ちっこい僕は不良の場野くんのどストライクらしい

よつば 綴

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3章 希う大学生編

冬真らしいや

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 猪瀬くん達に感化され、口でゴムを着けるよう命じた朔。お腹に飲ませてもらえないのは残念だけど、朔が喜んでくれるのなら頑張らなくちゃ。

 おちんちんの先っちょに置かれたゴムを、唇で押して伸ばしてゆく。けど、上手く広がってくれない。歯を立てたら痛いよね。舌も使ってどうにかするのかな。
 まず、根元まで着けようと思ったら、ガッツリ飲み込まなくちゃいけない。そもそも、朔のおちんちんを咥えるだけでいっぱいいっぱいなのに、ゴムを着けるだなんて無理な話なんだよ。
 だけど····。
 
 僕は、チラチラと猪瀬くんを見て真似る。
 嗚咽を漏らしながらも根元まで咥え、慣れた様子で装着した猪瀬くん。流れるように、お尻を差し出して冬真を受け入れた。

 僕もあんな風に朔を誘い込むんだ、と意気込む。けれど、なかなか思うようにはいかない。
 ゴムの先が、喉奥にチロチロ触れると変な感じがする。このまま頭を押さえて喉奥を犯してほしくなってきた。
 ゴムは美味しくないけれど、朔のおちんちんの味がしなくて凄く残念だけれど、見上げると顔を赤らめている朔と目が合い、不満が全て消し飛んだ。

待ってねぁっへぇ頑張ってはんぁっへ着けるからふへぅはゃ

 不器用な自分への腹立ちと、早く朔を気持ち良くさせたい焦りから、段々集中できなくなってきた。勝手に涙が滲んで、また情けない所を見せてしまう。

「お··、どうした? 泣くほど嫌だったのか?」

 慌てた様子で、朔は僕の頬に手を添え優しく持ち上げた。

「ふぇ··、ううん、違うの」

 僕は、この涙の理由を伝える。すると朔は、僕の涙を拭って言った。

「そんな事思ってたのか、バカだな。お前のそれ··見てるだけで出そうだぞ」

 こんなたどたどしい僕を見て、イッちゃいそうってこと? って事は、ちゃんと気持ち良かったのかな。
 もう少し頑張ればイッてくれるのだろうか。でも、このままゴムに出しちゃうのは勿体ないな。

「····これとって飲む?」

 僕がそう聞くと、朔は中途半端に着いていたゴムをパチンッと取ってしまった。そして、後頭部を持って喉まで捩じ込む。
 ガポガポと、期待通りに喉奥を使ってくれる朔。弄られてもいないのに、何度イッただろう。朔は『飲め』と呟き、たっぷりと喉奥へ射精した。

 僕が朔のおちんちんをお掃除している隣で、冬真と猪瀬くんも仲良くイッていた。
 勢い良く猪瀬くんのナカから出た冬真は、ボフンッと倒れ込むとご満悦そうに大きな溜め息を吐く。

「はぁぁぁぁぁ····この部屋いいな~。俺もここ住みたい」

「邪魔だからやめてくれ」

 朔が真面目に返す。賑やかで楽しそうだね、と思ったなんて言えなくなった。

「マジレスすんなよ、傷つくわ」

 冬真は、癒しを求めて猪瀬くんにお掃除をさせる。お掃除なのに喉奥を突いてイカせるんだ。意地悪だなぁ。
 それを見て、負けじと喉奥を責めてくる朔。まったく、負けず嫌いなんだから。

「なぁ賢者どもよ、長ぇわ。ピザ冷めたら場野に怒られんぞ?」

「えへへぇ、大丈夫だよぉ。八千代なんて、僕が黙らせちゃうんだからぁ」

 掃除を終えベッドに転がりながら大口を叩き、胸の前で握りこぶしを作る。そうしながら、僕の隣に腰を下ろして頭を撫でる啓吾を見上げた。

「あらそ。それ、本人の前でも言える?」

「んぇ?」

「俺の前でも言えんのかって聞いてんだよ。なぁ結人、黙らせてみろや」

 恐る恐る、声のした方を見る。腕を組んで青筋を浮かべている八千代が、ドア枠に寄り掛かって立っていた。
 一瞬血の気が引いたが、僕が『おいで』と両手を広げるとほいほいとやって来る。

「んへへ、来たぁ♡」

「来るわ。デコピンな」

「やだよぅ」

 僕はおデコを覆い隠した。そして、もう一度手を伸ばし、“ぎゅぅ”を強請る。
 仕方ねぇなって顔で抱きしめてくれる八千代。チョロい八千代の耳元で追い打ちをかける。

「ねぇ八千代、服着せて?」

「····チッ、ンならはよパンツ履け」

「··えっとね、パンツも····八千代が履かせて?」

 皆、何故だかパンツから履かせたがるのだ。だけど、そこまでは甘えたくないし、恥ずかしいからと動ける時は自分で履いている。
 だが、今は八千代の機嫌が最優先。八千代は、僕がとことん甘えると喜んでくれるのを知っている。だから、今だけは恥を忍んで甘えきってみせる。

 僕がおずおずパンツを差し出すと、何もかもお見通しの八千代は溜め息を吐いてそれを受け取った。どうやら、乗せられてくれるらしい。
 片足を通し、もう反対も通す。すーっと太腿まで上げると、腰を抱いて持ちお尻をすっぽり包む。
 仕上げに、いつも通りの完璧なポジショニングを済ませる。

「いつもさ、ポジションまでバッチリなの逆に気持ち悪いや」

 と、僕が笑うとドヤ顔を見せる八千代。かなり満足そうだ。
 八千代は僕を、ふわっとお姫様抱っこして『お前にゃ敵わねぇな』と言い、そのまま深いキスをする。
 どうやら、機嫌はなおったらしい。八千代が唇を離すと、僕は首に抱きつきキスを返した。
 
「お、結人からキスできんだ。成長してんね~」

 冬真が揶揄ってくる。啓吾が『俺らが育ててんだから当然だろ』と、これまたドヤ顔をキメる。
 僕と八千代は聞こえないふりをして、何度もキスを交わしながらリビングへ向かう。


 リビングでは、1人で待たされていた不機嫌なりっくんが、テーブルに肘をつきムスッと膨れていた。

「おっそい。いつまでイチャついてんのさ。ピザ冷めちゃうじゃん。ゆいぴ渡して早く座れよな」

 そう言って、僕を引取るりっくん。僕を隣に座らせると、僕の腰を抱いて離さなくなった。これじゃ食べにくいだろうなぁ。

「ゆいぴ、今日も可愛い声で啼いてたね。あれ、朔でしょ? 聴いてるだけで勃っちゃった♡」

 なんて言いながら、食べるように頬へキスをする。

「鬼頭は安定の変態だね。なんで来なかったの?」

「お褒めに預かり。俺はゆいぴの為に蜂蜜ジンジャー作ってたからね。いっぱい喘がされて喉痛めたら大変でしょ? コイツらにケアとかいう概念ないし。ついでに猪瀬も飲む?」

 りっくんは、不機嫌そうに言い放つ。嫌味なのか照れ隠しなのか、2つ用意された蜂蜜ジンジャーを、ひとつは僕に、もうひとつを猪瀬くんに渡した。本当に、素直じゃないんだから。
 丸みを帯びていて細工の入ったのグラスに、黄金色のそれが映えて綺麗だ。僕が飲める程度の温かさで、飲み口をほんのりと曇らせている。両手で包むように持つとほこほことぬくい。

「ケアケアってさぁ、最近莉久そればっかじゃん。ちょっと甘やかしすぎじゃねぇ?」

「はぁ? お前ら引っ越した初日から好き放題だっただろ。それから毎日毎日さ、目が合ったらヤッてんじゃない? ってくらいこれまでと比べ物になんないくらいのペースヤッてんの分かってる? こんっっっな可愛いゆいぴに無茶苦茶してるんだからケアして当然なんだよ! ぶぁぁぁぁぁっか!」

 ありがたい事を捲し立ててくれた矢先に、子供じみた悪口をかますりっくん。安定の情緒不安定だ。どうでもいいけど、無茶苦茶してる自覚はあったんだね。
 確かに、えっちの頻度は格段に増えた。それに、毎回激しい。りっくんのマメなケアがなければ、今頃僕はガラガラ声のヘロヘロおじいちゃんみたいになっていたかもしれない。

 お風呂に入ると、アロマオイルで全身マッサージやお尻のケアをしてくれる。玩具を使った時は、終わってから怪我とかしていないか入念に確認する。確認というより、あれはもはや検査だけどね。
 甘々になって僕が離れたくないとゴネだすと、いつも最後まで面倒を見てくれる。優しすぎるりっくんに、僕は甘えっぱなしだ。それを幸せだと言ってくれるのだから、お返しのしようがない。

 色々思い返しながら、朔が悩ましげな表情で僕を見つめる。なんだか照れるな。
 そして、りっくんに賛同する。

「そう言われてみれば、確かにやりたい放題だったな。俺たちももう少しちゃんと結人のケアしねぇとな」
 
「ンな事言ってもよぅ、大概莉久が結人の世話したがってんだろ。譲らねぇんだからどうしようもねぇわ」

「それな。莉久は結人の為に何かしてる時がいっちばん幸せそうだもんな。マジで甘やかしの鬼」

「甘やかしの鬼ってなんだよ。けどそれなら俺も最近さ、駿のことめっちゃ甘やかしてんだぜ?」

「「聞いてない」」

 嬉しそうに話し始める冬真を、声を揃えて一刀両断する啓吾とりっくん。少しくらい聞いてあげればいいのに。
 そう思ったのだけれど、その隣で恥ずかしそうにあわあわしている猪瀬くん。凄く気持ちが分かる。

 こうしてワイワイしながらピザを平らげる。デザートに、啓吾が夕べ作っていたプリンを出してくれた。
 僕の以外は甘さ控えめで、カラメルが少し苦い。この間、一口貰って後悔した。


 プリンを食べ終え、猪瀬くんが『そろそろ帰ろっか』と言う。折角来てくれたのに、もう帰っちゃうのかとしょんぼりしてしまう僕。
 それに気づいた啓吾が、渋々2人を引き止める。

「もう帰んの? あのさ、うちの結人さんがすげぇ寂しそうにしてんだわ。予定とかないんだったら、もうちょいゆっくりしてけば?」

「え、俺ら邪魔じゃないの?」

 猪瀬くんが気を遣ってくれているのは分かるのだが、少し寂しい気持ちになった。会いに来てくれた友達を、邪魔だなんて思ったりしないのに。
 僕は、少し頬を膨らませていう。

「そんな事思うわけないでしょ! 僕、2人が来てくれて嬉しいよ。もっといっぱいお喋りとかしたい」

 すると、冬真がドンと荷物をテーブルに置いた。にんまりとしている冬真に、全員が嫌な予感を走らせている。僕一人キョトンだ。
 一体、何が始まるのだろう。

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