伝説の魔導師の代わりに俺が召喚されたせいで性奴隷の淫紋を刻まれました。

クズ惚れつ

文字の大きさ
上 下
18 / 39

18* 淫紋

しおりを挟む
「はぁっ、はぁっ、はひ、ぃ♡」
「まぁ初めてのことだ、今回は許してやる。」

イサゴが俺の寝間着の首元を掴んだ。荒い吐息も抑えられずに脱力した情けない顔を晒すが、抑える力もない。

「しかし、調教が必要だな。」
「ちょう、きょう?」
「もともと感じやすいようだし、しばらくは淫紋なしでやるか。あるいは私がコントロールするか。」
「何でも、いい、けど、苦しいのは、やだ。」

俺が必死にそう呟くと、イサゴはふっと笑った。

「次は一人でよがってないで、私のことを満足させろ。いいな。」
「わかっ、た、ぁ♡」

俺は働かない頭で、うわごとのように返事をした。とにかくこの意味のわからない怖いくらいの快感から逃れたかった。まだ左手はじんじんと疼くが、体は落ち着いてきた、そのまま体と頭が沈み込むように重くなり、俺は気を失うかのように眠りに落ちた。


「ぅしさま……魔導師様!」

ふぁ?俺の……こと?

「サク様、村長さんが来ましたよ。」

はえ?体を起こすと、椅子には先ほどの村長が座っていた。どうやら眠っていたらしい、時計をちらっとみると22時をさしていた。

「ああ、すみません。村長さん。」

頭が覚醒するとともに、寝落ちる前の記憶が徐々に戻って行く。そうだ、俺イサゴの前でなんかとんでもないことになった気がする。正直訳わかんなくてあんまり覚えてないけど、かろうじて貞操は守った気がする……。

「魔導師様、ここはいつ発つ予定ですか?」
「え?えーと……。」
「明日にでも発ちますよ。」

いいあぐねるサクの代わりにイサゴが返事をする。

「わかりました。では魔王のことをお話ししましょう。」

そう言うと、村長は懐から古ぼけた本を取り出した。

「この本はわしの家系に代々伝わる秘密の書なんじゃ。ここに伝説の魔導師召喚の儀式のことについても書かれていた。魔導師召喚の際、恐ろしい呪いが生まれると。しかしその呪いの詳細は書かれておりません。」
「そのリスクを冒してもこの儀式を行ったと。」
「それほど魔王の脅威は迫り来ておるのです。伝説上の存在の力を頼らなければならないほどに。」
「その本に何か有用なことは書いていないのですか?」
「それが、大変重要なことが書いてある。」

そういうと村長は本の内容を朗読し始めた。

『伝説の魔導師は召喚されたのち、この世界の5つの宝石を破壊する旅に出るべし。伝説の魔導師は召喚直後はまだその力の半分も出せていない。力は5つの宝石たちに分散して込められている。破壊するごとに力が解放され、5つを破壊すれば全ての力を取り戻し、さらに最強の魔術が解き放たれるであろう。最強の魔術は最後の切り札と呼ばれているが、その効果は不明である。また、失われた記憶も5つの宝石に封印され、破壊するごとにその記憶を取り戻すだろう。宝石は魔王の刺客たちが守っている、彼らを倒さなければ宝石は破壊できない。』」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

処理中です...