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転生したらまた魔女の男子だった件
29.冬休みと僕とリラの姪
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クレヨンで画用紙に絵を描いて、その上から絵具で塗る授業があった。
僕はクレヨンで何を描こうか迷って、白い長い丸と黒い丸でセイラン様と僕を描いた。セイラン様は白虎の姿を描いたつもりだ。
クレヨンで描いた上から絵具を塗っていくと、クレヨンが絵具を弾いて、浮かび上がる。
「すごい! まほうだ!」
「ヘルミーナせんせい、これはなんのまほう?」
僕もリラも興奮していると、ヘルミーナ先生が教えてくれる。
「クレヨンは油分を含んでいます。絵具は水分で、油分は水分を弾くのです」
「まほうじゃないんですか?」
「魔法ではありませんね」
魔法ではないけれど、こんなことができるのだと僕は驚いていた。
魔法の授業も毎日続いていた。
「魔法は制御することが一番大事です。それには、自分の魔力の限界を知ることです」
ヘルミーナ先生が話してくれるのだが、午後の授業はお腹がいっぱいで僕は眠くなってしまう。リラも頭がぐらぐらとしていた。
「ラーイくん、リラちゃん、立ちましょうか」
「ふぁ、ふぁい!」
「あい!」
呼ばれて立ち上がった僕とリラに、ヘルミーナ先生が腕相撲をさせる。
立ち上がったおかげで眠気は何とか飛んでいた。
腕相撲では僕もリラも肉体強化の魔法を使って、数分の攻防戦が続いたが、僕の方が負けてしまった。
「今、ラーイくんとリラちゃんが使ったのは、肉体強化の魔法です。二人とも、ありがとうございました。二人は魔法を制御できていましたが、魔法の制御ができない場合には、魔法が暴発してしまう恐れがあります」
「ぼうはつすると、どうなるの?」
「魔力が周囲に飛び散って、爆発を起こしたり、かまいたちになったりします」
僕もリラも魔法を暴発させたことはないが、自分の魔力を超える魔法を使うというのはとても危険なのだとヘルミーナ先生は教えてくれた。
眠気冷ましに腕相撲で起こしてくれるし、僕やリラが困っていると気が付いてくれるし、ヘルミーナ先生はとてもいい先生だった。ヘルミーナ先生が二年生まで一緒にいてくれるのは僕も嬉しいと思っていた。
秋が終わると小学校は冬休みに入る。
冬休みの間は宿題をしながら春に小学校が始まるまで待たなければいけない。
「ラーイとリラは毎日の学校が楽しいようだな」
「お休みになって寂しいのではないですか?」
最初はセイラン様とレイリ様と離れる不安がなかったわけではないけれど、僕もリラもすっかりと学校に馴染んでいた。クラスの女の子たちは親切だし、僕の隣りにはいつもリラがいる。
「ふゆやすみのあいだは、セイランさまにいっぱいあまえます」
「いいぞ。ラーイの甘えられるのは嫌ではない」
「レイリさま、おっぱい、ちょうだいね」
「学校に行かないのだから、仕方がないですね」
冬休みの間は僕とリラはセイラン様とレイリ様からお乳をもらわないと弱ってしまう。そう考えていたら、冬休み前にやってきた母から提案があった。
「冬休みの間は、私の家にラーイとリラを呼んでもいいわよ」
「え!? ぼくおとまりできないよ!?」
「わたし、レイリさまとねる!」
「泊まるんじゃないよ。昼間だけでも遊びにおいでってことだよ」
冬休みの間も昼間だけは魔女の森に行く。
それはセイラン様とレイリ様の負担にならないためにも必要なことなのかもしれない。
「レイリさまとずっとすごせるかとおもったのに」
「リラ、おかあさんがいってくれてるんだから、いこう」
「しかたないわね」
リラは少し納得できていない様子だったが、母が申し出てくれているのだからと言えば渋々了承した。
虎のポーチに着替えと勉強道具を入れて、僕とリラは冬休みの間も、魔女の森の母の家に通うことになった。
母の家には女の子が二人いた。
「あなたがラーイとリラね! しょうがっこうでゆうめいだった。わたし、にねんせいのジアよ」
「わたしも、にねんせいの、ラナ。わたしがアマンダかあさんのこどもなの」
「わたしは、アンナマリかあさんのこどもよ」
アマンダ姉さんとアンナマリ姉さんには子どもがいた。しかも僕たちと年が近い。
「遊び相手にもなるだろうし、アマンダとアンナマリに預かってほしいと言われていたんだよ」
「おばあちゃんのいえにあそびにきたの」
「ラーイとリラは、わたしたちのなんになるの?」
ラナの問いかけに、僕は返答に困ってしまった。ラナはアマンダ姉さんの子どもだから、僕からすると何になるのだろう。分からないで答えられないでいると、母が助け舟を出してくれる。
「ラナとジアはラーイとリラの姪っ子だよ」
「ラーイはわたしのおじさん?」
「リラはわたしのおばさん?」
「え!? ぼくのほうがとししたなのに!?」
「わたし、おばさんなの!?」
関係性がよく分からなくて戸惑ってしまう僕とリラに、母が説明してくれる。
「魔女族ではよくあることだよ。姉妹の子どもは姪っ子になる。母親の弟妹は叔父、叔母になる。年齢はラーイとリラの方が小さいけれど、ラーイとリラはラナとジアの叔父と叔母なんだよ」
そうだったのか。
前世でも僕はまだ十歳で甥や姪がいる年齢ではなかったので、全然知らなかった。僕は母の説明で理解できたが、リラはぐるぐるとお目目を回している。
「わたし、おばさん? どういうこと?」
「きにしなくていいわ。リラはわたしよりちいさいんだし」
「わたしたちのこと、おねえさんだとおもっていいのよ」
ラナとジアの方が柔軟に物事を捉えてくれていた。
「ラナちゃん、これよめる?」
「リラはもじのれんしゅうをしているの?」
「そうなの。でも、『め』と『ぬ』、『わ』と『れ』と『ね』、『え』と『る』……なんだかにてて、よくわからないもじがいっぱいなのよ」
教科書になっている魔法の本をラナとジアに見せているリラに、ラナとジアがアドバイスしてくれる。
「ぶんみゃくをかんがえるのよ」
「ぶんみゃくって、なぁに?」
「ぶんしょうが、そうよんだらまちがってしまうように、よまないこと」
言いながらラナとジアはリラの魔法の本を開いた。
「これだと、『いめが あえいて、いました』だといみがつうじないでしょう?」
「いみがつうじないときは、まちがってるっておもうの」
「いみがつうじないときは、まちがってる……」
「『いぬが、あるいて、いました』だとわかるでしょう?」
「うん、わかる!」
勉強のコツを教えるのが年が近いのでラナもジアも得意なようだ。
それにしてもラナもジアも体が大きく感じられる。
僕は五歳という年齢の小ささを実感した。
社まで母に送ってもらって帰ると、リラはレイリ様に報告していた。
「わたし、おばさんだったの! おねえちゃんに、こどもがいたのよ」
「リラには姪がいたのですね」
「そうなの。でも、めいのほうがとしうえだったから、おねえちゃんとおもっていいよっていって、べんきょうをおしえてくれたの」
虎のポーチから魔法の本を取り出して、リラが誇らしげに読む。
「『いぬが、あるいて、いました。そこへ、くまが、やってきました。にひきは、りんごをとりにいこうと、やくそくしていたのです』ほら、よめるようになったのよ!」
「すらすら読めていますね。リラ、すごいではないですか」
「わたし、がんばったの!」
文字が読めるようになってリラは小さな胸を張って嬉しそうにしていた。
「リラ様はすごいですね。私は難しい字は読めないのですよ」
マオさんが言うのに、セイラン様とレイリ様が顔を見合わせる。
「マオも勉強をしたかったのか」
「マオ、僕たちでよければ教えますよ」
「いいのですか?」
マオさんは両親から冷遇されていて学校に行けるような状況ではなかった。今からでも遅くはないとセイラン様とレイリ様はマオさんに勉強を教える約束をしている。
マオさんはその日からセイラン様とレイリ様に勉強を教えてもらっていた。
僕はセイラン様の膝の上に乗って魔法の本を広げる。
難しい歴史の本も、僕には読むことができた。
この大陸では土地神様と共にひとは生きている。土地神様の恵みがなければひとは生きられない。
僕にとって土地神様と共にいることは、とても自然なことで、セイラン様と離れることは考えられない。
僕は歴史書で土地神様の結婚を探していたのだ。
土地神様が治める土地の人間を婿や嫁に迎えるのは、あり得ない話ではない。これまでにも何度もあったことだと書かれていて、僕は胸を撫で下ろす。
僕はセイラン様と結婚したい。
はっきりとそう思っていた。
僕はクレヨンで何を描こうか迷って、白い長い丸と黒い丸でセイラン様と僕を描いた。セイラン様は白虎の姿を描いたつもりだ。
クレヨンで描いた上から絵具を塗っていくと、クレヨンが絵具を弾いて、浮かび上がる。
「すごい! まほうだ!」
「ヘルミーナせんせい、これはなんのまほう?」
僕もリラも興奮していると、ヘルミーナ先生が教えてくれる。
「クレヨンは油分を含んでいます。絵具は水分で、油分は水分を弾くのです」
「まほうじゃないんですか?」
「魔法ではありませんね」
魔法ではないけれど、こんなことができるのだと僕は驚いていた。
魔法の授業も毎日続いていた。
「魔法は制御することが一番大事です。それには、自分の魔力の限界を知ることです」
ヘルミーナ先生が話してくれるのだが、午後の授業はお腹がいっぱいで僕は眠くなってしまう。リラも頭がぐらぐらとしていた。
「ラーイくん、リラちゃん、立ちましょうか」
「ふぁ、ふぁい!」
「あい!」
呼ばれて立ち上がった僕とリラに、ヘルミーナ先生が腕相撲をさせる。
立ち上がったおかげで眠気は何とか飛んでいた。
腕相撲では僕もリラも肉体強化の魔法を使って、数分の攻防戦が続いたが、僕の方が負けてしまった。
「今、ラーイくんとリラちゃんが使ったのは、肉体強化の魔法です。二人とも、ありがとうございました。二人は魔法を制御できていましたが、魔法の制御ができない場合には、魔法が暴発してしまう恐れがあります」
「ぼうはつすると、どうなるの?」
「魔力が周囲に飛び散って、爆発を起こしたり、かまいたちになったりします」
僕もリラも魔法を暴発させたことはないが、自分の魔力を超える魔法を使うというのはとても危険なのだとヘルミーナ先生は教えてくれた。
眠気冷ましに腕相撲で起こしてくれるし、僕やリラが困っていると気が付いてくれるし、ヘルミーナ先生はとてもいい先生だった。ヘルミーナ先生が二年生まで一緒にいてくれるのは僕も嬉しいと思っていた。
秋が終わると小学校は冬休みに入る。
冬休みの間は宿題をしながら春に小学校が始まるまで待たなければいけない。
「ラーイとリラは毎日の学校が楽しいようだな」
「お休みになって寂しいのではないですか?」
最初はセイラン様とレイリ様と離れる不安がなかったわけではないけれど、僕もリラもすっかりと学校に馴染んでいた。クラスの女の子たちは親切だし、僕の隣りにはいつもリラがいる。
「ふゆやすみのあいだは、セイランさまにいっぱいあまえます」
「いいぞ。ラーイの甘えられるのは嫌ではない」
「レイリさま、おっぱい、ちょうだいね」
「学校に行かないのだから、仕方がないですね」
冬休みの間は僕とリラはセイラン様とレイリ様からお乳をもらわないと弱ってしまう。そう考えていたら、冬休み前にやってきた母から提案があった。
「冬休みの間は、私の家にラーイとリラを呼んでもいいわよ」
「え!? ぼくおとまりできないよ!?」
「わたし、レイリさまとねる!」
「泊まるんじゃないよ。昼間だけでも遊びにおいでってことだよ」
冬休みの間も昼間だけは魔女の森に行く。
それはセイラン様とレイリ様の負担にならないためにも必要なことなのかもしれない。
「レイリさまとずっとすごせるかとおもったのに」
「リラ、おかあさんがいってくれてるんだから、いこう」
「しかたないわね」
リラは少し納得できていない様子だったが、母が申し出てくれているのだからと言えば渋々了承した。
虎のポーチに着替えと勉強道具を入れて、僕とリラは冬休みの間も、魔女の森の母の家に通うことになった。
母の家には女の子が二人いた。
「あなたがラーイとリラね! しょうがっこうでゆうめいだった。わたし、にねんせいのジアよ」
「わたしも、にねんせいの、ラナ。わたしがアマンダかあさんのこどもなの」
「わたしは、アンナマリかあさんのこどもよ」
アマンダ姉さんとアンナマリ姉さんには子どもがいた。しかも僕たちと年が近い。
「遊び相手にもなるだろうし、アマンダとアンナマリに預かってほしいと言われていたんだよ」
「おばあちゃんのいえにあそびにきたの」
「ラーイとリラは、わたしたちのなんになるの?」
ラナの問いかけに、僕は返答に困ってしまった。ラナはアマンダ姉さんの子どもだから、僕からすると何になるのだろう。分からないで答えられないでいると、母が助け舟を出してくれる。
「ラナとジアはラーイとリラの姪っ子だよ」
「ラーイはわたしのおじさん?」
「リラはわたしのおばさん?」
「え!? ぼくのほうがとししたなのに!?」
「わたし、おばさんなの!?」
関係性がよく分からなくて戸惑ってしまう僕とリラに、母が説明してくれる。
「魔女族ではよくあることだよ。姉妹の子どもは姪っ子になる。母親の弟妹は叔父、叔母になる。年齢はラーイとリラの方が小さいけれど、ラーイとリラはラナとジアの叔父と叔母なんだよ」
そうだったのか。
前世でも僕はまだ十歳で甥や姪がいる年齢ではなかったので、全然知らなかった。僕は母の説明で理解できたが、リラはぐるぐるとお目目を回している。
「わたし、おばさん? どういうこと?」
「きにしなくていいわ。リラはわたしよりちいさいんだし」
「わたしたちのこと、おねえさんだとおもっていいのよ」
ラナとジアの方が柔軟に物事を捉えてくれていた。
「ラナちゃん、これよめる?」
「リラはもじのれんしゅうをしているの?」
「そうなの。でも、『め』と『ぬ』、『わ』と『れ』と『ね』、『え』と『る』……なんだかにてて、よくわからないもじがいっぱいなのよ」
教科書になっている魔法の本をラナとジアに見せているリラに、ラナとジアがアドバイスしてくれる。
「ぶんみゃくをかんがえるのよ」
「ぶんみゃくって、なぁに?」
「ぶんしょうが、そうよんだらまちがってしまうように、よまないこと」
言いながらラナとジアはリラの魔法の本を開いた。
「これだと、『いめが あえいて、いました』だといみがつうじないでしょう?」
「いみがつうじないときは、まちがってるっておもうの」
「いみがつうじないときは、まちがってる……」
「『いぬが、あるいて、いました』だとわかるでしょう?」
「うん、わかる!」
勉強のコツを教えるのが年が近いのでラナもジアも得意なようだ。
それにしてもラナもジアも体が大きく感じられる。
僕は五歳という年齢の小ささを実感した。
社まで母に送ってもらって帰ると、リラはレイリ様に報告していた。
「わたし、おばさんだったの! おねえちゃんに、こどもがいたのよ」
「リラには姪がいたのですね」
「そうなの。でも、めいのほうがとしうえだったから、おねえちゃんとおもっていいよっていって、べんきょうをおしえてくれたの」
虎のポーチから魔法の本を取り出して、リラが誇らしげに読む。
「『いぬが、あるいて、いました。そこへ、くまが、やってきました。にひきは、りんごをとりにいこうと、やくそくしていたのです』ほら、よめるようになったのよ!」
「すらすら読めていますね。リラ、すごいではないですか」
「わたし、がんばったの!」
文字が読めるようになってリラは小さな胸を張って嬉しそうにしていた。
「リラ様はすごいですね。私は難しい字は読めないのですよ」
マオさんが言うのに、セイラン様とレイリ様が顔を見合わせる。
「マオも勉強をしたかったのか」
「マオ、僕たちでよければ教えますよ」
「いいのですか?」
マオさんは両親から冷遇されていて学校に行けるような状況ではなかった。今からでも遅くはないとセイラン様とレイリ様はマオさんに勉強を教える約束をしている。
マオさんはその日からセイラン様とレイリ様に勉強を教えてもらっていた。
僕はセイラン様の膝の上に乗って魔法の本を広げる。
難しい歴史の本も、僕には読むことができた。
この大陸では土地神様と共にひとは生きている。土地神様の恵みがなければひとは生きられない。
僕にとって土地神様と共にいることは、とても自然なことで、セイラン様と離れることは考えられない。
僕は歴史書で土地神様の結婚を探していたのだ。
土地神様が治める土地の人間を婿や嫁に迎えるのは、あり得ない話ではない。これまでにも何度もあったことだと書かれていて、僕は胸を撫で下ろす。
僕はセイラン様と結婚したい。
はっきりとそう思っていた。
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