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異世界の厳しさ
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―――第3章―――
冬が過ぎて。
春になった。
少しずつ気温が上がってくる。
11歳。
この春――――
私はクレアベルの監督のもとで。
はじめて、人を殺した。
殺した相手は盗賊。
街道の馬車を何度も襲撃し、略奪と殺人を繰り返していた悪党ども。
彼らをクレアベルが捕縛し……
私たちに殺させた。
殺しの練習である。
また、後日。
クレアベルが盗賊の残党を捕まえて……
私たちに殺させた。
これで私は7人の盗賊を殺害したことになる。
最初はガタガタ震えながらの殺人だったが……
5人目、6人目、7人目となっていくにつれて、罪悪感も薄れていった。
「この世界で生きていくには、必要な覚悟だ」
とクレアベルは言った。
「どうしたって悪党はいるし戦争もある。いざというとき、殺せない臆病さというのは命取りとなる」
そうだ。
なんとなくまったりとした日々が続いていたので、意識の外にあったことだが……
異世界は、残酷だ。
魔物がいる。
賊がいる。
戦争も頻発している。
殺られる前に、殺らなければいけないときがある。
「いいか。自分に殺意を向けてくる相手に容赦はするな」
これはそのための練習なのだと、クレアベルが説明した。
(いざというときには、容赦しない……)
私は自分に問いかける。
もし盗賊に襲われることがあったら、迷わず殺せるか?
……殺せる。
だって、もう7人も斬った。
次の相手のとき、ためらうことはないだろう。
冬が過ぎて。
春になった。
少しずつ気温が上がってくる。
11歳。
この春――――
私はクレアベルの監督のもとで。
はじめて、人を殺した。
殺した相手は盗賊。
街道の馬車を何度も襲撃し、略奪と殺人を繰り返していた悪党ども。
彼らをクレアベルが捕縛し……
私たちに殺させた。
殺しの練習である。
また、後日。
クレアベルが盗賊の残党を捕まえて……
私たちに殺させた。
これで私は7人の盗賊を殺害したことになる。
最初はガタガタ震えながらの殺人だったが……
5人目、6人目、7人目となっていくにつれて、罪悪感も薄れていった。
「この世界で生きていくには、必要な覚悟だ」
とクレアベルは言った。
「どうしたって悪党はいるし戦争もある。いざというとき、殺せない臆病さというのは命取りとなる」
そうだ。
なんとなくまったりとした日々が続いていたので、意識の外にあったことだが……
異世界は、残酷だ。
魔物がいる。
賊がいる。
戦争も頻発している。
殺られる前に、殺らなければいけないときがある。
「いいか。自分に殺意を向けてくる相手に容赦はするな」
これはそのための練習なのだと、クレアベルが説明した。
(いざというときには、容赦しない……)
私は自分に問いかける。
もし盗賊に襲われることがあったら、迷わず殺せるか?
……殺せる。
だって、もう7人も斬った。
次の相手のとき、ためらうことはないだろう。
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