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第2章

33話 お披露目と報告

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お披露目


「それでは、ステータスのお披露目をはじめたいと思います。ご子息はこちらにお集まりください。」
宰相だろう人が手をあげ子どもたちを集める。

「シオンいっておいで。」
家族に見送られ子どもたちが集合しているところに急いで向かった。
「御両親から聞いている人も多いと思いますがこれよりステータスのお披露目を行います。順番は、爵位の低い順。男爵家から行いますので準備をしておいてください。詳しい順番は、私が名前を呼びますのでその順番でお願いします。それでは...」
宰相さん、が1人ずつ名前を呼び、ステータスのお披露目が始まった。“おぉー”という声が聞こえてくる。それは、爵位が上がるにつれ大きくなる。

「次、シオン殿。」
宰相に呼ばれ、シオンは返事をして前に出た。
「ステータス表示」
【STATUS】

name シオン・エヴァンズ
sex. 男   race. 人族     age. 7
Lv.14

HP:350/350 (2,645,400/2,645,400)
MP:220/220 (2,218,100/2,218,100)

【スキル一覧】
・一般スキル
剣術Lv.3(武体術Lv.10)
(完全耐性Lv.10)
アイテムボックスLv.3 (10)
(隠密Lv.10)
威圧Lv.3

・魔法スキル
火魔法Lv.2
風魔法Lv.1
光魔法Lv.2
(基本属性Lv.10
{火・水・風・土・光・闇})
(時空魔法Lv.10)
(重力魔法Lv.10)
(音魔法Lv.10)
(影魔法Lv.10)
(創造魔法Lv.10)
生活魔法

・固有スキル
(神器創造)
(神眼)
(絶対記憶)

【加護】
(神々の加護) 魔法神の加護Lv.2 武神の加護Lv.2 精霊王の加護

【称号】公爵家三男  知の申し子  {転生者}  英雄と賢者の息子  愛されし者

ステータスを表示させると驚きの声で会場が埋め尽くされた。
「さすが、エヴァンズ家であるな。」
「兄2人も相当だったが、3男もやはりといったところか。」
「今年は、王女もいるのにな。」


「それでは、最後は、カテリーナ王女。」
「はい。」
リーナが、呼ばれ凛とした表情で前に出る。

「おぉー」
「これもまた。」
「今年は、凄いのではないか?」

リーナの方も、シオンのステータス(偽装)に劣らないものであった。
ザワザワしている中、ブレイブがおもむろに立ち上がった。それにつられ周りの貴族たちの視線が一斉にそちらに向く。
「皆の者、私から1つだけ報告をしようと思う。先ほど決めたのだがこの国は兵力の低下が著しい。それを補うため施策を実施することにした。その施策は、アルフレッド・エヴァンズに1つの騎士団を作りその騎士団の全権利を託すというものだ。これは、わが国の民の安心と安全を保ち権力の集中を防ぐためのものでもある。また、剣をアルフレッド・エヴァンズが、魔法を奥方であるエミリア夫人に頼むつもりだ。以上のことを報告しておく。」

そういうと、ブレイブはまた席に座った。それを機に貴族派の連中が騒がしくなった。ブレイブの思惑通りとなるのだった。
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