27 / 67
竜司と子猫の長い一日
僕が竜司さんのことを改めて変態さんだと思った件
しおりを挟む「のぞみ、力抜いておけよ」
「んっ」
お尻に、なにか硬いものが入ってきた。
無機物みたいなそれは、多分さっき見た注射器みたいなものの先っぽ。それは奥まで入ることはなかったけど、かわりに生ぬるいお湯のような――――多分お湯が、僕の中に流し込まれた。
「んぅっ」
「もう一本。のぞみ、尻に力入れて」
「んんぅっ」
シャワーで洗われたことは何度かあった。
その時は溜めておくことなく、すぐにぼたぼた流れていったから、お腹が苦しくなるとかなかった。ただちょっと、恥ずかしさと気持ち悪さがあっただけ。
でも竜司さんは、注射器みたいなもので二回くらい僕の中にお湯らしきものを入れてから、ディルドみたいなもので栓をしてきた。
「りゅ…じさん、おなか、おもい…っ」
「もう少し」
……ディルドまで用意されてる竜司さんちのお風呂場…って、かなり、あれ、だと思う。
「ん、じゃあ、出して、のぞみ」
「ひうんっ」
遠慮なくディルドが抜かれた。
くっぱり開いた後孔から太腿を伝ってお湯が流れていく。
「力入れてたらお湯が出てこないぞ」
笑いを含んだ声を響かせながら、竜司さんの指がもっと僕の後孔を広げてきた。
ぼたぼた、お湯が落ちる。
「……はずかしぃっ」
「プルプル震えて可愛いが?」
「……竜司さん、変態さんだ……っ」
「ああ。そりゃ自覚してる。こんな性癖なもんでな。相手を探すにも苦労する」
相手。
探すの?
ぞわりと胸が苦しくなった。
竜司さん、ここを使うのは僕だけって言ったのに。
「やだぁ……」
「のぞみ?」
「りゅうじさん、ほかのひと、さがさないで…っ」
「のぞみ」
竜司さんにとって迷惑な言葉だったけど、竜司さんは怒ることなく、なんだか嬉しそうに笑って、僕の背中をべろりと舐めた。
「この先ここを使うのは、のぞみだけって言っただろ?」
「うん…っ」
「だから不安になるな。のぞみが自分から『洗って』って強請るくらいにしてやるから」
「うー……っ、やっぱり変態さんだ……っっ」
「だろうな。……ほら、二回目だ」
「まだやるの…?」
「やるんだよ」
流れてくるものがなくなったら、二回目、って。
「うー……おなか……っ」
「可愛いな」
どこに可愛い要素があるのかさっぱり分からなかったけど、二回目も注射器二本分くらいのお湯を入れられて、同じように栓をされた。
「熱くないか?」
「ん……うん……」
シャワーから落ちてくるお湯の温度もそんなに高くはないから、のぼせる心配はなさそう。
もうそれよりお腹の中のほうが気になる。
は……は……って口で息をしていたら、竜司さんが栓にしてるディルドをぐりって動かしてきた。
「ひゃん…っ」
「はぁ……可愛い。嫌って言えばやめたのにな」
「……ん、う、だ、って」
「ん?」
ちゅ、って、うなじを吸われた。
「りゅうじさんが、する、っていった、から」
「俺がやるって言ったら全部受け入れるのか?」
「……だ、め?」
目をそらしていた鏡を見たら、竜司さんの目と視線が合う。
初対面で受け入れ過ぎなんだろうか…って不安になったら、竜司さんは僕に笑って見せて、うなじにもう一度キスをした。
「嬉しいよ」
…そう言って、キスをしながら片手で乳首をひねり上げてきた。
「やん……っっ」
「気持ちいい?」
「んぅ、いい、いいっ」
「可愛いな、のぞみ」
竜司さん、可愛いしか言わない。
嫌じゃ……ないけどさ。
「そろそろいいか」
「あふ…っ」
ぐりぐりしてたディルドが思い切り抜かれた。
ぶしゃ…って最初よりも勢いよくお湯が出てきて、体が震えた。
ひくひくする後孔に、竜司さんのゴツゴツした男らしい指が入ってきて、そこを広げた。中に残っていたお湯が、たらたら落ちてくる。
「ローション、我慢な。明日のぞみ用の買うから」
「うん…」
棚に置かれたボトルを一つ取り出して、蓋を開ける音がした。
ぬちゃ、ぬちゃって音がしてきて、甘い匂いが鼻につく。
……ボディソープといいローションといい、ここでそれを使った(使われた)人は、甘い匂いが好みだったんだ……って思って、胸の中がぐずぐずと痛んだ。
でも、今日だけ。
明日は、僕のためのものを、買うから。
………明日。
………なんで、僕用のものが必要なんだったっけ?
………僕が、泣いたから。
………僕以外の人を、竜司さんが抱くんだと思ったら、すごく、嫌な気持ちになったから。
僕は、竜司さんの――――
何か、大事なことに思い至った気がしたのに、ぬらりと後孔に入ってきた指に思考が霧散した。
「ひゃぁっ」
「溶けてるな」
「あ、あ、あっ」
「のぞみ、わかる?俺の指、四本入ってるぞ」
「あ、や、そんなの、わかんな…いっ」
「熱くてうねってる。のぞみ、俺が欲しいか?」
お尻の中を指でかき回されて、それに感じて震える背中を舐められて。舌が離れたと思ったら、片手で顎を掴まれて顔をあげられて、また鏡と向かい合った。
…だらしない顔をした僕と目があって、でも、すごく気持ちよさそうで。
「のぞみ」
ぐちょぐちょって、お尻から音がする。
熱くて硬いものが太腿とか指を咥え込んでる後孔をつついてくる。
顎を掴んでた指が、開けっ放しの僕の口の中に入ってきて、舌を撫でる。
「あ……っ、ほひぃ、りゅ、ひはん、いれ……っ、ああ……!!!」
まともに喋れない。
でも、あっさり抜かれた指のかわりに、僕が欲しかったものが、ずぐん…って奥まで入ってきた。
「ひ………っ、ひぅっ、ぅ、ん、んぁっ」
「あー……、しまった」
竜司さんの言葉が耳を素通りしてく。
なにか困ったような声だったけど、僕はそれどころじゃなかった。
132
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
姉妹差別の末路
京佳
ファンタジー
粗末に扱われる姉と蝶よ花よと大切に愛される妹。同じ親から産まれたのにまるで真逆の姉妹。見捨てられた姉はひとり静かに家を出た。妹が不治の病?私がドナーに適応?喜んでお断り致します!
妹嫌悪。ゆるゆる設定
※初期に書いた物を手直し再投稿&その後も追記済
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
※沢山のお気に入り登録ありがとうございます。深く感謝申し上げます。
婚約者の幼馴染?それが何か?
仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた
「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」
目の前にいる私の事はガン無視である
「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」
リカルドにそう言われたマリサは
「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」
ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・
「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」
「そんな!リカルド酷い!」
マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している
この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ
タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」
「まってくれタバサ!誤解なんだ」
リカルドを置いて、タバサは席を立った
【本編完結】処刑台の元婚約者は無実でした~聖女に騙された元王太子が幸せになるまで~
TOY
BL
【本編完結・後日譚更新中】
公開処刑のその日、王太子メルドは元婚約者で“稀代の悪女”とされたレイチェルの最期を見届けようとしていた。
しかし「最後のお別れの挨拶」で現婚約者候補の“聖女”アリアの裏の顔を、偶然にも暴いてしまい……!?
王位継承権、婚約、信頼、すべてを失った王子のもとに残ったのは、幼馴染であり護衛騎士のケイ。
これは、聖女に騙され全てを失った王子と、その護衛騎士のちょっとズレた恋の物語。
※別で投稿している作品、
『物語によくいる「ざまぁされる王子」に転生したら』の全年齢版です。
設定と後半の展開が少し変わっています。
※後日譚を追加しました。
後日譚① レイチェル視点→メルド視点
後日譚② 王弟→王→ケイ視点
後日譚③ メルド視点
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる