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15フィーネのステータス
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ちょー短い
ーーーーーー
「リナ!大丈夫か!!?」
ふぁ!!だ、だれ?
「って、アルノ父様?」
「ああ、リナ!無事だったか!」
ベットから、体を起こす前に、体を抱きしめられる。ぐはぁ!!きず...きずが....
「旦那様。リナ様は怪我人です。そんなに強く抱きしめてしまっては傷に触ります」
そうアンナが言うと、アルノ父様は離れて行った。はぁ、さすがに気づいていたか。アンナの後ろには医者らしき人が....多分私の傷だろう。っていうかアルノ父様なんでいるんだ?
そう思って、窓を見るとあることに気がついた。明るい。え?さっきまで夜じゃ.....
「因に、リナ様は一晩中寝ておられました。手当しようにもずっと手で傷を押さえていて手当できなかったのです。さぁ、早く手当を」
うそ、一瞬だと思ったけどもう一晩経ってるの!?え!!!
「昨日、いきなり緊急連絡が届いてな。本当はその日のうちに帰ってきたかったんだが、明日の仕事をほっぽって来れなかったから、資料は全部家に持ち帰ってその場でしないといけないことを終わらせてたらこんなに遅くなってしまった・傷は大丈夫か?」
傷と聞いて私は体を動かそうとする。けど指一本も動かない。あれ、うまく体が......
『それは貴方が体を酷使したせいよ!!』
『全くだ』
ーー光華!それに紅炎!
『意識はあるけど、体がまだ完全に治りきってないから動かせないいの!無意識に体を休ませようとしてるのよ』
『あのときに翡翠がいたんだろ!あいつに頼めばあんな雑魚風で始末できたのによ!』
『そうよ。リナ。もう少し私たちを頼りなさい』
ーーうん。ごめん。ありがとう。
「リナ?動けないのか?」
「はい。アルノ父様。ごめんなさい」
「仕方ない。私が運ぶ」
「っ....!」
アルノ父様ゆっくりと私を持ち上げてくれた。そのまま私は治療室まで連れて行かれて、治療を受けた。幸い刻印はばれなかった。昨日かけた魔法だけじゃ足りなかったけど、紅炎と光華が隠してくれた。
というか治療事態断ろうと思ったけど、アルノ父様の威圧がヤバかった。
因に回復魔法はかけられなかった。なんか魔力の総量をはかるまで、子供にはかけちゃいけないらしい。大人はともかくまだ魔力になれていない子供にいきなり大量の魔力を流したら体が拒絶するらしい。少量なら大丈夫だそうだ。
× × ×
「りな?いう?」
なななな!フィーネ様!?なんでここに!?治療が終わって、私は自分の部屋のベットで横なっていた。体は相変わらず動かない。医者は一日経てば大丈夫とか言ってたけど。
「あの.....」
「さ、二人ではなすといい」
あ、アルノ父様もいた。アルノ父様はフィーネ様の背中を少し押して、私の部屋に押し込む。アルノ父様はちょっと私を見て微笑んでからドアを閉めた。何がしたいんだ?っとそれより、
「フィーネ様。申し訳ありません。いま、体を起こすことができなく....」
「ごめんなさい!!」
遮るように伝えられたのは謝罪。スカートの裾をぎゅっと握りしめて、うつむいている。声は震えていて、目からは今すぐにでも水が滴り落ちそうだった。
「フィーネ...様?」
「わたしが....わだしが....べんぎょう...したぐないって....ぬげだじで....だかあ...!りなが...りなが...げがして....ごべんなざい!!」
フィーネ様の瞳からは涙がこぼれ、床に落ちて行く。
私はフィーネ様に手を伸ばし、涙を拭う。ほんとはよくないけど、動かすのに魔力を使った。
「フィーネ様は.....私を、心配してくれるのですか?嫌い...では無かったのでは?」
よく私の物にイタズラなどをしてきたのだ。最初はよくある子供のヤルコトだと思ってたけど、ほんの少しだけ悪意が見えちゃったからね。
「ちがうもん!だだ、おとうざまをどられだぐながっただげだもん」
父をとられる....そうか、大好きな父をとられなくなかったのか。そうだよね。いきなり来た人を同じ娘のように思っているなんて言ったしね。
「そう、ですか」
「だからいっばいいじばるを.....」
やさしい。そうか、フィーネ様の本質は光だ。優しい光。《鑑定》
ーーーーー
名:フィーネ・ケレスト
Lv 3
スキル:令嬢
*封印状態のスキル:光の祝福 癒し 契約 嘘か真か 信託
加護:女神ツツリア 女神サアンナ
称号:天使 小悪魔 光の女神に愛されし者
ーーーーー
終盤でヒロインが手にする加護とスキルと称号。封印されている。だからか乙女ゲームでは悪を裁くスキルではさばけなかったのは。
「フィーネ様。ありがとうございます。気にしないでください。でも、勉強はしてください。私が教える係なんですよ?」
「りな...が?」
「はい。けど私は少しまだ眠いのです。明日からはじめましょう。最初は午後だけですから」
「うん」
そう言って私は、ゆっくりと眠りに落ちた。
死んでないからね!!!死んでないからね!
ーーーーーー
リナはものすごく疲れているだけです。喋っているのも気力で補ってる感じです。
ーーーーーー
「リナ!大丈夫か!!?」
ふぁ!!だ、だれ?
「って、アルノ父様?」
「ああ、リナ!無事だったか!」
ベットから、体を起こす前に、体を抱きしめられる。ぐはぁ!!きず...きずが....
「旦那様。リナ様は怪我人です。そんなに強く抱きしめてしまっては傷に触ります」
そうアンナが言うと、アルノ父様は離れて行った。はぁ、さすがに気づいていたか。アンナの後ろには医者らしき人が....多分私の傷だろう。っていうかアルノ父様なんでいるんだ?
そう思って、窓を見るとあることに気がついた。明るい。え?さっきまで夜じゃ.....
「因に、リナ様は一晩中寝ておられました。手当しようにもずっと手で傷を押さえていて手当できなかったのです。さぁ、早く手当を」
うそ、一瞬だと思ったけどもう一晩経ってるの!?え!!!
「昨日、いきなり緊急連絡が届いてな。本当はその日のうちに帰ってきたかったんだが、明日の仕事をほっぽって来れなかったから、資料は全部家に持ち帰ってその場でしないといけないことを終わらせてたらこんなに遅くなってしまった・傷は大丈夫か?」
傷と聞いて私は体を動かそうとする。けど指一本も動かない。あれ、うまく体が......
『それは貴方が体を酷使したせいよ!!』
『全くだ』
ーー光華!それに紅炎!
『意識はあるけど、体がまだ完全に治りきってないから動かせないいの!無意識に体を休ませようとしてるのよ』
『あのときに翡翠がいたんだろ!あいつに頼めばあんな雑魚風で始末できたのによ!』
『そうよ。リナ。もう少し私たちを頼りなさい』
ーーうん。ごめん。ありがとう。
「リナ?動けないのか?」
「はい。アルノ父様。ごめんなさい」
「仕方ない。私が運ぶ」
「っ....!」
アルノ父様ゆっくりと私を持ち上げてくれた。そのまま私は治療室まで連れて行かれて、治療を受けた。幸い刻印はばれなかった。昨日かけた魔法だけじゃ足りなかったけど、紅炎と光華が隠してくれた。
というか治療事態断ろうと思ったけど、アルノ父様の威圧がヤバかった。
因に回復魔法はかけられなかった。なんか魔力の総量をはかるまで、子供にはかけちゃいけないらしい。大人はともかくまだ魔力になれていない子供にいきなり大量の魔力を流したら体が拒絶するらしい。少量なら大丈夫だそうだ。
× × ×
「りな?いう?」
なななな!フィーネ様!?なんでここに!?治療が終わって、私は自分の部屋のベットで横なっていた。体は相変わらず動かない。医者は一日経てば大丈夫とか言ってたけど。
「あの.....」
「さ、二人ではなすといい」
あ、アルノ父様もいた。アルノ父様はフィーネ様の背中を少し押して、私の部屋に押し込む。アルノ父様はちょっと私を見て微笑んでからドアを閉めた。何がしたいんだ?っとそれより、
「フィーネ様。申し訳ありません。いま、体を起こすことができなく....」
「ごめんなさい!!」
遮るように伝えられたのは謝罪。スカートの裾をぎゅっと握りしめて、うつむいている。声は震えていて、目からは今すぐにでも水が滴り落ちそうだった。
「フィーネ...様?」
「わたしが....わだしが....べんぎょう...したぐないって....ぬげだじで....だかあ...!りなが...りなが...げがして....ごべんなざい!!」
フィーネ様の瞳からは涙がこぼれ、床に落ちて行く。
私はフィーネ様に手を伸ばし、涙を拭う。ほんとはよくないけど、動かすのに魔力を使った。
「フィーネ様は.....私を、心配してくれるのですか?嫌い...では無かったのでは?」
よく私の物にイタズラなどをしてきたのだ。最初はよくある子供のヤルコトだと思ってたけど、ほんの少しだけ悪意が見えちゃったからね。
「ちがうもん!だだ、おとうざまをどられだぐながっただげだもん」
父をとられる....そうか、大好きな父をとられなくなかったのか。そうだよね。いきなり来た人を同じ娘のように思っているなんて言ったしね。
「そう、ですか」
「だからいっばいいじばるを.....」
やさしい。そうか、フィーネ様の本質は光だ。優しい光。《鑑定》
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名:フィーネ・ケレスト
Lv 3
スキル:令嬢
*封印状態のスキル:光の祝福 癒し 契約 嘘か真か 信託
加護:女神ツツリア 女神サアンナ
称号:天使 小悪魔 光の女神に愛されし者
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終盤でヒロインが手にする加護とスキルと称号。封印されている。だからか乙女ゲームでは悪を裁くスキルではさばけなかったのは。
「フィーネ様。ありがとうございます。気にしないでください。でも、勉強はしてください。私が教える係なんですよ?」
「りな...が?」
「はい。けど私は少しまだ眠いのです。明日からはじめましょう。最初は午後だけですから」
「うん」
そう言って私は、ゆっくりと眠りに落ちた。
死んでないからね!!!死んでないからね!
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リナはものすごく疲れているだけです。喋っているのも気力で補ってる感じです。
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