55 / 1,235
二章 新しくも懐かしい日々
氾濫とは
しおりを挟む
「それでは、改めて最初から話したほうが、宜しいですか?」
「ああ、いや、大丈夫だ。聞いていたからな。
その、すまなかったな。どうしても聞き逃せなくて。」
ラルフは、犬、狼だろうか、はたまた猫だろうか。
外見に現れる特徴だけでは、種族までわからないが、頭頂部から伸びる、三角の耳を伏せながら、改めて先に責にいた5人に軽く頭を下げる。
「いえ、私達もこのような場所で話していますから、謝っていただくような事ではありませんよ。
私以外は、少し前から気が付いていたようですし。」
そういって、オユキがトモエ以外の面々を見ると、トラノスケは手を振っているが、残りの二人は苦笑いをしている。
どうやら、トラノスケは気が付いていなかったようだ。
「ええと、どこまで話していましたか。」
「ああ、見つけたときの状況を一通りだな。」
「そうでしたか。門番の方々も、変異種が現れるのがいつもより早く、町からあまりにも近い、それを気にされていたようでした。」
そこまで話が終わっているのであれば、後に続くものはほとんどない。
オユキがそう端的に説明して、口を閉ざすと、ミズキリは考えるように顎をさする。
彼は特に、これから調査として森に入る、その前提があるからこそ、判断材料は多く集めておきたいのだろう。
「ミズキリ、悩むことはないでしょう。ほぼ決まりよ。
前の氾濫から、少し短いのは気になるけれど、起こるとそう考えて調査したほうがいいわ。」
「ああ。そうだな。王種はどうだろうな。」
「そうなれば、私が森の声で気が付くわ。明日でわかるでしょう。」
こういった事に慣れているのだろう。
二人の会話には、特に力が入っている風でもなく、いつもの事、ただ妙な事態について考えている、そういった気楽さが見て取れる。
「なぁ、ミズキリさん、ルーリエラさん。
その調査、俺も連れてっちゃくれないか。」
「ギルドからの依頼でな、そっちに話を通してからなら構わないぞ。
耳と鼻は、やはり頼りになるしな。」
「そりゃそうだな。明日、朝、ギルドで落ち合おう、そこで聞いて駄目だったら仕方ないさ。
戦闘って面じゃ、足手まといにしかならないだろうしな。」
そんな話をしているところに、オユキはトラノスケに話しかける。
「トラノスケさんも今回が初めてですか?」
「ああ、前の防衛戦とは違って、年に一度、それくらいらしいからな。
ただ、この町では前にあったのは、半年ほど前と、そう聞いているな。」
「変異種も、本来の半分ほどの期間だったと聞きましたね。」
「成程。まぁ、そのあたりはわかる連中に任せるさ。
そんな事より、出来ることをやるほうが建設的だからな。」
そういって、トラノスケもあまり緊張感を見せずに、酒を呷る。
オユキ達より先輩だけあって、心構えもできているのだろう。
ただ、オユキ達にしても、少し困ることがあった。
「それにしても、防衛戦まで、狩りができないとなると、当座の分は問題ありませんが、なかなか厳しそうですね。」
オユキがトモエにちらりと視線を送りながら、そういえば、トモエも苦い顔で頷く。
先立つものは、確かにまだ二月程、この宿に泊まっても問題ないだけはあるが、こちらに来て、二人で得た金銭でとなると、あと三日ほどで尽きるだろう。
「そのような状況で、町の外で魔物を狩ってもいいと、許可が出るか、ですね。」
「まぁ、森はやめておけと言われるだろうな。
俺も、氾濫が近い森に入る気はないから、二人さえよければ、明日からしばらく一緒に動くか?」
「宜しいのですか?」
「ああ、いや、俺以外にも森迄は行きたくない、そう考える人間はそれなりにいるだろうからな、そいつらと組んで、ある程度の規模で森に入ってもいいのはいいが。
まぁ、そこで怪我でもしたらつまらないしな。」
「そうだな、やめておけ。」
そういって肩をすくめるトラノスケに、ミズキリが肩をすくめながら声をかける。
同席しているが、半々に分かれて話を進める形になっていたが、向こうでは、一度話が付いたのだろう。
「ほぼ決まりのようだからな。森から草原にグレイハウンドも出て来るだろう。
町の側でも、これまでより難易度は上がるだろうさ。
それに森の中は、それこそ、変異種に率いられた群れがいるかもしれない。
街の側でも、ある程度人数をそろえたほうがいい。明日、出る前にギルドに行けば、そのあたり詳しい話も聞けるだろうし、調整もしてくれるんじゃないか。
危険だと、そう門番が判断すれば、下手すりゃ出してもらえないぞ。」
「成程。そういう事でしたら、明日は、まずギルドに寄ってみましょうか。
トラノスケさんも、それで宜しいですか。」
「ああ、こういうことは先達に従うさ。
よくわからない人間が、浅知恵でどうこうするには、対価が重すぎる。
俺は、まだ当分死ぬ気はないからな。」
そうして話している様子を、ルーリエラとラルフは感心したように見る。
「その、あなた方の種族は、どうにも生き急ぐ方が多いように見えましたが、あなたの知り合いだからかしら。」
「そうだな。家の群れも、なんだかんだととりあえず突っ込んで、っていうのが主流だからなぁ。」
ラルフの言葉に、それは流石に、もう少しどうにかしたほうがいいのではないかと、そう思わないでもないが、それこそ種族差で、口を出す事でもないだろう、そう考えオユキはひとまずルーリエラに応える。
「どうでしょう。こう見えて見た目よりも長く生きていますので。
私も若いころ、この見た目で言っても、説得力はないかもしれませんが、若いころにはそこそこに無鉄砲でしたよ。確かに、命のかかるような、そういった物からは遠ざかる、その程度の分別は持っていたように思いたいですが。」
「ああ、ミズキリも見た目より年を重ねたといっていたわね。
異邦人の特徴かしら。まぁ、見た目で言えば、オユキ程の見た目で、数百年を生きている花精もいるし、あまり気にしなくてもいいんじゃないかしら。
いえ、あなたが気にするなら、失礼だったかもしれないけれど。」
「気にしていませんよ。それよりも、氾濫ですか、町に危険はないのでしょうか。」
オユキがそう聞けば、それに関してはミズキリもルーラリエも軽く答える。
「ああ、壁の中は問題ない。そのためにあの冗談みたいに強い門番たちがいるし、傭兵ギルドの手練れもいる。
ただ、まぁ町の広さに対して、人手が足りないのは事実だからな。
壁が壊されないにしても、傷は入るだろうし、町の外には被害も出るだろう。」
「やむを得ませんか。」
「まぁ、町のすぐそばで、あの派手な火柱を上げるわけにもいきませんものね。」
「そうだな。正直、個人で威力のある、それこそ俺でもある程度の範囲をまとめて、そういった事はできるが、いかんせん、町の側だと巻き込むからな。そういった技は、加減が効くようなものじゃないからなぁ。」
そういってミズキリは腕を組み、難しい顔をする。
オユキにしても、ゲームの頃であれば、例えば数十mの範囲を一度に薙ぐ等、序の口、そういった技を身に着けてもいた。
確かにそれを、町のすぐそばで、何も考えずに振るえば、魔物よりも町に被害を出すことになるだろう。
「となると、派手な攻撃は群れに向けて、そういう事か?」
トラノスケの言葉に、ミズキリは難しい顔を崩さない。
「そうしたいが、森や草原に過剰な被害を出しても、また問題があるからな。
こう、上手い塩梅で、どうにかしなけりゃならん。
それさえなければ、ここの溢れぐらいなら、それこそこの町にいる上位の5,6人で片が付く。」
「私としても、あまり無為に草木を焼かれたり、傷つけられたりと、そういう姿は見たくないです。」
「ままならない物ですね。」
そう、一同で苦笑いをして、今日のところはお開きとなった。
明日、朝、ギルドでもう一度会おうと、そんな約束をして。
「ああ、いや、大丈夫だ。聞いていたからな。
その、すまなかったな。どうしても聞き逃せなくて。」
ラルフは、犬、狼だろうか、はたまた猫だろうか。
外見に現れる特徴だけでは、種族までわからないが、頭頂部から伸びる、三角の耳を伏せながら、改めて先に責にいた5人に軽く頭を下げる。
「いえ、私達もこのような場所で話していますから、謝っていただくような事ではありませんよ。
私以外は、少し前から気が付いていたようですし。」
そういって、オユキがトモエ以外の面々を見ると、トラノスケは手を振っているが、残りの二人は苦笑いをしている。
どうやら、トラノスケは気が付いていなかったようだ。
「ええと、どこまで話していましたか。」
「ああ、見つけたときの状況を一通りだな。」
「そうでしたか。門番の方々も、変異種が現れるのがいつもより早く、町からあまりにも近い、それを気にされていたようでした。」
そこまで話が終わっているのであれば、後に続くものはほとんどない。
オユキがそう端的に説明して、口を閉ざすと、ミズキリは考えるように顎をさする。
彼は特に、これから調査として森に入る、その前提があるからこそ、判断材料は多く集めておきたいのだろう。
「ミズキリ、悩むことはないでしょう。ほぼ決まりよ。
前の氾濫から、少し短いのは気になるけれど、起こるとそう考えて調査したほうがいいわ。」
「ああ。そうだな。王種はどうだろうな。」
「そうなれば、私が森の声で気が付くわ。明日でわかるでしょう。」
こういった事に慣れているのだろう。
二人の会話には、特に力が入っている風でもなく、いつもの事、ただ妙な事態について考えている、そういった気楽さが見て取れる。
「なぁ、ミズキリさん、ルーリエラさん。
その調査、俺も連れてっちゃくれないか。」
「ギルドからの依頼でな、そっちに話を通してからなら構わないぞ。
耳と鼻は、やはり頼りになるしな。」
「そりゃそうだな。明日、朝、ギルドで落ち合おう、そこで聞いて駄目だったら仕方ないさ。
戦闘って面じゃ、足手まといにしかならないだろうしな。」
そんな話をしているところに、オユキはトラノスケに話しかける。
「トラノスケさんも今回が初めてですか?」
「ああ、前の防衛戦とは違って、年に一度、それくらいらしいからな。
ただ、この町では前にあったのは、半年ほど前と、そう聞いているな。」
「変異種も、本来の半分ほどの期間だったと聞きましたね。」
「成程。まぁ、そのあたりはわかる連中に任せるさ。
そんな事より、出来ることをやるほうが建設的だからな。」
そういって、トラノスケもあまり緊張感を見せずに、酒を呷る。
オユキ達より先輩だけあって、心構えもできているのだろう。
ただ、オユキ達にしても、少し困ることがあった。
「それにしても、防衛戦まで、狩りができないとなると、当座の分は問題ありませんが、なかなか厳しそうですね。」
オユキがトモエにちらりと視線を送りながら、そういえば、トモエも苦い顔で頷く。
先立つものは、確かにまだ二月程、この宿に泊まっても問題ないだけはあるが、こちらに来て、二人で得た金銭でとなると、あと三日ほどで尽きるだろう。
「そのような状況で、町の外で魔物を狩ってもいいと、許可が出るか、ですね。」
「まぁ、森はやめておけと言われるだろうな。
俺も、氾濫が近い森に入る気はないから、二人さえよければ、明日からしばらく一緒に動くか?」
「宜しいのですか?」
「ああ、いや、俺以外にも森迄は行きたくない、そう考える人間はそれなりにいるだろうからな、そいつらと組んで、ある程度の規模で森に入ってもいいのはいいが。
まぁ、そこで怪我でもしたらつまらないしな。」
「そうだな、やめておけ。」
そういって肩をすくめるトラノスケに、ミズキリが肩をすくめながら声をかける。
同席しているが、半々に分かれて話を進める形になっていたが、向こうでは、一度話が付いたのだろう。
「ほぼ決まりのようだからな。森から草原にグレイハウンドも出て来るだろう。
町の側でも、これまでより難易度は上がるだろうさ。
それに森の中は、それこそ、変異種に率いられた群れがいるかもしれない。
街の側でも、ある程度人数をそろえたほうがいい。明日、出る前にギルドに行けば、そのあたり詳しい話も聞けるだろうし、調整もしてくれるんじゃないか。
危険だと、そう門番が判断すれば、下手すりゃ出してもらえないぞ。」
「成程。そういう事でしたら、明日は、まずギルドに寄ってみましょうか。
トラノスケさんも、それで宜しいですか。」
「ああ、こういうことは先達に従うさ。
よくわからない人間が、浅知恵でどうこうするには、対価が重すぎる。
俺は、まだ当分死ぬ気はないからな。」
そうして話している様子を、ルーリエラとラルフは感心したように見る。
「その、あなた方の種族は、どうにも生き急ぐ方が多いように見えましたが、あなたの知り合いだからかしら。」
「そうだな。家の群れも、なんだかんだととりあえず突っ込んで、っていうのが主流だからなぁ。」
ラルフの言葉に、それは流石に、もう少しどうにかしたほうがいいのではないかと、そう思わないでもないが、それこそ種族差で、口を出す事でもないだろう、そう考えオユキはひとまずルーリエラに応える。
「どうでしょう。こう見えて見た目よりも長く生きていますので。
私も若いころ、この見た目で言っても、説得力はないかもしれませんが、若いころにはそこそこに無鉄砲でしたよ。確かに、命のかかるような、そういった物からは遠ざかる、その程度の分別は持っていたように思いたいですが。」
「ああ、ミズキリも見た目より年を重ねたといっていたわね。
異邦人の特徴かしら。まぁ、見た目で言えば、オユキ程の見た目で、数百年を生きている花精もいるし、あまり気にしなくてもいいんじゃないかしら。
いえ、あなたが気にするなら、失礼だったかもしれないけれど。」
「気にしていませんよ。それよりも、氾濫ですか、町に危険はないのでしょうか。」
オユキがそう聞けば、それに関してはミズキリもルーラリエも軽く答える。
「ああ、壁の中は問題ない。そのためにあの冗談みたいに強い門番たちがいるし、傭兵ギルドの手練れもいる。
ただ、まぁ町の広さに対して、人手が足りないのは事実だからな。
壁が壊されないにしても、傷は入るだろうし、町の外には被害も出るだろう。」
「やむを得ませんか。」
「まぁ、町のすぐそばで、あの派手な火柱を上げるわけにもいきませんものね。」
「そうだな。正直、個人で威力のある、それこそ俺でもある程度の範囲をまとめて、そういった事はできるが、いかんせん、町の側だと巻き込むからな。そういった技は、加減が効くようなものじゃないからなぁ。」
そういってミズキリは腕を組み、難しい顔をする。
オユキにしても、ゲームの頃であれば、例えば数十mの範囲を一度に薙ぐ等、序の口、そういった技を身に着けてもいた。
確かにそれを、町のすぐそばで、何も考えずに振るえば、魔物よりも町に被害を出すことになるだろう。
「となると、派手な攻撃は群れに向けて、そういう事か?」
トラノスケの言葉に、ミズキリは難しい顔を崩さない。
「そうしたいが、森や草原に過剰な被害を出しても、また問題があるからな。
こう、上手い塩梅で、どうにかしなけりゃならん。
それさえなければ、ここの溢れぐらいなら、それこそこの町にいる上位の5,6人で片が付く。」
「私としても、あまり無為に草木を焼かれたり、傷つけられたりと、そういう姿は見たくないです。」
「ままならない物ですね。」
そう、一同で苦笑いをして、今日のところはお開きとなった。
明日、朝、ギルドでもう一度会おうと、そんな約束をして。
11
あなたにおすすめの小説
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる