【R18】今夜、私は義父に抱かれる

umi

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二章 接吻

10 意地悪しないで ※

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※挿入、3P、むしろ溺愛疑惑。


 どこまでも墜ちてゆくあの感覚が、女を深くひきずり込む。
 昏く甘い失楽の淵。
 底なしだと思っていたが、そうではなかった。
 墜ちきってみれば、そこは、いっそ優しいほどに静かな、闇の褥だった。


 *

「いい子だ。よく頑張った」

 腰に響く低い声が、じかに耳に流し込まれる。
 身震いするほど、ゾクゾクした。
 腰から何かが背筋を這い上がって、そのまま芯が抜かれてしまう。

「あ」

 そこへ頭をぽんぽんと、子供にするように叩かれては、もうほろりと崩れてしまいそうだ。
 抱きしめられて、義父の匂いに包まれた。

「痛ければ言え。よいな」

 開かれた脚は、女にとっては精一杯、男にとっては申し訳程度だ。
 そこに、指が。
 片腕は肩をぎゅっと抱きしめたまま、もう片方の手がのびて。

 ぬぷ──

「んっ」

 ゆっくり、じわじわと、指が押し入ってくる。
 長い夜の間に、すでにぐずぐずに、されるだけされた果てである。
 温まりさえすれば、そこまでほぐす必要もないものを、義父の指は、すぎるほどに慎重だった。

「あ、んっ」

「少しでも痛みがあれば、すぐに言うのだぞ」

 とろけた柔襞が、狂おしいほどに指を喰う。飽き足りず、乱れに乱れて、もどかしさのあまり共喰いを始めそうにさえ思える。

「あ、あ、あんっ」

 白い腰が淫らにうねり、すりつけられる。

「ん、うっ」

 艶めく声の調子も、あきらかに、なじっていた。
 もの言いたげ、いや、物欲しげに。

 だが、ざりりざりりと弱いところを撫でながらも、指はどこか手さぐりがちで、動きがにぶい。

「んっ、そこっ、ん、あんっ」
「だめだ。そう急くな。さっき、少し辛そうだった。傷めていないか、ちゃんと調べてからだ」

 言葉が頭に入ってこない。
 そんなことはいいから、もうどうにでもしてほしい。

「あっ、ちが、さっき、のっ」

 たがの外れた肢体のあまりの淫らさに、夫が獣じみた目を光らせている。
 父に焦らされて狂い咲く、妻の姿に。
 彼の知らない、女の痴態に。

「そこ、あっ、んんっ、んん~~っ」
「待てというのに」
「も、や…ぁ、いじわるしちゃ、やだ……」

 舌足らずに甘える声音は、幼い子供のようだった。

「いじわるなどしていない。お前の身体は、やわらかくて、繊細だ。こんなに傷つきやすい」

 と、ぴちん、とつまんで、ぴくりとさせて。
 ほら、もう赤い、と。

「かよわい。可愛い。愛しい。大事なお前に、ひとつの傷も負わせたくない。痛い思いをさせたくない」

 濡れた双眸がまじまじと義父を見た。
 その目はたまらないほど艶やかで、あどけないほどに澄んでいる。
 つやつやと溶けた大きな瞳に、恋した人を閉じ込めて。

「こんな酷いこと、しておいて?」

「だが、痛いことはひとつもしなかったろう?」

 でも、酷くはされた。
 粉々に砕かれた。
 新婚半年で、夫ある身を、義父に犯されたのだ。

「お前を気持ちよくすることだけを、考えていた」

 貪られ、しゃぶり尽くされた。
 わけがわからないほどの快楽に堕とされた。
 気を失ってもなお、びゅくびゅくと注がれた。

「ひどいお義父さま」

 脛を、夫の手が這い上がってくる。
 この手に優しく愛されていたのが遠い夢のようだ。

「どうしてこんな酷いこと」

 男は、なじる言葉に逆らわない。
 うねる身体から引き抜いた指を、掻き出されたものを、仔細に観察した。

「ああ。私は酷い。あの日も今日も、泣き叫ぶお前を力づくで、こうして」

 開かせた脚を両肩にかつぎ、ひくつく花びらに、猛り狂う火杭をあてがった。

「誰の名でも呼ぶがいい」

 娘の腕が義父の首を抱き、わななく唇で、声もなくせがむ。
 おじさま、もう、はやく。
 抱き寄せた男の唇に唇で触れれば、身体はもう限界まで折りたたまれて、脚が跳ねる。

 ぎ、ち……。

「ん、ああああっ」

 ぎち、ち……。

 ぢゅぷ、ぢゅぷ、と、溜まっていた白濁を吐き出させながら。
 いっそひとおもいに貫いて、と、かきむしられるほどゆっくりと。

「あ、あ、あああ、っ」

 みち、みち。
 薄い花弁をこじあけて侵入する怒張は、凶悪なまでに猛っている。

「んあああっ、あああっ、あ」

 じゅっ、と、灼ける音すら聞こえそうだった。

「痛いところは、ないか?」
「そんなこと、訊かないで」

 いっそ痛くすればよいとすら思う。
 痛みすら快く感じるよう、他ならぬ彼が彼女の身体に教え込んだのだ。
 もう止まらない。暴走する。

「おじさま、ぎゅってして」
「……」

 望んだとおりに、抱きしめられた。

 だが、足りない。
 全然、足りない。

「もっと。もっとぎゅってして」

「こうか? もっとか?」

「もっと。もっと。もっと、めちゃくちゃに、……して」

 熱く望んだとおりに、強く長く抱きしめられた。
 そして望んだとおりに、抱き潰された。

 義父に愛されているあいだ、夫が時々どこかをつねっていたような気もしたが、小さな痛みは、義父の溺愛がもたらす圧倒的な夢心地の前に、知覚される以前に霧散した。夫にももう一度は吐精されたが、後ろから腰を取られている間も、前からは義父に口づけられていた。腔内をねっとりと愛されてトロトロに煮込まれ、それだけで意識がぐずぐずになっていた。

「もうお前さえいればいい。堕ちるなら、もろともに」

 夢うつつのなか、したたる義父の声は、怖いほどに優しかった。
 溺れるほどに、甘かった。

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