82 / 107
第十章・不思議の国のエリィ
81・祭のあと
しおりを挟む
「ジェイはお祭りって行ったことあるのかな。もしかして、僕とあったりする?」
そうジェイに問いかけた。王都にだって祭くらいありそうだ。僕は記憶喪失で覚えてはないけれど、兄弟で一緒に行ったことくらいあるんじゃないか?って思った。それにジェイは、あれれ?暗い表情をしている。
あの怪我をした日、目が覚めて僕の目の前には弟だというジェイが居た。もちろん僕はジェイを覚えていなくって、家族だというのにまるで他人と同じだと感じた。だから正直言うと、一緒に暮らすのも不安だったんだ…
共に暮らし始めて、最初はぎこちない二人だったのが、いつの間にか一緒にいて当たり前になった。笑って泣いて、時には喧嘩して、やっぱり家族なんだと感じていたんだ。だけど、時折感じる違和感…当たり前だけど当たり前なんかじゃなくて、この感情はなんだろう?…って。
あれから僕達は、一旦宿屋に戻った。魔法石なんて高価な物を持って歩く訳にもいかず、それに辺りはまだ明るく、せっかくの祭を見物するなら夜だよね?って。それでちょっとだけ仮眠を取って、旅の疲れも軽減したところで出掛けようとしていた。それで何気なくそう聞いてみたんだけど…
「兄さんゴメン!今まで話さなかったけど、訳があって僕達は一緒に暮らしてなかったんだ。あの日久しぶりに会った後、あんなことに…」
そう言ってジェイは、長い睫毛を伏せた。僕はというとそれをポカンとして見ていた。そうなの?って。
「うん…何だか分からないけど、それなら僕達は兄弟一年目ってやつだね?だから一緒に祭に行くのも初めてなんだよね?なら今日、その初めてをしよう!」
そう言って笑顔でジェイを見つめた。僕のどこか感じていた違和感も、このことだったのかも知れない。記憶喪失の僕に、それ以上不安になるようなことを言えなかったのかも知れないな。なるほど…
「うん…僕も、その初めてしたい!」
何故かポッと赤くなりながらそう言うジェイ。それに僕はガシガシと頭を撫でて「さあ行くぞ!」と声をかける。
宿屋から出ると辺りはすっかりと暗くなっていて、通りに飾られた花が街灯に照らされて揺れている。昼間は暖かいが、夜になると少しまだ寒い…厚着をしてきて良かったと感じた。
広場に近くなると人がどんどん多くなってきて、それと共に屋台や出店も沢山立ち並んでいる。肉や野菜をこんがりと焼いた串焼きや、見たこともない果物のジュース、飴を動物の形に形どった物など。それから夜だというのでお酒も飛ぶように売れている。実は僕、お酒にはめっぽう弱い。もう二十歳だから、ガバガバ飲んでもいいんだけどね?
そんなことを思いながらメイン会場の広場に来ると、組まれた櫓から広場全体へと幾重にもの波のように灯りが灯されている。それはさながら光の洪水のようで…
「わあっ!シャンデリアみだいだぁ~」
思わずそう声が出た。キラキラの渦に身を包まれている感覚になって、手を横に広げてクルクル回る。そんな僕を、そこにいる人達は笑顔で眺めて…
「アハハ、子供が兄さんの真似をしてるよ」
ハッとして周りを見ると、何人かの子供達が同じようにクルクル回っている。なんか、恥ずかしい!だけどお祭りなんだからいいよね?と口を尖らせた。そして、ジェイと目を合わせて笑う。
櫓の上には、昼間会ったルーカスが何やら皆に挨拶をしている。そして若者達が、さっき聞いた恋人達が一緒に祭で踊ると幸せになるという言い伝えの話をしていて…その瞬間、何故かホワッとプラチナブロンドの人物が浮かぶ。
──あれ…この人は誰だったろう?そしてその人は、笑顔で僕の方を見ているが、その顔は思い浮かべることは出来ない。それに突如悲しくなる…
「どうした?兄さん…なんで泣いて…」
ジェイが驚いてそう声を上げる。それには、心配かけちゃう…いけない!と誤魔化そうとする。
「ゴメン、ゴメン。なんだか目が回ったみたいだ。調子に乗ってクルクル回り過ぎちゃったみたい」
内心僕は、動揺していた。その人を忘れちゃいけないんじゃないか?という感情に囚われて。だけども、どうにも思い出せなくて…
そう思っていると、この場に賑やかな音楽が鳴り響く。バイオリンやフルート、太鼓など楽器を持った人達が、楽しい音楽を掻き鳴らす。それにこの場にいる人達は、待ってました!とばかりに踊り出した。そんな楽しそうな人達を目の前にして、僕も感傷に浸ってないで、踊ろうかと思い立つ。
踊るよ!と、ジェイの手を取り見様見真似で身体を動かした。最初はまるでタコ踊りのようにクネクネしていたのが、だんだん慣れてきてリズムが取れるようになってくる。すると不思議なもので、俄然ヤル気が起きる僕。
「ハハッ、ハハ楽しいね?」
「凄く楽しい!来て良かったね?兄さん」
この街に住む人全てが、この広場に集まってるんじゃないか?って思うほど、人でごった返している。人に当たるなっていうのがもはや無理で、ドン、ゴチッと人に当たりながらも、アハハと笑顔で踊る。ジェイと輪を作るように両手を繋いで、動かしているだけでも一体感を感じるんだ。やがてその輪は横に広がっていき、知らない人同士で手を繋ぎ合う。そして何重もの輪をつくり踊りは佳境に入りる。すると…
「アジャンタ、万歳!!」
そうルーカスが叫びをあげ、皆も口々にそれに続いた。
「万歳!うおーっ」
「アジャンタ!」
興奮の渦でひとしきり叫び、それからまた踊りだした。僕はといえば、大した踊りもしていないのに意外に汗だくになって…だけど、それが気持ち良く感じる。こんなに沢山の人と、それも全く知らない人達…そんな中、これ程一体になれるなんて!と感動に似た気持ちが湧く。その余韻に浸っていると、どこからか漂ってくる匂いを感じて…
──うん?なんだろう、この匂いは…
ここには自分を始め、いろんな人達の体臭が立ち込めている。これだけの人がいたら、正直臭いと感じる匂いもあるだろう。そんな中、懐かしいような安心するような匂いがしている。くんくんと鼻をひくつかせ嗅ごうとするが、どこから漂っているのか回目検討もつかない。だけど…
この匂いの人を知っている…そう感じる。かつて、いつだってその人の側にいて片時も離れ無かった…そう感じるんだ!ああ僕は、そんな大事な人を忘れているのか…?
そうジェイに問いかけた。王都にだって祭くらいありそうだ。僕は記憶喪失で覚えてはないけれど、兄弟で一緒に行ったことくらいあるんじゃないか?って思った。それにジェイは、あれれ?暗い表情をしている。
あの怪我をした日、目が覚めて僕の目の前には弟だというジェイが居た。もちろん僕はジェイを覚えていなくって、家族だというのにまるで他人と同じだと感じた。だから正直言うと、一緒に暮らすのも不安だったんだ…
共に暮らし始めて、最初はぎこちない二人だったのが、いつの間にか一緒にいて当たり前になった。笑って泣いて、時には喧嘩して、やっぱり家族なんだと感じていたんだ。だけど、時折感じる違和感…当たり前だけど当たり前なんかじゃなくて、この感情はなんだろう?…って。
あれから僕達は、一旦宿屋に戻った。魔法石なんて高価な物を持って歩く訳にもいかず、それに辺りはまだ明るく、せっかくの祭を見物するなら夜だよね?って。それでちょっとだけ仮眠を取って、旅の疲れも軽減したところで出掛けようとしていた。それで何気なくそう聞いてみたんだけど…
「兄さんゴメン!今まで話さなかったけど、訳があって僕達は一緒に暮らしてなかったんだ。あの日久しぶりに会った後、あんなことに…」
そう言ってジェイは、長い睫毛を伏せた。僕はというとそれをポカンとして見ていた。そうなの?って。
「うん…何だか分からないけど、それなら僕達は兄弟一年目ってやつだね?だから一緒に祭に行くのも初めてなんだよね?なら今日、その初めてをしよう!」
そう言って笑顔でジェイを見つめた。僕のどこか感じていた違和感も、このことだったのかも知れない。記憶喪失の僕に、それ以上不安になるようなことを言えなかったのかも知れないな。なるほど…
「うん…僕も、その初めてしたい!」
何故かポッと赤くなりながらそう言うジェイ。それに僕はガシガシと頭を撫でて「さあ行くぞ!」と声をかける。
宿屋から出ると辺りはすっかりと暗くなっていて、通りに飾られた花が街灯に照らされて揺れている。昼間は暖かいが、夜になると少しまだ寒い…厚着をしてきて良かったと感じた。
広場に近くなると人がどんどん多くなってきて、それと共に屋台や出店も沢山立ち並んでいる。肉や野菜をこんがりと焼いた串焼きや、見たこともない果物のジュース、飴を動物の形に形どった物など。それから夜だというのでお酒も飛ぶように売れている。実は僕、お酒にはめっぽう弱い。もう二十歳だから、ガバガバ飲んでもいいんだけどね?
そんなことを思いながらメイン会場の広場に来ると、組まれた櫓から広場全体へと幾重にもの波のように灯りが灯されている。それはさながら光の洪水のようで…
「わあっ!シャンデリアみだいだぁ~」
思わずそう声が出た。キラキラの渦に身を包まれている感覚になって、手を横に広げてクルクル回る。そんな僕を、そこにいる人達は笑顔で眺めて…
「アハハ、子供が兄さんの真似をしてるよ」
ハッとして周りを見ると、何人かの子供達が同じようにクルクル回っている。なんか、恥ずかしい!だけどお祭りなんだからいいよね?と口を尖らせた。そして、ジェイと目を合わせて笑う。
櫓の上には、昼間会ったルーカスが何やら皆に挨拶をしている。そして若者達が、さっき聞いた恋人達が一緒に祭で踊ると幸せになるという言い伝えの話をしていて…その瞬間、何故かホワッとプラチナブロンドの人物が浮かぶ。
──あれ…この人は誰だったろう?そしてその人は、笑顔で僕の方を見ているが、その顔は思い浮かべることは出来ない。それに突如悲しくなる…
「どうした?兄さん…なんで泣いて…」
ジェイが驚いてそう声を上げる。それには、心配かけちゃう…いけない!と誤魔化そうとする。
「ゴメン、ゴメン。なんだか目が回ったみたいだ。調子に乗ってクルクル回り過ぎちゃったみたい」
内心僕は、動揺していた。その人を忘れちゃいけないんじゃないか?という感情に囚われて。だけども、どうにも思い出せなくて…
そう思っていると、この場に賑やかな音楽が鳴り響く。バイオリンやフルート、太鼓など楽器を持った人達が、楽しい音楽を掻き鳴らす。それにこの場にいる人達は、待ってました!とばかりに踊り出した。そんな楽しそうな人達を目の前にして、僕も感傷に浸ってないで、踊ろうかと思い立つ。
踊るよ!と、ジェイの手を取り見様見真似で身体を動かした。最初はまるでタコ踊りのようにクネクネしていたのが、だんだん慣れてきてリズムが取れるようになってくる。すると不思議なもので、俄然ヤル気が起きる僕。
「ハハッ、ハハ楽しいね?」
「凄く楽しい!来て良かったね?兄さん」
この街に住む人全てが、この広場に集まってるんじゃないか?って思うほど、人でごった返している。人に当たるなっていうのがもはや無理で、ドン、ゴチッと人に当たりながらも、アハハと笑顔で踊る。ジェイと輪を作るように両手を繋いで、動かしているだけでも一体感を感じるんだ。やがてその輪は横に広がっていき、知らない人同士で手を繋ぎ合う。そして何重もの輪をつくり踊りは佳境に入りる。すると…
「アジャンタ、万歳!!」
そうルーカスが叫びをあげ、皆も口々にそれに続いた。
「万歳!うおーっ」
「アジャンタ!」
興奮の渦でひとしきり叫び、それからまた踊りだした。僕はといえば、大した踊りもしていないのに意外に汗だくになって…だけど、それが気持ち良く感じる。こんなに沢山の人と、それも全く知らない人達…そんな中、これ程一体になれるなんて!と感動に似た気持ちが湧く。その余韻に浸っていると、どこからか漂ってくる匂いを感じて…
──うん?なんだろう、この匂いは…
ここには自分を始め、いろんな人達の体臭が立ち込めている。これだけの人がいたら、正直臭いと感じる匂いもあるだろう。そんな中、懐かしいような安心するような匂いがしている。くんくんと鼻をひくつかせ嗅ごうとするが、どこから漂っているのか回目検討もつかない。だけど…
この匂いの人を知っている…そう感じる。かつて、いつだってその人の側にいて片時も離れ無かった…そう感じるんだ!ああ僕は、そんな大事な人を忘れているのか…?
519
あなたにおすすめの小説
転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?
米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。
ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。
隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。
「愛してるよ、私のユリタン」
そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。
“最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。
成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。
怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか?
……え、違う?
当て馬的ライバル役がメインヒーローに喰われる話
屑籠
BL
サルヴァラ王国の公爵家に生まれたギルバート・ロードウィーグ。
彼は、物語のそう、悪役というか、小悪党のような性格をしている。
そんな彼と、彼を溺愛する、物語のヒーローみたいにキラキラ輝いている平民、アルベルト・グラーツのお話。
さらっと読めるようなそんな感じの短編です。
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
花街だからといって身体は売ってません…って話聞いてます?
銀花月
BL
魔導師マルスは秘密裏に王命を受けて、花街で花を売る(フリ)をしていた。フッと視線を感じ、目線をむけると騎士団の第ニ副団長とバッチリ目が合ってしまう。
王命を知られる訳にもいかず…
王宮内で見た事はあるが接点もない。自分の事は分からないだろうとマルスはシラをきろうとするが、副団長は「お前の花を買ってやろう、マルス=トルマトン」と声をかけてきたーーーえ?俺だってバレてる?
※[小説家になろう]様にも掲載しています。
【完結】嫁がされたと思ったら放置されたので、好きに暮らします。だから今さら構わないでください、辺境伯さま
中洲める
BL
錬金術をこよなく愛する転生者アッシュ・クロイツ。
両親の死をきっかけにクロイツ男爵領を乗っ取った伯父は、正統な後継者の僕を邪魔に思い取引相手の辺境伯へ婚約者として押し付けた。
故郷を追い出された僕が向かった先辺境グラフィカ領は、なんと薬草の楽園!!!
様々な種類の薬草が植えられた広い畑に、たくさんの未知の素材!
僕の錬金術師スイッチが入りテンションMAX!
ワクワクした気持ちで屋敷に向かうと初対面を果たした婚約者、辺境伯オリバーは、「忙しいから君に構ってる暇はない。好きにしろ」と、顔も上げずに冷たく言い放つ。
うむ、好きにしていいなら好きにさせて貰おうじゃないか!
僕は屋敷を飛び出し、素材豊富なこの土地で大好きな錬金術の腕を思い切り奮う。
そうしてニ年後。
領地でいい薬を作ると評判の錬金術師となった僕と辺境伯オリバーは再び対面する。
え? 辺境伯様、僕に惚れたの? 今更でしょ。
関係ここからやり直し?できる?
Rには*ついてます。
後半に色々あるので注意事項がある時は前書きに入れておきます。
ムーンライトにも同時投稿中
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
転生先のぽっちゃり王子はただいま謹慎中につき各位ご配慮ねがいます!
梅村香子
BL
バカ王子の名をほしいままにしていたロベルティア王国のぽっちゃり王子テオドール。
あまりのわがままぶりに父王にとうとう激怒され、城の裏手にある館で謹慎していたある日。
突然、全く違う世界の日本人の記憶が自身の中に現れてしまった。
何が何だか分からないけど、どうやらそれは前世の自分の記憶のようで……?
人格も二人分が混ざり合い、不思議な現象に戸惑うも、一つだけ確かなことがある。
僕って最低最悪な王子じゃん!?
このままだと、破滅的未来しか残ってないし!
心を入れ替えてダイエットに勉強にと忙しい王子に、何やらきな臭い陰謀の影が見えはじめ――!?
これはもう、謹慎前にののしりまくって拒絶した専属護衛騎士に守ってもらうしかないじゃない!?
前世の記憶がよみがえった横暴王子の危機一髪な人生やりなおしストーリー!
騎士×王子の王道カップリングでお送りします。
第9回BL小説大賞の奨励賞をいただきました。
本当にありがとうございます!!
※本作に20歳未満の飲酒シーンが含まれます。作中の世界では飲酒可能年齢であるという設定で描写しております。実際の20歳未満による飲酒を推奨・容認する意図は全くありません。
【完結】王子様たちに狙われています。本気出せばいつでも美しくなれるらしいですが、どうでもいいじゃないですか。
竜鳴躍
BL
同性でも子を成せるようになった世界。ソルト=ペッパーは公爵家の3男で、王宮務めの文官だ。他の兄弟はそれなりに高級官吏になっているが、ソルトは昔からこまごまとした仕事が好きで、下級貴族に混じって働いている。机で物を書いたり、何かを作ったり、仕事や趣味に没頭するあまり、物心がついてからは身だしなみもおざなりになった。だが、本当はソルトはものすごく美しかったのだ。
自分に無頓着な美人と彼に恋する王子と騎士の話。
番外編はおまけです。
特に番外編2はある意味蛇足です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる