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第一章

畑仕事は楽しい

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 異世界初日、普通に寝てしまった。昨日の疲れが寝たら、無くなるって素晴らしいと思う。若さこそがチートなのでは?

 朝ご飯に、おにぎりとけんちん汁、ミカンを食べる。今日は、畑仕事の予定なので糖質が多め。会社に行ってたときは、朝ご飯トマトのみとかよくあったな。素早く食べれて、栄養価の高いもの。

 具沢山のお汁を飲んでいると、豊かな生活だなぁ。と思うと同時に、会社に行っていた日々が遠く感じる。ばぁちゃんと過ごした日々と似ているかもしれない。栄養価の高い美味しいご飯に、たくさんの運動。
 流石に、ばぁちゃんの死は乗り越えているけど、懐かしさに涙が出てくる。

 畑仕事は楽しい。日差しも強くて日に焼けるし、時間もかかるが、植物が育つのは元気をもらえる。

 税金用に、大豆を育てる。異世界に来ても押し寄せる税金。いつの時代も世知辛いが、治安維持とかにも必要だものね。仕方がない。払えと言われれば、払います。

 季節もちょうど良いし、大豆は、物資にもなる。保存性に優れているので、誰かしら買ってくれるだろう。異世界の現金を手にせねば。

 甜菜の種もあるが、様子を見る。ユーリさんの記憶には、甘いものの記憶が果物しかない。街で調査をしてから、調整しよう。


 苗ポットに、植えて、水を撒く。水は。湧水があった。湧水なので、寄生虫の心配もいらない。水問題は、すぐに解決。濾過キットもいらなかったね。

 また、街だが多分目立つ。だって、髪はヘアパックでウルツル。肌は、化粧水でプルル。(年齢的なものもある。)眉も整えているし、太っているけど美人扱いされる。髪とか肌って、顔の造形に大幅補正されるよね。太っているのも多分、プラス補正。ユーリさんの記憶では、肉付きの良い人がモテていた。飢饉とかあるからね。肉付きって、豚か!?グラマラスじゃなく、肉付きだよ!

 




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