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しおりを挟む「うわぁ、めっちゃ可愛いじゃん。ありがとなー」
「いいよいいよ、楽しくなって沢山作っちゃったから」
今日は楓斗君の家に招かれてお茶。
お土産のひとつとして、作ったベビー服類を持ってきた。
「まだ服とか買ったなかったしほんと助かる。…あ、俺もこれ作ったんだ。良かったら食べよう」
「美味しそう…!今回は何で作ったの?」
「結構自信作だよ。おからとヨーグルトとの入ったヘルシーチーズケーキでーす」
ほんとうに凄い。
なんと言っても美味しいのだ。妊娠中だから食生活に気をつけていたからいろいろ我慢していたが、これなら食べても罪悪感が無さそうだ。
「あ、そういや子ども部屋出来たんだよ。」
「ほんと?見せて見せて」
楓斗君達夫妻が住んでいるのはタワマンなのだが、少し面白い作りだ。
階数は1階しかないのに、天井が高く、数段上がった所に部屋があったり、その下に半地下のようなスペースがある。
子供が暴れてもうるさくならないよう、上がった箇所の部屋を子ども部屋にしたそうだ。
シンプルな壁紙は白と淡いオレンジで、家具もシンプルだ。
「とりあえずシンプルにして、あとあと成長に合わせて変えてけばいいかなーて思ってる」
「やっぱそうだよね。どうなるか分からないし」
おもちゃとかも大きくなったら増えていくだろう。
それが楽しみでもある。
「…そういやさ、相手の性欲って…今どうなってるんだろう」
「確かに…」
「俺らは収まるけど、あいつらは違うだろ?…あんだけ凄かったから我慢してんのかなって」
言われてみれば確かにそうだ。
発情期でなくとも性欲はあったはずなのに、妊娠してからというもの全くそういうことは無い。
遠慮しているのだろうか。
彼に限って浮気だとかはありえないが、1人で処理しているのか。
「…安定期入ってるけど万が一に対して良くないって言われてるよね」
「そうなんだよなー…あ、じゃあ口でしてみる?手もありだな」
「あんましたことないけど…やってみるのもいいかもね」
盛り上がる話題は愚痴悪口下ネタとか言うけれど、確かにそうかもしれない。
真剣?な話し合いとはいえ下ネタなのだから。
かなり盛り上がり、その日はお土産のチーズケーキを持って帰った。
迎えの車の中、考えてみる。
口でする…か。
ほんとうに数回しかしたことが無いから上手くできるか分からない。
試してみる価値はあるかもしれない。
少し妄想にドキドキしながら彼の帰りを待つことにした
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