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招き猫と美月
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アルバイト生活だというのに自分の家を持てるだなんて。しかも家具も家電もついている。ソファーもテーブルも買う必要がない。テレビも冷蔵庫も電子レンジ、ガスコンロ、食洗器もある。エアコンもある。ニヤニヤが止まらない。招き猫様様だ。
んっ、二階で何か物音が。なんだろう。昼間から幽霊が出たとか。まさかそれはないか。待てよ。もしかしたら座敷童子がこの家にはいるんじゃないのか。出世したっていうのもそれなら納得できる。
何を馬鹿なことを。パンが暴れているんだろう。違う。パンはあそこで寝ているじゃないか。それじゃ泥棒とか。まさかそれはないか。やっぱり座敷童子に一票。
賢は二階に物音を立てずに忍び足で向かう。
忍び足で行く意味があるのか。座敷童子だったらゆっくり行ったところでバレバレだろう。もしかしたら隣で『何しているの。それ楽しいの』なんて呟いているかもしれない。
そう思ったら馬鹿らしくなって普通に階段を上がりはじめた。
物音がしたと思われる部屋は招き猫のある部屋だ。
覗いて見ると招き猫が横に倒れていた。
なんだ、倒れただけか。
んっ、なぜ招き猫が倒れる。倒れるはずがない。やっぱり座敷童子がいるのか。
招き猫をもとに戻そうと近づいたら紙が一枚置かれていた。
『今宵は満月。お主の未来を考えると吾輩は楽しみだ』
どういう意味だ。
確かに今夜は満月だ。それはいい。お主っていうのは自分のことだろう。未来に何か起きるのか。そういえばこの紙はいつからあったのだろう。内見のときも気になっていたことだけど本当に不思議だ。
倒れている招き猫の底を調べてみてもこれといっておかしな点はない。紙が出てくるようにはなっていない。どうなっているのだろう。招き猫に触れようとしたときピンポーンと鳴った。
んっ、誰か来た。誰だろう。二階の窓から覗いてもわからない。
宗教の勧誘か。それとも新聞購読契約の勧誘か。
そうだドアホンにカメラがついている。それで確認すればいい。
音を立てないようにしつつ一階に急ぐ。
えっ、嘘。なんで。
詐欺まがいの占い師じゃないか。あっ、詐欺じゃないか。当たっていたじゃないか。本物の占い師ってことか。
「もういるのはわかってんだからね。早く開けなさいよ。私の占い完璧だったでしょう」
ああもう。騒がないでほしい。開ければいいんだろう。
「美月でーす」
「すみません。間に合っています。お引き取りを」
賢はそう言い放ち扉を閉めようとした。
「ちょっとちょっと待て、待て。間に合っているって何よ。私、何か売りつけようとした。していないでしょ」
「そうですけど。あまりにも騒ぎ立てるんで、近所迷惑にもなりますし」
「わけわかんない。ここのまわりに家はないじゃない。ほらあーんな遠くに。近所迷惑になるわけないでしょ。そんなことよりいつまで私に立ち話させる気なの。暑いんですけど」
なんだこいつ。家に上がり込む気か。知り合いでもなんでもないだろう。こないだ一回会っただけだ。何か企んでいるのかもしれない。やっぱりここはお引き取り願おう。
「あのさ、自分と君は知り合いじゃないでしょ。鑑定料がほしいのなら払いますから帰ってください」
「ああ、最悪。そんな酷いこと言うんだ。あなたは私のこと好きでしょ。もう恋人同然じゃない」
こいつ頭がおかしいんじゃないのか。いつからそんなことになった。恋人なんかじゃない。好きでもない。
「お邪魔しまーす」
「あっ、おい」
強引に家に入ろうとした美月を止めようとして胸を触ってしまった。
「ああもう。玄関でいきなりそんなことするなんて。エッチなんだから。そういうことしたいんならシャワー浴びて汗を流してからにして」
美月の言葉に心臓が爆発寸前だ。つい美月の裸を想像してしまった。馬鹿、馬鹿。違うだろう。そうじゃないだろう。賢はすぐに頭の中のいやらしい想像を掻き消した。
「ば、馬鹿なこと言うな。違う、違うぞ。今のはだな、不可抗力だ」
「まあそういうことにしてあげる」
美月はウィンクをして家に上がり込んでしまった。
まずい、完全に美月ペースだ。それにしてもあいつは何をしに来たのだろう。よくここがわかったものだ。占い師とはそこまでわかるものなのか。そんなことはないだろう。美月は特別なのか。もしもそうだとしたら恐ろしい。
あっ、あいつなんで二階に。
白いワンピースの裾が揺れて一瞬下着が見えそうになった。残念なことに見えなかった。馬鹿か。また変なこと考えて。
「おい、美月。どこ行くんだよ」
「えっ、二階だけど。ていうかさ、今『美月』って呼び捨てにしたでしょ。うれしい。私のこと恋人だと認めてくれたのね」
「あっ、いや、それはその」
「ふふふ、かわいい」
ああもう。頭の中が沸騰しそうだ。完全にやられている。なんで呼び捨てなんかにした。しかも下の名前で。違う、違う。あいつが確か『美月って呼んで』って。
美月は招き猫のある部屋に消えていった。仕方がないと賢も追いかけて行った。
「タマおじさま、私ね。プロポーズされちゃった」
「ほほう、そりゃすごい。それで誰に」
「ほら、来た。私のダーリン」
「おっ、そうかそうか。そりゃめでたい」
いったい誰と話しているのだろう。誰もいないはずだ。あそこにあるのは招き猫だけ。
まさか招き猫が。
「タマおじさま。これで堂々と帰れるわ」
「うむ、そうだな」
やっぱり話している。招き猫が話している。
「今日は満月だし、ここに泊まっていくね」
「うむ、そうだな。それがいい。一緒に旅立とう」
ちょっと待て。いったい何の話をしている。泊っていくとか言わなかったか。美月がここに。つい妄想が膨らんでしまう。
雄叫びを上げたくなってきた。やめろ、それは違う。
「ねぇ、あなた」
美月が上目遣いでみつめてきて心に花火が打ち上がる。
「私が今日は添い寝してあげるからね」
おお、大玉の花火が連発だ。こんなことってあるのか。モテ期到来か。
「美月、あまり弄ぶもんじゃないぞ」
「はーい」
弄ぶ。そうなのか。全部嘘というか冗談か。
心の中で開催された花火大会はあっけなく終了した。
「おい、落ち込むな。今宵の満月におまえの人生が上向きになるはずだ。ほら笑え」
人生が上向きか。
そんなこと言われても信じられない。
「もう。私が悪かったわよ。けどね、今日ここに泊まるってのは本当のことよ。でも変なことしないでね」
泊まる。ここへ。
そうか、それは本当なのか。
まだチャンスはある。ってなんのチャンスだ。
「おっ、元気が出たか。わかりやすい奴だ」
「本当に、かわいい」
美月に笑顔でそう言われるとなんだかにやけてしまう。
「ところで美月。今日の満月は何時だったかな」
「それはえっと、零時五十九分です」
「そうか。それなら吾輩はそれまで眠るとする。あとのことは頼んだぞ」
「はい、タマおじさま」
どういうことだろう。満月はわかるけどその時間に何か起きるのか。
「あのさ」
「ダメ。エッチはしません」
な、なんてことを。賢は気持ちが焦り言葉に詰まる。
「えっ、いやその。そうじゃなくってさ」
「冗談よ。ふふふ」
まったくこいつは。普段だったら腹が立つのになぜ美月には腹が立たないのだろう。仕方がないかと許せてしまう。
「いてて」
足元でパンが爪を立ててじゃれついてきた。
「パン、やめてくれ。痛いって」
パンは自分とも遊んでくれとばかりにじゃれつくのをやめない。仕方がない奴だ。どうにかパンを引き離して頭をポンポンと叩く。足に血が滲んでいるというのに許してしまう。屈託のない瞳と無邪気さがそうさせるのだろう。
そうか、美月も同じだ。パンが悪戯したときと同じ気持ちにさせられるのか。不思議な人だ。
不思議と言えば招き猫だ。あいつ話せたなんて。いったいどうなっているのだろう。美月とも知り合いみたいだし。んっ、招き猫と知り合いってのも変か。
訳がわからない。
いったい自分は何に巻き込まれているのだろう。
「あっ、そうだ。吾輩のことは玉三郎と呼べ。いいな」
玉三郎。招き猫の名前か。それでさっきから美月がタマおじさまって呼んでいるのか。
おじさま。まさか美月と玉三郎は親戚なのか。すぐにかぶりを振って賢は否定した。ありえない。
「いや、何。そんな積極的な」
なんだ、どうした。
気づくとパンが美月の足にしがみつき腰を振っていた。いったいパンは何を考えている。美月が魅力的なのは認めるがパンまで虜にさせるとは美月はいったい何者なのだろう。
んっ、二階で何か物音が。なんだろう。昼間から幽霊が出たとか。まさかそれはないか。待てよ。もしかしたら座敷童子がこの家にはいるんじゃないのか。出世したっていうのもそれなら納得できる。
何を馬鹿なことを。パンが暴れているんだろう。違う。パンはあそこで寝ているじゃないか。それじゃ泥棒とか。まさかそれはないか。やっぱり座敷童子に一票。
賢は二階に物音を立てずに忍び足で向かう。
忍び足で行く意味があるのか。座敷童子だったらゆっくり行ったところでバレバレだろう。もしかしたら隣で『何しているの。それ楽しいの』なんて呟いているかもしれない。
そう思ったら馬鹿らしくなって普通に階段を上がりはじめた。
物音がしたと思われる部屋は招き猫のある部屋だ。
覗いて見ると招き猫が横に倒れていた。
なんだ、倒れただけか。
んっ、なぜ招き猫が倒れる。倒れるはずがない。やっぱり座敷童子がいるのか。
招き猫をもとに戻そうと近づいたら紙が一枚置かれていた。
『今宵は満月。お主の未来を考えると吾輩は楽しみだ』
どういう意味だ。
確かに今夜は満月だ。それはいい。お主っていうのは自分のことだろう。未来に何か起きるのか。そういえばこの紙はいつからあったのだろう。内見のときも気になっていたことだけど本当に不思議だ。
倒れている招き猫の底を調べてみてもこれといっておかしな点はない。紙が出てくるようにはなっていない。どうなっているのだろう。招き猫に触れようとしたときピンポーンと鳴った。
んっ、誰か来た。誰だろう。二階の窓から覗いてもわからない。
宗教の勧誘か。それとも新聞購読契約の勧誘か。
そうだドアホンにカメラがついている。それで確認すればいい。
音を立てないようにしつつ一階に急ぐ。
えっ、嘘。なんで。
詐欺まがいの占い師じゃないか。あっ、詐欺じゃないか。当たっていたじゃないか。本物の占い師ってことか。
「もういるのはわかってんだからね。早く開けなさいよ。私の占い完璧だったでしょう」
ああもう。騒がないでほしい。開ければいいんだろう。
「美月でーす」
「すみません。間に合っています。お引き取りを」
賢はそう言い放ち扉を閉めようとした。
「ちょっとちょっと待て、待て。間に合っているって何よ。私、何か売りつけようとした。していないでしょ」
「そうですけど。あまりにも騒ぎ立てるんで、近所迷惑にもなりますし」
「わけわかんない。ここのまわりに家はないじゃない。ほらあーんな遠くに。近所迷惑になるわけないでしょ。そんなことよりいつまで私に立ち話させる気なの。暑いんですけど」
なんだこいつ。家に上がり込む気か。知り合いでもなんでもないだろう。こないだ一回会っただけだ。何か企んでいるのかもしれない。やっぱりここはお引き取り願おう。
「あのさ、自分と君は知り合いじゃないでしょ。鑑定料がほしいのなら払いますから帰ってください」
「ああ、最悪。そんな酷いこと言うんだ。あなたは私のこと好きでしょ。もう恋人同然じゃない」
こいつ頭がおかしいんじゃないのか。いつからそんなことになった。恋人なんかじゃない。好きでもない。
「お邪魔しまーす」
「あっ、おい」
強引に家に入ろうとした美月を止めようとして胸を触ってしまった。
「ああもう。玄関でいきなりそんなことするなんて。エッチなんだから。そういうことしたいんならシャワー浴びて汗を流してからにして」
美月の言葉に心臓が爆発寸前だ。つい美月の裸を想像してしまった。馬鹿、馬鹿。違うだろう。そうじゃないだろう。賢はすぐに頭の中のいやらしい想像を掻き消した。
「ば、馬鹿なこと言うな。違う、違うぞ。今のはだな、不可抗力だ」
「まあそういうことにしてあげる」
美月はウィンクをして家に上がり込んでしまった。
まずい、完全に美月ペースだ。それにしてもあいつは何をしに来たのだろう。よくここがわかったものだ。占い師とはそこまでわかるものなのか。そんなことはないだろう。美月は特別なのか。もしもそうだとしたら恐ろしい。
あっ、あいつなんで二階に。
白いワンピースの裾が揺れて一瞬下着が見えそうになった。残念なことに見えなかった。馬鹿か。また変なこと考えて。
「おい、美月。どこ行くんだよ」
「えっ、二階だけど。ていうかさ、今『美月』って呼び捨てにしたでしょ。うれしい。私のこと恋人だと認めてくれたのね」
「あっ、いや、それはその」
「ふふふ、かわいい」
ああもう。頭の中が沸騰しそうだ。完全にやられている。なんで呼び捨てなんかにした。しかも下の名前で。違う、違う。あいつが確か『美月って呼んで』って。
美月は招き猫のある部屋に消えていった。仕方がないと賢も追いかけて行った。
「タマおじさま、私ね。プロポーズされちゃった」
「ほほう、そりゃすごい。それで誰に」
「ほら、来た。私のダーリン」
「おっ、そうかそうか。そりゃめでたい」
いったい誰と話しているのだろう。誰もいないはずだ。あそこにあるのは招き猫だけ。
まさか招き猫が。
「タマおじさま。これで堂々と帰れるわ」
「うむ、そうだな」
やっぱり話している。招き猫が話している。
「今日は満月だし、ここに泊まっていくね」
「うむ、そうだな。それがいい。一緒に旅立とう」
ちょっと待て。いったい何の話をしている。泊っていくとか言わなかったか。美月がここに。つい妄想が膨らんでしまう。
雄叫びを上げたくなってきた。やめろ、それは違う。
「ねぇ、あなた」
美月が上目遣いでみつめてきて心に花火が打ち上がる。
「私が今日は添い寝してあげるからね」
おお、大玉の花火が連発だ。こんなことってあるのか。モテ期到来か。
「美月、あまり弄ぶもんじゃないぞ」
「はーい」
弄ぶ。そうなのか。全部嘘というか冗談か。
心の中で開催された花火大会はあっけなく終了した。
「おい、落ち込むな。今宵の満月におまえの人生が上向きになるはずだ。ほら笑え」
人生が上向きか。
そんなこと言われても信じられない。
「もう。私が悪かったわよ。けどね、今日ここに泊まるってのは本当のことよ。でも変なことしないでね」
泊まる。ここへ。
そうか、それは本当なのか。
まだチャンスはある。ってなんのチャンスだ。
「おっ、元気が出たか。わかりやすい奴だ」
「本当に、かわいい」
美月に笑顔でそう言われるとなんだかにやけてしまう。
「ところで美月。今日の満月は何時だったかな」
「それはえっと、零時五十九分です」
「そうか。それなら吾輩はそれまで眠るとする。あとのことは頼んだぞ」
「はい、タマおじさま」
どういうことだろう。満月はわかるけどその時間に何か起きるのか。
「あのさ」
「ダメ。エッチはしません」
な、なんてことを。賢は気持ちが焦り言葉に詰まる。
「えっ、いやその。そうじゃなくってさ」
「冗談よ。ふふふ」
まったくこいつは。普段だったら腹が立つのになぜ美月には腹が立たないのだろう。仕方がないかと許せてしまう。
「いてて」
足元でパンが爪を立ててじゃれついてきた。
「パン、やめてくれ。痛いって」
パンは自分とも遊んでくれとばかりにじゃれつくのをやめない。仕方がない奴だ。どうにかパンを引き離して頭をポンポンと叩く。足に血が滲んでいるというのに許してしまう。屈託のない瞳と無邪気さがそうさせるのだろう。
そうか、美月も同じだ。パンが悪戯したときと同じ気持ちにさせられるのか。不思議な人だ。
不思議と言えば招き猫だ。あいつ話せたなんて。いったいどうなっているのだろう。美月とも知り合いみたいだし。んっ、招き猫と知り合いってのも変か。
訳がわからない。
いったい自分は何に巻き込まれているのだろう。
「あっ、そうだ。吾輩のことは玉三郎と呼べ。いいな」
玉三郎。招き猫の名前か。それでさっきから美月がタマおじさまって呼んでいるのか。
おじさま。まさか美月と玉三郎は親戚なのか。すぐにかぶりを振って賢は否定した。ありえない。
「いや、何。そんな積極的な」
なんだ、どうした。
気づくとパンが美月の足にしがみつき腰を振っていた。いったいパンは何を考えている。美月が魅力的なのは認めるがパンまで虜にさせるとは美月はいったい何者なのだろう。
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