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第六章 ダンジョン発見
第七十七話 決着
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最後の1体となったサイクロプスは、倒した他よりもかなり大きく見えた。
岩を投げ勢い良く動きつつ光線を放つサイクロプスの攻撃を、カレン達は防御魔法で上手く対応している。
しかし、威力が想定以上だったのか防御魔法が剥がれた。
膜が破れたようにパリンと音がして崩れ、調査隊の魔術師が防御魔法を張り直す。
「コッチだ!単眼ゴリラ」
イズミはサイクロプスを大声で刺激し、腰撃ちの状態でマシンガンを撃ち始めた。
マシンガンの反動を見つつ、サイクロプスの足元から胴体に命中するように撃った。
イズミの筋力ではアクションスターの様な銃の制御は難しいのか、最初は命中したが退避行動を取り始めたサイクロプスには当たらない。
「…そろそろ弾が切れるか?」
弾切れ直前のマシンガンを、暗闇に隠れるサイクロプスに向けて威嚇射撃をする。
ゆっくりとマスタングに向かって移動を始める。
弾切れを確認したイズミはマスタングを呼んだ。
「マスタング、フルオートのショットガンを出してくれ」
マスタングのトランクが開く。
ショットガンと交換するようにして、マシンガンを仕舞い込む。
ボンネットに置いた布袋からグレネードランチャーを出して、また照明弾を空に向けて撃った。
グォォォ!!
サイクロプスの咆哮がイズミ達を驚かせるのと同時に、カレン達へ向かって突進をする。
イズミは助手席を開けて半身をねじ込むと、マスタング主導での走行を頼んだ。
マスタングの自律運転の勢いは凄まじく、身体を車外に持って行かれそうになるが、何とか踏ん張って耐えた。
「まだまだ!」
イズミはサイクロプスの下半身、特に脚を潰すべくショットガンを連射する。
32連のドラムマガジンが空になるまで、ひたすらに脚に向かって撃ち続けた。
ショットガンの射撃が効いたのか、サイクロプスは膝をついたが攻撃は止まっていなかった。
特徴的な単眼の前にサイクロプスの頭より大きな光の玉が現れ、光線となってカレン達へ向かって放たれた。
防御魔法と衝突するも、光線の威力が勝ったのか防御魔法が破れた。
「伏せろ!」
トーマスが大剣を構えると、カレンの前に立ち地面へと突き刺した。
大剣に光線が当たり、トーマスと共に弾け飛んだ。
光線も軌道がそれて空へ飛んでいった。
「…っ!」
カレンは伏せた状態でもクロスボウを準備していて、サイクロプスへ撃ち込んだ。
サイクロプスの胴体に何発も命中して、連続して爆発が起きる。
「くたばれ!」
弾け飛んだトーマスが体勢を整えて走り出し、サイクロプスの胴体へ大剣を振り落とした。
イズミからは両断したように見えたが、サイクロプスは叫び声を上げながらまだ動いていた。
マスタングから降りると、サイクロプスの下半身が地面に倒れているのが確認出来たが、上半身だけで動き攻撃を続けていたのだ。
「火球!」
両手のみで身体を支えて光線を撃とうとするサイクロプスへ、調査隊の魔術師ヴィルハイムが数発の攻撃魔法を加えた。
イズミはサイクロプスが出した光の玉が消えたのと同時に、弾切れになったショットガンを地面に置いて巨大な単眼に向けてライトを照射した。
強力なライトの直撃で立ち眩んだサイクロプスに向けて、イズミはホルスターからマグナムを抜いて撃ち込む。
6発撃ち、近付きつつ弾込めをして再度6発撃ち込む。
トーマスが再び大剣を構えるのが見える。
「トーマス!止めは頼んだ」
イズミは急いで弾込めをして、今度は5発撃ち込む。
トーマスがサイクロプスに向けて走り出した。
「これで終わりだ!」
トーマスの大剣が振り降ろし、サイクロプスの頭を斬り落とす。
首から上を失った上半身は地面へと倒れ込み、再度動き出す事は無かった。
岩を投げ勢い良く動きつつ光線を放つサイクロプスの攻撃を、カレン達は防御魔法で上手く対応している。
しかし、威力が想定以上だったのか防御魔法が剥がれた。
膜が破れたようにパリンと音がして崩れ、調査隊の魔術師が防御魔法を張り直す。
「コッチだ!単眼ゴリラ」
イズミはサイクロプスを大声で刺激し、腰撃ちの状態でマシンガンを撃ち始めた。
マシンガンの反動を見つつ、サイクロプスの足元から胴体に命中するように撃った。
イズミの筋力ではアクションスターの様な銃の制御は難しいのか、最初は命中したが退避行動を取り始めたサイクロプスには当たらない。
「…そろそろ弾が切れるか?」
弾切れ直前のマシンガンを、暗闇に隠れるサイクロプスに向けて威嚇射撃をする。
ゆっくりとマスタングに向かって移動を始める。
弾切れを確認したイズミはマスタングを呼んだ。
「マスタング、フルオートのショットガンを出してくれ」
マスタングのトランクが開く。
ショットガンと交換するようにして、マシンガンを仕舞い込む。
ボンネットに置いた布袋からグレネードランチャーを出して、また照明弾を空に向けて撃った。
グォォォ!!
サイクロプスの咆哮がイズミ達を驚かせるのと同時に、カレン達へ向かって突進をする。
イズミは助手席を開けて半身をねじ込むと、マスタング主導での走行を頼んだ。
マスタングの自律運転の勢いは凄まじく、身体を車外に持って行かれそうになるが、何とか踏ん張って耐えた。
「まだまだ!」
イズミはサイクロプスの下半身、特に脚を潰すべくショットガンを連射する。
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ショットガンの射撃が効いたのか、サイクロプスは膝をついたが攻撃は止まっていなかった。
特徴的な単眼の前にサイクロプスの頭より大きな光の玉が現れ、光線となってカレン達へ向かって放たれた。
防御魔法と衝突するも、光線の威力が勝ったのか防御魔法が破れた。
「伏せろ!」
トーマスが大剣を構えると、カレンの前に立ち地面へと突き刺した。
大剣に光線が当たり、トーマスと共に弾け飛んだ。
光線も軌道がそれて空へ飛んでいった。
「…っ!」
カレンは伏せた状態でもクロスボウを準備していて、サイクロプスへ撃ち込んだ。
サイクロプスの胴体に何発も命中して、連続して爆発が起きる。
「くたばれ!」
弾け飛んだトーマスが体勢を整えて走り出し、サイクロプスの胴体へ大剣を振り落とした。
イズミからは両断したように見えたが、サイクロプスは叫び声を上げながらまだ動いていた。
マスタングから降りると、サイクロプスの下半身が地面に倒れているのが確認出来たが、上半身だけで動き攻撃を続けていたのだ。
「火球!」
両手のみで身体を支えて光線を撃とうとするサイクロプスへ、調査隊の魔術師ヴィルハイムが数発の攻撃魔法を加えた。
イズミはサイクロプスが出した光の玉が消えたのと同時に、弾切れになったショットガンを地面に置いて巨大な単眼に向けてライトを照射した。
強力なライトの直撃で立ち眩んだサイクロプスに向けて、イズミはホルスターからマグナムを抜いて撃ち込む。
6発撃ち、近付きつつ弾込めをして再度6発撃ち込む。
トーマスが再び大剣を構えるのが見える。
「トーマス!止めは頼んだ」
イズミは急いで弾込めをして、今度は5発撃ち込む。
トーマスがサイクロプスに向けて走り出した。
「これで終わりだ!」
トーマスの大剣が振り降ろし、サイクロプスの頭を斬り落とす。
首から上を失った上半身は地面へと倒れ込み、再度動き出す事は無かった。
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