ラスボス魔王の悪役令嬢、モブを目指します?

みおな

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どうしてそんなことに?

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 早速、お祖母様に事情とお願いを手紙に書いた。

 さすがにちょっと無茶振りし過ぎたかな、と思ったけど、私が頼れるのはお祖母様しかいないから、ついつい甘えてしまうのよね。

 レオナルドの婚約者になりたくなくて、お祖母様に養女にして欲しいとお願いしたことを思い出す。

 最初から、私ってば無理ばかりお祖母様にお願いしてるわね。

 お祖母様がお元気なうちに、ちゃんと恩返ししなくちゃ。

 今度、叔母様・・・お母様かお兄様に相談してみましょう。

 とにかく、今はロイドの婚約者という隠れ蓑が必要なの。

 そのためにもタチアナには、ロイドを諦めて欲しいのよね。

 ロイドとラーナが婚姻できるようになるのは、三年後。

 その時点で私との婚約は白紙撤回され、ラーナと婚約する。

 ラーナが王太子妃になる道を選ぶか、それともロイドが王籍を捨てるかは、彼らが決めること。

 私はその時点で、婚約者がいなくなってしまう。

 だから、その時までにレオナルドとリリーシアには結ばれていて欲しいのよね。

 リリーシアが聖女となれば、王家はレオナルドとリリーシアを絶対に結婚させるはず。

 レオナルドは、勇者となるための試練を受ける資格を得た。

 王家としたら、レオナルドには勇者になってもらわなきゃよね?

 同時に、聖女を探しているはず。

 それに、魔王は?
魔王が現れるから、勇者と聖女が現れるのよね?

 一度アザリウム王国に戻って、お祖母様たちから勇者や聖女、魔王について話を聞くべきかもしれない。

 そんなことを考えていたら、手紙を送って十日後、クリストフお兄様がやって来た。

「お兄様」

「ローズ、お祖母様から手紙を預かって来たよ」

「お兄様はアザリウム王国に戻ってらしたの?」

 てっきり、マハール王国の学園寮にいると思ってたわ。

「いや、学園にお祖母様から手紙が来てね。そのことで話があって僕が来たんだ」

「お話ですか?」

「ああ。お祖母様は、その侯爵令嬢を僕の婚約者にしてはと考えたらしい。お祖母様の下でなら矯正も可能だろうしね」

「ええっ?お兄様の?」

 私は驚きのあまり、手紙を落としてしまった。

 それはさすがに、お兄様に申し訳ないわ。

 確かにお兄様は、何故か婚約者がいらっしゃらないし、お兄様の容姿ならタチアナは好きになるかもしれないけど。

 お祖母様はどうして、そんなことを考えられたのかしら?

 私が無茶振りをしたから、困り果てて・・・?

 でもそれなら、相応しい相手がいないとおっしゃるわよね?

「手紙を読んでごらん。理由を書いていると思うよ」

 私が落とした手紙を拾うと、お兄様は読むように促して来た。

 お兄様は嫌じゃないのかしら?
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