305 / 414
第6章306話:バトルアックス
しおりを挟む私は、エドゥアルト、フランカと。
魔法銃撃隊30名ほどを引き連れて、ジルフィンド第三軍へと突っ込んでいた。
なお私・エドゥアルト・フランカの3人はバフポーションを飲んでいる。
したがって戦闘能力が桁違いに跳ね上がっていた。
「フランカ」
「はい!」
敵陣のど真ん中で、私はフランカを呼びつけた。
「これを使いなさい」
「……!」
私はアイテムバッグから取り出したのは、巨大な戦斧である。
実はフランカには、バトルアックスによる戦闘を練習させていた。
彼女の適性職には合っている武器だと思ったからだ。
「わかりました! やってみます」
とフランカは元々持っていたショートソードを片付け……
バトルアックスを受け取った。
私は言った。
「あそこの槍兵たちが邪魔ですわ。バトルアックスのお披露目もかねて、蹴散らしていただけますか?」
「了解しました!」
とフランカは返事をしてから、駆け出す。
バトルアックスを両手で握りながら、前方にいた槍兵たちの戦列に斬りかかる。
「ひっ―――――」
兵士たちの恐怖にゆがむ顔が浮かんだ。
フランカのバトルアックスが凪ぐ。
それだけで、兵士が真っ二つに吹っ飛んだ。
豪快すぎる斬撃だ。
しかしパワー任せではなく、ちゃんとキレがある。
やはりフランカにはバトルアックスが合っている。
「ハアッ!!」
フランカが槍ぶすまを作っていた兵隊たちの一団に、突っ込んだ。
バトルアックスを振り回しながら突進したフランカに、槍ぶすまの兵士たちはひとたまりもない。
豪快に蹴散らされ、肉塊に変わっていく。
「いい感じですわね」
と私は感想を漏らす。
応援ありがとうございます!
53
お気に入りに追加
3,380
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる