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16横領
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いやあ、年が明けてからもう一ヶ月が経ちました。早い物です。
ーーーーー
コンコン。私はアルノ父様の執務室をノックする。
もう体は元気ハツラツ!………というわけでもなく、まだ身体中が痛い。お腹の傷が一番痛いけどね!まぁ動けるようになった。ちょこっとまだ魔力使ってるところもあるけどね。
「リナです。アルノ父様」
「入れ」
私が執務室に入ると、すでに机にはお菓子とお茶が用意されていた。というかなんで使用人じゃなくてアルノ父様が用意してるんだ?
「座ってくれ。それで、傷はもう大丈夫か?」
「うん。まだちょっと痛むけど、動けるようになったよ」
「そうか。何かあったらなんでも言ってくれ。それと次、外に出るときは必ず書き置きとか、大人の人を連れて行け」
「うん」
うん。よくなってる。実は私が寝込んでから3日たっている。その間、アルノ父様は過保護の域を超えていた。ちなみに今は敬語は外してる。
鎮めるのに大変だった。本当はフィーネ様が怪我をするはずだったけど、私が怪我したから、対象が私になってしまった。
それにフィーネ様も毎日私の元へ来て、本とか読んでってせがんでくるようになった。ちょうかわいい。
「あの件はもうすでにフィーネから聞いている。ありがとう。娘を救ってくれて」
いきなり話を変えたと思ったらいきなり頭を下げられた。いや、アルノ父様ってこの国の宰相だよね!?なんでこんなに美丈夫でもあるのに性格とかひねくれてないんだろ。あ、これが乙女ゲーのご都合主義。
「アルノ父様!!アルノ父様が私を娘だと言ったのなら、私はフィーネ様の姉ということになります。妹を守るのは姉の役目!頭を下げないで!」
「……そう、だったな。ありがとう」
アルノ父様は意外と私のお願い聞いてくれて、頭をあげてくれた。にしてもお茶美味い。アルノ父様お茶入れるの上手いな。
「そういえばまだ書類の仕事が残っているんじゃなかったっけ?休んでてもいいの?」
「ああ。けど娘との時間はこんなものより大切だから、別に関係ない」
うお!父親の鏡!でも仕事を休む=部下大変という感じになるはずだ……
「あの、アルノ父様」
「なんだ?」
「アルノ父様の仕事を見学、もしくはお手伝いしても良いですか?」
宰相の仕事。結構きになる。それにちょこっとでもこの国の情報が引き出せれば今後結構有利になると思う。この世界は乙女ゲームだが、ストーリーはたやすく変わる。私という存在がいるからね。それに部下達に負担をかけさせてしまってはちょっと罪悪感が…
「どうしてだ?」
「そうすれば、アルノ父様と一緒に入られて、アルノ父様も助けられる。一石二鳥!」
「……一石二鳥……わかった。最初は雑用みたいなものしか渡さないがいいか?」
「うん!アルノ父様の役に立てるなら!」
別に嘘を言ってるわけじゃない。実際に助けたい気持ちもあるのだ。グフッ!胃が…胃が…!い、いきなり抱きしめないでいただきたく…
「優しいな。嬉しいぞ。じゃあ早速仕事を再開しよう」
「はい!」
アルノ父様は私を抱き上げて、書類が山積みになっている机に向かい、高級そうな椅子に座る。私はアルノ父様の膝の上。まだ体は小さいからすっぽりと腕の中に入ってしまっている。よく書類が見える。因に何故王宮で仕事をしてないとかというと、私を心配して、仕事に手を付けてなかったらしくて、今までの書類が送られてきたそうな。
「今やっているこの書類は騎士団の予算の書類だ。団員達の給料、武器、防具、訓練場の補給、清掃係を雇ったりするための金だ」
予算表。たしかにこれぐらいなら私に見せてもなんの問題もない。けど……この数字ちょっと多くないか?
「あの……アルノ父様?」
「なんだ?」
「このお金は誰が計算してるの?」
「たしか騎士団の中に計算係が何人かいて、それを全部取り締まっている役職の人がいつも提出してくる」
「では、騎士一人当たりの給料は?」
「見習いは、月に25000エート。騎士は、35000エート。副隊長は、45000エート。隊長は60000エートだ」
エートというのは、この国のお金の単位。1エートは1円と同じ感じだ。日本基準で考えると少ないけど、こっちでは物価すごい低いから騎士達は高給料とりなのである。わかりやすくいうなら、隊長格の60000エート、六万円はこの世界でいうなら大体35万ぐらいの稼ぎである。月に35万……あれだ....日本で使えば1エート1円だけど、こっちで、1円使えば高くなるっていうことだ。
「…それじゃあ隊長は6人いて、福隊長も6人。騎士達は何人ですか?」
「詳しくは把握していないが、今は一部隊だいたい30人だ。見習いは一部隊につき20だ。見習いの数は変わらない」
「それとこれにはお金を管理する人の給料は入ってる?」
「いや、そっちの給料は私の部下が計算している」
だとすると、まず分けると
隊長:360000(36万)
副隊長:270000(27万)
騎士:6300000(630万)
見習い:3000000(300万)
足すと、9930000(993万)エートになる。ちなみに王家の総資産はヤバいほどあるから王家にはそんなに負担にはなっていない。でも月にこれを払うのか....アルノ父様の所属してるところとか使用人だとか、どれだけの金がかかるのか...
「アルノ父様。これって騎士達の給料だけですか?」
「ああ。2ヶ月前より2万エートほど高くなっているが、それぐらいは別に大丈夫だ」
2ヶ月より?そうか!!
「では、3ヶ月前は?」
「ん?3ヶ月前か?3ヶ月前は今月のより………3万エート低い……」
そうだ!この数字は明らかにおかしい。だって、正確な数で計算したとはいえないがそれを差し引いても多すぎる!
12000000(1200万)エートだなんて!
「アルノ父様!これは横領です!」
「な、何故だ?」
「過去の数値を見てください!普通は10000000(千万)エートあれば足りるなのにこれは200000(200万)エートとも多い!」
「なんだと!」
私がそう叫ぶと、アルノ父様が急いで過去の資料を漁りだした。1ヶ月ごとに少しづつ要求額を増やして、その分を懐に入れていた。バレないように時には減らしたり、先月と同じ金額にしてたりしたのだろう。ていうかなんでこんなことにも気づかなかったのか?
灰瀬!
『なんだ?』
ーーアルノ父様になにか魔法見たいのかかってないか見て!
灰瀬は無の精霊王。精神的に直接作用する魔法はは無の属性から来てる。鑑定とか収納とかもそこから。でも無の精霊自体珍しいから、その力をまだこの世界は知らない。みんな使えない無能の属性とか精霊とか言われているらしい。
『ああ、確かにこいつには何かかかってる』
ーーなにがかかってるの?
『過去のことをあまり振り返ろうとしないようにと、さっきリナが話してた...給料?の金額を不思議に思わないようにするようなものだ』
ーー相手に気づかれないように解除できる?
精神魔法というのは、何者かに強制的に解けたら、嫌悪感を抱くそうだ。それで解かれたか解かれてないかわかる。前に感じたことある。魔物に使って。こう、全身が鳥肌になるような感覚だ。
『ああ。相手は下級の無の精霊と契約しているらしいから、俺が黙らせれば大丈夫だ』
ーーじゃあ、たのんだ。慎重にね!あとアレも付けておいてね。
『了解した』
灰瀬が消えてすぐ、アルノ父様は顔を上げた。灰瀬に感じさせてもらっていた魔法の気配はもう消えている。仕事早い。
「な、本当だ…早く報告せねば…!リナ、何故このことに気がついた?」
「計算をしただけよ。だってあまりのも多かったんだもん」
「……この額を一瞬でか?」
「私はそういうのとくいなんだ!」
「そうか。リナ、一緒についてきてくれ。説明したい。それと断罪するために」
おお~柔らかかった雰囲気がピリッとした雰囲気に変わった。多分これがお仕事の時の雰囲気だろう。そういえば最近私も仕事モードになってないな。最近というか産まれてからか。
「うん。わかった。それでどこへ行けばいいの?」
「王宮だ」
ニヤリと笑った顔はなんかぞくっとした。ってえ?王宮…?今から?アルノ父様は私を抱き上げ、執事長のキクーゼをよぶ。
「お呼びでしょうか?」
「今すぐ王宮へ行く。陛下にすぐ知らせないと行けないことができた」
「大丈夫だ。ちょっと陛下に会うだけだからな」
陛下?ってことは王様?え!このまま?というか下ろして!私は一介の侍女だよ?国王に簡単に会っちゃ…ええええーー!!
ーーーーー
コンコン。私はアルノ父様の執務室をノックする。
もう体は元気ハツラツ!………というわけでもなく、まだ身体中が痛い。お腹の傷が一番痛いけどね!まぁ動けるようになった。ちょこっとまだ魔力使ってるところもあるけどね。
「リナです。アルノ父様」
「入れ」
私が執務室に入ると、すでに机にはお菓子とお茶が用意されていた。というかなんで使用人じゃなくてアルノ父様が用意してるんだ?
「座ってくれ。それで、傷はもう大丈夫か?」
「うん。まだちょっと痛むけど、動けるようになったよ」
「そうか。何かあったらなんでも言ってくれ。それと次、外に出るときは必ず書き置きとか、大人の人を連れて行け」
「うん」
うん。よくなってる。実は私が寝込んでから3日たっている。その間、アルノ父様は過保護の域を超えていた。ちなみに今は敬語は外してる。
鎮めるのに大変だった。本当はフィーネ様が怪我をするはずだったけど、私が怪我したから、対象が私になってしまった。
それにフィーネ様も毎日私の元へ来て、本とか読んでってせがんでくるようになった。ちょうかわいい。
「あの件はもうすでにフィーネから聞いている。ありがとう。娘を救ってくれて」
いきなり話を変えたと思ったらいきなり頭を下げられた。いや、アルノ父様ってこの国の宰相だよね!?なんでこんなに美丈夫でもあるのに性格とかひねくれてないんだろ。あ、これが乙女ゲーのご都合主義。
「アルノ父様!!アルノ父様が私を娘だと言ったのなら、私はフィーネ様の姉ということになります。妹を守るのは姉の役目!頭を下げないで!」
「……そう、だったな。ありがとう」
アルノ父様は意外と私のお願い聞いてくれて、頭をあげてくれた。にしてもお茶美味い。アルノ父様お茶入れるの上手いな。
「そういえばまだ書類の仕事が残っているんじゃなかったっけ?休んでてもいいの?」
「ああ。けど娘との時間はこんなものより大切だから、別に関係ない」
うお!父親の鏡!でも仕事を休む=部下大変という感じになるはずだ……
「あの、アルノ父様」
「なんだ?」
「アルノ父様の仕事を見学、もしくはお手伝いしても良いですか?」
宰相の仕事。結構きになる。それにちょこっとでもこの国の情報が引き出せれば今後結構有利になると思う。この世界は乙女ゲームだが、ストーリーはたやすく変わる。私という存在がいるからね。それに部下達に負担をかけさせてしまってはちょっと罪悪感が…
「どうしてだ?」
「そうすれば、アルノ父様と一緒に入られて、アルノ父様も助けられる。一石二鳥!」
「……一石二鳥……わかった。最初は雑用みたいなものしか渡さないがいいか?」
「うん!アルノ父様の役に立てるなら!」
別に嘘を言ってるわけじゃない。実際に助けたい気持ちもあるのだ。グフッ!胃が…胃が…!い、いきなり抱きしめないでいただきたく…
「優しいな。嬉しいぞ。じゃあ早速仕事を再開しよう」
「はい!」
アルノ父様は私を抱き上げて、書類が山積みになっている机に向かい、高級そうな椅子に座る。私はアルノ父様の膝の上。まだ体は小さいからすっぽりと腕の中に入ってしまっている。よく書類が見える。因に何故王宮で仕事をしてないとかというと、私を心配して、仕事に手を付けてなかったらしくて、今までの書類が送られてきたそうな。
「今やっているこの書類は騎士団の予算の書類だ。団員達の給料、武器、防具、訓練場の補給、清掃係を雇ったりするための金だ」
予算表。たしかにこれぐらいなら私に見せてもなんの問題もない。けど……この数字ちょっと多くないか?
「あの……アルノ父様?」
「なんだ?」
「このお金は誰が計算してるの?」
「たしか騎士団の中に計算係が何人かいて、それを全部取り締まっている役職の人がいつも提出してくる」
「では、騎士一人当たりの給料は?」
「見習いは、月に25000エート。騎士は、35000エート。副隊長は、45000エート。隊長は60000エートだ」
エートというのは、この国のお金の単位。1エートは1円と同じ感じだ。日本基準で考えると少ないけど、こっちでは物価すごい低いから騎士達は高給料とりなのである。わかりやすくいうなら、隊長格の60000エート、六万円はこの世界でいうなら大体35万ぐらいの稼ぎである。月に35万……あれだ....日本で使えば1エート1円だけど、こっちで、1円使えば高くなるっていうことだ。
「…それじゃあ隊長は6人いて、福隊長も6人。騎士達は何人ですか?」
「詳しくは把握していないが、今は一部隊だいたい30人だ。見習いは一部隊につき20だ。見習いの数は変わらない」
「それとこれにはお金を管理する人の給料は入ってる?」
「いや、そっちの給料は私の部下が計算している」
だとすると、まず分けると
隊長:360000(36万)
副隊長:270000(27万)
騎士:6300000(630万)
見習い:3000000(300万)
足すと、9930000(993万)エートになる。ちなみに王家の総資産はヤバいほどあるから王家にはそんなに負担にはなっていない。でも月にこれを払うのか....アルノ父様の所属してるところとか使用人だとか、どれだけの金がかかるのか...
「アルノ父様。これって騎士達の給料だけですか?」
「ああ。2ヶ月前より2万エートほど高くなっているが、それぐらいは別に大丈夫だ」
2ヶ月より?そうか!!
「では、3ヶ月前は?」
「ん?3ヶ月前か?3ヶ月前は今月のより………3万エート低い……」
そうだ!この数字は明らかにおかしい。だって、正確な数で計算したとはいえないがそれを差し引いても多すぎる!
12000000(1200万)エートだなんて!
「アルノ父様!これは横領です!」
「な、何故だ?」
「過去の数値を見てください!普通は10000000(千万)エートあれば足りるなのにこれは200000(200万)エートとも多い!」
「なんだと!」
私がそう叫ぶと、アルノ父様が急いで過去の資料を漁りだした。1ヶ月ごとに少しづつ要求額を増やして、その分を懐に入れていた。バレないように時には減らしたり、先月と同じ金額にしてたりしたのだろう。ていうかなんでこんなことにも気づかなかったのか?
灰瀬!
『なんだ?』
ーーアルノ父様になにか魔法見たいのかかってないか見て!
灰瀬は無の精霊王。精神的に直接作用する魔法はは無の属性から来てる。鑑定とか収納とかもそこから。でも無の精霊自体珍しいから、その力をまだこの世界は知らない。みんな使えない無能の属性とか精霊とか言われているらしい。
『ああ、確かにこいつには何かかかってる』
ーーなにがかかってるの?
『過去のことをあまり振り返ろうとしないようにと、さっきリナが話してた...給料?の金額を不思議に思わないようにするようなものだ』
ーー相手に気づかれないように解除できる?
精神魔法というのは、何者かに強制的に解けたら、嫌悪感を抱くそうだ。それで解かれたか解かれてないかわかる。前に感じたことある。魔物に使って。こう、全身が鳥肌になるような感覚だ。
『ああ。相手は下級の無の精霊と契約しているらしいから、俺が黙らせれば大丈夫だ』
ーーじゃあ、たのんだ。慎重にね!あとアレも付けておいてね。
『了解した』
灰瀬が消えてすぐ、アルノ父様は顔を上げた。灰瀬に感じさせてもらっていた魔法の気配はもう消えている。仕事早い。
「な、本当だ…早く報告せねば…!リナ、何故このことに気がついた?」
「計算をしただけよ。だってあまりのも多かったんだもん」
「……この額を一瞬でか?」
「私はそういうのとくいなんだ!」
「そうか。リナ、一緒についてきてくれ。説明したい。それと断罪するために」
おお~柔らかかった雰囲気がピリッとした雰囲気に変わった。多分これがお仕事の時の雰囲気だろう。そういえば最近私も仕事モードになってないな。最近というか産まれてからか。
「うん。わかった。それでどこへ行けばいいの?」
「王宮だ」
ニヤリと笑った顔はなんかぞくっとした。ってえ?王宮…?今から?アルノ父様は私を抱き上げ、執事長のキクーゼをよぶ。
「お呼びでしょうか?」
「今すぐ王宮へ行く。陛下にすぐ知らせないと行けないことができた」
「大丈夫だ。ちょっと陛下に会うだけだからな」
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