28 / 67
竜司と子猫の長い一日
竜司は子猫に欲情をぶつける
しおりを挟む子猫が可愛すぎる。
俺がソープの経験があると言えばわかりやすい嫉妬を向けてくるし。
かと思えばボディソープでぬるぬるの体を嬉々と俺にこすりつけてくる。
悪戯に俺を見上げてくる瞳と、体に当たる硬く主張する乳首。脱がせるのが勿体なくてつけたままにしてしまった、濡れて子猫の可愛いペニスに張り付いた下着。
……頭がくらくらし始める。
ボディソープで足を滑らせた子猫の尻を鷲掴みにした。
…この尻は気持ちが良すぎる。柔らかすぎず、硬すぎず、程よい弾力で俺の手にしっかり収まる。
その奥のアナルにボディソープで濡れた指を含ませた。
子猫からあがるあえかな声。
いつまでも聞いていたいが、そろそろ子猫の中に入りたい。
鏡に手を付かせ、尻を突き出すような格好を取らせる。
指でいじったアナルの中は、すっかり出来上がっているが……、これはこれ、だ。
洗浄用の道具を準備しつつ子猫を見ると、僅かに不安そうな顔をしていた。
シリンジの中に湯を溜め、物欲しそうに蠢くアナルの中に先端を含ませる。……ボディソープを流すだけのつもりだったが、子猫がどこまで許してくれるのかも気になった。
シリンジ二本分の湯をアナルの中へ流し込み、そこに栓の替わりのディルドを突き入れた。
「りゅ…じさん、おなか、おもい…っ」
「もう少し」
それでも嫌と言わない。
これじゃ腸洗浄と変わらない。多分子猫も気づいているだろうに、従順に受け入れる姿が可愛らしくて愛おしい。
時間にすればおそらく一分程度。
ディルドを引き抜いたが蕾を引き締めているのか湯がわずかしか流れ落ちてこない。
「力入れてたらお湯が出てこないぞ」
子猫のささやかな抵抗にどうしても笑みが溢れる。
今からそんなに恥ずかしがってどうするんだ。明日からはもっと本格的に、俺の手で洗浄されるのに。
子猫が見ていないのをいいことにほくそ笑みながら、閉じた蕾を指でこじ開けた。
残っていたぬるい湯が、子猫の太腿を伝いながら流れ落ちてきた。
「……はずかしぃっ」
「プルプル震えて可愛いが?」
「……竜司さん、変態さんだ……っ」
「ああ。そりゃ自覚してる。こんな性癖なもんでな。相手を探すにも苦労する」
……俺自身が浮かれすぎてるんだろう。
別に、子猫に嫉妬して欲しいだとか、独占欲丸出しで詰ってほしいとか、そんなことは考えていない。
けれど、俺の言葉に子猫が肩を揺らし、小さく細い震える声で「やだぁ」と言ったのを聞いて、失言だったと気づいた。
「りゅうじさん、ほかのひと、さがさないで…っ」
「のぞみ」
喉の奥でしゃくりあげる音がした。
傷つけてごめん、だとか。
気遣えずごめん、だとか。
そんな後悔も覚えつつ、子猫が嫉妬してくれた事実は俺を浮かれさせる。
ここまで独占欲をあらわにしておいて、子猫は俺に何も感じていないのだろうか。……そんなはず、ないよな。
綺麗な背中を舐めると、子猫の体が悦びで震えたのがわかる。
「この先ここを使うのは、のぞみだけって言っただろ?」
「うん…っ」
「だから不安になるな」
子猫は俺のものだ。
俺も、すでに子猫のものだ。
子猫がしてほしいことは全部叶える。
だから、俺のことも性癖も含めて全て受け入れてもらわなきゃな。
子猫が俺を変態と呼ぶが、イラつきもしない。自他ともにその自覚があるから。よかったな。俺のことを一つ知ることができたな。
子猫から不安がなくなったのを見計らい、二回目の洗浄に入った。本来なら四回くらいはしないと綺麗にならないが、そもそも子猫が自分で準備を済ませていたのだから、今はこれくらいで十分だろ。
「うー……おなか……っ」
「可愛いな」
子猫が何を言っても何をしても可愛い。
自分の語彙力を疑うくらい『可愛い』しか出てこない。
子猫は今、自分がどんな姿を俺に見られているかわかっているだろうか。
足を肩幅ほどに広げ、こぶりな上向きの尻の間に黒黒としたディルドを咥え込み、皺の一つもなく広がった蕾をさらけ出している。
その姿だけでいやらしくて可愛らしくて、俺のペニスは萎えることなくむしろ先走りまで流している。
いっそ、ディルドじゃなく、俺のペニスで栓をすべきだったか。……いや、それじゃ『抜かず』の前提を崩してしまう。子猫を納得させて満足させるためには、それだけは守らなければ。
……けれど欲はなくならず。苦しいだろうかと思いながら、ディルドをただ襞をえぐるように動かした。シャワーの音とは違う濡れた音が、精液を混ぜてるような音に聞こえて余計に興奮する。
「ひゃん…っ」
「はぁ……可愛い。嫌って言えばやめたのにな」
「……ん、う、だ、って」
「ん?」
尚もディルドを動かしながら、うなじに淡く吸い付き、薄っすらと跡が残った場所を何度も舐めた。
子猫は体を震わせながら、口を開く。
「りゅうじさんが、する、っていった、から」
「俺がやるって言ったら全部受け入れるのか?」
「……だ、め?」
鏡越しに向けられた目線。
それは酷く扇情的で、劣情が煽られる。
「嬉しいよ」
もう一度、うなじに唇を落とした。
……全身を舐めたい。吸い付いて跡を残したい。子猫は全て俺のものだと主張したい。
胸元に手を這わせれば、ツンと上を向いた乳首が指に触れる。
齧り付きたい、舐めしゃぶりたい…と思いながら、やや強めにひねり上げたが、子猫から上がるのは艶を増した嬌声だけ。
もう、無理だ。
洗浄もいいだろう。何も問題はない。
躊躇いなくディルドを抜くと、突然栓がなくなったアナルから飛沫があがった。
こねこは急な刺激に体を震わせ、唇の隙間からは短い呼吸音が出てくるだけだった。
今日だけは置いてあるローションを使う。確か、甘い匂いのするものだ。
明日、必ず子猫用のものを買いに行くからとなだめ、ローションをまとわせた指で蕾を押しつぶし、ズブリと中にいれた。
「ひゃぁっ」
「溶けてるな」
「あ、あ、あっ」
「のぞみ、わかる?俺の指、四本入ってるぞ」
「あ、や、そんなの、わかんな…いっ」
「熱くてうねってる。のぞみ、俺が欲しいか?」
欲しいか、なんて詭弁だな。
欲しいのは俺の方だ。
このぐずぐずに溶けたアナルに、早く突き入れたい。
顔を伏せてしまった子猫の顎に後ろから指を当て、上向かせた。
アナルと同じように蕩けた可愛い顔がそこにある。
たっぷりのローションで濡れた内腔からは、ずっと濡れた音がしている。
はやく、はやく、子猫に求めてもらいたい。
ガチガチになっている俺のペニスで太腿や広がった蕾を何度もつついた。
顎にあてていた指を口の中に入れる。唾液を垂れ流しながら、可愛らしくも愛欲を含んだ嬌声をあげる。
ずり…っと舌を撫でたとき、子猫の表情が変わった。
「あ……っ、ほひぃ、りゅ、ひはん、いれ……っ、ああ……!!!」
懇願は最後まで聞かなかった。
子猫が声を発した瞬間に、指を引き抜き、性急に最奥まで己のペニスを突き入れていた。
「ひ………っ、ひぅっ、ぅ、ん、んぁっ」
子猫の声を聞きながら、僅かに冷静さが戻る。
「あー……、しまった」
子猫に、確認するのを忘れてた。
80
お気に入りに追加
1,513
あなたにおすすめの小説

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・話の流れが遅い
・作者が話の進行悩み過ぎてる
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

田舎育ちの天然令息、姉様の嫌がった婚約を押し付けられるも同性との婚約に困惑。その上性別は絶対バレちゃいけないのに、即行でバレた!?
下菊みこと
BL
髪色が呪われた黒であったことから両親から疎まれ、隠居した父方の祖父母のいる田舎で育ったアリスティア・ベレニス・カサンドル。カサンドル侯爵家のご令息として恥ずかしくない教養を祖父母の教えの元身につけた…のだが、農作業の手伝いの方が貴族として過ごすより好き。
そんなアリスティア十八歳に急な婚約が持ち上がった。アリスティアの双子の姉、アナイス・セレスト・カサンドル。アリスティアとは違い金の御髪の彼女は侯爵家で大変かわいがられていた。そんなアナイスに、とある同盟国の公爵家の当主との婚約が持ちかけられたのだが、アナイスは婿を取ってカサンドル家を継ぎたいからと男であるアリスティアに婚約を押し付けてしまう。アリスティアとアナイスは髪色以外は見た目がそっくりで、アリスティアは田舎に引っ込んでいたためいけてしまった。
アリスは自分の性別がバレたらどうなるか、また自分の呪われた黒を見て相手はどう思うかと心配になった。そして顔合わせすることになったが、なんと公爵家の執事長に性別が即行でバレた。
公爵家には公爵と歳の離れた腹違いの弟がいる。前公爵の正妻との唯一の子である。公爵は、正当な継承権を持つ正妻の息子があまりにも幼く家を継げないため、妾腹でありながら爵位を継承したのだ。なので公爵の後を継ぐのはこの弟と決まっている。そのため公爵に必要なのは同盟国の有力貴族との縁のみ。嫁が子供を産む必要はない。
アリスティアが男であることがバレたら捨てられると思いきや、公爵の弟に懐かれたアリスティアは公爵に「家同士の婚姻という事実だけがあれば良い」と言われてそのまま公爵家で暮らすことになる。
一方婚約者、二十五歳のクロヴィス・シリル・ドナシアンは嫁に来たのが男で困惑。しかし可愛い弟と仲良くなるのが早かったのと弟について黙って結婚しようとしていた負い目でアリスティアを追い出す気になれず婚約を結ぶことに。
これはそんなクロヴィスとアリスティアが少しずつ近づいていき、本物の夫婦になるまでの記録である。
小説家になろう様でも2023年 03月07日 15時11分から投稿しています。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

俺にとってはあなたが運命でした
ハル
BL
第2次性が浸透し、αを引き付ける発情期があるΩへの差別が医療の発達により緩和され始めた社会
βの少し人付き合いが苦手で友人がいないだけの平凡な大学生、浅野瑞穂
彼は一人暮らしをしていたが、コンビニ生活を母に知られ実家に戻される。
その隣に引っ越してきたαΩ夫夫、嵯峨彰彦と菜桜、αの子供、理人と香菜と出会い、彼らと交流を深める。
それと同時に、彼ら家族が頼りにする彰彦の幼馴染で同僚である遠月晴哉とも親睦を深め、やがて2人は惹かれ合う。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる