固定するけどどうする? 無理して動かない方が身のためだよ」
蜜柑ちゃんは必死な表情である一方、黒江はあくびをしている。
「……。戦闘モードへ移行」
突然、蜜柑ちゃんは左手の指5本を黒江に向けた。
ダダダダダダ!!! という音とともに、銃弾が指先から射出されだした。
反動リロード無しの完全フルオート。
「ん~。全力腕相撲ってこんなことやんの? 私じゃなかったら確実に死んでるよ?」
少し驚いたように言う。
銃弾は念動力の壁に阻まれ、目の前で停止していた。
黒江はこっちを見て、銃弾を打たれたことをまるで気にしていないかのように私へ話しかけてくる。
「やっぱ中学生しなかったから常識外れなのかな? 今、びっくりしているのって私達だけだよ?」
黒江はニコッとしていた。
確かに、この『全力腕相撲』は少しおかしい。
私に対する暴力的なやり方も、黒江に対する殺人的なやり方も、1歩間違えば大変なことになるのは分かっているはずなのに……。
全力腕相撲を熱狂的に応援していたクラスメイト達は、廊下で騒いで……いなかった。
いや、多分、これは私達だけじゃない。
廊下の生徒達も驚いてシン……と静まり返っている。
やっぱりこれはやり過ぎなんだ。
黒江じゃないと止められないような『全力』なんて普通じゃない!
「……」
蜜柑ちゃんは無言のまま、次の動きに移った。
左手を変化させ、バズーカ砲のようにする。
灰色の砲身が内側から構成されていった。
これが苗木蜜柑ちゃんの神からの贈り物なのかな?
多分、『形態変化系』。
私の『属性系』とは違う。
黒江の『基本形』とは違う。
高麗ちゃんが以前、ポロっと言っていたけど、蜜柑ちゃんはレベル4。
レベル4の形態変化系能力者。
腕を武器に変化させる能力者なのか?
こういう時『人形島登録学生ランキング』のサイトを見られればいいのだけど、あいにく私はそのサイトのURLを知らない。
彼女はバズーカ砲を黒江の顔に向けた。
それはエネルギーを吸収しているような音を立て、発射口からは光が溢れていた。
「なんかすごい異能だね?」
黒江は変わらずに呑気にその吸収過程を眺めていた。
左手では、先ほど買ってきたお茶を器用に開けている。
「……」
蜜柑ちゃんは何も言わない。
発射した。
目を覆うほどの光が走る。
思わず眼を瞑り、光から目を守ろうと防御姿勢になった。
光が徐々に薄れていく。
「ん~。やっぱさ、この攻撃って、私じゃないと死んでるよね?」
先ほどのトーンと変わらずに余裕の声色だった。
ビーム砲は黒江の目の前で、銃弾と同じように止まっている。
丸い光の球として、強引にエネルギーを抑えこんでいた。
「……」
「ってかもう面倒くさくなってきたんだけど! なんでこんなことやらなきゃいけないんだっけ? 真白がノーパン登校の刑になるからだっけ? 君がなるんなら別にどうでもいいよね?」
全てに飽きて、ポイッとおもちゃを放り出す子どものように。
投げやりになった大人のようにそう言った。
黒江は左手を蜜柑ちゃんへ向ける。
すると、バチバチと機械が感電するかのような音を出し、蜜柑ちゃんの両腕が、肩の部分から引きちぎれた。
そのまま手の甲を下にして、両方とも床に着く。
「あっ……」
とうとうやってしまった。
あまりにも自然過ぎる動作だったから、こちらからは何も言えなかった……。
唖然として黒江の方を見る。
この子はケロッとしていて、事の重大さに気づいていなかった。
死にはしないだろうけど、腕はもう繋がらない。
たかだか腕相撲で、両方の腕を失ってしまった……。
「これで私の勝ちってことでいい?」
黒江は高麗ちゃんの方を向いている。
マジでなんでも無いのように、消しゴム無くしちゃった! 的な軽いノリすらもない。。
「く、黒江……、あんたなんで、そんなに平然としているの……」
私の声は震えていた。
こんな非現実を見て、脳みそは受け入れ拒否をしている。
黒江は「んぁ?」とこちらへ顔を向け、私の表情を見て色々と察したようだ。
「よく見てみなよ。それ、義手だよ?」
無造作に捨てられている両腕を指差す。
等身大の人形の腕が転がっているようだった。
でも本当の人形のように、蜜柑ちゃんの肩から血は出ていない。
腕の方からも出血してない。
ただ、バチバチと静電気的なものが出ているだけ。
「あーそうそう! くろえんの勝ちだよ! 来週1週間のノーパン登校の刑は蜜柑ちゃんに決定!!」
ここで、高麗ちゃんは「じゃじゃーん!」と場の空気を変えようとして盛大に宣言するけど、廊下からどよめきは起こらない。
みんな、今起きたことへの理解が追い付いていなかった。
「……。白磁。私の腕をくっつけろ」
「あーすいませんすいません」
と言って、高麗ちゃんは蜜柑ちゃんの両腕を持ち上げ、ゴリゴリゴリと元あった位置にねじ込んだ。
「……」
肩をほぐす動作をして、その結合を確かめていた。
「問題ないです?」
「……。ああ」
「ちょっとちょっと! なに終わった気でいるの? これどうすんのさ!!」
黒江は目の前にある銃弾とビーム砲の塊を指さした。
もちろん尋ねている対象は蜜柑ちゃん。
「……」
でも蜜柑ちゃんは、フイっと黒江の言葉を無視して、教室から出て行ってしまった。
黒江はやれやれとため息をつき、窓の方まで行く。
窓を開け、銃弾とビーム砲を外へ出した。
「ぽいっと!」
10mくらいしか離れていないところで、銃弾とエネルギー弾を開放する。
銃弾はそのまま垂直落下したけど、エネルギー弾の方は……。
突如、先ほどの光よりも大きく、さらに轟音を伴って空間が振動した。
外圧に抑えつけられていたエネルギーは一気に溢れだし、瞬く間に力を発揮する。
目を覆うほどの光が発生し、爆音が響いた。
目が慣れてきて、教室を見渡せるようになると、教室の窓ガラスが全部木っ端微塵に割れている。
黒江は冷や汗を垂らしてこちらを見ていた。
「こ、これって…わわ私悪くない、よね?」
…………
無言で首を横に振った。
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