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宿り木
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琥珀は渋い顔をしながら振り向いた。かっとなり、少しばかし言い過ぎたかもしれないと思い至ったのである。しかし、謝る筋合もない。俯かずに邪気払いを見届けた玉兎は、服の袖でごしごしと目元を擦った。
「あ、あのっ、」
「てめえの言いてえ事はわかるが、営みを考えろ。こいつらの骸は山へ返す。俺らが手を加えるのは、人里に知られちゃなんねえことだけだ。」
「あ…」
突き放すような物言いだった。しかし、睡蓮は泣かなかった。琥珀の言葉の意味をきちんと理解したからだ。この若天狗は、今一度睡蓮に教えたのである。優しいのが全て良い行いでは無いことを。
琥珀は体を穴だらけにされた猪の骸を見下ろした。鉄の、獣のような鋭い刃に穿たれた細い足首を見つめる。こんなものに不利にされ、そして小さな鉄の玉にその命の灯を奪われた。自然のまま、その生を終えることが贅沢に感じるほど、山の獣たちは虐げられている。
「くそ。こいつらも守れねえのに…総大将ってのは難儀なもんだな。」
「す、蘇芳様は違うよ!」
「あ?」
悔しそうな琥珀の顔に、睡蓮はつい口走ってしまった。だって、総大将だって全てを守れるわけではない。そんなもの、誰よりも里の妖かし達は理解していた。
「除け者で、爪弾きにされていた僕を里にひき入れてくださった。それだけじゃない、表面で穢が吹き上がらないのも、こうして蘇芳様が心を砕いてくださるからだよ!」
だって、恨みを持って死んだ獣から穢は生まれる。睡蓮は、他のお山を追われた獣たちだって何頭もここで生を終えているというのに、それでもこのお山の空気はとても澄んでいる。
「わかってんよ、そんなこと。親父が母さんと一緒にこの土地を護ってんことも。」
琥珀は睡蓮の言葉を黙って受け止めた。そして、二対の美しい瞳は睡蓮を射抜いた。見透かされるかのような、そんな瞳だ。琥珀の中に宿る妖かしの血が、濃くなったような、そんな気がした。
「俺は親父を卑下したんじゃねえ。ただ、見送ることしか出来ねえ遣る瀬無さを味わうくらいなら、違和感出ても墓の一つくらい建ててやりたかった。総大将に、その名の通りの権限があるなら、人目なんて気にしねえで供養してやりたかった。」
「あ…」
あのときの琥珀の言葉は、己に向けても言っていたのだろう。握り締めた琥珀の拳は小さく震えている。
「あ、あの!」
この天狗は怖い、怖いけど優しい。睡蓮は、どこか置いてけぼりのような、そんな寂寥感を滲ませる琥珀の腕に縋り付いた。この子の前では、泣いてはいけない。だって、人のために怒れる子だから、この子の心をすり減らしては行けないと思ったのだ。
唐突に睡蓮によって握り締められた腕。琥珀は自分にそんなことをしてくる妖かしは今まで居なかったらしい。少しだけ目を見張った後、振り払おうとしたのだが、自分よりも小さな妖かしがふるふると震えながら寄り添う様子に、馬鹿馬鹿しくなってやめたのだ。
「おい、離せ。俺はてめえの宿り木になるつもりはねえ。」
「僕が!僕が君の宿り木になるよ!」
「ああ!?なにトチ狂ったこと言いやがる!」
「ひゃ、っ…」
がなるような声色に、睡蓮は飛び上がった。そして、それでも決意は揺るがせないと心に決めたらしい。赤い瞳で琥珀を見上げると、睡蓮は初めて自分の意志を尊重した。
「君は、僕に怒ってくれただろ!だから、僕も君を怒ってあげられるような、そんな関係になりたい!」
「兎野郎が俺に説教…?てめえの尻も拭えねえ雑魚がか!笑わせるんじゃねえ!」
「笑えばいいさ!!僕が臆病なのは変わらないもの!でも、でも今は怖がってない!!」
睡蓮は必死で琥珀を見上げていた。琥珀の中の埋められない隙間を、敏感に察知してしまったからだ。その若い肩に載せられた時期総大将という重圧。産まれたときからの決まりごと。周りのものは、皆琥珀よりも年重が上のものばかりであった。だからだろう、琥珀は年齢の割には酷く老成をしていた、いや、そうならざる負えなかったのだ。
「てめえ、膝笑わせて良く言うぜ。」
「こっ、これは武者震いだもの!」
呆れた顔で睡蓮を見下ろした。松風以外で、こんなにぶつかってくるやつは初めてだったのだ。
「や、宿り木…ぼ、僕じゃ役不足だってわかってる…だから、と、友達になって!」
「ともだ、ち…?」
友達になってと言われたことなどない。琥珀はついぽかんとした顔をしてしまったのだが、睡蓮の酷く真剣な表情が面白すぎて、ちょっとだけ笑いそうになってしまった。ぴくんと睡蓮の耳が跳ねる。なんだかそれがしゃくで、琥珀はむすりとした。しおしおと落ち込む姿がこ気味いい、自分が同じ年嵩のものに対してはが悪くなるというのを初めて知った。なんだかそれすらも少しだけむかっ腹が立ってしまったのであった。
こうして、三年前に二人は出会った。結局その後は水喰が睡蓮をつれて家に遊びに来たり、由春が幸と共に天嘉に会いに来たりと、なんだかんだで顔を合わせる機会が増えてきて、次第に睡蓮も遠慮はなくなってきた。琥珀は、どんなに意地悪を言ってもめげなくなった睡蓮に絆されたのだ。だから、今はこうして素直になれている。
まあ、意地悪を言っているところを天嘉にバッチリ見られ、睡蓮の目の前でげんこつを喰らったのを、笑われてからは馬鹿馬鹿しくなった、というのが真相でもあるのだが。
「睡蓮、幸さんにこれ持ってけ。」
「あ、うん。」
先日の鱒のお礼に、天嘉が作った肉じゃがを持たされた睡蓮は、ぴすぴすと鼻を引くつかせる。相変わらず蘇芳殿のお嫁さまが作るお裾分けは美味そうである。肉じゃがは幸の好物でもあるので、きっとお喜びになるだろう。
睡蓮は背負っていた籠から風呂敷を取り出すと、たっぱーなる容器を恭しく包む。この透明な容器は、実に素晴らしい。蓋がついているので汁もこぼれないのだ。
「んな仰々しく包むかね。」
「天嘉殿のご飯はいっとう美味いからなあ。僕もこんなふうになりたいよ。」
「おめえも由春の世話焼いてんだから、飯炊きくらいするだろうよ。」
「うん、でも由春様は好き嫌いが多いから、まあなかなかに苦労はするかなあ。」
睡蓮の大好きな人参の金平も、野菜が甘いのはいかん!とかいって食わなかった。そんなことを思ってれば、なんだかそれが食いたくなってくる。睡蓮は帰りに人参でも買ってこようかと算段をつけると、よいしょっと籠を背負った。
「天嘉殿の具合は悪いのかい?」
「ああ、まあアレはどうってことねえな。親父がああした。」
「ええ、まあ、ご無理をなさらないでくださいと伝えておいてくれよ。」
「そりゃあいい、傑作かもしれねえ。」
睡蓮の本気の心配に、琥珀はゲラゲラと笑った。だって、あれはつまりそういう事だからだ。どうやら初心な兎は知らぬらしい。夫婦の営みに野暮を申すなと蘇芳が居たら宣っていたに違いない。
「んで、お前さんはどうすんだ。足の具合はもういいのかよ。」
「ああ、天嘉殿の貼り薬はすごいや!跳ねれはしないが痛くはないよ。」
ふにゃふにゃと笑いながら、睡蓮は草履を履いた足を上げてみる。生白い睡蓮の細い脚は実に柔らかそうで、つい琥珀の中の猛禽がクルルと疼いた。
「おっといけねえ、俺はこれから支度をしなくちゃなんねえから、もう、けぇんな。」
「ああ、つい立ち話しちまった、うん、時間取らせちまってごめんね。」
ぱちん、と結構な勢いで口を抑えた琥珀に、睡蓮はきょとんとした。
「まあ、あんま遅くまで暇を潰すなよ。由春にまたどやされるぞ。」
「うっ、肝に銘じておく…」
きろ、と琥珀の瞳が睡蓮を捉える。柔らかそうな髪の毛先をぴょこんと足の代わりに跳ねさせている。その長いお耳をへにょんと下げた睡蓮が、琥珀の視線に気づかぬまま帰り支度を済ませると、またねと呑気に手を振りひょこひょこと屋敷から出ていった。
片手を上げるだけで挨拶を終えた琥珀は、口から手を離す。その口元はへの字に曲がり、やけに不機嫌そうな面構えであった。
「あ、あのっ、」
「てめえの言いてえ事はわかるが、営みを考えろ。こいつらの骸は山へ返す。俺らが手を加えるのは、人里に知られちゃなんねえことだけだ。」
「あ…」
突き放すような物言いだった。しかし、睡蓮は泣かなかった。琥珀の言葉の意味をきちんと理解したからだ。この若天狗は、今一度睡蓮に教えたのである。優しいのが全て良い行いでは無いことを。
琥珀は体を穴だらけにされた猪の骸を見下ろした。鉄の、獣のような鋭い刃に穿たれた細い足首を見つめる。こんなものに不利にされ、そして小さな鉄の玉にその命の灯を奪われた。自然のまま、その生を終えることが贅沢に感じるほど、山の獣たちは虐げられている。
「くそ。こいつらも守れねえのに…総大将ってのは難儀なもんだな。」
「す、蘇芳様は違うよ!」
「あ?」
悔しそうな琥珀の顔に、睡蓮はつい口走ってしまった。だって、総大将だって全てを守れるわけではない。そんなもの、誰よりも里の妖かし達は理解していた。
「除け者で、爪弾きにされていた僕を里にひき入れてくださった。それだけじゃない、表面で穢が吹き上がらないのも、こうして蘇芳様が心を砕いてくださるからだよ!」
だって、恨みを持って死んだ獣から穢は生まれる。睡蓮は、他のお山を追われた獣たちだって何頭もここで生を終えているというのに、それでもこのお山の空気はとても澄んでいる。
「わかってんよ、そんなこと。親父が母さんと一緒にこの土地を護ってんことも。」
琥珀は睡蓮の言葉を黙って受け止めた。そして、二対の美しい瞳は睡蓮を射抜いた。見透かされるかのような、そんな瞳だ。琥珀の中に宿る妖かしの血が、濃くなったような、そんな気がした。
「俺は親父を卑下したんじゃねえ。ただ、見送ることしか出来ねえ遣る瀬無さを味わうくらいなら、違和感出ても墓の一つくらい建ててやりたかった。総大将に、その名の通りの権限があるなら、人目なんて気にしねえで供養してやりたかった。」
「あ…」
あのときの琥珀の言葉は、己に向けても言っていたのだろう。握り締めた琥珀の拳は小さく震えている。
「あ、あの!」
この天狗は怖い、怖いけど優しい。睡蓮は、どこか置いてけぼりのような、そんな寂寥感を滲ませる琥珀の腕に縋り付いた。この子の前では、泣いてはいけない。だって、人のために怒れる子だから、この子の心をすり減らしては行けないと思ったのだ。
唐突に睡蓮によって握り締められた腕。琥珀は自分にそんなことをしてくる妖かしは今まで居なかったらしい。少しだけ目を見張った後、振り払おうとしたのだが、自分よりも小さな妖かしがふるふると震えながら寄り添う様子に、馬鹿馬鹿しくなってやめたのだ。
「おい、離せ。俺はてめえの宿り木になるつもりはねえ。」
「僕が!僕が君の宿り木になるよ!」
「ああ!?なにトチ狂ったこと言いやがる!」
「ひゃ、っ…」
がなるような声色に、睡蓮は飛び上がった。そして、それでも決意は揺るがせないと心に決めたらしい。赤い瞳で琥珀を見上げると、睡蓮は初めて自分の意志を尊重した。
「君は、僕に怒ってくれただろ!だから、僕も君を怒ってあげられるような、そんな関係になりたい!」
「兎野郎が俺に説教…?てめえの尻も拭えねえ雑魚がか!笑わせるんじゃねえ!」
「笑えばいいさ!!僕が臆病なのは変わらないもの!でも、でも今は怖がってない!!」
睡蓮は必死で琥珀を見上げていた。琥珀の中の埋められない隙間を、敏感に察知してしまったからだ。その若い肩に載せられた時期総大将という重圧。産まれたときからの決まりごと。周りのものは、皆琥珀よりも年重が上のものばかりであった。だからだろう、琥珀は年齢の割には酷く老成をしていた、いや、そうならざる負えなかったのだ。
「てめえ、膝笑わせて良く言うぜ。」
「こっ、これは武者震いだもの!」
呆れた顔で睡蓮を見下ろした。松風以外で、こんなにぶつかってくるやつは初めてだったのだ。
「や、宿り木…ぼ、僕じゃ役不足だってわかってる…だから、と、友達になって!」
「ともだ、ち…?」
友達になってと言われたことなどない。琥珀はついぽかんとした顔をしてしまったのだが、睡蓮の酷く真剣な表情が面白すぎて、ちょっとだけ笑いそうになってしまった。ぴくんと睡蓮の耳が跳ねる。なんだかそれがしゃくで、琥珀はむすりとした。しおしおと落ち込む姿がこ気味いい、自分が同じ年嵩のものに対してはが悪くなるというのを初めて知った。なんだかそれすらも少しだけむかっ腹が立ってしまったのであった。
こうして、三年前に二人は出会った。結局その後は水喰が睡蓮をつれて家に遊びに来たり、由春が幸と共に天嘉に会いに来たりと、なんだかんだで顔を合わせる機会が増えてきて、次第に睡蓮も遠慮はなくなってきた。琥珀は、どんなに意地悪を言ってもめげなくなった睡蓮に絆されたのだ。だから、今はこうして素直になれている。
まあ、意地悪を言っているところを天嘉にバッチリ見られ、睡蓮の目の前でげんこつを喰らったのを、笑われてからは馬鹿馬鹿しくなった、というのが真相でもあるのだが。
「睡蓮、幸さんにこれ持ってけ。」
「あ、うん。」
先日の鱒のお礼に、天嘉が作った肉じゃがを持たされた睡蓮は、ぴすぴすと鼻を引くつかせる。相変わらず蘇芳殿のお嫁さまが作るお裾分けは美味そうである。肉じゃがは幸の好物でもあるので、きっとお喜びになるだろう。
睡蓮は背負っていた籠から風呂敷を取り出すと、たっぱーなる容器を恭しく包む。この透明な容器は、実に素晴らしい。蓋がついているので汁もこぼれないのだ。
「んな仰々しく包むかね。」
「天嘉殿のご飯はいっとう美味いからなあ。僕もこんなふうになりたいよ。」
「おめえも由春の世話焼いてんだから、飯炊きくらいするだろうよ。」
「うん、でも由春様は好き嫌いが多いから、まあなかなかに苦労はするかなあ。」
睡蓮の大好きな人参の金平も、野菜が甘いのはいかん!とかいって食わなかった。そんなことを思ってれば、なんだかそれが食いたくなってくる。睡蓮は帰りに人参でも買ってこようかと算段をつけると、よいしょっと籠を背負った。
「天嘉殿の具合は悪いのかい?」
「ああ、まあアレはどうってことねえな。親父がああした。」
「ええ、まあ、ご無理をなさらないでくださいと伝えておいてくれよ。」
「そりゃあいい、傑作かもしれねえ。」
睡蓮の本気の心配に、琥珀はゲラゲラと笑った。だって、あれはつまりそういう事だからだ。どうやら初心な兎は知らぬらしい。夫婦の営みに野暮を申すなと蘇芳が居たら宣っていたに違いない。
「んで、お前さんはどうすんだ。足の具合はもういいのかよ。」
「ああ、天嘉殿の貼り薬はすごいや!跳ねれはしないが痛くはないよ。」
ふにゃふにゃと笑いながら、睡蓮は草履を履いた足を上げてみる。生白い睡蓮の細い脚は実に柔らかそうで、つい琥珀の中の猛禽がクルルと疼いた。
「おっといけねえ、俺はこれから支度をしなくちゃなんねえから、もう、けぇんな。」
「ああ、つい立ち話しちまった、うん、時間取らせちまってごめんね。」
ぱちん、と結構な勢いで口を抑えた琥珀に、睡蓮はきょとんとした。
「まあ、あんま遅くまで暇を潰すなよ。由春にまたどやされるぞ。」
「うっ、肝に銘じておく…」
きろ、と琥珀の瞳が睡蓮を捉える。柔らかそうな髪の毛先をぴょこんと足の代わりに跳ねさせている。その長いお耳をへにょんと下げた睡蓮が、琥珀の視線に気づかぬまま帰り支度を済ませると、またねと呑気に手を振りひょこひょこと屋敷から出ていった。
片手を上げるだけで挨拶を終えた琥珀は、口から手を離す。その口元はへの字に曲がり、やけに不機嫌そうな面構えであった。
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