主人公の幼馴染みを好きになってしまった話

希望

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梨花との夜ごはん

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俺は粗から本屋に行って社会心理学のほんとかその他もろもろ役に立ちそうな本を買った。社会心理学は行動や仕草によって相手のことが分かるからだ。考えることが分かればアピールもしやすい。ふっこれで長濱さんも俺のものだ。俺に死角なし。

「ただいまー」

靴はあるな。今日は梨花がいるみたいだ。てことは今日は梨花の料理を食べれる。俺は気分が高騰してるのが分かる。梨花は俺に似ていなく美少女だ。これは身内フィルターをかかっていなくても客観的に見てもだ。しかも勉強も進学校のなかで学年で一番という完璧ぷりだ。運動神経も抜群でまさに絵に描いたような文武両道を体現している。俺に似ていないのは血が繋がっていないというのもあるけど。梨花はこの事を知らないが。唯一似てるところはアホ毛があるかどうかというところだ。神様は梨花に何物もあげている。まぁ文句なんかないけど。だけど毎週梨花に告白するやつがでてくるのはやめて欲しい。俺は妹を預けられるほどの奴にあっていないからまだ渡さん。

「お帰りお兄ちゃん、何だか嬉しそうだね」

「ああ、俺にもまだチャンスがあると知ったからな」

「もしかして長濱さん振られたの?」

さっきの言葉だけで分かるのかよ。察しがよすぎない。俺ふあっとした感じで言ったんだけど。でも知られたなら本当のことを言おう。

「ああそうだ。傷心中の長濱さんにアピールしようと思ってな」

チャンスは限られている。他の奴も長濱さんの様子でじきに気づくだろう。長濱さんは学年で一番人気があるからな。アピールする奴はかなり多い。

「うわーお兄ちゃん性格悪いよ」

「戦力的だと言えよ。お兄ちゃんそんなドン引きしながら言われると傷つくよ」

めちゃくちゃドン引きされた。そんなに悪くないと思うんだが。いや悪いな。でも長濱さんに振り向いてもらうにはこれしかない。

「まぁいいや夜ごはんはカレーでいい?」

俺が傷ついているのに華麗にスルーされた。もしかしてお兄ちゃんがショックを受けてもどうでもいいってこと?なにそれお兄ちゃんショックで動けない。だかここはぶり返しても仕方ないし普通に答えよう。

「いいぞ、今日はカレーが食べたい気分だったしな」

「それならよかった。模試食べたくないって言ったらお兄ちゃんに材料を買ってもらうつもりだったから」

俺を顎で使うつもりだったのか。まぁ別にいいんだけど、いつも作ってもらってるしそれくらいならお安いご用だ。だがめんどくさいからって一週間分の材料を買わせるのは勘弁して欲しい。あれ重いんだよ。自転車でもね。

「野菜はあるか?」

カレーといえばやはりサラダがあった方がいい。健康的だ。

「あるよ。サラダだよね。もう作ってあるよ」

今ので伝わるなんて以心伝心だな。将来梨花が結婚したらこんな感じで話すのだろうか?まだ梨花と付き合う奴も認めないぞ。俺の目が黒い内はな。

「お兄ちゃんなんかキモいこと考えているでしょ」

今日一度目のジト目いただきました。この言い方だと毎日ジト目もらってるみたいだな。まぁジト目されてるんだけど。

「考えてないぞ。梨花がお嫁に行って欲しくないと思っただけだ」

すると梨花はなにかをぶつぶつ呟いていた。怒るほどそんなにキモいか?キモいですねごめんなさい。シスコン過ぎるのも直さないとなぁ。

「もうお兄ちゃんそいうこと急にいうのやめてよね」

「ああ分かったよ。そろそろ中に上がるわ。カレー大丈夫なのか?」

「あ、忘れていた」

そう言って梨花は急いでカレーを確かめた。梨花はおっちょこちょいのところがあるのだ。まぁそこが可愛いんだけど。何回かハンバーグをケータイ見てたら焦がしたことがあるからな。俺は靴を脱ぎ二階に上がりリュックを置いた。

社会心理学の本は後で読もう。俺は制服を脱いで部屋着に着替えた。しばらくの間フランス語の単語をやっていた。

すると梨花からもうできるよーと呼んでもらったので俺は階段を下りて奥の部屋に入り右の席に座った。カレーのいい匂いが漂ってきた。匂いを嗅いでいるとお腹が減ってくる。

「お兄ちゃんカレーできたよ」

俺は台所に行き、カレーを取りにいった。するとカレーをよそってある皿を梨花は渡してきた。梨花のカレーは俺は好きだ。梨花の料理のなかでもトップ10に入るほど美味しい。店に出せるレベルだ。俺は二人分の彼を奥の部屋に持っていって対面上に置いた。すると梨花はお盆をもってサラダをそれぞれの席の前に置いた。

俺はいただきますと言って食べ始めた。うん口の中に辛さが広がって美味しい。俺は辛いのが好きだ。カレーはやっぱ辛口じゃないとな。インドのカレーも辛口だときくし。

「お兄ちゃんどうやって長濱さんを落とすつもりなの?まだ諦めてないんでしょ長濱さん」

長濱さんのことだし諦めてないのは分かっている。諦めが悪いって有名だし。だが人は傷ついている時に優しくされると惚れやすくなるものだ。つまり俺は長濱さんに寄り添うように優しくすれば落ちる可能性はあるってことだ。

「とりあえず優しくして。だんだん落としてみるよ」

現状森田は優しく時に強いぐらいしか分からないから突破口がそれくらいしかないというのもあるが。

俺たちはそれから学校のことなどを話していた。諦めの悪い男が何回も告白してきてうざいとか。そろそろ制裁を食らわせた方がいいだろうか。梨花に付く虫は俺が払う。

俺は食べ終わると梨花の分の皿も洗いにキッチンにいった。皿を洗っていると梨花がテレビを見ながらるんちゃんでているよと言った。

るんだと、これは早く洗い終えなければ。俺は素早く洗い終えてタオルを持ってテレビの前に陣取った。るんは目がぱっちりとしていて小柄で俺の理想の顔をした美少女だ。

るんのダイナミックなダンスを見ながら俺はタオルを振り回す。梨花はなれているのかそれに一切の反応を示さずテレビを見ている。曲が終わりるんが笑顔見せてアナウンサーと話す。るんは天使だ。






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