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negligence
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「へえ、トモさんの元彼が」
真弥は興味深げに、美智香と和俊の再会した話を聞きながらご飯を食べていた。
「そうそう。
地元に墓参りで帰った時に、智もその彼氏を連れて来てて、一緒に行ったのよ。
そのとき、結構な時間を一緒にすごしたのに、何で今日の今日まで気付かなかったんだろう。
もう三日連続で顔を見ていたのに。」
「だって10年前のその一回だけでしょ?会ったのって。
そりゃ憶えてないよ」
「うーん
私、そういうの自信あったんだけどなあ。
一度会ったら忘れないっていう…
エッチのやりすぎでバカになったのかもね」
「えーっ、そんな話聞いたことないよ。
たまたまだって。」
バカになったのは言い過ぎだが、セックスにハマってしまったが故に、美智香の脳がそればっかりになってしまっていたのは事実で、些細な事に対する注意力等が散漫になっていた事は否めない。
「でさあ、その人がこの近くに住んでて、今度向こうの奥さんも一緒に、真弥君と私の四人で食事でもしないか?って誘われたの。
イヤだよね?」
「えっ?
なんで、面白そうじゃん」
「面白そう?」
「うん。
誰かに僕らのラブラブなところを見せつけたいって常に思ってたんだよ。
いい機会じゃん」
「正直言うと、私も真弥君を誰かに自慢したいのよね」
「じゃあ、決定だね。
楽しみだなあ。」
真弥はそう言って笑った。
真弥は興味深げに、美智香と和俊の再会した話を聞きながらご飯を食べていた。
「そうそう。
地元に墓参りで帰った時に、智もその彼氏を連れて来てて、一緒に行ったのよ。
そのとき、結構な時間を一緒にすごしたのに、何で今日の今日まで気付かなかったんだろう。
もう三日連続で顔を見ていたのに。」
「だって10年前のその一回だけでしょ?会ったのって。
そりゃ憶えてないよ」
「うーん
私、そういうの自信あったんだけどなあ。
一度会ったら忘れないっていう…
エッチのやりすぎでバカになったのかもね」
「えーっ、そんな話聞いたことないよ。
たまたまだって。」
バカになったのは言い過ぎだが、セックスにハマってしまったが故に、美智香の脳がそればっかりになってしまっていたのは事実で、些細な事に対する注意力等が散漫になっていた事は否めない。
「でさあ、その人がこの近くに住んでて、今度向こうの奥さんも一緒に、真弥君と私の四人で食事でもしないか?って誘われたの。
イヤだよね?」
「えっ?
なんで、面白そうじゃん」
「面白そう?」
「うん。
誰かに僕らのラブラブなところを見せつけたいって常に思ってたんだよ。
いい機会じゃん」
「正直言うと、私も真弥君を誰かに自慢したいのよね」
「じゃあ、決定だね。
楽しみだなあ。」
真弥はそう言って笑った。
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