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第六章 ダンジョン発見
第七十八話 長い夜(その1)
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斬り落とされたサイクロプスの生首が単体で動き出す可能性があるのか無いのか、勝手が分からないイズミはマグナムで狙いを定めつつゆっくりと近付いた。
トーマスが大剣を持ち上げるが大きく歪み、刃も一部欠けが出来ておりヒビも入っている。
「…コレはもう大丈夫なやつか?」
「分からん。通常なら問題無いが、あの生命力だとなんとも」
イズミとトーマスが生首を見ながら、どう始末をするか相談をした結果。
炎魔法で処理をする事に決めた。
カレンはサイクロプスの生首を持ちたくないとの事で、調査隊の魔術師ヴィルハイムが回収して燃やし始めた。
「何とかなるもんだな」
「ああ。何とかなったな」
イズミのボヤきにトーマスが反応した。
トーマスは大剣を持ってはいるが、あのダメージでは使い物にならないだろう。
首を斬り落とせた事すら奇跡に思える。
「この剣はもう駄目だな…次振ったら折れる」
気に入ってたんだがなと笑うトーマスだったが、その声からは寂しさのようなものを感じる。
「皆んなは無事か?」
トーマスが他のメンバーの状態を確認する。
防御魔法で魔力をかなり消費したのか、魔術師2人は疲労困憊と言った感じだった。
カレンもサイクロプスの生首を焼却を手伝っているが、その顔には疲れが見て取れる。
イズミは自分の武器を回収してマスタングに収納すると、マグナムの予備弾薬を実体化させてスピードローダーに装填した。
マグナムに装填する事も忘れない。
「マスタング、周囲の索敵を頼む」
「索敵を開始します…周囲に反応はありません」
マスタングの索敵結果を皆に伝えてから、改めて焚火にて休憩を取る事にした。
「トーマス。その剣には思い入れでもあるのか?」
イズミは周囲の警戒をしていたトーマスへ尋ねた。
「俺達『暁と盃』がギルドでBランクに昇格した時にな、ドワーフに拵えて貰ったんだ。コイツじゃ無かったらサイクロプスの光線は防げなかった」
トーマスが光線を防ぎ歪んだ大剣を撫でる。
「直せるのか?」
「いや、ここまで傷んだら一から打ち直すか廃棄だろう」
その言葉を聞いたイズミはマスタングへ寄り掛かりつつ確認を取る。
「マスタング、トーマスのあの剣では次の魔物の襲撃には耐えられないだろう。代わりになりそうな剣は出せるか?」
「少々お待ち下さい」
マスタングがトーマスの大剣を調べているのか、モニターが光っている。
「形は違いますが、同等の強度と斬れ味を持った剣の実体化が可能です。ストックしている魔石の残りが少ないので能力付与は出来ません」
「それで構わない。実体化してくれ」
ガコンと音がしてトランクが開くと、剣が飛び出してきた。
トランク内に納まるサイズでは無かったからだ。
「ありがとう」
イズミは剣を持とうとするが非常に重く…引き摺るようにしてトーマスの基へと運んだ。
「その剣の状態では心許無いだろう。コイツで良ければ使ってくれ」
トーマスはイズミが引き摺って来た剣を見て、驚いた表情を見せた。
「イズミ…こんな上等な剣を借してくれるのか?」
「カレンを助けてくれた礼ってのもある」
イズミの筋力では持ち上げる事すら大変な剣を、トーマスは普通に持ち上げると何度か素振りをした。
「良い剣だ。暫しお借りする」
「大剣が直るまでは使ってくれて構わないし、何ならそのまま持って行っても良い。俺じゃ扱えない武器だからな」
俺が持ち上げられないの見たろ?
イズミはそう言って笑って見せた。
「それは流石に俺の心が痛いぞ。剣が直ったらちゃんと返す」
「そうかい」
イズミはリボルバーをクルクルと回しながら、カレン達が休む焚火の方へと歩き出した。
トーマスが大剣を持ち上げるが大きく歪み、刃も一部欠けが出来ておりヒビも入っている。
「…コレはもう大丈夫なやつか?」
「分からん。通常なら問題無いが、あの生命力だとなんとも」
イズミとトーマスが生首を見ながら、どう始末をするか相談をした結果。
炎魔法で処理をする事に決めた。
カレンはサイクロプスの生首を持ちたくないとの事で、調査隊の魔術師ヴィルハイムが回収して燃やし始めた。
「何とかなるもんだな」
「ああ。何とかなったな」
イズミのボヤきにトーマスが反応した。
トーマスは大剣を持ってはいるが、あのダメージでは使い物にならないだろう。
首を斬り落とせた事すら奇跡に思える。
「この剣はもう駄目だな…次振ったら折れる」
気に入ってたんだがなと笑うトーマスだったが、その声からは寂しさのようなものを感じる。
「皆んなは無事か?」
トーマスが他のメンバーの状態を確認する。
防御魔法で魔力をかなり消費したのか、魔術師2人は疲労困憊と言った感じだった。
カレンもサイクロプスの生首を焼却を手伝っているが、その顔には疲れが見て取れる。
イズミは自分の武器を回収してマスタングに収納すると、マグナムの予備弾薬を実体化させてスピードローダーに装填した。
マグナムに装填する事も忘れない。
「マスタング、周囲の索敵を頼む」
「索敵を開始します…周囲に反応はありません」
マスタングの索敵結果を皆に伝えてから、改めて焚火にて休憩を取る事にした。
「トーマス。その剣には思い入れでもあるのか?」
イズミは周囲の警戒をしていたトーマスへ尋ねた。
「俺達『暁と盃』がギルドでBランクに昇格した時にな、ドワーフに拵えて貰ったんだ。コイツじゃ無かったらサイクロプスの光線は防げなかった」
トーマスが光線を防ぎ歪んだ大剣を撫でる。
「直せるのか?」
「いや、ここまで傷んだら一から打ち直すか廃棄だろう」
その言葉を聞いたイズミはマスタングへ寄り掛かりつつ確認を取る。
「マスタング、トーマスのあの剣では次の魔物の襲撃には耐えられないだろう。代わりになりそうな剣は出せるか?」
「少々お待ち下さい」
マスタングがトーマスの大剣を調べているのか、モニターが光っている。
「形は違いますが、同等の強度と斬れ味を持った剣の実体化が可能です。ストックしている魔石の残りが少ないので能力付与は出来ません」
「それで構わない。実体化してくれ」
ガコンと音がしてトランクが開くと、剣が飛び出してきた。
トランク内に納まるサイズでは無かったからだ。
「ありがとう」
イズミは剣を持とうとするが非常に重く…引き摺るようにしてトーマスの基へと運んだ。
「その剣の状態では心許無いだろう。コイツで良ければ使ってくれ」
トーマスはイズミが引き摺って来た剣を見て、驚いた表情を見せた。
「イズミ…こんな上等な剣を借してくれるのか?」
「カレンを助けてくれた礼ってのもある」
イズミの筋力では持ち上げる事すら大変な剣を、トーマスは普通に持ち上げると何度か素振りをした。
「良い剣だ。暫しお借りする」
「大剣が直るまでは使ってくれて構わないし、何ならそのまま持って行っても良い。俺じゃ扱えない武器だからな」
俺が持ち上げられないの見たろ?
イズミはそう言って笑って見せた。
「それは流石に俺の心が痛いぞ。剣が直ったらちゃんと返す」
「そうかい」
イズミはリボルバーをクルクルと回しながら、カレン達が休む焚火の方へと歩き出した。
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