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朝から長濱さんに会えるなんてついてるな
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俺は今自転車で一生懸命に漕いでいる。るんの踊ってる姿を見たら冠番組を見たくなって、夜更かしをしてしまって寝坊したからだ。梨花からはなかなか起きないから先行ってるよというラインが入っていた。
梨花は頑張って俺を起こそうとしたが、なかなか起きず諦めたのだろう。俺は目覚ましをつけても起きれないからな。
何とか電車の時間に間に合ったようだ。遅刻の理由がるんが可愛すぎてとか笑われること必至
だからな。なんとか間に合ってよかった。駐輪場に自転車を置き、駅に入った。
駅内にはたくさんの人がいた。まぁこの時間はギリギリ学校に間に合う時間だから人がたくさんいるのだろう。俺はいっつもこれより前の電車に乗っている。人が多いと痴漢に間違われる可能性があるからだ。すぐに電車が着たので俺は乗った。
俺は携帯でニュースサイトを見ていると、肩を叩かれた。俺は知り合いかと思ったが、学校には長濱さんと梨花ぐらいしか知っている人はいない。悲しきかなボッチは。俺は怪訝に思いながらも後ろを振り返ると笑顔の長濱さんがいた。
まじか、朝から長濱さんに会えるとかギリギリに来てよかったわ。やっぱりるんの紡ぐ縁は最高だ。
「おはよう尾関くん」
「おはよう長濱さん」
最高の気分だったが、昨日見た告白を思いだし罪悪感を感じ始めた。告白を盗み見なんて知られたら幻滅されるだろう。だがあれは俺が振り向かせようと思ったことなのだ。だからあれは必要なことだと無理矢理自分を納得させた。
「きゃっ」
電車が揺れて長濱さんがこっちに倒れてきたので俺は咄嗟に長濱さんをハグして倒れるのを防いだ。すごいい匂いがする。フローラの香りだろうか。それにマシュマロのようにからだが柔らかい。本当に同じ人間なのかと思うほどだ。だが冷静になり今の体制を客観視して好きでもないやつに抱き止められてるって嫌だよなと思い慌てて離した。もうちょいこの感触を味わいたかったが。
「急にごめんな。嫌だったよな」
顔は茹でダコのように真っ赤だしこれは怒っているよな。これからすかれようと思ったのにいきなりやらかすとかまずったな。
「恥ずかしかったけど別に嫌だった訳じゃないよ。ハグシテもらえなかったらどこかにぶつかっていただろうし」
好きでもない男に触られても怒らないとか天使じゃん。むしろ何をしたら怒るのか不明なレベル。
「良かったわ怒ってなくて」
「このくらいじゃ怒らないよ」
なかにはいるんだよ守ってあげたのに痴漢とか叫ぶやつ。俺が前にこけそうになっていた人を支えてあげたらセクハラよとか湯って警察署まで同行されたからな。まぁちゃんと弁明をして警察官に無罪だと解放してくれたが。あの女性は不満そうだったがな。恐らく示談でお金を取ろうとしたんだろう。まぁそいうことがあるから怒らないやつは珍しいのだ。
「そういえば長濱さんっていつもこの時間に乗っているの?」
もしそうだとしたら明日からは今日と同じ時間に乗るんだが。そうすれば長濱さんのを拝むことができる。しかも朝からだ。憂鬱な学校も毎日が楽しくなる。
「違うよー。昨日は眠れなくて寝坊したんだよ」
無理矢理明るそうな顔をして長濱さんは言った。しまったと俺は思った。昨日振られたことは分かっていたのだから一晩中泣いてることくらい予測できたのに。長濱さんが悲しみを思い出すようなことを言ってしまったことに後悔の念を抱いた。なんとか話題を変えよう。
「そういえば長濱さんって櫻坂好きなんだよな。誰が推しなんだ?」
長濱さんが友達と話していた内容を思い出し、話題を変えた。なぜ友達同士の話題を知っているかって?席が近かったから少しでも情報を集めるために盗み聞きしてたんだよ。長濱さんの好みを知るためにな。だが長濱さんのまわりにはいつも人が集まるから話しかけられないから使う機会がなかったが。誰が来ても話しかければいいって?そんなの無理だ。リア充の集団にぼっちが話しかけられるわけないだろ。俺は溶けちゃうよ。リア充の熱気に当てられて。
「るんちゃんとなーこかな」
なにるんだと同じじゃん。運命を感じるわ。やっぱるんの可愛さは女子にも通用するんだな。あのんふふという笑いかたは最高に可愛い。長濱さんの笑顔もるんの笑顔に匹敵するが。
「俺もるん好きなんだよ。あのぱっちりとした目。背は小さいのにダイナミックな存在感のあるダンス。最高だよな」
「うん分かるよ。るんちゃんのダンスって背が小さい人にも希望を与えるよね」
分かっているなー長濱さんは。俺は今までるんが好きな人をネットやtwiteerでしか見たことないから共通の推しで嬉しい。まぁいないのは俺に友達がいないだけだが。ほっちて好きなものの話ができないから無性に友達が欲しくなったりするだよなー。だが友達ではないが長濱さんと好きなアイドルのを話せて嬉しいわ。
「俺も背が160センチぐらいしかないから希望を与えてもらっている」
長濱さんも推定160センチぐらいだから目線は同じだ。ちなみにるんの身長は149センチだ。男にしては俺の身長は小さい。だから背が小さいるんが160センチ以上ある人たちとセンターでダンスをしていると背が低い人でもセンターであれだけ存在感を出せて堂々と踊れるのかと希望をもらえる。背が小さくても強みがあれば負けないと。
それからるんのことや他の櫻坂の話をしていると、あっという間に駅に着いた。俺達は電車を出たあとも喋りながら学校に向かった。
「尾関くんってすごい櫻坂のことが好きなんだね」
「ファン歴は短いが、るんに対する知識ならその辺のファンには負けないぞ」
ちなみに長濱さんもにたいしてもそこら辺の顔だけです気になったやつには熱量では負けない。長濱さんの顔も好みだが、誰にでも優しく、時々抜けてる性格もタイプだ。ルックスもアイドル顔負けだ。俺は面食いのめんもあるが性格も好きにならなきゃ好きにはならない。なにもかも理想なのだ。
梨花は頑張って俺を起こそうとしたが、なかなか起きず諦めたのだろう。俺は目覚ましをつけても起きれないからな。
何とか電車の時間に間に合ったようだ。遅刻の理由がるんが可愛すぎてとか笑われること必至
だからな。なんとか間に合ってよかった。駐輪場に自転車を置き、駅に入った。
駅内にはたくさんの人がいた。まぁこの時間はギリギリ学校に間に合う時間だから人がたくさんいるのだろう。俺はいっつもこれより前の電車に乗っている。人が多いと痴漢に間違われる可能性があるからだ。すぐに電車が着たので俺は乗った。
俺は携帯でニュースサイトを見ていると、肩を叩かれた。俺は知り合いかと思ったが、学校には長濱さんと梨花ぐらいしか知っている人はいない。悲しきかなボッチは。俺は怪訝に思いながらも後ろを振り返ると笑顔の長濱さんがいた。
まじか、朝から長濱さんに会えるとかギリギリに来てよかったわ。やっぱりるんの紡ぐ縁は最高だ。
「おはよう尾関くん」
「おはよう長濱さん」
最高の気分だったが、昨日見た告白を思いだし罪悪感を感じ始めた。告白を盗み見なんて知られたら幻滅されるだろう。だがあれは俺が振り向かせようと思ったことなのだ。だからあれは必要なことだと無理矢理自分を納得させた。
「きゃっ」
電車が揺れて長濱さんがこっちに倒れてきたので俺は咄嗟に長濱さんをハグして倒れるのを防いだ。すごいい匂いがする。フローラの香りだろうか。それにマシュマロのようにからだが柔らかい。本当に同じ人間なのかと思うほどだ。だが冷静になり今の体制を客観視して好きでもないやつに抱き止められてるって嫌だよなと思い慌てて離した。もうちょいこの感触を味わいたかったが。
「急にごめんな。嫌だったよな」
顔は茹でダコのように真っ赤だしこれは怒っているよな。これからすかれようと思ったのにいきなりやらかすとかまずったな。
「恥ずかしかったけど別に嫌だった訳じゃないよ。ハグシテもらえなかったらどこかにぶつかっていただろうし」
好きでもない男に触られても怒らないとか天使じゃん。むしろ何をしたら怒るのか不明なレベル。
「良かったわ怒ってなくて」
「このくらいじゃ怒らないよ」
なかにはいるんだよ守ってあげたのに痴漢とか叫ぶやつ。俺が前にこけそうになっていた人を支えてあげたらセクハラよとか湯って警察署まで同行されたからな。まぁちゃんと弁明をして警察官に無罪だと解放してくれたが。あの女性は不満そうだったがな。恐らく示談でお金を取ろうとしたんだろう。まぁそいうことがあるから怒らないやつは珍しいのだ。
「そういえば長濱さんっていつもこの時間に乗っているの?」
もしそうだとしたら明日からは今日と同じ時間に乗るんだが。そうすれば長濱さんのを拝むことができる。しかも朝からだ。憂鬱な学校も毎日が楽しくなる。
「違うよー。昨日は眠れなくて寝坊したんだよ」
無理矢理明るそうな顔をして長濱さんは言った。しまったと俺は思った。昨日振られたことは分かっていたのだから一晩中泣いてることくらい予測できたのに。長濱さんが悲しみを思い出すようなことを言ってしまったことに後悔の念を抱いた。なんとか話題を変えよう。
「そういえば長濱さんって櫻坂好きなんだよな。誰が推しなんだ?」
長濱さんが友達と話していた内容を思い出し、話題を変えた。なぜ友達同士の話題を知っているかって?席が近かったから少しでも情報を集めるために盗み聞きしてたんだよ。長濱さんの好みを知るためにな。だが長濱さんのまわりにはいつも人が集まるから話しかけられないから使う機会がなかったが。誰が来ても話しかければいいって?そんなの無理だ。リア充の集団にぼっちが話しかけられるわけないだろ。俺は溶けちゃうよ。リア充の熱気に当てられて。
「るんちゃんとなーこかな」
なにるんだと同じじゃん。運命を感じるわ。やっぱるんの可愛さは女子にも通用するんだな。あのんふふという笑いかたは最高に可愛い。長濱さんの笑顔もるんの笑顔に匹敵するが。
「俺もるん好きなんだよ。あのぱっちりとした目。背は小さいのにダイナミックな存在感のあるダンス。最高だよな」
「うん分かるよ。るんちゃんのダンスって背が小さい人にも希望を与えるよね」
分かっているなー長濱さんは。俺は今までるんが好きな人をネットやtwiteerでしか見たことないから共通の推しで嬉しい。まぁいないのは俺に友達がいないだけだが。ほっちて好きなものの話ができないから無性に友達が欲しくなったりするだよなー。だが友達ではないが長濱さんと好きなアイドルのを話せて嬉しいわ。
「俺も背が160センチぐらいしかないから希望を与えてもらっている」
長濱さんも推定160センチぐらいだから目線は同じだ。ちなみにるんの身長は149センチだ。男にしては俺の身長は小さい。だから背が小さいるんが160センチ以上ある人たちとセンターでダンスをしていると背が低い人でもセンターであれだけ存在感を出せて堂々と踊れるのかと希望をもらえる。背が小さくても強みがあれば負けないと。
それからるんのことや他の櫻坂の話をしていると、あっという間に駅に着いた。俺達は電車を出たあとも喋りながら学校に向かった。
「尾関くんってすごい櫻坂のことが好きなんだね」
「ファン歴は短いが、るんに対する知識ならその辺のファンには負けないぞ」
ちなみに長濱さんもにたいしてもそこら辺の顔だけです気になったやつには熱量では負けない。長濱さんの顔も好みだが、誰にでも優しく、時々抜けてる性格もタイプだ。ルックスもアイドル顔負けだ。俺は面食いのめんもあるが性格も好きにならなきゃ好きにはならない。なにもかも理想なのだ。
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