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五章 十六歳の性教育
14.セシーリア嬢とユリウス義兄上の訪問
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父上のお誕生日からミエト家に少し変化があった。
セシーリア嬢がロヴィーサ嬢を訪ねてくるようになったのだ。
ロヴィーサ嬢もミエト家の当主なので常に時間があるわけではないが、セシーリア嬢が来たときには執務をお父上に頼んで一緒に書庫でレシピを探したり、厨房で料理をしたりしている。
「わたくし、ずっと引きこもっておりましたの。周囲の貴族たちは顔を見ればわたくしに『結婚なさいませ』としか言わず、わたくしは結婚のための道具でも、子どもを産むための道具でもないと怒っておりました」
貴族たちの前に顔を出すことを厭うたセシーリア嬢はお屋敷に引きこもるようになった。一度ダミアーン伯父上に婚約を申し込んで断られているので、セシーリア嬢のご両親もセシーリア嬢に強く結婚を強要するようなことはなかった。
一人で本を読んだり、庭を散歩したりする生活をしていて、セシーリア嬢がエルランド兄上に出会ったのは、セシーリア嬢の気まぐれからだった。
「エルランド殿下がいらっしゃると聞いて、わたくしは王太子殿下が結婚を考えられないほど可愛がっているという甥の君を見てみたくなったのですわ。それにずっと新しいドレスを作っていませんでした。新しいドレスも欲しくなったのです」
「それでエルランド殿下の出る舞踏会に出られたのですね」
「エルランド殿下はわたくしを見て、一目で夢中になったと言ってくださいました。わたくし、あんな熱烈な告白を受けたのは初めてで、最初は戸惑っていたのですが、時間を置いてもエルランド殿下が申し込み続けてくれることに誠意を見出して、お受けしようと思ったのです」
セシーリア嬢とロヴィーサ嬢がお茶を飲みながら楽し気に話しているのを、僕は見守っていた。
僕の将来のお嫁さんであるロヴィーサ嬢が、エルランド兄上の将来のお嫁さんであるセシーリア嬢と仲がいいなんて最高ではないか。
「わたくしはこの年ですし、嫁いでもエルランド殿下だけをお支えして、ずっと孤独で構わないと思っていたのです」
「エルランド殿下をそれだけ愛していらっしゃるのですね」
「はい……。ですが、ロヴィーサ様がおられた。わたくし、ロヴィーサ様と仲良くなれて本当に嬉しいのですよ」
年は親子ほど離れているが、セシーリア嬢はロヴィーサ嬢を慕っているようだった。
色白の肌がほんのり赤くなって、白に近い銀色の睫毛が、笑うと目元にけぶるような影を落としている。
「わたくしも、セシーリア様と仲良くなれて嬉しいです。一緒にレシピを探すのも、料理をするのも、とても楽しいのです」
「わたくしもですよ。ロヴィーサ様、わたくしも魔窟に連れて行ってくださいませんか?」
大人しくて物静かなセシーリア嬢の口からそんな言葉が出るとは思わなかった。
魔族なので魔窟もモンスターも僕たちよりも身近にあるのだろうが、セシーリア嬢が戦えるのかと言われれば疑問しかない。
「セシーリア様、魔窟に行ったことがありますか?」
「お恥ずかしながらありません。わたくしは、魔窟から供給されるモンスターを食べるだけの人生でした。これからは、わたくしも変わって行かねばならないと思っているのです」
「魔窟で狩りをなさるのですか?」
「はい、そのつもりです。わたくし、ロヴィーサ様のマグロの解体ショーを尊敬しています。エルランド殿下もとても羨ましがっていました。わたくしもそれくらいできるようになりたいのです」
セシーリア嬢はやる気のようだが、ロヴィーサ嬢はセシーリア嬢を魔窟に連れて行くか迷っているようだ。セシーリア嬢の実力が見定められていないからだろう。
「セシーリア嬢は、狩りの方はどれくらいできるのでしょう?」
「わたくし、氷の魔法が使えます」
「氷の魔法?」
「氷の刃を発生させて攻撃したり、氷で盾を作って身を守ったり、倒れたモンスターを氷で閉じ込めて鮮度を保ったりする魔法です」
「それはなんて便利な魔法でしょう!」
今はロヴィーサ嬢は新鮮なモンスターを捕獲するためにダミアーン伯父上からもらった魔法の睡眠玉を使っているが、獲物を氷で閉じ込められるとなると、捌いた状態で新鮮なまま持ち帰ることができる。
「マグロは冷凍させて熟成させるのも美味しいのですよ」
「そうなのですね。わたくしの魔法は役に立ちそうですか?」
「役に立つと思います。それでは、魔窟に行くには服装も改めなければいけません」
「はい、教えてください」
魔窟にセシーリア嬢も充分行けそうな様子なので、ロヴィーサ嬢はセシーリア嬢を自分の部屋に連れて行って魔窟での服装の説明をしているようだ。
その間残された僕は紅茶を飲みながら焼き菓子を摘まんでいた。
セシーリア嬢とロヴィーサ嬢が打ち解けてとても幸せな気分だった。
来客が告げられたのは、そのときだった。
ロヴィーサ嬢が席を外していたので、僕が来客に対応する。
馬車でミエト家にやって来ていたのはユリウス義兄上だった。
王配殿下であるユリウス義兄上がお忍びでミエト家にやってくるなど、初めてのことだ。
服装の説明を終えて居間に戻って来たロヴィーサ嬢とセシーリア嬢は、ユリウス義兄上の姿を見て膝を折ってお辞儀をした。
「王配殿下、いらっしゃいませ」
「堅苦しくしないでください。私はロヴィーサ様にお願いがあってやってきたのです」
「わたくしにお願いですか?」
「ロヴィーサ様、どうか私に料理を教えてもらえないでしょうか」
ユリウス義兄上のお願いにロヴィーサ嬢が驚いている。それはそうだろう。ユリウス義兄上が料理を作りたいだなんて全く知らなかった。
「ロヴィーサ嬢やセシーリア嬢がエド殿下やエルランド殿下に料理を作っているのを見て、私も作りたいと思ったのです。料理はひとを笑顔にさせる。私も愛するエリアスを笑顔にさせたいのです」
ユリウス義兄上にも考えがあった。ロヴィーサ嬢が僕に、セシーリア嬢がエルランド兄上に料理を作っているのを見て、仲睦まじさと、僕やエルランド兄上が悦んでいる様子に、自分も料理を作りたいと考えるようになったのだ。
「王配殿下がご自分で料理をなさるのですね」
「ユリウスと呼んでください。ロヴィーサ嬢はエリアスの弟のエド殿下の妻となる方ではないですか」
エリアス兄上とユリウス義兄上は結婚しているので、僕とユリウス義兄上は義理の兄弟になっている。僕とロヴィーサ嬢が結婚すれば、ユリウス義兄上もロヴィーサ嬢の義理の兄弟になるのではないか。
それならば名前で呼んでも問題はない気がする。
「公の場では王配殿下と呼ばせていただきます。では、ユリウス殿下、書庫でレシピを探しますか?」
「噂の書庫ですね。ロヴィーサ様の魔族の曾お祖父様がレシピを召喚して保管したという」
「たくさんのレシピがありますのよ。王配殿下のお気に召すものもあると思います」
「セシーリア様も、私のことはユリウスと」
「それでは、お言葉に甘えてユリウス殿下とお呼びいたします」
ロヴィーサ嬢とセシーリア嬢の間にユリウス義兄上が入って、場が華やかになる。僕はその様子を見守れることを幸せに思った。
「わたくし、ロヴィーサ様にお願いして、魔窟に連れて行ってもらうことになったのですよ」
「魔窟でモンスターを狩るのですね。私はそこまではできませんが、狩られたモンスターを捌くのはやってみたいです」
「狩って来たモンスターをユリウス殿下と一緒に捌きましょうか?」
「捌き方を教えてもらえますか?」
「もちろんです」
ユリウス義兄上は魔窟にまでは参加しないようだが、モンスターを捌くことには興味津々である。ユリウス義兄上が捌いたモンスターならばエリアス兄上も大喜びで食べることだろう。
「わたくし、ミエト家に通えるように魔法石を作ってもらいました。ロヴィーサ様、わたくしが通って来てもご迷惑ではないですか?」
「セシーリア様が来て迷惑なんてことはありません。ただ、執務がある日もあるので、事前に来る日を教えてくださると嬉しいです」
「私もミエト家で料理を教えてもらいに来たいと思っています。来てもいいですか?」
「ユリウス殿下、喜んでお迎えいたします。来る日時を伝えてください」
これからロヴィーサ嬢はセシーリア嬢を魔窟に連れて行ったり、ユリウス義兄上とセシーリア嬢と料理を作ったりして忙しくなりそうだ。
それも笑顔で受け入れているロヴィーサ嬢に、僕も笑顔になっていた。
セシーリア嬢がロヴィーサ嬢を訪ねてくるようになったのだ。
ロヴィーサ嬢もミエト家の当主なので常に時間があるわけではないが、セシーリア嬢が来たときには執務をお父上に頼んで一緒に書庫でレシピを探したり、厨房で料理をしたりしている。
「わたくし、ずっと引きこもっておりましたの。周囲の貴族たちは顔を見ればわたくしに『結婚なさいませ』としか言わず、わたくしは結婚のための道具でも、子どもを産むための道具でもないと怒っておりました」
貴族たちの前に顔を出すことを厭うたセシーリア嬢はお屋敷に引きこもるようになった。一度ダミアーン伯父上に婚約を申し込んで断られているので、セシーリア嬢のご両親もセシーリア嬢に強く結婚を強要するようなことはなかった。
一人で本を読んだり、庭を散歩したりする生活をしていて、セシーリア嬢がエルランド兄上に出会ったのは、セシーリア嬢の気まぐれからだった。
「エルランド殿下がいらっしゃると聞いて、わたくしは王太子殿下が結婚を考えられないほど可愛がっているという甥の君を見てみたくなったのですわ。それにずっと新しいドレスを作っていませんでした。新しいドレスも欲しくなったのです」
「それでエルランド殿下の出る舞踏会に出られたのですね」
「エルランド殿下はわたくしを見て、一目で夢中になったと言ってくださいました。わたくし、あんな熱烈な告白を受けたのは初めてで、最初は戸惑っていたのですが、時間を置いてもエルランド殿下が申し込み続けてくれることに誠意を見出して、お受けしようと思ったのです」
セシーリア嬢とロヴィーサ嬢がお茶を飲みながら楽し気に話しているのを、僕は見守っていた。
僕の将来のお嫁さんであるロヴィーサ嬢が、エルランド兄上の将来のお嫁さんであるセシーリア嬢と仲がいいなんて最高ではないか。
「わたくしはこの年ですし、嫁いでもエルランド殿下だけをお支えして、ずっと孤独で構わないと思っていたのです」
「エルランド殿下をそれだけ愛していらっしゃるのですね」
「はい……。ですが、ロヴィーサ様がおられた。わたくし、ロヴィーサ様と仲良くなれて本当に嬉しいのですよ」
年は親子ほど離れているが、セシーリア嬢はロヴィーサ嬢を慕っているようだった。
色白の肌がほんのり赤くなって、白に近い銀色の睫毛が、笑うと目元にけぶるような影を落としている。
「わたくしも、セシーリア様と仲良くなれて嬉しいです。一緒にレシピを探すのも、料理をするのも、とても楽しいのです」
「わたくしもですよ。ロヴィーサ様、わたくしも魔窟に連れて行ってくださいませんか?」
大人しくて物静かなセシーリア嬢の口からそんな言葉が出るとは思わなかった。
魔族なので魔窟もモンスターも僕たちよりも身近にあるのだろうが、セシーリア嬢が戦えるのかと言われれば疑問しかない。
「セシーリア様、魔窟に行ったことがありますか?」
「お恥ずかしながらありません。わたくしは、魔窟から供給されるモンスターを食べるだけの人生でした。これからは、わたくしも変わって行かねばならないと思っているのです」
「魔窟で狩りをなさるのですか?」
「はい、そのつもりです。わたくし、ロヴィーサ様のマグロの解体ショーを尊敬しています。エルランド殿下もとても羨ましがっていました。わたくしもそれくらいできるようになりたいのです」
セシーリア嬢はやる気のようだが、ロヴィーサ嬢はセシーリア嬢を魔窟に連れて行くか迷っているようだ。セシーリア嬢の実力が見定められていないからだろう。
「セシーリア嬢は、狩りの方はどれくらいできるのでしょう?」
「わたくし、氷の魔法が使えます」
「氷の魔法?」
「氷の刃を発生させて攻撃したり、氷で盾を作って身を守ったり、倒れたモンスターを氷で閉じ込めて鮮度を保ったりする魔法です」
「それはなんて便利な魔法でしょう!」
今はロヴィーサ嬢は新鮮なモンスターを捕獲するためにダミアーン伯父上からもらった魔法の睡眠玉を使っているが、獲物を氷で閉じ込められるとなると、捌いた状態で新鮮なまま持ち帰ることができる。
「マグロは冷凍させて熟成させるのも美味しいのですよ」
「そうなのですね。わたくしの魔法は役に立ちそうですか?」
「役に立つと思います。それでは、魔窟に行くには服装も改めなければいけません」
「はい、教えてください」
魔窟にセシーリア嬢も充分行けそうな様子なので、ロヴィーサ嬢はセシーリア嬢を自分の部屋に連れて行って魔窟での服装の説明をしているようだ。
その間残された僕は紅茶を飲みながら焼き菓子を摘まんでいた。
セシーリア嬢とロヴィーサ嬢が打ち解けてとても幸せな気分だった。
来客が告げられたのは、そのときだった。
ロヴィーサ嬢が席を外していたので、僕が来客に対応する。
馬車でミエト家にやって来ていたのはユリウス義兄上だった。
王配殿下であるユリウス義兄上がお忍びでミエト家にやってくるなど、初めてのことだ。
服装の説明を終えて居間に戻って来たロヴィーサ嬢とセシーリア嬢は、ユリウス義兄上の姿を見て膝を折ってお辞儀をした。
「王配殿下、いらっしゃいませ」
「堅苦しくしないでください。私はロヴィーサ様にお願いがあってやってきたのです」
「わたくしにお願いですか?」
「ロヴィーサ様、どうか私に料理を教えてもらえないでしょうか」
ユリウス義兄上のお願いにロヴィーサ嬢が驚いている。それはそうだろう。ユリウス義兄上が料理を作りたいだなんて全く知らなかった。
「ロヴィーサ嬢やセシーリア嬢がエド殿下やエルランド殿下に料理を作っているのを見て、私も作りたいと思ったのです。料理はひとを笑顔にさせる。私も愛するエリアスを笑顔にさせたいのです」
ユリウス義兄上にも考えがあった。ロヴィーサ嬢が僕に、セシーリア嬢がエルランド兄上に料理を作っているのを見て、仲睦まじさと、僕やエルランド兄上が悦んでいる様子に、自分も料理を作りたいと考えるようになったのだ。
「王配殿下がご自分で料理をなさるのですね」
「ユリウスと呼んでください。ロヴィーサ嬢はエリアスの弟のエド殿下の妻となる方ではないですか」
エリアス兄上とユリウス義兄上は結婚しているので、僕とユリウス義兄上は義理の兄弟になっている。僕とロヴィーサ嬢が結婚すれば、ユリウス義兄上もロヴィーサ嬢の義理の兄弟になるのではないか。
それならば名前で呼んでも問題はない気がする。
「公の場では王配殿下と呼ばせていただきます。では、ユリウス殿下、書庫でレシピを探しますか?」
「噂の書庫ですね。ロヴィーサ様の魔族の曾お祖父様がレシピを召喚して保管したという」
「たくさんのレシピがありますのよ。王配殿下のお気に召すものもあると思います」
「セシーリア様も、私のことはユリウスと」
「それでは、お言葉に甘えてユリウス殿下とお呼びいたします」
ロヴィーサ嬢とセシーリア嬢の間にユリウス義兄上が入って、場が華やかになる。僕はその様子を見守れることを幸せに思った。
「わたくし、ロヴィーサ様にお願いして、魔窟に連れて行ってもらうことになったのですよ」
「魔窟でモンスターを狩るのですね。私はそこまではできませんが、狩られたモンスターを捌くのはやってみたいです」
「狩って来たモンスターをユリウス殿下と一緒に捌きましょうか?」
「捌き方を教えてもらえますか?」
「もちろんです」
ユリウス義兄上は魔窟にまでは参加しないようだが、モンスターを捌くことには興味津々である。ユリウス義兄上が捌いたモンスターならばエリアス兄上も大喜びで食べることだろう。
「わたくし、ミエト家に通えるように魔法石を作ってもらいました。ロヴィーサ様、わたくしが通って来てもご迷惑ではないですか?」
「セシーリア様が来て迷惑なんてことはありません。ただ、執務がある日もあるので、事前に来る日を教えてくださると嬉しいです」
「私もミエト家で料理を教えてもらいに来たいと思っています。来てもいいですか?」
「ユリウス殿下、喜んでお迎えいたします。来る日時を伝えてください」
これからロヴィーサ嬢はセシーリア嬢を魔窟に連れて行ったり、ユリウス義兄上とセシーリア嬢と料理を作ったりして忙しくなりそうだ。
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