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本編
④特別なともだち◯
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どうぶつさん占いに出てくる動物は十二種類。
草食系グループと呼ばれるのが、タヌキ、ウサギ、サル、リス、ネズミ、ヒツジ、シカ。
中には雑食もいるが、力の弱さからこのグループに含まれる。
肉食系グループは、オオカミ、クマ、ヒョウ、ライオン。
そのどちらにも属さないのが、ユニコーン。
ちなみに友人のルイはリスで、マサはシカ。
見た目では分からないので、本人達に聞いた。
このグループは自然と人間関係、いや獣人関係か? まぁ、その辺に影響があって、同じグループ内で集まり行動することが多くなる。
肉食系は草食系を見下しているところがあるので、同じ学校に通っていても、滅多に話すことはない。
全部とは言わないが、肉食系のやつらは、プライドが高く傲慢、争いを好んでいて、支配的な性格だと言われている。
草食系のやつらは、大人しく温厚で争いを好まない者が多い。
かつて捕食対象だったこともあり、肉食系を本能的に恐れているが、その反面、憧れや尊敬する気持ちを持つ者も多いとされている。
ヒト化に進化が進んだ現代では、食料は人間が食べるものと変わらないのだが、一部本能的なものが強く残っている種族は、草食系を襲うということがあるらしい。
もちろん、今の世では犯罪になるので、見つかればきちんと処罰されるそうだ。
唯一グループに属さない、変わり種のユニコーンは、空想上の生き物だけあって生態は謎だ。
占いには美しい外見からは想像もできない非常に獰猛な性格と書かれていた気がする。
まさにその美しい外見の男が、俺の膝の上で寝ているのだが、どうしていいのか分からず小一時間過ぎてしまった。
彫刻のようだと思った顔は、近くで見てもやはり計算して作られたように完璧な配置だ。
閉じられた目蓋には長いまつ毛が付いていて、先端が少しカールしているのが綺麗だなと思ってしまった。
とにかく芸術鑑賞のように、神の作った一級品を眺める時間は十分あった。
無理やり肩を揺すって起こすべきか、何度も手をかざしては止めるというのを繰り返して、すっかり疲れてしまった。
「……んっ、……あれ?」
放心状態で空を眺めていたら、待ちに待った声が聞こえてきて、俺は息を吸い込んだ。
「……れ……寝てた……?」
「うん……、急に寝ちゃってビックリしたよ」
「そうか……寝た……のか……」
目をパチパチと瞬かせながら、どうやら神獣人様がお昼寝からお目覚めしたようだ。
人の膝で寝る趣味でもあるのか知らないが、どう考えても可愛い女子の柔らかい膝の上を選んだ方が正解だ。
むくりと体を起こして、やっと俺から離れてくれた白馬は、まだ眠そうな目で俺のことを穴が開きそうなくらいじっと見てきた。
「不眠症なんだ」
「え?」
「三日三晩、寝ていなかった」
「みっ……三日も!?」
どちらかと言うと、俺はどこでも寝れるタイプだし、しっかり睡眠をとらないと翌日は使いものにならない。
そんな俺からしたら三日なんて、天地が逆になるくらい理解できない。
「寝れる時も薬を飲んで無理やり……、それでも枕が合わないとすぐに起きてしまう」
「そ……そうなんだ、それは……大変だね」
こんなに完璧すぎるイケメンで、誰もが羨む恵まれた人生を送っている男でも、上手くいかないことがあるらしい。
気の毒ではあるが、俺としてはどうしていいか分からなかった。
「落合くん、話聞いていた?」
「え? うん」
「薬を飲まないと眠れないんだ。それなのに、今俺は……」
「あ、寝てたね………」
頭の中で散らかっていたものが、一つの場所に集まってきて、目線を前に向けると、俺を見て微笑んでいる白馬と目がバチっと合った。
まるで電流が流れたみたいに、体がピリッと痺れた。
その強い視線に本能的に、これはヤバいのではないかと、認めたくないが小動物の勘が訴えてくるのを感じた。
「落合くんの側にいると、荒れ狂う嵐のような俺の心が、凪いだ海のようになるんだ」
「それは……詩か何かかな? ごめん、俺、芸術的センスが……」
「詩は読んだこともないよ。これは俺の気持ちを話しているんだよ」
「才能があると思うけど、その……つまり、何を言いたいのか……と」
白馬はガラス玉みたいに透き通った青い目をそらすことなく、ジリジリと俺の方に迫ってきた。
俺は尻を引き摺って後ろに下がったが、虚しく壁が退路を塞いだ。
「お願い、落合くん。学校に来ている時だけでいいんだ。俺が眠るのを手伝ってくれないかな?」
「うっ…っ…、専門の方に診ていただいた方が……」
「もちろん、国内外の名のある専門医には相談済み。それでも解決しなかったんだ」
「そんな難しいことなのに、それを俺に……」
「大丈夫、さっきの感覚は間違いない。上手く眠れる習慣ができたら、一人でも眠れるようになるかもしれない」
恐ろしく綺麗な顔の男が、俺の顔のすぐ近くに迫ってきている。もう少しで息がかかって、唇がつきそうなくらい……
「最近は強い薬が合わなくて、吐き気ばかりで毎日苦しんでいるんだ。少しでも、眠りたくて毎晩……毎晩……」
辛そうな顔でそんなことを言われたら、ダメだと口に出すことができない。
それに、困っているのにもかかわらず俺の心臓は、何かを期待するようにドクドクと早鐘を打っていた。
「わ……わかった」
ついに根負けして、俺はその言葉を口にしてしまった。
暗雲漂う、今にも泣きそうだった白馬の顔は、天気が急変したように晴々とした笑顔に変わった。
「ありがとう! 落合くん! いや、学って呼んでいいかな?」
「いい……けど」
「俺のことも、亜蘭って呼んでよ。俺達、特別な友達になろう」
やっと安心できる距離まで離れてくれた白馬、いや亜蘭は、また手を差し出してきた。
まるで魔法がかかったみたいに、俺もゆっくり手を伸ばすと、亜蘭の方からガッチリとその手を両手で掴まれた。
まるで逃げ出さないように、という意味が込められている気がして、ぶるっと体が震えた。
まさかこんなことになるなんて……
これは一体どういうことなのか……
元の世界で全くと言っていいほど接点がなく、遠くから見たことしかなかった男、白馬亜蘭。
それがこっちの世界では、突然会話をすることになり、俺の膝で寝不足を解消され、まさかの特別な友達になるという、意味のわからない展開だ。
困惑に不安に謎の胸の高鳴り、色々な感情が渦巻いて、耳が出てきそうなのを必死でこらえて、俺は小さく頷いた。
□□□
草食系グループと呼ばれるのが、タヌキ、ウサギ、サル、リス、ネズミ、ヒツジ、シカ。
中には雑食もいるが、力の弱さからこのグループに含まれる。
肉食系グループは、オオカミ、クマ、ヒョウ、ライオン。
そのどちらにも属さないのが、ユニコーン。
ちなみに友人のルイはリスで、マサはシカ。
見た目では分からないので、本人達に聞いた。
このグループは自然と人間関係、いや獣人関係か? まぁ、その辺に影響があって、同じグループ内で集まり行動することが多くなる。
肉食系は草食系を見下しているところがあるので、同じ学校に通っていても、滅多に話すことはない。
全部とは言わないが、肉食系のやつらは、プライドが高く傲慢、争いを好んでいて、支配的な性格だと言われている。
草食系のやつらは、大人しく温厚で争いを好まない者が多い。
かつて捕食対象だったこともあり、肉食系を本能的に恐れているが、その反面、憧れや尊敬する気持ちを持つ者も多いとされている。
ヒト化に進化が進んだ現代では、食料は人間が食べるものと変わらないのだが、一部本能的なものが強く残っている種族は、草食系を襲うということがあるらしい。
もちろん、今の世では犯罪になるので、見つかればきちんと処罰されるそうだ。
唯一グループに属さない、変わり種のユニコーンは、空想上の生き物だけあって生態は謎だ。
占いには美しい外見からは想像もできない非常に獰猛な性格と書かれていた気がする。
まさにその美しい外見の男が、俺の膝の上で寝ているのだが、どうしていいのか分からず小一時間過ぎてしまった。
彫刻のようだと思った顔は、近くで見てもやはり計算して作られたように完璧な配置だ。
閉じられた目蓋には長いまつ毛が付いていて、先端が少しカールしているのが綺麗だなと思ってしまった。
とにかく芸術鑑賞のように、神の作った一級品を眺める時間は十分あった。
無理やり肩を揺すって起こすべきか、何度も手をかざしては止めるというのを繰り返して、すっかり疲れてしまった。
「……んっ、……あれ?」
放心状態で空を眺めていたら、待ちに待った声が聞こえてきて、俺は息を吸い込んだ。
「……れ……寝てた……?」
「うん……、急に寝ちゃってビックリしたよ」
「そうか……寝た……のか……」
目をパチパチと瞬かせながら、どうやら神獣人様がお昼寝からお目覚めしたようだ。
人の膝で寝る趣味でもあるのか知らないが、どう考えても可愛い女子の柔らかい膝の上を選んだ方が正解だ。
むくりと体を起こして、やっと俺から離れてくれた白馬は、まだ眠そうな目で俺のことを穴が開きそうなくらいじっと見てきた。
「不眠症なんだ」
「え?」
「三日三晩、寝ていなかった」
「みっ……三日も!?」
どちらかと言うと、俺はどこでも寝れるタイプだし、しっかり睡眠をとらないと翌日は使いものにならない。
そんな俺からしたら三日なんて、天地が逆になるくらい理解できない。
「寝れる時も薬を飲んで無理やり……、それでも枕が合わないとすぐに起きてしまう」
「そ……そうなんだ、それは……大変だね」
こんなに完璧すぎるイケメンで、誰もが羨む恵まれた人生を送っている男でも、上手くいかないことがあるらしい。
気の毒ではあるが、俺としてはどうしていいか分からなかった。
「落合くん、話聞いていた?」
「え? うん」
「薬を飲まないと眠れないんだ。それなのに、今俺は……」
「あ、寝てたね………」
頭の中で散らかっていたものが、一つの場所に集まってきて、目線を前に向けると、俺を見て微笑んでいる白馬と目がバチっと合った。
まるで電流が流れたみたいに、体がピリッと痺れた。
その強い視線に本能的に、これはヤバいのではないかと、認めたくないが小動物の勘が訴えてくるのを感じた。
「落合くんの側にいると、荒れ狂う嵐のような俺の心が、凪いだ海のようになるんだ」
「それは……詩か何かかな? ごめん、俺、芸術的センスが……」
「詩は読んだこともないよ。これは俺の気持ちを話しているんだよ」
「才能があると思うけど、その……つまり、何を言いたいのか……と」
白馬はガラス玉みたいに透き通った青い目をそらすことなく、ジリジリと俺の方に迫ってきた。
俺は尻を引き摺って後ろに下がったが、虚しく壁が退路を塞いだ。
「お願い、落合くん。学校に来ている時だけでいいんだ。俺が眠るのを手伝ってくれないかな?」
「うっ…っ…、専門の方に診ていただいた方が……」
「もちろん、国内外の名のある専門医には相談済み。それでも解決しなかったんだ」
「そんな難しいことなのに、それを俺に……」
「大丈夫、さっきの感覚は間違いない。上手く眠れる習慣ができたら、一人でも眠れるようになるかもしれない」
恐ろしく綺麗な顔の男が、俺の顔のすぐ近くに迫ってきている。もう少しで息がかかって、唇がつきそうなくらい……
「最近は強い薬が合わなくて、吐き気ばかりで毎日苦しんでいるんだ。少しでも、眠りたくて毎晩……毎晩……」
辛そうな顔でそんなことを言われたら、ダメだと口に出すことができない。
それに、困っているのにもかかわらず俺の心臓は、何かを期待するようにドクドクと早鐘を打っていた。
「わ……わかった」
ついに根負けして、俺はその言葉を口にしてしまった。
暗雲漂う、今にも泣きそうだった白馬の顔は、天気が急変したように晴々とした笑顔に変わった。
「ありがとう! 落合くん! いや、学って呼んでいいかな?」
「いい……けど」
「俺のことも、亜蘭って呼んでよ。俺達、特別な友達になろう」
やっと安心できる距離まで離れてくれた白馬、いや亜蘭は、また手を差し出してきた。
まるで魔法がかかったみたいに、俺もゆっくり手を伸ばすと、亜蘭の方からガッチリとその手を両手で掴まれた。
まるで逃げ出さないように、という意味が込められている気がして、ぶるっと体が震えた。
まさかこんなことになるなんて……
これは一体どういうことなのか……
元の世界で全くと言っていいほど接点がなく、遠くから見たことしかなかった男、白馬亜蘭。
それがこっちの世界では、突然会話をすることになり、俺の膝で寝不足を解消され、まさかの特別な友達になるという、意味のわからない展開だ。
困惑に不安に謎の胸の高鳴り、色々な感情が渦巻いて、耳が出てきそうなのを必死でこらえて、俺は小さく頷いた。
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