貴方だけにご奉仕♡きゅるるんおちんぽメイド

近井とお

文字の大きさ
12 / 26

内緒のドリンクファイト 4

しおりを挟む
 おきて。

 甘ったるい声が脳を揺さぶる。

 はやく、あるくん、おきて。

 起きてあげなくちゃなあ、と思う。けれど、最近はよく眠れている代わりに、眠気が抜けきらず身体が重たい。今もまるで押し倒されているような苦しさがあって、上半身を起こすこともままならない。
 ちゅ、とリップ音が聞こえた。次いで、口内を何かがくすぐったく暴れる。息を吸うのがままならなくなって、助けを求めるように舌を絡ませた。触れ合っている部分が熱く、下腹部が悪い欲を持ち始める。もっと、と強請る内に意識がはっきりして、慌てて舌を引っ込めようとしたがもう遅かった。
 開けた視界の先に、熱に浮かされた垂れ目があった。俺が起きたのを確認して、楽しそうに目元を緩める。行為を分からせるように、わざとらしく水音を立てて、互いの繋がりを深めた。
 くぐもった嬌声を漏らしながら、されるがままにキスを受け入れた。今日は平日で仕事があるのに、彼との久しぶりの交わりを楽しんでいる自分がいた。
 彼は満足したようで、もう一度リップ音を鳴らして離れていく。

「おはよう、ご主人クン!」

 先ほどまで俺と繋がっていた場所は、出会った頃に近い、意地悪な笑みを浮かべていた。

「あれ、まだ足りなかった? ご主人クンはおれのメスだもんね~」

 動けないままの俺に軽く唇を落とし、耳元に顔を寄せた。赤茶色が首や頬を優しく撫で、くすぐったかった。

「お仕事なのに、欲張りね。えっちなご主人クン」
「ひぅっ」

 からかうように耳元に息を吹きかけられる。思わず喉から上擦った声が出て、引き出すように舌で耳の縁をなぞっていく。

「ぁ、だめ、しごっ、ぃかない、とっ」
「そうだよ、ご主人クンはお仕事行くの。おれが朝の準備手伝ってあげるね」

 やけに聞き分けが良い、絶対何か仕組まれている。いや、そもそも何で家にいるのだろう。俺は鍵を閉めたし、彼に鍵を預けたりもしていない。
 めいくんは俺の身体を引っ張り上げ、そのまま無理矢理歩かせた。覚束ないまま、エプロンのリボンがたなびく様を眺める。

「まずは、朝の処理からね」
「えっ!?」

 えいっ、と軽い声掛けで、スウェットもパンツも下ろされた。背後に回られて、便器と向き合う形になる。

「キスだけでもう勃ってる~!」

 彼の長い指先が、熱を持ち始めた先端をからかった。そのまま一本ずつゆっくりと陰茎を抱きしめていく。

「ぇ、ん、なんで……?」
「ご主人クンの専属メイドだもん」

 楽しそうな吐息が首筋にかかる。空いていた手がシャツの裾から侵入し、乳首に掠った。

「そぉ、だめらってぇ。んッ……!? らめって、ばあ!」

 下では高ぶりを扱かれ、合わせるようにきゅっと摘まんだり弾いたりと遊ばれる。服の中は見えないため、何をされるのか確認できない恐怖は興奮に変わっていく。

「ぁ、むりっ、いっちゃうっ……!」
「うんうん、おれの手の中でイっていいよ」

 素早く上下に動かされ、胸の頂点を押しつぶされた。目の前が真っ白に弾け、訳も分からないまませり上がってきた精液を便器に吐き出した。

「たまにはめいくんが褒めてあげる。ご主人クン偉~い! 偉いから、おれからプレゼントを差し上げま~す」

 乳首を弄んでいた指は皮膚を伝って降りていき、腹部にぴたっと吸い付いた。そのまま内臓を探るように、ぐっぐっと何度も押し込まれる。胎内とも違う部分が疼いていた。

「ふにふにのお腹で気持ち良い~。ず~っと押してるのも楽しいかも~。ほら、ぎゅ~ぎゅ~」

 最初は何をしているのか、よく分からなかった。しかし、執拗に押し込まれる度に、快楽に似たくすぐったさがせり上がってくる。
 彼によって導かれているものが、この場所に関係していると、もっと早く気付くべきだった!

「だめ、ほんとうにだめ、でちゃうから!」
「なにが~? めいくん分かんな~い」

 とぼけるようにゆったりと扱かれ、また快楽に飲み込まれそうになった。喘ぎ声を漏らしながらも耐え、羞恥心で気がおかしくなりそうながらも、どうにか言葉を紡ぐ。

「お、おしっこ、でちゃうから……」
「ご主人クン、恥ずかしい?」

 こんな状況、恥ずかしくない方がおかしい!
 必死に頷き続ければ、あはは、と笑って腹部を押し込まれた。

「ほら、出しちゃえ! メイドのおれにされるがまま、恥ずかしい思いをして、一気に出しちゃえ~!」
「んっ、やだ、ほんとにやだ、やだ」
「快楽に弱いくせに、我慢してて可愛いね」

 気を抜けば、漏らしてしまいそうだ。膀胱を刺激する振動に強弱をつけ始められた。何度も優しく押されると物足りなくて、無意識にめいくんの手に押し当てるように身体が動いた。

「うんうん、物足りないね~。じゃあ、次、強く押してあげる。そのタイミングで出したら、きっと射精と同じくらい気持ち良いよ~」

 手を止めて、悪魔のような言葉を囁かれた。
 きっと射精と同じくらい気持ち良いよ。
 駄目だ。絶対に駄目だ。でも、めいくんに今までされたことが良くない欲望を焚きつける。俺は彼に支配されることを望んでいる。

「大丈夫、おれはどんな有クンも好きだよ」

 たった一言で、脳がぐずぐずになった。じんわりと甘く溶かされて、期待するように腹部を責めるものに俺の手を重ねる。

「有クン」

 熱っぽい声が俺を呼び、そのままきつく押し込まれた。ずっと刺激されていた膀胱は耐えきれず、通り道を擦るように勢いよく尿が飛び出た。一晩で溜まった分が抜けていくのは、たまらなく気持ちが良かった。俺の吐息とじょろじょろという音が混ざりあって、自分のどうしようもなさを痛感する。

「ね、気持ち良かったでしょ」

 めいくんは偉いね~と言いながら、萎えた陰茎をウェットティッシュのようなもので拭き始めた。

「あ、ちゃんと肌に優しいやつだよ。ご主人クンの身体への配慮で~す」
「え、配慮……? 待って、なにしてるの!?」
「よし!」

 便器にそれを投げ入れて、今度はピンク色の何かを取り出した。何に使うのかも分からない丸いリングを見せつけた後、下腹部に降りていく。

「意外と種類があって悩んだの~。おれのピンクか、ご主人クンの黄色か」
「俺の、黄色……?」
「ご主人クンのイメージカラー!」

 それは俺の陰茎を通り過ぎ、陰嚢の裏に押されて根本にぴったりとはまる。続いて現れたものは、男性器に似ていた。

「でも、やっぱりおれの色がいいなって。だって、ご主人クンと一日一緒にいるものだし」

 その筒は縁の近くには何カ所かと、頂点部分に一カ所穴が空いていた。ただ、頂点部分の穴は、透明なもので塞がれている。それはすっぽりと陰茎を多い、握り込んでいたパーツでリングと連結された。

「突貫で閉じたから、耐久性は不安なの……。うん、ご主人クンに似合ってる! おれの次にピンクが似合うかもね」

 リングと筒を繋ぐパーツに針金が通り、南京錠を使って一つになった。
 なにこれ。これがなんなのか分からないけど、絶対にろくでもないことだ!

「おしまい! 次は朝ご飯食べさせてあげる」

 手洗ってくる~、といつもの気の抜けた口調でめいくんが去っていく。理解が追いつかないまま、その筒に触れた。プラスチックで下向きに固定されたそれは、ちょっとした振動を伝えるだけで、俺には何もすることが出来ない。本来なら空いていたであろう出口部分の穴に指で触れれば、突貫という言葉通りその部分だけ荒い凹凸がある。

 何かをされたのは分かる。それは俺が苦しむことになる可能性が高いものだと思うし、自分ではどうにも出来ないことをされたのは分かる。でも、何かはまだ検討が付かない。

 部屋の外から、遅刻するよ~と怒られ、慌ててそれらをパンツの中に仕舞った。ひどく窮屈で違和感があり、職場でバレたらどうしようかと心配になった。


 これがなんなのか理解したのは、昼休憩の終わり頃だった。
 今朝のスムージーとお粥も、弁当として食べることを強要されたポトフも、全部汁物だった。考えなしに飲んだブラックコーヒーが俺の身体を蝕んでいる。
 職場の外に出て、急いでメッセージアプリを開く。通話マークをタップすれば、彼はすぐに出た。

「めいくん!」
「お昼ご飯は美味しかった?」
「めいくん!」
「あはは、美味しかったみたいだね」

 スピーカー越しに、楽しそうな声が聞こえた。

「ご主人くんがいないと暇だよ~」

 膀胱がきゅっと押し込まれた気がした。心なしか膨らんだお腹が言葉を荒くした。

「なんでこんなことをしたの!」

 めいくんに取り付けられたものは、俺の排泄を阻害するものだった。出口塞がれているため、出してしまえば縁の空気穴から漏れて、周りを汚すだろう。だから、実質的に我慢する以外の選択肢がない。
 聞いた途端に、スピーカーからはなんの音もしなくなった。画面を確認すれば、一応通話は繋がっていて、電波が悪いわけでもなかった。
 どうしよう、怒鳴ったのが悪かったかもしれない。もしも彼が怒ったら、俺はこれを外してもらえなくなる。
 一旦謝ろうかと思ったところで、う~、と子どものような呻き声が聞こえた。

「だってえ……。メイドじゃないおれを見られたのが恥ずかしくてえ~……。有クンの前では一番可愛いおれでいたいのにい……」

 え。たった、それだけ?
 彼が顔を赤らめて照れている姿が、すぐに想像できた。きっとあの可愛い表情で、こんな訳の分からないことを言っている。俺の理解が追いつかない部分に、今は触れている。
 だから、と言った瞬間に声色は一転して、甘ったるい意地悪なものに変わっていく。

「ご主人クンも恥ずかしい思いをすれば相殺だよね~」

 恥ずかしい思いをすれば、相殺……?

「いや、そんなことないよ……? そもそも私服のめいくんも」
「有クン。お腹の調子はどう? 普段は水分も全然取ってないのに、今日は朝からいっぱい摂取したでしょ。きっと身体が揺れるたびに、ちゃぷちゃぷって音が鳴っちゃうかも~。ねえ、おれの手の感触、まだお腹に残ってるんじゃない?」

 その言葉で、ワイシャツ下にくっきりと彼の手の形をした熱が浮かび上がった。

「ほら、ぎゅ~ぎゅ~」
「っん……!?」

 それは体内に染み込んで、直接膀胱を刺激した。苦しいのにくすぐったくて、今にも飛び出したがっている。

「おしまい。今日もお店で待ってるね」
「う、ん……」

 口が勝手に返事をしていた。聞き届けるとすぐに通話は切られ、ただ膀胱の苦しさが増しただけだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

冴えないおじさんが雌になっちゃうお話。

丸井まー(旧:まー)
BL
馴染みの居酒屋で冴えないおじさんが雌オチしちゃうお話。 イケメン青年×オッサン。 リクエストをくださった棗様に捧げます! 【リクエスト】冴えないおじさんリーマンの雌オチ。 楽しいリクエストをありがとうございました! ※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話

あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハンター ライト(17) ???? アル(20) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後半のキャラ崩壊は許してください;;

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった

cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。 一途なシオンと、皇帝のお話。 ※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。

処理中です...