あなたの隣へ一歩ずつ。

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おまけ3.新しい春に向けて【※R-18】

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「春から、一緒に暮らさないか?」
 高校最後の冬、無事志望した大学に合格した俺に、火月はこう話を切り出した。

 一足先に高校を卒業した火月は、誰でも知るようなゲーム会社とスポンサー契約を結び、大学生プロゲーマーとして、世間からの注目を浴びた。
 高校の時から話はあったらしいけど、未成年だと親の同意がいるからと、卒業するのを待っていてもらったらしい。

「このマンションは親の名義だから、ずっと引っ越したいと思ってて。そのタイミングで柊哉と一緒に暮らせたら、って前から考えてたんだ」
「う、嬉しいです。すごく。俺も、一緒に暮らしたいです」

 でも、一緒に暮らすとなれば、二人だけの問題ではなくなる。
 親に、俺たちのこともちゃんと話さなければいけない。
 おそらく、うちの親は俺たちの関係に気が付いてる。火月が、弟の敦也の家庭教師をしていた時期もあるくらいだから、火月のことも好いてくれていると思う。そもそも今だって、俺は火月の家に入り浸りなんだから、きっと一緒に暮らすことも反対しないだろう。

 でも火月の方はどうだろう。
 火月が一人暮らしを始めてから、火月の親は、この部屋に訪れるどころか、連絡をとったのも高校の三者面談の時だけだと言っていた。
 しかも、これまで話を聞いているだけでも、世間体を気にするタイプのように思えた。そんな人たちが、同性の恋人と一緒に暮らすことを許すだろうか。
 そう伝えると、火月は少し眉をひそめた。
「別にうちの親に許可取る必要ないよ。もう解約手続きの書類とかは送ってあるから、それが終わったらもう関わることなく生きていこうと思ってる」
「そうですか……そう火月さんが決めたのなら、俺はそれを尊重します」
 
 
 二人でそう話したあと、俺の両親に俺たちの関係と、一緒に暮らしたいと話しに行った。
 予想通り、二人は笑顔で受け入れてくれた。
 その時、火月が泣いていたことが強く記憶に残っている。
 受け入れてくれたことが本当に嬉しい、そう言っていた。
 その泣き顔を見て、両親に受け入れてもらえたことの喜びとは裏腹に、やはり火月の親との関係について、心にとげが刺さったままのように、モヤモヤしている自分にも気が付いてしまった。
 だからと言って何ができるわけでもなく、一緒に暮らすマンションを決めたり、家具を見たり、春からの新生活の準備はあっという間に進んで行った。

 それなのに、なぜか今俺の目の前には火月の母親と名乗る人物が座ってコーヒーを飲んでいる。

 今日、火月は仕事があるからと朝から留守だ。でも俺は一人で引っ越しの片づけをするために火月のマンションに来ていた。
 淡々と作業をしているとあっという間に昼を過ぎ、一人で簡単な昼食を済ませると、インターホンが鳴った。
 モニターでそれを鳴らした人物を確認すると、身ぎれいな女性が立っていた。
 でも、そもそも俺は家主ではないので、頼まれて宅配を受取る時以外にはインターホンには出ない。
 だから、無視して荷造りを続けていたら、玄関のドアが開いた音がした。
 火月が帰ると言っていたよりも数段早い時間だが、この家のドアを開けられるのは火月しかいない。仕事が早く終わったのかな、と思って玄関に出迎えに行った。
「火月さん? おかえりな……」
 途中で、入ってきた人物が火月ではないことに気が付き、思わず固まった。
 相手も、驚いた顔をしている。
 その人は、さっきインターホンの画面越しに来た、身ぎれいな女性だった。
「あら、火月のお友達?」
「えっと……」
「あぁ火月の母親よ。あの子、いないのかしら?」

 以前、火月から、自分は亡くなった父親似で、母親にはあまり似ていないと聞いた。それが、母親からもその再婚相手からも疎まれる原因の一つだったかもしれない、と作った笑顔で言っていたこと思い出す。
 確かに、目の前にいる火月の母親を名乗る女性は、そう名乗られてもあまりピンとこない。
 美人ではあるけど、柔らかいイメージの火月とは違い、上を向いた眼が少しキツい印象を与える。

 何の用事できたのだろうか。とはいえ、今この家には火月はいない。しかも、火月は家に人を上げることを好まないし、それが、長年疎遠になっている母親だったらなおさらなかもしれない。
 まずはこの家から出てもらって、可能であれば少し話がしたい、そう思った。
「はい、いません。今日は夜まで戻らないって聞いています」
「そう……なら、改めるわ」
「あの、俺は高槻と言います。火月さんの高校の後輩です。もしお時間があれば、この後少し話をさせてもらえませんか?」
 そう言うと火月の母親は少し不思議そうな顔をした。
 まぁ初対面の息子の後輩に、話がしたい、なんて言われたら、そうなるもの仕方がない。
「何の話かしら?」
「火月さんの話です。あまりお時間はとらせません」
「わかったわ。じゃー中で…」
「いえ、すみませんが、このマンションを出て少し行ったところにあるカフェで待っていてもらえませんか? 俺も用意してすぐ行きます」
 火月の母親は、またけげんな表情をしたけど、了承してくれて部屋を出て行った。
 俺も急いで用意をして、カフェに向かった。

「すみません、急に」
「えぇ……で、話って?」
「今日はどうして火月さんに会いに?」
「えっ?! ……あの子があそこから引っ越すって話、あなたは聞いてるかしら」
「はい、今日も荷物を詰める手伝いをしに来てたので」
「あぁそうだったの……。ごめんなさいね、迷惑かけて。あの子、いつも勝手というか…自分のことしか考えてなくて。マンションの話も急に解約の書類だけ送りつけて、何の説明もないんだもの。ほんと、わがままもいい加減にしてほしいわ」

 何を言っているんだろうか、この人は。
 迷惑? 自分勝手? わがまま? 
 俺は火月と過ごしてきたこの約三年間、一度もそんなことを感じたことはない。
 それどころか、火月はどこかいつも自分を抑え込んでいて、相手の顔色をうかがうようなしぐさを見せることがある。
 もっと長い時間一緒に過ごしてきたはずなのに、この人は火月の何を見てきたんだろうか? それとも実家にいた頃の火月はそんなにひどい態度だったのだろうか。
 理解ができず、頭が混乱する。
 でも、その意味不明な言葉にはまだ続きがあった。

「しかも、高校卒業したらいきなりプロゲーマーとか意味わからないものになったりして。その時も何の相談もなかったのよ? 親を何だと思ってるのかしら」
「……相談したら、賛成したんですか?」
「そんなわけないじゃない! プロゲーマーなんて恥ずかしい」

 あぁ…こうやって火月は自分を否定されてきたのか。
 本当は一番認めてもらいたい人に、自分の努力を全く認められず、理解もされず、ただただ否定され続けるなんて、どれほど辛かっただろう。どれほど傷つけられたのだろう。
 俺は今まで火月の話を聞いてわかったつもりになっていたけど、火月の心の傷の深さなんて、全然わかってなんていなかった。
 体の熱がスッと冷えていくのがわかった。

「そうですか。あぁ話がそれましたね。それで、火月さんが引っ越すことについて何か説明が欲しいんでしたっけ。俺が説明しますので、何でも聞いてください。」
 俺は張り付けた笑顔で火月の母親を見据える。
 笑顔に含まれた俺の敵意を察したのか、火月の母親は少し怯んで見せた。
「なんであなたが説明するのよ。あの子に聞くから結構よ」
「それはお断りします。火月さんには会わせません」
「はぁ?! なんであんたにそんなこと言われないといけないのよ!」
 火月の母親は、バンっと机をたたいて立ち上がり、大きな声を上げたが、周りにいる他の客から視線を集めていることに気が付くと、すぐに取り繕って椅子に座り直した。
 やっぱり周りの目とか、世間体が何よりも気になるタイプか。
 だったら、それを逆手に取ればいい。
 他人の目があるここに連れてきたのは、正解だった。

「火月さんは俺の大切な人です。大切な人を傷つけるような人に会わせるわけにはいきません」
 俺はコーヒーを飲みながら、努めて冷静に、淡々と話す。
「はっ、まるで恋人のような言い方をするのね」
 火月の母親は、俺を揶揄するように鼻で笑い、あくまで自分の優位を保とうとしているようだった。
 でも、俺にはそんなくだらない世間体とか、プライドとか、どうでもいい。
 何よりも大切なのは、火月だから。
「はい、恋人です。春から一緒に暮らします。だからあのマンションは解約するんです。あそこは単身者用のマンションですからね」
「えっ……?」
 火月の母親は俺の言葉に絶句し、顔を青くさせた。
「他に質問はありますか?」
 俺はまた張り付けたような笑顔で、にっこりと笑って見せる 。
「し、信じられない……男同士なんて……」
「そうですか? 今時そんなに珍しい話でもないと思いますけど」
「そんなの、うまくいくわけないわ……!」
「少なくとも俺と火月さんはうまくいっています。でも、うまくいくかどうかなんて、男女間の恋愛でもわからないでしょ?」
「そんなの屁理屈だわ! 」
 火月の母親はまた声荒げる。今度は周りなんて気にしている余裕もなさそうだ。
「俺と付き合ってること、反対ですか?」
「当然でしょ! 同棲なんて絶対に認めないわ。今すぐ別れなさい」
「どうしてですか?」
「そんなの……! 息子がそんな……恥ずかしくて世間に顔向けできないじゃない……!」

 ここまで人に幻滅させられることがあるとは思わなかった。しかも最愛の人の母親に。
 火月は父親似でよかったって、つくづく思ってしまった。
「そこで、火月さんのことが心配だから、とでも言ってくれればもう少し考えたんですけどね。さっき、火月さんのことを『自分のことしか考えていない』って言いましたけど、それはあなただと思います」
 火月の母親はおもむろに机の上にあった水を手に取り、俺にバシャッとかけた。
 こんなドラマで見るようなこと、自分がやられるとは思ってもみなかった。
 周りはザワザワと俺たちを見ている。
 まぁ、親子じゃなさそうな、妙齢の女性と、男子高校生がもめてるんだから、気になるでしょうね。

「いろいろ生意気を言ってすみません。でも、さっきも言いましたが、火月さんは俺の大切な人です。人にあれこれ言われたからといって、別れるつもりは毛頭ありません」
 今度は、真っ直ぐと真剣な顔で火月の母親を見据るえ。
 わかってもらおうとも、認めてもらおうとも思っていない。ただ、事実を伝えるだけ。それが今の俺にやるべきことだ。
 すると、火月の母親は、大きなため息をついてうなだれ、少しの間考えるようなしぐさを見せた後、俺にハンカチを差し出した。

「……私も大人げない態度をとってしまって悪かったわ。書類は郵送で送ります。あなたたちのこと認めるつもりはないけど、きっと、認めてもらう必要なんてない、って言うんでしょうね」
「はい。誰からも認められなくても、俺は火月さんのことがずっと好きですし、ずっと大切にします」
「今は若いからそう思ってるだけよ……。それにあなた、その見た目だもの、女の子にだってモテるでしょ?」
「そうですね。でも、もし若気の至りだったら、きっと女の子そっちと存分に遊んでますよ」
「言うわね……」
 火月の母親は、そう言って眉間にしわを寄せたまま笑った。
 その顔は、少しだけ火月に似ているな、と思った。


 瀬良の母親と別れマンションに戻ると、一気に緊張が解かれ、ぐったりとソファに倒れ込んでしまった。
 火月のいないところで、母親に俺たちのことを話してしまったことは、決して良いことでない。火月は怒るだろうか。
 でも、言わずにはいられなかった。
 帰ってきたらどう話そうか……そう考えていたはずなのに、俺はいつの間にか眠ってしまっていた。

「柊哉、柊哉! 起きて!」
 揺さぶられて目を覚ますと、目の前にあった火月の目は赤く腫れ、明らかに涙の痕が見える。
「どうしたんですか?! 何かあったんですか?!」
 咄嗟に火月の頬を挟んだ俺の両手を、火月は上からそっと手で触れ、優しい、泣きそうな笑顔を俺に向けた。
「母さんと電話で話した。今日会ったんだってね」
 やっぱり……! 
 何か傷つけらえれるようなことを言われたのかもしれない。俺のことを責められたのかもしれない。
 “会わせない”なんて意気込んで言ったのに、電話されたら元の子もない。
「ごめんなさい、俺、余計なことを……」
「違う、余計な事なんかじゃないよ」
 火月は涙を浮かべながら、母親との電話の内容を話してくれた。


<今日、あなたの家で高槻くんに会ったわ>
「えっ?!」
<お付き合いしているそうね。春から一緒に暮らすって>
「………。」
<男同士なんて、私は絶対に認めないから。……でも、彼が本当にあなたを大切に思っているってことはわかったわ>
「えっ……」
<いい子ね、彼。他人のために本気で怒れる人なんて、なかなかいないわ。大切にしなさい。でも、あくまでお友達としてよ! お付き合いは絶対に認めないからね!>
「うん……ありがとう」
<だから認めないって言ってるでしょ! はぁ……彼にも言ったけど、解約の書類は郵送で送るから。あと、新しい部屋の住所くらいは教えなさいよ。じゃあね>
「うん、じゃあ」


 話し終えると、火月は大きな瞳から涙をぽろぽろとこぼしながら、俺の手を握った。
「俺、もう母さんには否定されることしかないって諦めてた。でも、柊哉が俺を大切に思ってくれているってことは否定されなかった。柊哉はすごいな。柊哉がいてくれるから……、柊哉が俺のことを大切にしてくれるから、俺は否定されるだけの人間じゃなかったって自分でも初めて思えた」
 認めてもらったわけではない。でも、否定はされなかった。それだけでも、火月が、火月自身にとって価値のあるものになれる。それは間違いなく、大きな一歩だ。
「でもやっぱり、柊哉はキレると怖いやつな」
 火月は俺を見つめ、涙のたまる目で八重歯をのぞかせながら、いたずらっぽくニッと笑った。
 その姿が、あまりにもいじらしくて、かわいくて、俺まで泣きそうになる。それをなんとかこらえるために、ギュッと強く火月を抱きしめた。



「しゅうや…んっはぁ……きもちぃ……?」
「うん……ヤバイです……」
 何がやばいって視覚的にやばい。
 いつもは基本的に受け身でいる火月が、今日は自分が上に乗る、って言いだして、今一生懸命俺の上でゆるゆると腰を動かしている。
 正直、自分の思うように動けないのはもどかしいし、俺の上で潤んだ瞳で息を荒げて、一生懸命動く火月があまりにもエロいし、かわいいしで、俺の理性はもう吹っ飛びそうだ。
 でも、今日は自分がしたいという火月の意思を尊重するためにも、頑張って耐えている。
「んっあっ、もうだめ……おれがさきにイッちゃう……」
 そう言って火月がくたっと俺の上に倒れ込むと、重なった肌の感触に俺のもろすぎる理性は軽々と吹っ飛んだ。

 俺はガバっと火月ごと体を起こし、さっきとは逆の位置で、火月の腰を持ち上げてグッと奥に入り込む。
「あぅっ! しゅ、しゅうや、まって……あっ!」
「無理です……っ!」
 俺は腰をガンガンと打ち付け、火月の奥を突く。その度に火月は体を震わせ、声を上げる。
 かわいくて、愛しくて仕方がない。
「あっあっ……んあぁ、まって! イッちゃうぅ…っ!!」
「俺も……っ!」

 同時に果てて、余韻を味わっていると、火月は少しだけ不満げな声を漏らした。
「結局、柊哉がしてるし」
「すみません。火月さんがかわいすぎて、限界でした」
「ふふっ、ほんとに柊哉は俺のこと大好きだね」
 少しいたずらっぽく、かわいく笑う火月の額に優しくキスをして、ぎゅっとまた抱きしめる。
「大好きなんてもんじゃないですよ。だって、めちゃくちゃ愛してますから」

 俺はあの日、火月と思いが通じ合った日の誓いをもう一度強く心に刻む。
 どんなことがあっても、この人が、つらい思いをしないように、傷つかないように、少しでも多く幸せでいられるように、ずっとそばにいよう。

 ずっと、一緒に歩いていこう。


END
お読みいただきありがとうございました☆
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