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五章 十六歳の性教育
13.父上のお誕生日にシラスのピザを
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父上のお誕生日に僕はロヴィーサ嬢にリクエストをした。
「この前のシラスのピザがとても美味しかったのです。父上にも食べさせてあげたいのですが、作ってくれますか?」
「エド殿下がお望みでしたらお作りします」
僕の願いをロヴィーサ嬢は叶えてくれるという。
シラスのふわふわの食感と、ピザ生地のもちもちの食感がよく合って、僕はシラスのピザが大好物になっていた。
魔窟ではシラスが大量発生しているし、多少採っても問題はないくらいになっている。
準備のために魔窟に行くと、お魚四号さんとオリーヴィアさんがお魚五号ちゃんとソイラちゃんにシラスを食べさせていた。釜揚げにしたシラスをお魚五号ちゃんとソイラちゃんはもりもりと食べている。お魚五号ちゃんは器に顔を突っ込んで、ソイラちゃんは素手で手掴みで食べている。
夢中になって食べているお魚五号ちゃんとソイラちゃんの気持ちが僕にはよく分かった。
「シラス、美味しいよね! 僕も大好きなんだ!」
『あい!』
『おいち!』
「もう喋れるの!?」
お手手を上げて返事をするソイラちゃんと、頷くお魚五号ちゃんに僕は驚く。
まだ生まれて三か月も経っていないはずだが、お魚五号ちゃんとソイラちゃんは喋れるようだった。
『マーメイドとマーマンの子どもは成長が早いのです。海の中で育つのですからね』
『生まれたときから首は据わっていますし、固形物も食べられます。最近はお喋りを始めましたね』
本当に種族が違うのだと僕は実感する。
お魚五号ちゃんとソイラちゃんが食べているのを横目に見ながら、僕とロヴィーサ嬢はシラスを捕まえに行った。
魔窟のシラスは大発生していて、まだまだしばらくは食べられそうだ。
必要な分だけ採ったロヴィーサ嬢が袋に入れてマジックポーチの中にシラスを収納する。
「エド殿下がこんなにシラスのピザを気に入ってくれるなんて嬉しいですね」
「僕はピザの中では一番好きかもしれません」
元々お魚が好きな僕である。青魚は苦手なところもあるが、稚魚ならば美味しくいただけるというのが分かった。
「来年もシラスが採れるように、一定数は成魚にするために残さないといけませんね」
「そういうことも考えて収穫しないといけないのですね」
来年のことまで考えているロヴィーサ嬢に僕は頭が下がる思いだった。
どれだけシラスを採ったかお魚四号さんに報告して、記録してもらって、僕とロヴィーサ嬢はミエト家に帰る。
父上のお誕生日で王城に呼ばれているのは、明日のことだった。
父上のお誕生日にはロヴィーサ嬢は万全の備えで王城に行った。
すぐにピザが焼けるように生地も発酵させて作って袋に入れてマジックポーチに入れている。生地は僕が捏ねたので、僕も父上のお誕生日に貢献できている気分になれた。
王城の厨房を借りてロヴィーサ嬢がピザを作っていく。
釜揚げシラスとオリーブオイルに塩コショウで味付けしたピザだけでなく、茄子のピザ、モッツァレラチーズとトマトのピザなども用意してある。
ケーキは林檎のミルクレープだった。
父上のお誕生日にはセシーリア嬢も来ていた。
ロヴィーサ嬢が料理を作ったことを聞いて、セシーリア嬢は残念がっていた。
「わたくしもお手伝いしたらよかったですわ。わたくし、料理の楽しさに目覚めて来ましたのよ」
「お声をおかけすればよかったですね」
「次からはそうしてくださいませ」
「はい、遠慮なくお声掛けさせてもらいますね」
セシーリア嬢とロヴィーサ嬢が話しているとその場が明るくなるような気がする。特に僕のロヴィーサ嬢は可愛くて美しくて、立っているだけで光り輝いている気がするのだ。
「いい光景ですね」
「いい光景だな」
「ロヴィーサ嬢とセシーリア嬢がこんなに仲良くなれるなんて」
「私も二人が仲良くなれて嬉しい」
ついエルランド兄上と、ロヴィーサ嬢とセシーリア嬢を見てうっとりとしてしまった。
出来上がったピザが配膳されて、父上とエリアス兄上とユリウス義兄上とエルランド兄上とセシーリア嬢と、僕とロヴィーサ嬢で食べる。
今年からはセシーリア嬢も父上のお誕生日に参加するようになって、賑やかになって僕は嬉しかった。
「秋桜はもう終わりかけていたが、庭を散歩したよ」
「庭師さんとお話をしましたか?」
「シーラの話をした。シーラのために椿を植えたいと言ったのだが、庭師は『お妃様が愛していたのはこのままの庭です。無理に椿を増やすことはないと思います』とはっきり言ってきた。私もシーラが生きていたらそう言うのだろうなと思ったよ」
母上が魔族の国から連れてきた庭師さんは、母上のことをよく知っていた。母上の気持ちを代弁されて、父上も考え直したようだ。
「春はチューリップを植えて、その場所に秋は秋桜を植えるのはいいアイデアだったな。庭師も『お妃様のお好きだった花を育てられて嬉しいです』と言っておった。長年庭を守ってくれている庭師には労いの言葉をかけておいたよ」
父上の話を聞いていると僕も母上の姿を知れるようで嬉しかった。
シラスのピザはエリアス兄上にもエルランド兄上にもセシーリア嬢にも好評だった。
「生地がもちもちしていて、上の魚はふわふわで美味しいな」
「これは美味しい。エドが羨ましい」
「シラスですね。モンスターのシラスがこんなに小さくて柔くて美味しいなんて、特別な場所で採ったのでしょうね」
セシーリア嬢は野生のモンスターのシラスを知っているようだ。野生のモンスターのシラスはもっと大きくて存在感がある。
「魔窟で採れたシラスなのですよ。わたくしとエド殿下で研究をしています。魔窟はモンスターの養殖場ではないのか、その養殖場ではモンスターの品種改良がされていたのではないのか」
「エドと研究を! いいテーマだな、ロヴィーサ嬢」
「ありがとうございます、先帝陛下」
僕と協力して研究を進めていることをロヴィーサ嬢が言えば、父上がそれを褒めてくれる。ロヴィーサ嬢が褒められて僕は誇らしく胸を張った。
父上のお誕生日はロヴィーサ嬢のピザも、ロヴィーサ嬢の研究も認められた、素晴らしい場所だった。
ミエト家に帰ってから、僕はロヴィーサ嬢とお茶をした。今のソファで寛いで、焼き菓子を摘まみながらミルクティーを飲む。
もうずいぶんと外は寒くなっていたので、温かいミルクティーがとても美味しかった。
「ロヴィーサ嬢、今日は父上のためにありがとうございました」
「皆様に喜んでいただけてわたくしも嬉しかったです」
「ロヴィーサ嬢が認められて、僕は鼻が高かったです」
僕が言えばロヴィーサ嬢が悪戯っぽく微笑む。
「わたくし、いいところを見せられたでしょうか?」
「もちろんですよ。ロヴィーサ嬢はいつもいいところを見せています。とても美しいし、作る料理は何でも美味しいし、秋桜の花をチューリップの植えてあった場所に植えるアイデアを出したのもロヴィーサ嬢でしょう? 魔窟の研究もしていますし、とても聡明で僕はロヴィーサ嬢を尊敬しています」
一気に言えば、ロヴィーサ嬢が恥ずかし気に目を伏せる。
「そんなに手放しに褒められると照れてしまいます」
「それだけロヴィーサ嬢が素晴らしいということです。セシーリア嬢もロヴィーサ嬢のおかげで料理の楽しさに目覚めたと言っていたではないですか」
「そうだったら嬉しいです。わたくし、役に立てているのですね」
役に立てているどころではない。
ロヴィーサ嬢は僕を健康にしてくれたし、魔窟に管理人を置くことでモンスターの管理をできるようにこの国で広めてくれている。それだけではなく、魔窟の研究までしているのだ。
この国の王家でも魔族の国の王家でも料理を作って振舞ってくれるし、その美味しさはこの国でも魔族の国でも認められている。
「ロヴィーサ嬢は最高の婚約者です!」
後はもう少しガードが甘かったら嬉しいのだが。
キスをしたいという僕の願望はまだ果たされていない。
「この前のシラスのピザがとても美味しかったのです。父上にも食べさせてあげたいのですが、作ってくれますか?」
「エド殿下がお望みでしたらお作りします」
僕の願いをロヴィーサ嬢は叶えてくれるという。
シラスのふわふわの食感と、ピザ生地のもちもちの食感がよく合って、僕はシラスのピザが大好物になっていた。
魔窟ではシラスが大量発生しているし、多少採っても問題はないくらいになっている。
準備のために魔窟に行くと、お魚四号さんとオリーヴィアさんがお魚五号ちゃんとソイラちゃんにシラスを食べさせていた。釜揚げにしたシラスをお魚五号ちゃんとソイラちゃんはもりもりと食べている。お魚五号ちゃんは器に顔を突っ込んで、ソイラちゃんは素手で手掴みで食べている。
夢中になって食べているお魚五号ちゃんとソイラちゃんの気持ちが僕にはよく分かった。
「シラス、美味しいよね! 僕も大好きなんだ!」
『あい!』
『おいち!』
「もう喋れるの!?」
お手手を上げて返事をするソイラちゃんと、頷くお魚五号ちゃんに僕は驚く。
まだ生まれて三か月も経っていないはずだが、お魚五号ちゃんとソイラちゃんは喋れるようだった。
『マーメイドとマーマンの子どもは成長が早いのです。海の中で育つのですからね』
『生まれたときから首は据わっていますし、固形物も食べられます。最近はお喋りを始めましたね』
本当に種族が違うのだと僕は実感する。
お魚五号ちゃんとソイラちゃんが食べているのを横目に見ながら、僕とロヴィーサ嬢はシラスを捕まえに行った。
魔窟のシラスは大発生していて、まだまだしばらくは食べられそうだ。
必要な分だけ採ったロヴィーサ嬢が袋に入れてマジックポーチの中にシラスを収納する。
「エド殿下がこんなにシラスのピザを気に入ってくれるなんて嬉しいですね」
「僕はピザの中では一番好きかもしれません」
元々お魚が好きな僕である。青魚は苦手なところもあるが、稚魚ならば美味しくいただけるというのが分かった。
「来年もシラスが採れるように、一定数は成魚にするために残さないといけませんね」
「そういうことも考えて収穫しないといけないのですね」
来年のことまで考えているロヴィーサ嬢に僕は頭が下がる思いだった。
どれだけシラスを採ったかお魚四号さんに報告して、記録してもらって、僕とロヴィーサ嬢はミエト家に帰る。
父上のお誕生日で王城に呼ばれているのは、明日のことだった。
父上のお誕生日にはロヴィーサ嬢は万全の備えで王城に行った。
すぐにピザが焼けるように生地も発酵させて作って袋に入れてマジックポーチに入れている。生地は僕が捏ねたので、僕も父上のお誕生日に貢献できている気分になれた。
王城の厨房を借りてロヴィーサ嬢がピザを作っていく。
釜揚げシラスとオリーブオイルに塩コショウで味付けしたピザだけでなく、茄子のピザ、モッツァレラチーズとトマトのピザなども用意してある。
ケーキは林檎のミルクレープだった。
父上のお誕生日にはセシーリア嬢も来ていた。
ロヴィーサ嬢が料理を作ったことを聞いて、セシーリア嬢は残念がっていた。
「わたくしもお手伝いしたらよかったですわ。わたくし、料理の楽しさに目覚めて来ましたのよ」
「お声をおかけすればよかったですね」
「次からはそうしてくださいませ」
「はい、遠慮なくお声掛けさせてもらいますね」
セシーリア嬢とロヴィーサ嬢が話しているとその場が明るくなるような気がする。特に僕のロヴィーサ嬢は可愛くて美しくて、立っているだけで光り輝いている気がするのだ。
「いい光景ですね」
「いい光景だな」
「ロヴィーサ嬢とセシーリア嬢がこんなに仲良くなれるなんて」
「私も二人が仲良くなれて嬉しい」
ついエルランド兄上と、ロヴィーサ嬢とセシーリア嬢を見てうっとりとしてしまった。
出来上がったピザが配膳されて、父上とエリアス兄上とユリウス義兄上とエルランド兄上とセシーリア嬢と、僕とロヴィーサ嬢で食べる。
今年からはセシーリア嬢も父上のお誕生日に参加するようになって、賑やかになって僕は嬉しかった。
「秋桜はもう終わりかけていたが、庭を散歩したよ」
「庭師さんとお話をしましたか?」
「シーラの話をした。シーラのために椿を植えたいと言ったのだが、庭師は『お妃様が愛していたのはこのままの庭です。無理に椿を増やすことはないと思います』とはっきり言ってきた。私もシーラが生きていたらそう言うのだろうなと思ったよ」
母上が魔族の国から連れてきた庭師さんは、母上のことをよく知っていた。母上の気持ちを代弁されて、父上も考え直したようだ。
「春はチューリップを植えて、その場所に秋は秋桜を植えるのはいいアイデアだったな。庭師も『お妃様のお好きだった花を育てられて嬉しいです』と言っておった。長年庭を守ってくれている庭師には労いの言葉をかけておいたよ」
父上の話を聞いていると僕も母上の姿を知れるようで嬉しかった。
シラスのピザはエリアス兄上にもエルランド兄上にもセシーリア嬢にも好評だった。
「生地がもちもちしていて、上の魚はふわふわで美味しいな」
「これは美味しい。エドが羨ましい」
「シラスですね。モンスターのシラスがこんなに小さくて柔くて美味しいなんて、特別な場所で採ったのでしょうね」
セシーリア嬢は野生のモンスターのシラスを知っているようだ。野生のモンスターのシラスはもっと大きくて存在感がある。
「魔窟で採れたシラスなのですよ。わたくしとエド殿下で研究をしています。魔窟はモンスターの養殖場ではないのか、その養殖場ではモンスターの品種改良がされていたのではないのか」
「エドと研究を! いいテーマだな、ロヴィーサ嬢」
「ありがとうございます、先帝陛下」
僕と協力して研究を進めていることをロヴィーサ嬢が言えば、父上がそれを褒めてくれる。ロヴィーサ嬢が褒められて僕は誇らしく胸を張った。
父上のお誕生日はロヴィーサ嬢のピザも、ロヴィーサ嬢の研究も認められた、素晴らしい場所だった。
ミエト家に帰ってから、僕はロヴィーサ嬢とお茶をした。今のソファで寛いで、焼き菓子を摘まみながらミルクティーを飲む。
もうずいぶんと外は寒くなっていたので、温かいミルクティーがとても美味しかった。
「ロヴィーサ嬢、今日は父上のためにありがとうございました」
「皆様に喜んでいただけてわたくしも嬉しかったです」
「ロヴィーサ嬢が認められて、僕は鼻が高かったです」
僕が言えばロヴィーサ嬢が悪戯っぽく微笑む。
「わたくし、いいところを見せられたでしょうか?」
「もちろんですよ。ロヴィーサ嬢はいつもいいところを見せています。とても美しいし、作る料理は何でも美味しいし、秋桜の花をチューリップの植えてあった場所に植えるアイデアを出したのもロヴィーサ嬢でしょう? 魔窟の研究もしていますし、とても聡明で僕はロヴィーサ嬢を尊敬しています」
一気に言えば、ロヴィーサ嬢が恥ずかし気に目を伏せる。
「そんなに手放しに褒められると照れてしまいます」
「それだけロヴィーサ嬢が素晴らしいということです。セシーリア嬢もロヴィーサ嬢のおかげで料理の楽しさに目覚めたと言っていたではないですか」
「そうだったら嬉しいです。わたくし、役に立てているのですね」
役に立てているどころではない。
ロヴィーサ嬢は僕を健康にしてくれたし、魔窟に管理人を置くことでモンスターの管理をできるようにこの国で広めてくれている。それだけではなく、魔窟の研究までしているのだ。
この国の王家でも魔族の国の王家でも料理を作って振舞ってくれるし、その美味しさはこの国でも魔族の国でも認められている。
「ロヴィーサ嬢は最高の婚約者です!」
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