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暖人が、そっと屹立している中心に指を絡めた。
優しく扱かれる、その温かい指が、僕が本当に所望している抱かれ方で。
「んっ……ぁ、ひっ」
堪えきれない喘ぎ声と一緒に嗚咽もこぼれて。
涙を手の甲で何度も何度も拭いながら、その優しい愛撫を全身で受け止めて。
暖人が、僕のビクビクと震える昂ったそれを口に咥えた。
僕が、いつも来栖先輩にしてあげる行為だ。
指だけじゃなくて、舌まで優しく絡みついて、唇で淫猥な水音を立てて少しだけ歯を立てながら扱かれて、裏筋を滑りと舐め上げられて。
絶えず、押し殺した喘ぎ声を吐き出しながら、何度も何度も涙を拭う。でも、やがて込み上げる射精感に、暖人の後頭部を思わず押さえ込んで。
暖人の口腔の中で震える鈴口を思い切り舌で抉られると、痙攣したように腰が揺らいで、いよいよ迎えた絶頂に喘ぎ声を散らしながら精を吐き出す。
久しぶりの吐精に倦怠感を感じつつ、荒い呼吸で肩で息をしていると、暖人が咥内に吐き出された僕の精を口から出した。
それを──。
秘めやかに息づく窄まりに塗り付けられて。
ヒリッとする痛みに、自分はなんて浅はかなんだろうと焦った。目先の温もりだけを求めて、こうなるに決まっているのに考えも及ばなかった。
来栖先輩との辛い行為が、暖人にバレてしまう。
そうなったら、暖人はきっと来栖先輩に怒るだろうし、来栖先輩の元へはもう行かせてもらえなくなるかもしれない。
でも僕は、暖人とヨリを戻すことが出来ない。
また、裏切られるのが怖いから。また、傷つくのが怖いから。
あの日、暖人のスマートフォンに届いた女からのメッセージを読んだ瞬間の、死にたくなるような、その絶望感を再び思い出してしまって「ぅ……ひっ」と、再び嗚咽がこぼれた。
「葵晴? 葵晴? なぁ、どうしたんだよ?」
暖人が、窄まりを指で撫で擦ってきて。
その痛みに腰が反り返って、やばいやばいやばい、と頭が混乱する。
「痛い……暖人……。僕……全部全部痛いんだ……ぅ……っ……ひっ」
ボロボロと涙をこぼしながら訴えると暖人が僕の太腿を抱えた。
僕の、赤窄りを覗き込んで、目を瞠った。
「ん……だよ、これ……。なぁ……? 葵晴……?」
暖人の背にぎゅっと抱き着いて。
ただただ、嗚咽をこぼし続けた。
優しく扱かれる、その温かい指が、僕が本当に所望している抱かれ方で。
「んっ……ぁ、ひっ」
堪えきれない喘ぎ声と一緒に嗚咽もこぼれて。
涙を手の甲で何度も何度も拭いながら、その優しい愛撫を全身で受け止めて。
暖人が、僕のビクビクと震える昂ったそれを口に咥えた。
僕が、いつも来栖先輩にしてあげる行為だ。
指だけじゃなくて、舌まで優しく絡みついて、唇で淫猥な水音を立てて少しだけ歯を立てながら扱かれて、裏筋を滑りと舐め上げられて。
絶えず、押し殺した喘ぎ声を吐き出しながら、何度も何度も涙を拭う。でも、やがて込み上げる射精感に、暖人の後頭部を思わず押さえ込んで。
暖人の口腔の中で震える鈴口を思い切り舌で抉られると、痙攣したように腰が揺らいで、いよいよ迎えた絶頂に喘ぎ声を散らしながら精を吐き出す。
久しぶりの吐精に倦怠感を感じつつ、荒い呼吸で肩で息をしていると、暖人が咥内に吐き出された僕の精を口から出した。
それを──。
秘めやかに息づく窄まりに塗り付けられて。
ヒリッとする痛みに、自分はなんて浅はかなんだろうと焦った。目先の温もりだけを求めて、こうなるに決まっているのに考えも及ばなかった。
来栖先輩との辛い行為が、暖人にバレてしまう。
そうなったら、暖人はきっと来栖先輩に怒るだろうし、来栖先輩の元へはもう行かせてもらえなくなるかもしれない。
でも僕は、暖人とヨリを戻すことが出来ない。
また、裏切られるのが怖いから。また、傷つくのが怖いから。
あの日、暖人のスマートフォンに届いた女からのメッセージを読んだ瞬間の、死にたくなるような、その絶望感を再び思い出してしまって「ぅ……ひっ」と、再び嗚咽がこぼれた。
「葵晴? 葵晴? なぁ、どうしたんだよ?」
暖人が、窄まりを指で撫で擦ってきて。
その痛みに腰が反り返って、やばいやばいやばい、と頭が混乱する。
「痛い……暖人……。僕……全部全部痛いんだ……ぅ……っ……ひっ」
ボロボロと涙をこぼしながら訴えると暖人が僕の太腿を抱えた。
僕の、赤窄りを覗き込んで、目を瞠った。
「ん……だよ、これ……。なぁ……? 葵晴……?」
暖人の背にぎゅっと抱き着いて。
ただただ、嗚咽をこぼし続けた。
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