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第二章 小屋
旅の準備
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3人で朝食の食卓に着いた。
「フローラさん、この国のことを知りたいんですけど」
「いいわよ、何でも聞いてね」
フローラさんの笑顔がまぶしいです。
この国の名はアルデラルド、首都はブーネンというところで、そこに国王が住んでいる。
東側以外は海に囲まれていて、東側は北から順にベラ、ブラ、パラという国と接している。
なんか似た名前の国だと思ってら、昔は一つの国だったらしい。
この町はちょうど国の真ん中あたりにあり、首都ブーネンは西に1200キロの海岸沿いにあるとのことだ。
俺の生まれた国はダルムンドという国なのだが、フローラさんは知らないとのことだった。
「フローラさんはこれからどうされるんですか?」
ちょっと漠然とした質問になってしまった。
「ふふ、リンリン君とずっと一緒にいるわよ。どこにいてもね」
(な、なんですか、この返事は。意味深じゃないですか)
「マリもだよ」
横から話に入ってくる7歳児。
娘を持っていたから知っているが、女の子ってのは、どんな歳でも大人の会話に入ってくるね。
あ、俺は5歳児だった。
「じゃあ、もし僕が故郷に帰りたいって言ったら、ついてきてくれますか?」
「もちろんよ」
フローラさん、即答ですか。
「マリもだよ」
わかったよ。
「準備が必要だと思います。前に継母に殺されかけたっていいましたよね。あれは本当の話なんですが、15歳になるまでに故郷に帰りたいんです。でも、かなり遠いと思います。お金とかも必要ですし」
「そういうことなら、リンリン君、冒険者にならない?」
「冒険者ですか?」
「冒険者になると、旅しながらでも、いろいろな依頼をこなせば、お金はなんとかなるわよ。私はすでに冒険者だしね。でも、冒険者に登録できるのは10歳からなのよ。7歳で見習い登録もできるわよ」
「あと5年ですか」
「どうせ今のまま旅しても危険だから、ちゃんと鍛えて、しっかりとした準備をした方がいいわよ。パーティも組まないといけないしね」
「パーティですか」
「魔法使いは私でいいとして、剣士、戦士、盗賊、神官が必要だと思うわ」
「マリは神官やるよ」
「ふふ、じゃあ、リンリン君だけど、君は何が取柄なのかな?」
(また取柄か。戦士ってのはタンク役だよね、きっと。剣士はちょっと無理だなあ)
「取柄はないんです。盗賊ってのは何をするんですか?」
「索敵したり、罠の有無を調べたり、鍵を開けたり、ちょっとリンリン君には向いてないかも。そうねえ、リンリン君はどれにも該当しないわね。しいて言えば、指揮官って感じがするわ」
「指揮官ですか」
「うん。後方にいて、戦闘状況を見て、メンバーに作戦指示を与えるの。この国でトップのパーティは、レッドダイスっていう6人組で、さっき言った5つの職種の人のほかに指揮官がいるわ。全員女性なのに冒険者のトップなのよ」
「そうですか」
「そうだ、来週町に行くとき、冒険者組合に行ってみない? まだ5歳だから登録できないけど、自己責任で行動する分には問題ないわ」
「はい、そうします」
「それから、そういう目的があるのなら、トレーニングを積む必要があるわ。腰抜け戦士に働かせようかな。いざって時に逃げるけど、腕は確かよ」
(ああ、あの馬車の人か)
「あと、マリ、あなたも神官になるのであれば、毎日、教会に行って修行しなさい。神父さんには私から紹介状を書いておくわ。リンリン君の魔法の先生はわたしよ。わ・た・し」
「は、はあ。ありがとうござます。」
「もう、そんなに大げさに感謝しないでよ。私は楽しくてやってるんだから、気にしないでね」
その日はフローラさんに手取り足取り火魔法を教えてもらった。
おっぱいがいろんなところにあたって、あまり集中できなかった。
「フローラさん、この国のことを知りたいんですけど」
「いいわよ、何でも聞いてね」
フローラさんの笑顔がまぶしいです。
この国の名はアルデラルド、首都はブーネンというところで、そこに国王が住んでいる。
東側以外は海に囲まれていて、東側は北から順にベラ、ブラ、パラという国と接している。
なんか似た名前の国だと思ってら、昔は一つの国だったらしい。
この町はちょうど国の真ん中あたりにあり、首都ブーネンは西に1200キロの海岸沿いにあるとのことだ。
俺の生まれた国はダルムンドという国なのだが、フローラさんは知らないとのことだった。
「フローラさんはこれからどうされるんですか?」
ちょっと漠然とした質問になってしまった。
「ふふ、リンリン君とずっと一緒にいるわよ。どこにいてもね」
(な、なんですか、この返事は。意味深じゃないですか)
「マリもだよ」
横から話に入ってくる7歳児。
娘を持っていたから知っているが、女の子ってのは、どんな歳でも大人の会話に入ってくるね。
あ、俺は5歳児だった。
「じゃあ、もし僕が故郷に帰りたいって言ったら、ついてきてくれますか?」
「もちろんよ」
フローラさん、即答ですか。
「マリもだよ」
わかったよ。
「準備が必要だと思います。前に継母に殺されかけたっていいましたよね。あれは本当の話なんですが、15歳になるまでに故郷に帰りたいんです。でも、かなり遠いと思います。お金とかも必要ですし」
「そういうことなら、リンリン君、冒険者にならない?」
「冒険者ですか?」
「冒険者になると、旅しながらでも、いろいろな依頼をこなせば、お金はなんとかなるわよ。私はすでに冒険者だしね。でも、冒険者に登録できるのは10歳からなのよ。7歳で見習い登録もできるわよ」
「あと5年ですか」
「どうせ今のまま旅しても危険だから、ちゃんと鍛えて、しっかりとした準備をした方がいいわよ。パーティも組まないといけないしね」
「パーティですか」
「魔法使いは私でいいとして、剣士、戦士、盗賊、神官が必要だと思うわ」
「マリは神官やるよ」
「ふふ、じゃあ、リンリン君だけど、君は何が取柄なのかな?」
(また取柄か。戦士ってのはタンク役だよね、きっと。剣士はちょっと無理だなあ)
「取柄はないんです。盗賊ってのは何をするんですか?」
「索敵したり、罠の有無を調べたり、鍵を開けたり、ちょっとリンリン君には向いてないかも。そうねえ、リンリン君はどれにも該当しないわね。しいて言えば、指揮官って感じがするわ」
「指揮官ですか」
「うん。後方にいて、戦闘状況を見て、メンバーに作戦指示を与えるの。この国でトップのパーティは、レッドダイスっていう6人組で、さっき言った5つの職種の人のほかに指揮官がいるわ。全員女性なのに冒険者のトップなのよ」
「そうですか」
「そうだ、来週町に行くとき、冒険者組合に行ってみない? まだ5歳だから登録できないけど、自己責任で行動する分には問題ないわ」
「はい、そうします」
「それから、そういう目的があるのなら、トレーニングを積む必要があるわ。腰抜け戦士に働かせようかな。いざって時に逃げるけど、腕は確かよ」
(ああ、あの馬車の人か)
「あと、マリ、あなたも神官になるのであれば、毎日、教会に行って修行しなさい。神父さんには私から紹介状を書いておくわ。リンリン君の魔法の先生はわたしよ。わ・た・し」
「は、はあ。ありがとうござます。」
「もう、そんなに大げさに感謝しないでよ。私は楽しくてやってるんだから、気にしないでね」
その日はフローラさんに手取り足取り火魔法を教えてもらった。
おっぱいがいろんなところにあたって、あまり集中できなかった。
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