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第一章
16話アンジェロとアロンツォと近衛兵
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ーコンコンッ
「アロンツォ様、起きてらっしゃりますか?」
アロンツォはアンジェロの呼びかけを耳にし、ムクッとベッドから起き上がった。
そして、紫に光る、水晶をベッドの左にある、ランプの置かれた小さな濃い茶色のタンスに置いた。
「…はい。起きてます…」
では、ドアを開けますね
とアンジェロは言って、ドアが開いた。すると、長いホウキを両手で突き刺すようにアンジェロが立っていた。
そんなアンジェロの姿を見た、アロンツォは目をぱちくりとして、見入った。
「アロンツォ様…、今日はわたくしとバトルする日ですよ!」
とアンジェロは言って、ホウキの棒の先をアロンツォに向けている。
アロンツォはプハッとお腹を抱えて笑った。
「どうして、ホウキなんですか。それでは無理でしょう。笑ってしまったじゃないですか。ハハッ」
とアロンツォは目に涙を溜めて、笑って言う。
「アロンツォ様。笑いましたね。少しだけでも、重荷が取れましたでしょうか?」
「重荷…ですか。大丈夫です。私は…」
とアロンツォは笑みを止め、横の床に目を落とした。アンジェロは眉尻を下げ、アロンツォの座っている、ベッドの横に腰掛けた。
「アロンツォ様、あまり難しく、考えなくていいんですからね。アロンツォ様はもう、ステファーノ家の一員になったのですから。アロンツォ様はチーロ様の護衛として、来ましたが、まだ、アロンツォ様も子供なのです。
ですから、いつもチーロ様を護るばかりのことを考えなくてもいいのですよ。あなたはまだ、甘える年齢なのですから」
とアンジェロはアロンツォの背中を撫でて、優しく言った。
アロンツォは床に顔を落としながら、ポツリ、ポツリと雫を落とした。
「そ、それは…」
「甘えてきていいのです!アロンツォ様!」
とアンジェロは大きな声で言って、バッと両手を広げた。アロンツォはアンジェロの両手を見た。
そして、アロンツォは抱き着く、のでは無く、紫に光る右手から手のひらサイズのとんがった石のナイフをアンジェロに刺した。
アンジェロはクハッと言って、お腹に手で撫でた。
「アロンツォ様、痛いですよ~。あはは。でも、バレてしまいましたか。魔力の力を測ろうとしていることを」
「わかりましたよ」
とアロンツォは言って、ナイフをスッと消した。
「でも、でも、でもですね。アロンツォ様。アロンツォ様は甘えて来て下さい。…じゃなくて、本当に甘えて来ていいんですからね!」
とアンジェロはアロンツォに目を合わせて言う。
「それは、とても嬉しいです。アンジェロ様は猫又なのですね。私、アンジェロ様が両手を広げた時に2つの尻尾と頭から耳を見ました」
「はっ。何と!そうでしたか」
とアンジェロは言って、頭から出てる、猫耳に両手でキュムッと握って、恥ずかしそうにアロンツォを見た。
「そうです。私は猫又です。ですから、私は剣やナイフ所では死にません!…ですから、アロンツォ様の今の実力を見せてほしいのです。これは重要なテストでもあります」
とアンジェロは真剣な顔立ちでアロンツォの顔に顔を近づけて言った。
アロンツォはフハッと笑って言った。
「わかりました。アンジェロ様」
と。アンジェロは何か違和感を抱き、アロンツォに言った。
「アロンツォ様、わたくしの前ではもっと素でいいのですよ。賢こまらなくていい。もっと、チーロ様のように子供になって物を言って!」
とアンジェロはアロンツォに言った。アロンツォはアンジェロの言葉にドクンッとして、顔を赤らめて言った。
「え、えっと。じゃあ、そうします」
アロンツォの言葉に安堵したのか、アンジェロはにこにこと笑んでいい子いい子、よしよしと頭を撫でた。
アンジェロの2つの尻尾がフリフリと元気に動いていた。
・
「失礼します。アンジェロ様、アロンツォ様。お二方のバトルコースを確保致しましたので、ご準備の方をよろしくお願いします」
と近衛兵の一人が部屋にやって来て、告げた。
アンジェロはアロンツォの方に顔を向けた。
それを見た、アロンツォはコクッと頷いて、『はい』と返事をした。
アンジェロはニコッと笑んで、立ち上がり、アロンツォに手を向け伸ばした。
アロンツォはその手を取り、立ち上がった。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
「わぁお、こんなにバトルの出来る敷地を確保出来たのですね。わぁあー!」
とアンジェロは子供のように草原を駆けた。
「アンジェロ様、俺よりも子供みたい」
とアロンツォは言って、苦笑した。
それを猫耳をピクピクッさせて聞いたアンジェロは顔を赤らめてプクッと頬を膨らました。
「コホンッ。アロンツォ様、一応、僕は100年は生きているのですよ!…で、ですから。アロンツォ様より子供みたいなのは…。嫌です。
あぁ。お見苦しい所を見せてしまいました」
とアンジェロは言って、今度ははぁとため息をついて、肩を落とした。
アロンツォはアハハと笑った。
そして、2人のバトルが始まろうとしていた。
「アロンツォ様、起きてらっしゃりますか?」
アロンツォはアンジェロの呼びかけを耳にし、ムクッとベッドから起き上がった。
そして、紫に光る、水晶をベッドの左にある、ランプの置かれた小さな濃い茶色のタンスに置いた。
「…はい。起きてます…」
では、ドアを開けますね
とアンジェロは言って、ドアが開いた。すると、長いホウキを両手で突き刺すようにアンジェロが立っていた。
そんなアンジェロの姿を見た、アロンツォは目をぱちくりとして、見入った。
「アロンツォ様…、今日はわたくしとバトルする日ですよ!」
とアンジェロは言って、ホウキの棒の先をアロンツォに向けている。
アロンツォはプハッとお腹を抱えて笑った。
「どうして、ホウキなんですか。それでは無理でしょう。笑ってしまったじゃないですか。ハハッ」
とアロンツォは目に涙を溜めて、笑って言う。
「アロンツォ様。笑いましたね。少しだけでも、重荷が取れましたでしょうか?」
「重荷…ですか。大丈夫です。私は…」
とアロンツォは笑みを止め、横の床に目を落とした。アンジェロは眉尻を下げ、アロンツォの座っている、ベッドの横に腰掛けた。
「アロンツォ様、あまり難しく、考えなくていいんですからね。アロンツォ様はもう、ステファーノ家の一員になったのですから。アロンツォ様はチーロ様の護衛として、来ましたが、まだ、アロンツォ様も子供なのです。
ですから、いつもチーロ様を護るばかりのことを考えなくてもいいのですよ。あなたはまだ、甘える年齢なのですから」
とアンジェロはアロンツォの背中を撫でて、優しく言った。
アロンツォは床に顔を落としながら、ポツリ、ポツリと雫を落とした。
「そ、それは…」
「甘えてきていいのです!アロンツォ様!」
とアンジェロは大きな声で言って、バッと両手を広げた。アロンツォはアンジェロの両手を見た。
そして、アロンツォは抱き着く、のでは無く、紫に光る右手から手のひらサイズのとんがった石のナイフをアンジェロに刺した。
アンジェロはクハッと言って、お腹に手で撫でた。
「アロンツォ様、痛いですよ~。あはは。でも、バレてしまいましたか。魔力の力を測ろうとしていることを」
「わかりましたよ」
とアロンツォは言って、ナイフをスッと消した。
「でも、でも、でもですね。アロンツォ様。アロンツォ様は甘えて来て下さい。…じゃなくて、本当に甘えて来ていいんですからね!」
とアンジェロはアロンツォに目を合わせて言う。
「それは、とても嬉しいです。アンジェロ様は猫又なのですね。私、アンジェロ様が両手を広げた時に2つの尻尾と頭から耳を見ました」
「はっ。何と!そうでしたか」
とアンジェロは言って、頭から出てる、猫耳に両手でキュムッと握って、恥ずかしそうにアロンツォを見た。
「そうです。私は猫又です。ですから、私は剣やナイフ所では死にません!…ですから、アロンツォ様の今の実力を見せてほしいのです。これは重要なテストでもあります」
とアンジェロは真剣な顔立ちでアロンツォの顔に顔を近づけて言った。
アロンツォはフハッと笑って言った。
「わかりました。アンジェロ様」
と。アンジェロは何か違和感を抱き、アロンツォに言った。
「アロンツォ様、わたくしの前ではもっと素でいいのですよ。賢こまらなくていい。もっと、チーロ様のように子供になって物を言って!」
とアンジェロはアロンツォに言った。アロンツォはアンジェロの言葉にドクンッとして、顔を赤らめて言った。
「え、えっと。じゃあ、そうします」
アロンツォの言葉に安堵したのか、アンジェロはにこにこと笑んでいい子いい子、よしよしと頭を撫でた。
アンジェロの2つの尻尾がフリフリと元気に動いていた。
・
「失礼します。アンジェロ様、アロンツォ様。お二方のバトルコースを確保致しましたので、ご準備の方をよろしくお願いします」
と近衛兵の一人が部屋にやって来て、告げた。
アンジェロはアロンツォの方に顔を向けた。
それを見た、アロンツォはコクッと頷いて、『はい』と返事をした。
アンジェロはニコッと笑んで、立ち上がり、アロンツォに手を向け伸ばした。
アロンツォはその手を取り、立ち上がった。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
「わぁお、こんなにバトルの出来る敷地を確保出来たのですね。わぁあー!」
とアンジェロは子供のように草原を駆けた。
「アンジェロ様、俺よりも子供みたい」
とアロンツォは言って、苦笑した。
それを猫耳をピクピクッさせて聞いたアンジェロは顔を赤らめてプクッと頬を膨らました。
「コホンッ。アロンツォ様、一応、僕は100年は生きているのですよ!…で、ですから。アロンツォ様より子供みたいなのは…。嫌です。
あぁ。お見苦しい所を見せてしまいました」
とアンジェロは言って、今度ははぁとため息をついて、肩を落とした。
アロンツォはアハハと笑った。
そして、2人のバトルが始まろうとしていた。
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