【R-18】『対魔のくノ一・ナツキ』~人間、忍者、魔物から犯され、セックス依存になるまで堕ちる少女~

文々奈

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第3章 淫武御前トーナメントの章

32話 決着♥(元凶に淫魔処女を奪われる)

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32話 決着♥(元凶に淫魔処女を奪われる)

 ――まさかこんな筋肉馬鹿に良いようにされちゃうなんてねぇ。

「んぷっ、はぁ……。マーラ。筋弛緩も麻酔も解けてきているわよ?」

「なに?」

「ぼーっとしちゃってどうしたのかしら? 言っておくけど、身体もわりと自由に動かせるわよ? ほら」

 立ち上がった翔子は、ぐーっと背筋を伸ばして、妖艶に空を切らせた指先をぺろりと舐めた。

「逝かされやすくなってるけど、アタシもあなたを逝かせやすくなってるのよねぇ」

「OH………………」

「そろそろ決着ね。――その前にどうしても聞いておきたいことがあるのよ。どういうわけかあなたは罰ゲームの条件を使おうとしない。なぜかしら?」

 ナツキがそうであるように、翔子も感度を跳ね上げたり、命令一つで逝き狂うような罰を受けている。
 はっきり言って聞くのは賭けだった。
 使えるなら勝負はついているようなもの。
 しかし、使えないのなら無事に生還できるかも知れない。

「……ハッハッハッ。――分からない。逆に聞こう! 翔子くん。キミが変身するベースにワタシを選んでいる理由はなんだい?」

 それは、不能にさせるためで、その流れのままなんだけど……。
 言わないほうが良さそうね。

「同じね。アタシにも分からないことがあるみたい」

 結局分からず終いねぇ……。

「――マーラ。さっきも言ったように、もう少しで筋弛緩剤も麻酔も切れるわ。このままフェラチオを続けたならアタシが勝つ。阻止出来たならあなたが勝つ」

 フゥ……。と一度話を切った翔子は、細めた唇から一度深く吐息を吐き、そして続けた。

「でも、罰ゲームは残り一日くらいかしら? どちらにしても次の試合までにアタシが完堕ちすることはないわねぇ。このままじゃお互い最高の結果は得られない。――そこで提案があるのよ」

 実際のところは、一日もあれば完堕ちしてしまうだろう、と翔子は己の状態を見越していた。
 試さずとも分かるくらいに身体は欲情の脂汗に塗れていて、淫欲の炎が点火したなら堕落の業火に焼き尽くされんばかりだ。

 麻酔と筋弛緩剤が一緒に切れてきたせいで、自分の肌感覚に身体中を愛撫されているような恐ろしい現象に苛まれている。
 すこし身体に力を入れただけで、小さな喘ぎ声が漏れてしまいそうだった。

「提案? ――何かな?」

「10分間のフェラチオで逝かせられたら罰ゲームを終了にしてほしいのよ。その代わり逝かせられなかったらあなたのモノになるわ」

「翔子くん。魅力的な提案だが、ワタシに罰ゲームを終了させる権限はないぞ。マモン少年にしか罰ゲームを終わらせる権限がないんだよ。この罰ゲーム自体が乗っ取ったようなものだからね」

「乗ってやれ」

 狙ったようにさっき出ていった翔子の兄・龍司が戻ってきたのだ。
 それも、エリナにやられて疲労が抜けきれていないような、眠たそうで怠そうにしている少年マモンを引き連れて。

「準備が良いわねぇ。アタシが密約を結ぶと分かっていたのかしら?」

「限界なんだろ? ちんぽ欲しくて。入れて欲しくて限界なんだろ? マーラのちんぽ欲しくて限界なんだろ!? でも乗ってやるよ。可愛い妹だかんなあああああ!」

 この男のことだから、ろくでもないことを企んでいるのだろう。
 しかし、あそこの蠢きどころか中の様子どころか、どれだけ愛液で満たされているのかさえ分かってしまうくらいに感度が上がっている。
 この話すらパパッと切り上げて、本題に入りたいくらいに疼いている。
 ろくでもないことを企んでいるとしても、下手に思慮出来ないほど身体はもう限界だった。

「罰ゲーム解消の条件は、……なにかしら?」

「さっきお前が言ったので良い。可愛い妹だしよぉ。ただし、マーラが負けた場合こいつには死んでもらう」

 龍司の目線がマーラを貫いた。

「「え?」」

 全員の視線がいやでもマーラに集まり、翔子とマーラの声が重なった。
 翔子も驚いてはいるが、それ以上に驚いているのがマーラだった。
 龍司の狙いが分からずに驚かされている翔子に対して、マーラは勝手に命を掛けられたことに驚いているのだろう。

(――デスマッチ。動揺を誘ったつもりかしら? どちらにしても淫魔は消す定め。いくら見慣れた身体とはいえ、もともと死んだと思っていた淫魔に変わりは無い)

「――アタシは構わないけど? マーラ。あなたは命を掛けられるのかしら?」

「あ、……あぁ。当然だ。――――翔子くん。ワタシはキミを超えるために今日まで生きてきた。全てを賭けて、命を掛けて相手しよう!」

「ふふっ……」

 *****
 
 ンッヂュュッ、ンッヂュュッ、ンッヂュュッ――、妖艶に笑った翔子は、口の中を蛸の吸盤の如く吸い付かせてのフェラチオを繰り返していた。
 骨太な両太ももに抱き付いて、尚且つ下半身の背面を指先で擽る。
 溢れてくるカウパーを吸いつつ、一定の摩擦を与えて肉棒の感覚を薄れさせていく。

「うお、おっ……」

 びぐんっ、と跳ねて膨らみの強まった肉棒。残り5分も持たないと悟った。
 このペースで責めていたとしてもだ。
 だからといって手を抜く気は無い。
 マーラは命を掛けてくれた相手。このまま綺麗に逃げ切るつもりはない。
 全力で相手をさせてもらうわ――。

 ンジュボッ! ンジュボッ! ンジュボッ! ンジュボッ! ンジュボッ!

 肉棒を口の中で掻き回すように、唾液で洗濯するように責め立てる。
 それでいて肉棒の陰毛に口付けするほどの深いストロークだった。
 丸飲みする度に、口からピシャッピシャッ、と噴き出た唾液で陰毛をべちゃべちゃにしていた。その跳ね返った唾液が、翔子の顔をいやらしく濡らした。
 このときのために気品を保ち続けていた、そう言わんばかりの下品なフェラチオを繰り返す。

「翔子ぉおおおお!! 殺して良いのかぁああ!? また殺すのか!? ワガママ聞いてくれた男を!」

 突然龍司に野次られた。それも呼吸を忘れた勢いで続けてくる。

「お前のために死んでくれるって言ってんだぞおい! いつでも完堕ちさせられたんだよなーマーラー? 弄くっているときもポイント見つけてそのまま堕とせたんだもな!?」

(堕とせた、か……。確かにいつでも堕とすチャンスはあったわね。でも、そのチャンスを生かさなかったのはマーラの責任よ……)

「こんな殺そうとする女なんかに惚れやがってなにが戦いてぇだのろま! 木偶の坊が!」

 ――いくらなんでも言い過ぎよ。
 耳に毒な罵声を聞き流そうとフェラチオの速度を上げていく。

 ンジュボッンボッジュボッ、ンヂュ!
 フェラチオが始まって6分。
 残り4分となったところで、突然翔子の表情が緩み始める。

 そんな翔子を見て、龍司はにやりと片側の口角を吊り上げた。
 翔子がフェラチオに没頭しているあいだ、龍司はマーラとテレパスでやり取りしていたのだ。

『マーラ、次は我慢汁に催淫剤を混ぜろ。分かってももう飲むしかねぇから』

『し、しかし……』

『あぁ? まだ口答えすんのか? マモンに翔子犯させんぞ』

『ぐっ……』

 テレパスを使って、こんなやり取りがされているとは知らず、翔子はフェラチオに没頭していた。フェラチオを激しくさせて他の感覚を塞ぎ込んだせいで、発情汁を飲み込んでいることにさえ気付けなかったのだ。

 そんな翔子を苛む、身体の中心からこみ上げるような切ない疼き。
 惚れられていたと知らされ、直後逝ったら死ぬと告げられて動揺してるの……? 
 動揺を強められるも、正体はカウパーに混じった催淫性の媚液だった。

 淫魔ならば誰しも持ち合わせる女を狂わす能力。しかし、マーラの味と臭いは元々翔子が認めるほどに濃かった。それに加えて、龍司が罰ゲームのルールを行使して、翔子の身体から媚液体性を奪い続けているのだ。

「ジュルッ、んっ、ジュルッ、んっ……あはっ、んふっあ」
 
 発情が極まってしまい、とうとう翔子は責め立てていた手の平を震わせ、股の間へと運んで行ってしまうのであった。

「はぁんじゅ、ジュルッ、んっ、れろっ……あはっ、ンジュン、ジュルルッ! んっ、あ、あ♥ んっじゅっ、んふ♥ んちゅ♥」

 翔子が術に嵌めるために手淫を見せたのは、マーラが初めてだった。男に堕ちて手淫したのもマーラが初めてだった。
 口の中に入っているモノを膣の中に明確にイメージして、グチュグチュ毟って慰めるなんて尚更初めてのことだった。

 ――死んでしまう。あと少しで死んでしまう。口に出したら死んでしまう男。
 これ以上の深い繋がりの許されない男だった。

 涙をぽろぽろと零しながら、それでも使命のためフェラチオを続ける翔子。
 見えないところでは、龍司が仕上げに入っていた。

『疑似精液を出せ』

『ば、ばれる、そんなことしたら』

『そう思うなら疑似精液出せ』

『し、しかし』

『どうせそんな緩々な口コキじゃ逝けねえだろ。ドロドロじゃネェか。引導渡してやれ』

『ぐっ……』

『マモンに翔子喰わせるわ』

『まってくれ!』
 
 ドビュビュビュビュッ、――ど、どぶどぶ、どぷどぷっ……ドブッ……。

「んんっ、あっ、んちゅごくんっ、こく、んごくっ……んっ、ぅ、うぁ、あ……」

 吐き出された精液を、翔子は自らの意思で、喉を鳴らして飲み込んだ。
 死を前にしたとは思えない熱々な精液を、身体の一部として迎え込んでいく。 
 
「うっあ、あ…………あぁ……、ぐっ……うっ、こんなっ……ううぅ、ごきゅ、んっ……んっあ、……あっはぁ…………、こんなのっこふ……って……」

 ――逝かせることは出来た。フェラチオで射精させられた。全ては狙い通りに進んだ。なのに何て……後味の悪さなのよ。

 俯いている中、残滓がべちゃっと髪の毛に降ってきて、翔子は見上げる。
 まだ生きている。気付いた時には抱きついて唇を奪いとっていた。
 淫魔にキスしたことも、堕ちたことも、一度として無かった。

「んちゅっんっ、んあっ、あむっ、ご、ごめんなさいっ、んちゅっれろっ、あっ、あっ……ごめんなさいっ、んちゅるっんっ!」

 涙で視界を滲まされる中、無我夢中になって舌を絡めて唾液を啜り続けた。
 命を繋ぎ止めんばかりに舌と舌を結び付ける口付け。命の灯火が消えるまで唇離さない勢いで、夢中になって接吻を繰り返すも、無情にも時が進んでいく。

「しゅーーーーーーーーーりょおーーーーーーーーーーーーーーー」

「…………え……?」

「しょーこー。これで晴れてマーラの奴隷だなーー。なんでも言うこと聞くんだろ?」

 龍司に言われて、涙を拭った翔子は龍司を見て、そしてマーラを見やる。
 さっきまでの翔子以上に崩れてしまいそうなくらいぐちゅぐちゅな涙顔を、マーラから背けられた。

「どういう…………こと?」

「マーラ。あとは好きにして良いぞ。もう我慢できないだろう? 淫魔なんだからよ。翔子のまんこにいれたくてしかたねぇんだろ? しかも泣かれちまってよー。限界なんだろ? 因みに翔子は淫魔にチンコ突っ込まれたことネェよ? はじめてもらえんぞー?」

「ど、どういう……こと、なの…………よ……」

「オラヤレヤ!!!! やらねぇならマモンにやらせるぞおい!!」

「龍司さまー。とろくさいからぼくにやらせてよ。まだ罰ゲーム続行じゃん? むしろぼくがやるべきじゃない? オーナーだし」

「ど、どういうことっ……よ……、お願いっ、誰か、教えて……」

「めんどくせぇな。マモン、お前の言った通りだわ、おめぇが筋通ってるわやっちまっていいぞ」

 何が何だか分からない混乱の渦の中に翔子は閉じ込められていた。
 そんな中、小さな男の子が近付いてくる。
 ――マモン? じゃこの子が……。

「あ、あなたがっ、アタシたちを呼んだ張本人っずいぶん卑怯なまねウッ!?」

 少年に似合わない粗暴さで、髪の毛を掴んで床に這い蹲らされた。
 筋弛緩剤が残っているにしても信じられない力で尻を掲げさせられて、――――ヌチュ……。

「――え? い、いや、あ、や、やめっやめなさいっ……やめなさいっ、ほ、ほんとっ、だ、だめっ、やめてぇえええええエエエエエエエッ!!!!!!!」

 ズヂュウウ゛ウウウウウウウ゛ウ゛ッ!!

 懇願虚しく陰唇にキスしていた淫魔の肉棒が入り込んできた。
 最奥まで到達したときには、抵抗しようとしていた腕はだらんと床に寝そべってしまっていて、その脱力した身体目掛けてジュボッジュボッジュボッ! と巨根が出入りする。

「ウ゛、ア゛、い、や゛あっ! ぬ、ぬいでっ、ぬぎなさ、イィイッ!?」

「淫魔処女もーらいっ、はぁーすごいこのまんこ、エリナ以上かもっ。抜いてとか言うくせにギュウギュウ締め付けてきて離さないって感じに求めてくる。ほんとは気持ちいいんでしょー?」

「はア゛っ、ア゛! よ、よぐないっ!! よ゛よぐないッ!!」

 ジュブッ、、、ジュブッ、、、ジュブッ、、、じゅぶっ、、、

「正直に答えてー罰ゲームだよ」

「い、い゛ィイっ! すごくいいのぉおおお゛っ!」

 ――だ、だめっ! う、嘘が付けないっ!

「なにがー?」

「お、ぢんぢん! まもんのおちんちん! はじめてちんぽいきしでるのおお!! はじめてちんぽでいっでるのっ!! きもちいいのぉおおオ! おちんぽ良すぎるノォオオっ!!」

 ジュボッ、ジュボッ、ジュボッ、ジュボッ、ジュボッ!! 

「まんこのザラザラうねって、我慢汁まで飲み込もうとしてくるー」

「あぁっ、い、あっあぁあんっ! い、いいっ、あ、あっあぁあん!」

「もしかして精子欲しいの? 中に欲しいの?」

「あ、う、あぁ♥ ――ほ、……――ほしいっ……」

「えぇえ? 正直に答えて良いんだよ? 気持ちいいのは仕方ないとしてさー。さすがに淫魔の精液は欲しくないでしょー?」

「ほ、ほしいのっ、もうほしくてしかたないのよっ! ずっと我慢してて、げ、げんかいなのっ精子ちょう、らいっ! 精子欲しいのぉおおっ!! もう欲しくてダメなのォオオオオッ!!」

「あははははっ、翔子さん堕とせるなら呼んだくノ一全員成敗出来るねースパート掛けるよー!」

 ジュブズブッジュブズボッジュブッズボッズビッズビュッ!

「あぁ゛! ア゛、いぃいっ゛、あ゛! いぃいっ!」

「あーでも子ども――」

「い、いいれす、できてもいいからくらさいっ!!」

 これ以上の屈辱はない、そう思っていた屈辱の台詞の記録を次から次と塗り替えられていた。嘘なんてつけなくて、心のままに叫んでいた。
 しかし、それでも地獄は終わらなかった。
 細い腕のくせして、腰を掴むと軽々と回転され騎乗位にさせられた。

「い、…………いや」

 騎乗位にされて、視界に身体を振るわせたマーラが入り込んだ。
 もう、いや……。もう、いや……。

「翔子さーん、翔子さんが好きなように腰振って良いよー」

「い、いや……だ。あっあ、あっ、あっ、ああぁあん♥」

「何がイヤなの絞りように締め付けて腰振っておいて、んっ……あははは、キスまでしてきたよマーラさん! どう!?」

「ごめんなさいっ、んちゅ、あっ、あっあ! 腰振るのやめられないっ、精子欲しくて腰振り止められないっ、あっあっあ、ああぁああああああ!!!!」

 ドビュドビュ――ドビュウルルルルルルルルウッ!!!

「んぉひ、ひぃいっ!? しゅごっ、い、精、精子っん、まだのぼってぐるのぉお゛!!」

 若くて勢いのある淫魔の精液が翔子の膣内を埋め尽くした。満たされた生殖欲求。しかし、肉棒への欲求は収まらず、ジュボジュボっと腰の上下運動を再開して、接合部から精子を零しながら、翔子はマモンに溺れていってしまうのであった。
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