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第14話 重苦しい空気と外出
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翌日は朝からのシフトだったので、午後七時過ぎには帰宅する。
姉妹はお腹を空かせているだろうが、毎日惣菜ではすぐに財布が空になるので簡単な料理を作るつもりだった。
悩んだ末に決めたメニューは、具だくさんな上に子供が喜びそうで栄養も取れるおでんだった。
カレーや焼きそば、オムライスなどはすでに食べさせてあるのでそれくらいしか思いつかなかった。
主婦ではなく、料理にまめでもなかった透のレパートリーは極端に少ないのだ。
ドアを開けて家の中に入った瞬間に、これまでとは違うどことなく重苦しさを含んだ空気感に気づく。
不思議がる透が見つけたのは、泣きべそをかいた後みたいに目を真っ赤にして唇を尖らせる奈流と、美少女然とした顔立ちを険しく歪める里奈だった。
原因を聞こうとも考えたが、過干渉になるかもしれない。どちらかが助けを求めてくるまでは傍観しておこう。
そう決めた透はおでんを作ると告げた。
「わかりました」
返事をして手伝おうとする里奈。
奈流も続くが二人の間に会話はない。明らかに普段と違っていた。
それでも何も言わず、おでんの素を使った調理を終えて三人で夕食にする。
結構な量を作ったので翌日の夜も食べられる。透の場合は仕事が休みなので昼食にもするつもりだった。
食べ終われば皆で後片付けをして銭湯に行く。
帰ってくればあとは自由時間だ。姉妹は二階へ。透は一階で過ごす。
すでに午後九時を過ぎているので、姉妹はすぐに眠るはずだ。いつも十時前には物音が聞こえなくなる。
だが今日は違った。普段は手伝いが終われば透に遠慮して居間に近づかない里奈が、意を決したような顔でやってきた。
「どうかしたのか?」
話があるという感じだったので、透は座布団を用意して座らせる。
「あの。チョコレートありがとうございました」
そんなことかと思ったが、ようやく姉妹間の変な空気の原因に思い当たる。
「まさか、あれのせいで喧嘩したのか?」
「お気持ちは嬉しいのですが、なるべくああいった行動は遠慮してもらえると助かります」
透の質問への答えではなく、里奈が本題を切り出した。
「一度買って貰えると知れば奈流は我儘になって。私の言うことを聞かずにきっと迷惑をかけてしまいます。無理を言って置いてもらってるのに、これ以上お兄ちゃんの負担になりたくないんです」
悲壮感漂うお願いだった。
そこまで我慢しなくともと思うが、食費が火の車になるのは事実。ただでさえ透は神崎律子に貯金全額を支払ってしまっているのだ。
里奈もそのことを知っているからこそ、迷惑をかけたくないという気持ちが強いのだろう。
「……わかった。余計な真似をして悪かったな。今後は控えるよ」
「すみません。せっかく気を遣ってくれたのに。ごめんなさい」
何度も謝ってから、話は終わったとばかりに里奈は二階へ戻った。
なんだか切ない気持ちになった透は、冷えたジャスミンティーでも飲もうと冷蔵庫を開ける。
中には真ん中から割られたミルクチョコレートが手付かずで残っていた。
■
「いってきます」
翌朝になって登校する姉妹を見送る。
喧嘩をしたわけではないのだが、なんとなく落ち着かない。
ため息をついた透は居間で仰向けになる。
誰かと一緒に暮らすというのは難しい。
血の繋がった親とだって気まずくなったりするのだ。異母の姉妹とではこうなるのも無理はないのかもしれない。
どうしようと考えても簡単に解決策を導ける問題ではない。とりあえずは流れに任せるしかないだろう。
直面している問題を棚に置き、代わりに今日の休日をどうしようかと悩む。
だが、透が決断する必要はなかった。
来客など滅多に来なかった立花家のドアが、毎日の恒例行事になったかのようにノックされる。
一瞬、綾乃かと思ったが、校長の彼女はこの時間ならすでに勤務先の小学校で児童が登校するのを待っているはずだ。
近所の人が回覧板でも渡しに来たのだろうか。首を捻りながらドアを開ける。
「おはよう。準備は出来ているか?」
外に立っていたのは奏だった。スラリとした体躯ながら、出るべきところが出ているのは黒のパンツスーツ越しでもよくわかる。
だが、奏が朝から訪ねて来るという話は聞いておらず、見惚れている場合ではなかった。
「準備って、何のことですか?」
聞き返す透に、奏も不思議そうにする。
「聞いてないのか?」
「誰にですか?」
質問だけで会話が行われるという、奇妙な展開が続く。
先に状況を把握したらしい奏が、瞼を閉じて軽くふうと息を吐く。
「私の母にだ。君の布団が姉妹に占拠されたから、代わりのを買うのを付き合ってやれと言われたんだ。気に入ったのがあって購入した場合、車のない立花君では持ち運びが大変だろうとな。君の様子を見る限り、本当に何も聞いてないみたいだな。あとで母にお仕置きをしておこう」
実の母親にどんなお仕置きをするつもりなのかは怖くて聞けないが、新しい布団を必要としているのは確かだった。
貯金用の口座は空になってしまったが、毎月の給料が振り込まれる支払い用の口座には残高がある。
今後の生活を考えれば無駄遣いはできないが、睡眠の質を維持するのは大事だ。
節約を頑張った結果、体調を崩して仕事に悪影響を及ぼしたら何にもならない。
「それでどうする? 母に言われたので車は用意してあるんだが」
奏の背後にはシルバーの車が見える。最近よく町中で走ってるのを見かけるコンパクトカーと呼ばれるタイプのものだった。
事前に教えられていなかったとはいえ、綾乃の好意には違いない。せっかくの機会なので有効活用させてもらおうと決める。
「主任にはご迷惑かと思いますが、お願いしてもいいですか?」
「ああ、もちろんだ。なら早く準備をしてくれ」
女性と違って化粧をする必要もなく、ジーンズとワイシャツという服装にも着替えている。財布さえ持てば、すぐにでも外へ出られた。
車に乗り込むと、ふわりと良い香りが漂ってくる。嗅ぎ覚えがあるので鼻を反応させていると、所有者の奏がどうかしたかと尋ねてきた、
「主任のにおいがするなと思って」
「におい? そんなはずはない。今朝もきちんとシャワーを浴びているし、接客業をしている以上、身だしなみには十分気を遣っている」
奏がむっとしたので、慌てて透はそういうことを言いたかったのではないと謝罪する。
「すみません。車内の良い香りが普段から嗅いでいるにおいに似ていたので、何かと考えたら主任が思い当たったんです」
「なるほど。そういうことか。つまり普段から私のにおいを――!?」
途中で声が裏返り、透の見ている前で奏の顔が変色する。実に鮮やかな紅色だ。
「き、君は何を言っているんだ。さてはあれか、変態か。まさか毎日私のにおいを嗅いで欲望を滾らせているのか。なんということだ。私はそんな男と車内という狭い密室で二人きりになってしまったのか」
矢継ぎ早に言葉が出てくる。
普段の凛とした姿からは、想像もつかないほどパニクっていた。
伝染したわけではないが、元々あがり症でもある透も瞬く間に平常心を失う。
「ち、違いますよ。そんな変な意味じゃなくて、単純に主任のにおいは心安らぐというか……いや、駄目だ。これじゃまた変態扱いされる。どうしたらいいんだ!」
「どうしたら!? やはり私に手を出すつもりなのか! くっ。運転中ではろくな抵抗も出来ない! さてはこの瞬間をずっと狙っていたな。なんという狡猾な男か! いいだろう。この場は君の勝ちだ。だが生半可な覚悟では私に触れない方がいい。二十五年間に渡って結果的に純潔を守ってきた女の情念は、君が考えているほど甘くはないぞ!」
鋭く睨みつけられ、ますます透は動転する。
「ど、どうして純潔だのどうのという話になるんですか! それに俺だって……ん? 純潔ってことは、主任は……」
「言うな! 恥辱を与えて私をもてあそぶとは趣味が悪いぞ。はっ! まさかこれも立花君の癖の一つか!」
「だから何でそういう話になるんですか! 俺はただ単純に、主任がそばにいる時に漂ってくる香りが好きだって言っただけです!」
力一杯言ったおかげか、運転中の奏は多少であっても平静さを取り戻したみたいだった。
「そうか。立花君は私の香りがす――好きィ!?」
意図せず発した単語が、またしても普段は冷静沈着な女主任の平常心を奪ってしまう。
「こ、こここんな状況で君は何をこ、ここ告白しているんだ。わ、私にだって心の準備というものがだな、いや、違う。何だ。私はどうすればいいんだ。教えてくれ、立花君!」
「とりあえず前見て運転してくださいっ! 信号赤です、赤っ!」
「うわっ! ブレーキを踏むから体を固定してくれ!」
赤色を灯している信号機の前で車は急停止し、透と奏は揃って前のめりになるような体勢で荒い呼吸を繰り返す。
やがて徐々に動揺が収まってくると、どちらからともなく笑い出した。
姉妹はお腹を空かせているだろうが、毎日惣菜ではすぐに財布が空になるので簡単な料理を作るつもりだった。
悩んだ末に決めたメニューは、具だくさんな上に子供が喜びそうで栄養も取れるおでんだった。
カレーや焼きそば、オムライスなどはすでに食べさせてあるのでそれくらいしか思いつかなかった。
主婦ではなく、料理にまめでもなかった透のレパートリーは極端に少ないのだ。
ドアを開けて家の中に入った瞬間に、これまでとは違うどことなく重苦しさを含んだ空気感に気づく。
不思議がる透が見つけたのは、泣きべそをかいた後みたいに目を真っ赤にして唇を尖らせる奈流と、美少女然とした顔立ちを険しく歪める里奈だった。
原因を聞こうとも考えたが、過干渉になるかもしれない。どちらかが助けを求めてくるまでは傍観しておこう。
そう決めた透はおでんを作ると告げた。
「わかりました」
返事をして手伝おうとする里奈。
奈流も続くが二人の間に会話はない。明らかに普段と違っていた。
それでも何も言わず、おでんの素を使った調理を終えて三人で夕食にする。
結構な量を作ったので翌日の夜も食べられる。透の場合は仕事が休みなので昼食にもするつもりだった。
食べ終われば皆で後片付けをして銭湯に行く。
帰ってくればあとは自由時間だ。姉妹は二階へ。透は一階で過ごす。
すでに午後九時を過ぎているので、姉妹はすぐに眠るはずだ。いつも十時前には物音が聞こえなくなる。
だが今日は違った。普段は手伝いが終われば透に遠慮して居間に近づかない里奈が、意を決したような顔でやってきた。
「どうかしたのか?」
話があるという感じだったので、透は座布団を用意して座らせる。
「あの。チョコレートありがとうございました」
そんなことかと思ったが、ようやく姉妹間の変な空気の原因に思い当たる。
「まさか、あれのせいで喧嘩したのか?」
「お気持ちは嬉しいのですが、なるべくああいった行動は遠慮してもらえると助かります」
透の質問への答えではなく、里奈が本題を切り出した。
「一度買って貰えると知れば奈流は我儘になって。私の言うことを聞かずにきっと迷惑をかけてしまいます。無理を言って置いてもらってるのに、これ以上お兄ちゃんの負担になりたくないんです」
悲壮感漂うお願いだった。
そこまで我慢しなくともと思うが、食費が火の車になるのは事実。ただでさえ透は神崎律子に貯金全額を支払ってしまっているのだ。
里奈もそのことを知っているからこそ、迷惑をかけたくないという気持ちが強いのだろう。
「……わかった。余計な真似をして悪かったな。今後は控えるよ」
「すみません。せっかく気を遣ってくれたのに。ごめんなさい」
何度も謝ってから、話は終わったとばかりに里奈は二階へ戻った。
なんだか切ない気持ちになった透は、冷えたジャスミンティーでも飲もうと冷蔵庫を開ける。
中には真ん中から割られたミルクチョコレートが手付かずで残っていた。
■
「いってきます」
翌朝になって登校する姉妹を見送る。
喧嘩をしたわけではないのだが、なんとなく落ち着かない。
ため息をついた透は居間で仰向けになる。
誰かと一緒に暮らすというのは難しい。
血の繋がった親とだって気まずくなったりするのだ。異母の姉妹とではこうなるのも無理はないのかもしれない。
どうしようと考えても簡単に解決策を導ける問題ではない。とりあえずは流れに任せるしかないだろう。
直面している問題を棚に置き、代わりに今日の休日をどうしようかと悩む。
だが、透が決断する必要はなかった。
来客など滅多に来なかった立花家のドアが、毎日の恒例行事になったかのようにノックされる。
一瞬、綾乃かと思ったが、校長の彼女はこの時間ならすでに勤務先の小学校で児童が登校するのを待っているはずだ。
近所の人が回覧板でも渡しに来たのだろうか。首を捻りながらドアを開ける。
「おはよう。準備は出来ているか?」
外に立っていたのは奏だった。スラリとした体躯ながら、出るべきところが出ているのは黒のパンツスーツ越しでもよくわかる。
だが、奏が朝から訪ねて来るという話は聞いておらず、見惚れている場合ではなかった。
「準備って、何のことですか?」
聞き返す透に、奏も不思議そうにする。
「聞いてないのか?」
「誰にですか?」
質問だけで会話が行われるという、奇妙な展開が続く。
先に状況を把握したらしい奏が、瞼を閉じて軽くふうと息を吐く。
「私の母にだ。君の布団が姉妹に占拠されたから、代わりのを買うのを付き合ってやれと言われたんだ。気に入ったのがあって購入した場合、車のない立花君では持ち運びが大変だろうとな。君の様子を見る限り、本当に何も聞いてないみたいだな。あとで母にお仕置きをしておこう」
実の母親にどんなお仕置きをするつもりなのかは怖くて聞けないが、新しい布団を必要としているのは確かだった。
貯金用の口座は空になってしまったが、毎月の給料が振り込まれる支払い用の口座には残高がある。
今後の生活を考えれば無駄遣いはできないが、睡眠の質を維持するのは大事だ。
節約を頑張った結果、体調を崩して仕事に悪影響を及ぼしたら何にもならない。
「それでどうする? 母に言われたので車は用意してあるんだが」
奏の背後にはシルバーの車が見える。最近よく町中で走ってるのを見かけるコンパクトカーと呼ばれるタイプのものだった。
事前に教えられていなかったとはいえ、綾乃の好意には違いない。せっかくの機会なので有効活用させてもらおうと決める。
「主任にはご迷惑かと思いますが、お願いしてもいいですか?」
「ああ、もちろんだ。なら早く準備をしてくれ」
女性と違って化粧をする必要もなく、ジーンズとワイシャツという服装にも着替えている。財布さえ持てば、すぐにでも外へ出られた。
車に乗り込むと、ふわりと良い香りが漂ってくる。嗅ぎ覚えがあるので鼻を反応させていると、所有者の奏がどうかしたかと尋ねてきた、
「主任のにおいがするなと思って」
「におい? そんなはずはない。今朝もきちんとシャワーを浴びているし、接客業をしている以上、身だしなみには十分気を遣っている」
奏がむっとしたので、慌てて透はそういうことを言いたかったのではないと謝罪する。
「すみません。車内の良い香りが普段から嗅いでいるにおいに似ていたので、何かと考えたら主任が思い当たったんです」
「なるほど。そういうことか。つまり普段から私のにおいを――!?」
途中で声が裏返り、透の見ている前で奏の顔が変色する。実に鮮やかな紅色だ。
「き、君は何を言っているんだ。さてはあれか、変態か。まさか毎日私のにおいを嗅いで欲望を滾らせているのか。なんということだ。私はそんな男と車内という狭い密室で二人きりになってしまったのか」
矢継ぎ早に言葉が出てくる。
普段の凛とした姿からは、想像もつかないほどパニクっていた。
伝染したわけではないが、元々あがり症でもある透も瞬く間に平常心を失う。
「ち、違いますよ。そんな変な意味じゃなくて、単純に主任のにおいは心安らぐというか……いや、駄目だ。これじゃまた変態扱いされる。どうしたらいいんだ!」
「どうしたら!? やはり私に手を出すつもりなのか! くっ。運転中ではろくな抵抗も出来ない! さてはこの瞬間をずっと狙っていたな。なんという狡猾な男か! いいだろう。この場は君の勝ちだ。だが生半可な覚悟では私に触れない方がいい。二十五年間に渡って結果的に純潔を守ってきた女の情念は、君が考えているほど甘くはないぞ!」
鋭く睨みつけられ、ますます透は動転する。
「ど、どうして純潔だのどうのという話になるんですか! それに俺だって……ん? 純潔ってことは、主任は……」
「言うな! 恥辱を与えて私をもてあそぶとは趣味が悪いぞ。はっ! まさかこれも立花君の癖の一つか!」
「だから何でそういう話になるんですか! 俺はただ単純に、主任がそばにいる時に漂ってくる香りが好きだって言っただけです!」
力一杯言ったおかげか、運転中の奏は多少であっても平静さを取り戻したみたいだった。
「そうか。立花君は私の香りがす――好きィ!?」
意図せず発した単語が、またしても普段は冷静沈着な女主任の平常心を奪ってしまう。
「こ、こここんな状況で君は何をこ、ここ告白しているんだ。わ、私にだって心の準備というものがだな、いや、違う。何だ。私はどうすればいいんだ。教えてくれ、立花君!」
「とりあえず前見て運転してくださいっ! 信号赤です、赤っ!」
「うわっ! ブレーキを踏むから体を固定してくれ!」
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